G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM F5-6400R3239G16GE8-ZR5K


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G.SkillのIntel Xeon W-2400X/3400X環境に対応するZeta R5 DDR5 R-DIMMシリーズから、Intel XMP3.0による6400MHz/CL32のメモリOCに対応する16GB×8枚組み=128GBのメモリキット「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM(型番:F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」をレビューします。
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代理店公式ページ:https://www.links.co.jp/item/g-skill-zeta-r5/
製品公式ページ:https://www.gskill.com/product/400/406/1679384275/F5-6400R3239G16GE8-ZR5K





G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM レビュー目次


1.G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMMの外観

2.メモリOC検証機材、メモリOCの基本と手順

3.G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM F5-6400R3239G16GE8-ZR5KのメモリOCを試す

4.G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMMのレビューまとめ



Xeon W-2400Xに対応したクアッドチャンネルのメモリキットについても詳細レビューを公開中です。



---【注意】--------------------------
メモリOCで有名なXMPプロファイルは「インテル エクストリーム・メモリー・プロファイル」の略称でありIntelの策定した規格なので、AMD Ryzen/Ryzen Threadripper環境において”XMPでOCする”等の表現をするのは厳密には正しくありません。
ただしXMPプロファイルに収録されたメモリ周波数とタイミングの設定値からAMD Ryzen環境に合わせたメモリOCプロファイルを自動生成する機能が各社マザーボードのBIOS上に用意されているので、AMD製CPU環境においてもXMPプロファイルを流用したメモリOCを当記事中では便宜上細かいことを気にせずに”XMPを使用したOC”などXMPとして表記します。

ちなみに2022年後半にはXMPのRyzen版である『AMD EXPO Technology』がRyzen 7000シリーズCPUと同時に登場し、各社からEXPO対応メモリが発売されています。
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【機材協力:G.Skill 国内正規代理店 リンクスインターナショナル】



G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMMの外観

まず最初に「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」の外観をチェックしていきます。
「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」は同社製品ではTrident Z Royalシリーズのような、高級感のある紙製のパッケージに梱包されています。
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G.Skill製メモリの国内正規代理店は、リンクスインターナショナル、アユート、OVERCLOCK WORKSなどがありますが、いずれも国内正規品であれば購入品の卸元である代理店を介してG.Skill製メモリのライフタイム保証を受けることができます。
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紙製パッケージの蓋を開けると「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM (型番:F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」はオクタチャンネル対応の16GB×8枚組メモリキットなのでスポンジ製スペーサーに2段に分けて8枚のメモリが収められていました。
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「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」のメモリモジュールは黒色のPCB基板で、その基板両面にメモリチップや各種素子が実装されています。
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DDR5 R-DIMMのメモリモジュールに初めて触れるのですが、「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM (型番:F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」の16GBメモリモジュールは、表面と裏面で交互に1枚ずつメモリチップが実装されていました。
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「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」はIntel XMP3.0によるメモリOCに対応していますが、同社製DDR5 U-DIMM製品のTrident Z5等とは異なり、大型のメモリヒートシンクは搭載していません。
代わりに、メモリモジュールの表裏に貼り付けられた製品シールは金属箔のような素材になっており、簡易ながら放熱補助の役割を果たすようです。
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DDR5 R-DIMMの「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」は、データエラーを検出する「On-Die ECC & Side-Band ECC」、ハイスピードなメモリアクセスが可能な「Registering Clock Driver (RCD)」、メモリチップ毎に実装された温度センサーといった特長を備えています。
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「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」をCPUソケット左右にメモリスロットが8基/16基あるマザーボードに取り付けるとこんな感じになります。
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メモリOC検証機材、メモリOCの基本と手順

「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」の定格動作やXMP/手動設定を使用したオーバークロックの検証を行う前に、検証機材の紹介と、メモリOCの基本・手順についての説明をしておきます。

