フルHD解像度やWQHD解像度に最適なグラフィック性能に加え、AIフレーム生成機能DLSS 3で4Kゲーミングにも対応する次世代ミドルクラスGPU「NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti」を搭載した、2024年最新ゲーミングBTO PCのおすすめ機種について各社製品の価格や構成パーツの比較から徹底解説します。
ただオススメ機種をリストアップするだけでなく、読者が一人でも簡単にBTO PCのカスタマイズが可能なカスタマイズ指南も交えて説明していきます。
目次
1.はじめに – GeForce RTX 4060 Tiについて
3.RTX 4060 Ti搭載のBTO PCの簡易紹介
4.RTX 4060 Ti搭載BTO PCのカスタマイズ指南
・CPUやグラボなど各CPU部品の解説記事
5.パーツを揃えてRTX 4060 Ti搭載BTO PCを価格比較
6.おすすめRTX 4060 Ti搭載BTO PCのまとめ
【執筆:2023年5月25日、最終更新:2024年7月18日】
はじめに – GeForce RTX 4060 Tiについて
GeForce RTX 4060 TiはフルHD解像度・ハイフレームレートやWQHD解像度に最適なGPUとされており、従来のラスタライズ型3Dグラフィック性能において前世代上位モデルのRTX 3070と同等、同価格帯のRTX 3060 Tiに対しては10~15%程度上回ります。
またGeForce RTX 40シリーズの大きな特徴の1つであるAIによるAI中間フレーム生成機能DLSS 3にも「GeForce RTX 4060 Ti」は対応しているので、同機能を使用すれば、非対応のRTX 30シリーズと比較して、RTX 3070なら40%程度、RTX 3060 Tiなら70%程度と大幅に上回る性能を発揮できます。
「GeForce RTX 4060Ti」にはVRAM容量で8GB版と16GB版がありますが、8GBでVRAM容量がボトルネックにならないゲームなら性能は同じです。
GeForce RTX 4060Tiの16GB版は最近流行りのAI画像生成などで大容量なVRAMが必要だけど、RTX 4070 Ti SUPERやRTX 4080 SUPER、プロフェッショナル向けRTXは価格的に手が出ないという、AI用GPUのエントリーユーザー向けモデルです。
PCゲームでもBIOHAZARD RE:4やThe Last of Us Part 1のように画質設定を上げるとVRAM容量が8GBでは追いつかないタイトルもあるものの、PS5などCSゲーム機と違ってPCゲームは細かく画質設定が可能なので、VRAM容量不足は画質設定でカバーできると思います。
そんな高性能GPUであるRTX4060Ti搭載ゲーミングBTO PCを狙っている非自作erとしてはどこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、RTX 4060 Ti搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。
BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。
各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。
BTO PCメーカーの特徴比較 | ||||
グラフィックボードのモデル | PCケース | マザーボード | 納期 | |
固定 | 自社オリジナル | 固定 (ほぼASUS or ASRock) |
||
固定 | 自社オリジナル 2020年最新 |
固定 | ◎: 最短当日 |
|
〇:選択可能 | 〇:自作PC向け | 〇:選択可能 | ||
パソコン工房 | 固定 | △:自作向けベースのオリジナル | 固定 | |
固定 | △:自作向けベースのオリジナル | 固定 | ||
固定 | △:自作向けベースのオリジナル | 固定 (ほぼASUS or ASRock) |
||
サイコム![]() |
〇:選択可能 | 〇:自作PC向け | 〇:選択可能 |
・ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
RTX 4060 Ti搭載のBTO PCの簡易紹介
1.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer
ツクモeX.computerからはRTX 4060 Ti搭載BTO PCとして、スタンダードタワーPCの「G-GEAR」、ミニタワーPCの「
G-GEAR aim」、コンパクトPCの「
G-GEAR mini」、フルタワーPCの「
G-GEAR neo」の4シリーズから、CPU&チップセット別でいくつかのモデルがラインナップされています。
2024年には最新設計PCケースを採用するプレミアムミドルタワーモデルも追加されました。(G-GEAR無印からの移行期間なのか、実質的にG-GEAR neoの後継モデルなのかまだハッキリしていませんが)
TSUKUMOのゲーミングBTO PCからはRTX 4060 Tiを選択できるモデルとして、ミニタワーPCでCore i5 14400F(B760マザーボード)を搭載した「G-GEAR Aim GB5J-C241/B」が発売中です。
その他にもスタンダードなミドルタワーPCのG-GEARシリーズから、Core i5 14400F(B760マザーボード)を搭載した「G-GEAR GA5J-D241/B」、Ryzen 7 7700を搭載した「
G-GEAR GA7A-E231/XB」などがラインナップされています。
TSUKUMOのRTX 4060 Ti搭載PCでオススメな「G-GEAR Aim GB5J-C241/B」はB760マザーボードとして自作PCユーザーにも定評のある「ASUS TUF GAMING B760M-E D4」を採用しています。
電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、G-GEAR AimシリーズはPCケースの設計も比較的に新しいので、総合的に高品質なBTO PCです。
TSUKUMOからは上で紹介したモデル以外にもRTX 4060 Ti搭載BTO PCが複数ラインナップされており、同社販売ページのトップではCPU別とGPU別で縦横軸分類表で各モデルが紹介されています。詳しくは『TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
2.ドスパラ
ドスパラからはRTX 4060 Ti搭載BTO PCとしてミニタワーPCの「GALLERIA RM」シリーズからCPU別で、Core i5 14400Fを採用する「GALLERIA RM5C-R46T」、Ryzen 5 4500を採用する「
GALLERIA RM5R-R46T 4500搭載」、さらにミドルタワーPCのGALLERIA X/Z/UシリーズからはCore i7 14700Fを採用する「
GALLERIA XA7C-R46T」などがリリースされています。
ドスパラBTO PCは『当日出荷可能、カスタマイズしても翌日』や『翌日出荷可能、カスタマイズしても納期そのまま』など、国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。(実際の納期はモデルや在庫状況によるので製品ページでご確認ください)
GALLERIAの新型PCケースは自作PCユーザーの目線から見ても非常に拡張性が高く、ユーザビリティーに優れた設計になっていて、見た目もスマートでカッコいいので、自作PC専用筐体を採用するBTO PCメーカーの中でも特にオススメです。
・「ガレリア専用 SKケース (ATX)」をレビュー。新生GALLERIAを完全解説
ドスパラ GALLERIAからは各種CPUや各種GPUを組み合わせたモデルが多数ラインナップされており一見して分かり難いかもしれませんが、添え字アルファベットで簡単に分類することができます。詳しくは『ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参照してください。
3.PCショップアーク
PCショップアークでは2020年11月より同社のBTO PCブランドが「archive(アークハイブ)」へとリニューアルされました。
PCショップアーク archiveのゲーミングBTO PCは、自作PC向けの高品質で拡張性の高いPCケースをベースにして様々なモデルが展開されており、各モデルにおいてCPU・GPUなど個別のカスタマイズ自由度も高い、という特徴があります。
好みのPCケースの名前をゲーミングデスクトップPCのカテゴリ内で検索して、そこから希望のスペックにカスタマイズしていく手順がオススメです。
CPUはIntel製CPUのCore i5/i7/i9やAMD製CPUのRyzen 5/7/9から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。
archiveのゲーミングBTO PCで選択可能な最新PCケースを紹介すると、「Fractal Design Torrent」や「
Cooler Master MasterBox CM694」や「
NZXT H7」がおすすめです。
4.パソコン工房
パソコン工房のゲーミングBTO PCは主に5つのシリーズが展開されています。5シリーズの中で最も一般的なモデルはミニタワーPCケース採用のLEVEL∞ M-Class、ミドルタワーPCケース採用のLEVEL∞ R-Classの2つです。
さらにコンパクトサイズなLEVEL∞ C-Class、フルタワーPCケース最上でハイスペックなLEVEL∞ G-Class、メニーコアなエンスージアスト向けCPUを搭載したハイエンドモデルLEVEL∞ F-Classがあります。
なお2022年最新モデルではミドルタワーPCケース採用のLEVEL∞ R-ClassのPCケースが刷新されています。側面に強化ガラスウィンドウパネルを採用、内部構造がオープンレイアウト、RGB LEDイルミネーション搭載などいくつかバリエーションがありますが、自作PC向けで近年流行りの設計にアップグレードされています。
パソコン工房のBTO PCでは各モデルでCPUやGPUの組み合わせが固定されていることが多いです。マザーボードや電源ユニットに型番不明の廉価なパーツを使っているのが気になるところ。カスタマイズの幅もさほど広くありませんが価格面では強いです。RTX 4060 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