「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」の検証を行う環境としては、Intel Xeon w9-3495X&W790マザーボードで構成される検証機を用意しました。
テストベンチ機の構成
CPU
Intel Xeon w9-3495X
レビュー
M/B ASUS Pro WS W790E-SAGE SE
(レビュー)
Supermicro X13SWA-TF
(レビュー)
CPUクーラー Noctua NH-U14S DX-4677 (レビュー
ENERMAX LIQTECH TR4 II (レビュー
Noctua NF-A12x25 PWM (レビュー
グラフィックボード
MSI GeForce GT 1030 2GH LP OC
ファンレス (レビュー
システム
ストレージ
Samsung SSD 990 PRO 1TB (レビュー
OS Windows 11 Pro 64bit
電源ユニット
Corsair HX1500i 2022 (レビュー
ベンチ板 STREACOM BC1 (レビュー


ベンチ機のシステムストレージには「Samsung SSD 990 PRO 1TB」を使用しています。
Samsung SSD 990 PROは、PCIE4.0対応SSDで最速クラスの性能を発揮し、なおかつ電力効率は前モデル980 PRO比で最大50%も向上しており、7GB/s超の高速アクセスでも低発熱なところも魅力な高性能SSDです。
これからPCIE4.0対応プラットフォームの自作PCを組むなら、システム/データ用ストレージとして非常にオススメな製品です。
「Samsung SSD 990 PRO 1TB」をレビュー。性能も電力効率もトップクラス!
Samsung SSD 990 PRO 1TB



システムメモリについては必要な容量(現在のゲーミングデスクトップPCなら16~32GBあれば十分)さえ満たせば、OCによる性能の向上はCPUやGPUのOCに比べると実感しにくい部類である、というのがAMD Ryzen CPU登場以前は通説でした。
そのため管理人も一口にOCメモリと言っても性能向上を狙うよりはオシャレなヒートシンク目当てに自作PCの装飾的な感覚で購入するのが個人的にはオススメな買い方だと思っていました。
Intel XMPに対応したOCメモリがあるとはいえ、当時はいまいち安定性が良くないというか、マザーボードとの相性問題が厳しかったのも一因です。今のようにOCプロファイルを当てて一発安定ではなく、各自でOC設定の微調整が必要で、メモリOCの知識を求められました。

その評価が変わり始めたのはAMD Ryzen/Threadripper CPUの登場以降です。
初期のRyzen環境では『Infinity FabricというCPU内外のコンポーネントを相互接続するインターコネクトの動作周波数がメモリ周波数に同期する』という構造上、メモリ周波数がエンコードや3Dゲームを含めた総合的なパフォーマンスに大きく影響することからOCメモリが重要視されました。
性能に影響が大きいと分かるとCPU/マザーボード/メモリの各メーカーが最適化を進めたので、1,2年もするとOCプロファイルを当てればDDR4の3200MHz/C16、3600MHz/C18のような定番設定が一発で動くようになり、メモリOCのハードルがグンと下がりました。

Ryzen 3000/5000シリーズ以降、IF周波数はメモリ周波数/メモコン周波数と非同期設定が可能になったものの、それでも高周波数で1:1同期させた方が低遅延、高性能になるので3600MHz/C16のようなDDR4メモリがスイートスポットとしてAMD公式からもアピールされました。
またIntel環境においても144FPS~360FPSのハイフレームレートなPCゲーミングではCPUボトルネックの緩和にメモリ周波数のOCが効いてきます。

OCメモリの選び方や具体的なオーバークロックの設定方法については、こちらの記事を参考にしてください。
【できる!メモリOC】 OCメモリの選び方から設定まで完全解説
【できる!メモリOC】 OCメモリの選び方から設定まで完全解説



G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMMのメモリOCを試す

「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM(型番:F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」をIntel Xeon W-3400X&W790マザーボードの検証機材にセットアップしてメモリオーバークロックの動作検証を行っていきます。
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「G.Skill Zeta R5シリーズにはメモリ周波数、枚数、容量などスペックに応じて多種多様なモデルがラインナップされています。
なおOCプロファイル(Intel XMP, AMD EXPO)についてはあくまでメーカーによる”動作確認済み”の選別品であって”動作保証ではない”ので注意してください。
マザーボードやCPUとの相性によってはOCプロファイル通りに動作しない場合もあります。メーカー製品公式ページでは型番ごとにQVL(Qualified Vendor's List)として組み合わせ使用が推奨されるマザーボード/プラットフォームもリストアップされているのでOCメモリの購入前にはそちらも合わせて参考にしてください。
製品公式ページ:https://www.gskill.com/products/1/400/406/Zeta-R5