パソコン工房のRTX 4060 Ti搭載BTO PCについては、ミニタワーPCの新LEVEL∞ M-ClassシリーズからCore i5 14400Fを搭載する「LEVEL-M77M-144F-SLX」、ミドルタワーPCの新LEVEL∞ R-ClassシリーズからCore i5 14400Fを搭載する「LEVEL-R776-144F-SLX」などがラインナップされています。
なおパソコン工房のゲーミングBTO PCではラインナップの移り変わりが激しく、新製品や終売になるモデルも多いため、RTX 4060 Ti搭載BTO PC一覧ページも確認してみて下さい。
5.マウスコンピューター
マウスコンピューターについてはRTX 4060 Ti搭載ゲーミングBTO PCとしてG-TuneデスクトップPCの基本4ブランドから各モデルがラインナップされています。
マウスコンピューター G-TuneのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、小型で若干廉価な「ミニタワー型」(PCケース詳細)、中堅モデルでスタンダード仕様の「ミドルタワー型」(PCケース詳細)、高級ハイエンドモデルの「フルタワー型」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成、さらにコンパクトキューブの「ハンドル付きミニタワー型」(PCケース詳細)の4バリエーションとなっています。
加えて2023年には公式通販限定モデルとしてNEXTGEARシリーズが追加されました。
GPUとCPUの組み合わせが固定されているので、希望の組み合わせを探すのが少し難しいかもしれません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。
マウスコンピューターからはRTX 4060 Ti搭載ゲーミングBTO PCとして、G-Tune ミニタワー型モデルからCore i5 14400Fを組み合わせた「G-Tune DG-I5G6T」が発売中です。
その他にも、ハンドル付きミニタワー型モデルでCore i5 14400Fを組み合わせた「G-Tune PG-I5G6T」、今のところAMD製CPU搭載モデル限定ですが最新のNEXTGEARシリーズからRyzen 7 7500Fを搭載した「
NEXTGEAR JG-A5G6T」などもラインナップされています。
マウスコンピューターからは4シリーズを基本ラインアップとして、CPU&GPUセット別で細かく分類されたBTO PCが販売されています。詳しくは『マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
6.フロンティア
フロンティアについてはRTX 4060 Ti搭載ゲーミングBTO PCとして基本3ブランドから各モデルがラインナップされています。
フロンティアのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、安価なエントリークラスで安価なミドルタワーケース採用「GAシリーズ」の、高性能ミドルタワー採用のスタンダードモデル「GHシリーズ」、拡張性に優れる最上位のフルタワーPC「GBシリーズ」の3バリエーションとなっています。
またゲーミングBTO PCとしてはラインナップされていませんが、比較的新しい自作向けPCケース採用で見た目にもこだわったミニタワーPCの「GTシリーズ」もあります。
最新モデルではGBシリーズにSilverStone SETA H1、GHシリーズにPhanteks Eclipse P360Aなど、比較的新しい自作向け製品をベースにしたPCケースが採用されているので個人的にはオススメです。
GPUとCPUの組み合わせが基本的に固定されているので、希望の組み合わせを探すのが少し難しいかもしれません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。RTX 4060 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。
フロンティアでは「RTX 4060 Ti搭載BTO PCのまとめページ」も公開されています。ただしメーカーの傾向としてリリース直後のモデルが掲載されているだけで最新ラインナップは更新頻度が低いようです。(品切れのまままだ補充されていないだけかもしれませんが)
フロンティアでは週替り、月替りでそれぞれセールが展開されており、最新GPUを搭載した最新モデルを探す時は「週替りセール」、「
月替りセール」のページから、希望のGPUを搭載したモデルを探すのが良いようです。
希望のモデルを探すのが少々大変ですが、その分、安価なモデルも多いようなので頑張ってみてください。
7.サイコム
サイコムではRTX 4060 Ti搭載のデフォルト構成モデルというものがなく、Intel第13世代Core-SシリーズCPUを搭載するミドルタワーPC「G-Master Spear Z790/D5」、AMD Ryzen 7000シリーズCPUを搭載するミドルタワーPC「G-Master Spear X670A
」など複数のシリーズで、カスタマイズ項目からRTX 4060 Tiを選択可能になっています。
CPUはIntel製ならCore i3からCore i9、AMD製ならRyzen 3からRyzen 9と自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RTX 4060 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。
サイコムからは同社が独自に簡易水冷化したグラフィックボードを搭載するG-Master Hydroシリーズも発売されています。
空冷GPUクーラー搭載グラフィックボードを採用する一般的な同スペックGPUのBTO PCと比較して、数万円ほど高価にはなりますが、静音性は非常に優れています。
RTX 4060 Ti搭載BTO PCのカスタマイズ指南
一口にRTX 4060 Ti搭載BTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージなどその他の部分で製品スペックには各社で違いがあります。それによって価格が上下するのでそのまま価格比較を行っても公平ではありません。
そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。
(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)
RTX 4060 Ti搭載BTO PCの価格比較を行う前に、購入を検討している人が理解しておくべきRTX 4060 Tiを搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法や予備知識を簡単に紹介しておきます。
RTX 4060 Ti搭載BTO PCのカスタマイズについては、「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。
これら5つの適切な選び方さえ知っていれば、記事の更新や閲覧のタイミングに左右されず、解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。
- CPUについてはIntel製CPU(Core i5 12400など)とAMD製CPU(Ryzen 5 5600など)の2種類があります。AMD製CPUも優秀ですが、PCに詳しくない初心者は長年主流な製品という安心感もあるのでIntel製CPUを選ぶのが無難だと思います。
RTX 4060 Tiと組み合わせるのであれば、コストパフォーマンスを重視して
Core i5 13400(F)や13600K(F)がオススメです。動画編集などもするならCore i7 13700(K/F)を検討してみてください。
- システムメモリはこれからゲーム用にPCを購入するなら容量は32GBが推奨です。ゲーム用BTO PCの標準設定は16GBの製品が多いので、その時はカスタマイズからアップグレードしてください。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚でOK。
- 電源容量はグラフィックボードにも依存し、通常のシングルグラフィックボード環境であれば500~700W以上なら十分です。電源容量自体はBTO PCメーカーが適切に設定してくれているはずなのであまり気にしなくて大丈夫です。
ただし変換効率は予算が許すなら80PLUS Gold認証以上を選ぶと静音性の高い電源になる可能性が高くなります。
- システムストレージ(Windows OSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows OSをインストールするシステムドライブのサイズは500GB以上であればOKです。
PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。システムストレージ同様にHDDではなくSSD推奨。ゲーム用ストレージの容量は可能なら1TB(1000GB)、少なくても500GBが望ましいです。1TBのSSDは1.2万円程度からでパーツのみを購入できるので各自でBTO PC購入後に増設してもかまいません。
- マザーボードはZ690とかH670とかチップセット名だけでなく「ASUS PRIME Z690-A」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。
マザーボードメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしていてユーザー数の多いASUSを選ぶのが鉄板ですが、機能的にはASRockやMSIのマザーボードでも十分です。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。
あと、これからゲーム用PCを購入するならOSはWindows 10/11 Home 64bitの一択です。(Windows 10は無償でWindows 11に更新できるので、OSバージョンを気にする必要はありません)
CPUやグラボなど各CPU部品の解説記事
グラフィックボードや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
・おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
・ゲームに最適なIntel製CPUはどれか、14900Kと徹底比較
・おすすめSSDまとめ。QLC/TLCやPCIE4.0/5.0など最新SSD事情を解説
・SSDレビュー記事の一覧へ <NVMe SSD><M.2 SSD><SATA SSD>
・自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
パーツを揃えてRTX 4060 Ti搭載BTO PCを価格比較
上で紹介したカスタマイズ指南を念頭において、下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態で各社のRTX 4060 Ti搭載BTO PCの価格を比較します。
価格比較用のパーツ構成 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i5 13400(F), 13500 Core i5 13600K(F) |
メモリ | DDR5 or DDR4 32GB (16GB×2) |
グラボ | RTX 4060 Ti |
システムストレージ | SSD 500GB~ |
データストレージ | なし(実際の購入に際しては 1TB以上のSSDが推奨) |
電源 | 650W~、Gold |
その他付属品 | なし |
【価格比較を行う上での注意点】
・上記推奨構成のCPUを組み合わせたモデルがないメーカーでは、上位CPUを搭載したモデルで比較しています。
・ゲーム用のデータストレージは1TB(1000GB)以上のSSDがオススメですが、個別に購入しても問題ないので簡単化して、追加SSDはなしの設定で比較します。ちなみに1TBのSSDの価格相場は1.2~1.5万円程です。
・各社カスタマイズできない設定でHDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。
メーカー/型番 | 価格 | CPU | 電源 | マザボ |
【TSUKUMO】![]() |
20.2万円 (22.4万円) |
Core i5 14400F (Core i7 14700F) |
CWT製 GPS750S-T 750W Gold |
ASUS TUF GAMING B760M-E D4 Micro ATX DDR4対応 |
【ドスパラ】![]() |
21.8万円 |
Core i5 14400F | 750W Gold (詳細不明) |
B760 Micro ATX DDR4対応 (詳細不明) |
【PCショップアーク】![]() (価格・スペックはAG-IR10B76MGL6I-TS1) |
18.6万円 (21.7万円) |
Core i5 14400F (Core i7 14700F) |
Antec NeoECO NE650 GOLD 650W Gold |
MSI PRO B760M-A WIFI Micro ATX DDR5対応 |
【パソコン工房】 LEVEL-M77M-144F-SLX ![]() |
19.1万円 |
Core i5 14400F | 700W Gold (詳細不明) |
ASRock B660M Micro ATX DDR5対応 |
【マウスコンピューター】![]() |
23.3万円 (28.5万円) |
Core i5 14400F (Core i7 14700F) |
750W Gold (詳細不明) |
B760 Micro ATX DDR5対応 (詳細不明) |
【フロンティア】![]() (価格・スペックはFRGKB760/WS111/NTK) |
16.2万円
安価モデルは |
Core i5 14400F | 750W Gold (詳細不明) |
ASRock B760M-HDV/M.2 D4 Micro ATX DDR4対応 |
【サイコム】 G-Master Spear Z790-Mini/D4 ![]() |
21.5万円 (24.9万円) |
Core i5 14400F (Core i7 14700F) |
SilverStone DA750 750W Gold |
ASRock B660M Pro RS Micro ATX DDR4対応 |
おすすめRTX 4060 Ti搭載BTO PCのまとめ
構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて、RTX 4060 Tiを搭載したオススメのBTO PCはどれなのか簡単にまとめます。
当サイトの結論としてはRTX 4060 Ti搭載PCでイチオシは、ドスパラのCore i5 14400Fを採用する「GALLERIA RM5C-R46T」、Ryzen 5 4500を採用する「
GALLERIA RM5R-R46T 4500搭載」です。
ドスパラのBTO PCは国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。
TSUKUMOのコンパクトPC「G-GEAR Aim GB5J-C241/B」もオススメです。
B760マザーボードとして自作PCユーザーにも定評のあるASUS TUF GAMING B760M-E D4を採用しています。電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、G-GEAR AimシリーズはPCケースの設計も比較的に新しいので、総合的に高品質なBTO PCです。
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— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) May 25, 2023
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