ちなみにG.SkillのOCメモリにはBIOSからマニュアル設定もしくはXMPプロファイルでOCして故障したとしても、焼損・破損がなければ無期限に新品と交換可能という非常に手厚い保証があるのでメモリのオーバークロックを安心して行えます。保証期間も基本的に無期限の永久保証です。
G.Skill製メモリモジュール 保証規定 (リンクスインターナショナル)--------
正しい使用方法に従った上で製品が正常に動作しなかった場合、かつ、保証期間内と認められた場合に限り無償修理対応を致します。保証の対象は製品単体及び製品の付属品までとなります。

G.Skillメモリについては、マザーボードBIOS(UEFI)でIntel XMPプロファイルの適用、及び動作クロック・タイミングや駆動電圧の変更などに起因する故障で、かつ、製品に焼損・破損等がみられない場合においては保証対象となります。保証期間内であっても次の項目に該当する場合は保証対象外となります。
--(https://www.links.co.jp/support/gskill/)--------
G.Skill Trident Z Neo F4-3600C16Q-64GTZN review_05784_DxO


OCプロファイルによるメモリ周波数6400MHz/メモリタイミングCL32のオーバークロックに対応する16GB×8枚組み128GB容量のメモリキット「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM(型番:F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」については、OC耐性の高さに定評のあるSK Hynix製メモリモジュールが採用されていました。
(製品型番およびスペックはそのままでも、メモリモジュールについてはロットやバージョンで変更される可能性があります。)
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「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM F5-6400R3239G16GE8-ZR5K」はIntelプラットフォームのOCメモリ規格、Intel XMP3.0に対応したDDR5メモリとなっており、メモリには6400MHz/CL32のOCプロファイルが1つだけ収録されていました。
Intel Xeon W-2400X/3400X環境の定格メモリ周波数は4800MHzですが、「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM F5-6400R3239G16GE8-ZR5K」にはJEDEC準拠の5600MHz設定がSPDプロファイルとして収録されています。
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前置きはこの辺りにして「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM (F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」のメモリOCを実践していきます。
Intel Xeon W-2400X/3400Xの56コア112スレッドモデル Xeon w9-3495XとW790マザーボードの環境で「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM (F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」のOCプロファイルによるOCを実践してみました。Intel W790マザーボードにはASUS Pro WS W790E-SAGE SEを使用しています。
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ASUS Pro WS W790E-SAGE SE(BIOS:0215)の環境では、XMPプロファイルを適用するだけで16GB×8枚組み128GBで6400MHz/CL32のメモリOCが安定動作しました。
なお、ASUS Pro WS W790E-SAGE SEではメモリコントローラー電圧に当たるCPU VCCD_HVが自動的に1.400Vに昇圧されるので、手動設定で1.150Vに下げています。
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参考までにセカンダリタイミングとサードタイミングの実動値も載せておきます。
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ちなみに上記の検証時、ストレステスト中のメモリ温度をサーモグラフィーで確認してみたところ、メモリ電圧が1.400Vに昇圧されており、さらにAIO水冷CPUクーラーでメモリ回りがほぼパッシブ空冷ということもあって、PMIC付近など高温になりやすい場所は90度前後に達していました。
今回の検証では動作は安定していましたが、メモリに長時間の負荷がかかるとかなり高温になります。
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AIO水冷CPUクーラーでメモリ回りがパッシブ空冷な状態だと、メモリストレステスト中のメモリ温度がかなり高温になるのは上の検証結果の通りなので、92mm角ファン(1500RPM程度)をスポットクーラーとして横から風を当てる追加検証を行いました。
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先と同じ設定で、今度はスポットクーラーで風を当てながらストレステストを行い、メモリ温度をサーモグラフィーで確認してみたところ、メモリOCによってメモリ電圧は1.400Vに昇圧されていますが、スポットクーラーでメモリ回りに気流がある状態なので、定格かつパッシブ空冷の状態よりも温度は少し下がって、ホットスポットでも60度前半くらいです。
メモリ電圧の昇圧を伴うようなメモリOCをするなら、特にAIO水冷CPUクーラー環境では、メモリ回りに風が当たるようなスポットクーラーの増設がオススメです。
なおサーモグラフィーを見ての通り、今回はPCIEスロット側からファン1基で風を当てていることもあって、CPUソケット(水冷ブロック)の向こう側のメモリは高温のまま(先ほどよりは下がっているものの)です。Xeon W環境はCPUソケットの左右にメモリスロットがあるので両方が冷えるように注意したいところ。
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加えて、Supermicro X13SWA-TFの環境でも検証してみました。ただし、こちらはBIOS:1.1においてXMPプロファイルの適用に対応していないため、「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM (F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」のOCプロファイルは動作未確認です。
代わりに、CPU&MBの仕様的にはOCとなるJEDEC準拠のメモリ周波数5600MHzにしてみたところ、16GB×8枚組み128GBで安定動作を確認できました。
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G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMMのレビューまとめ

最後に「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM(型番:F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • ヒートシンク非搭載なので空冷CPUクーラーとの互換性に問題なし
  • SPDプロファイルはJEDEC準拠の5600MHz, CL46
  • 簡単にメモリのOCが可能なXMP3.0プロファイルを収録
  • ユーザーが自由に書き換え可能なプロファイルが2つ
  • Intel Xeon W-3400X環境でXMPによって6400MHz, CL32が正常動作
    ASUS Pro WS W790E-SAGE SEで動作確認済み
  • 焼損・破損がなければメモリOCで故障しても無期限に新品と交換可能な保証
     (https://www.links.co.jp/support/gskill/)
悪いところor注意点
  • R-DIMMなのでXeon W-2400/3400など一部の対応環境でのみ使用可能
  • OC選別モデルなので16GB×8枚組みで17~18万円と非常に高価(2023年5月)

「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM (F5-6400R3239G16GE8-ZR5K)」の検証ではメーカー動作確認済みのOCプロファイルを使用することによって、Intel Xeon w9-3495X&W790マザーボード環境においてメモリ周波6400MHz/CL32のオーバークロックが手軽に行え、安定動作が確認できました。

サーバー・ワークステーション向けのDDR5 R-DIMMメモリでは初参入ながら、6400MHz/CL32という、Intel第13世代CPUやAMD Ryzen 7000シリーズCPUの高性能OCメモリとして定評のある6000MHz/CL30よりも1ランク上なOC設定をオクタチャンネル環境でもプロファイル適用一発で動作させるあたり、流石はG.Skillという感想です。

サーバー・WS向けのXeon WでメモリOC?と敬遠する人がいるのも事実ですが、倍率アンロックなX付モデルが展開されているように、Core-X後継という側面もあるので、個人用のハイエンドデスクトップやパーソナルWSとして運用したい人にはオススメです。
Intel Xeon W-3400X環境のOC対応マザーボードとしては代表的なASUS Pro WS W790E-SAGE SEにおいて安定動作しているので、Xeon W-3400XでメモリOCをしたいなら、G.Skill Zeta R5を選んでおけば間違いありません。

またF5-6400R3239G16GE8-ZR5KについてはSK Hynix製のネイティブ5600MHzメモリモジュールが採用されているようなので(製品ロットで変わる可能性もありますが)、どちらかというと定格動作派向けのW790マザーボードであるSupermicro X13SWA-TFの検証通り、JEDEC準拠の5600MHzでも安定して動作します。
Xeon W-3400X用のDDR5 R-DIMMメモリ自体、あまり市販されておらず入手が難しい製品なので、CPU&MBの定格や、JEDECスペックの5600MHzのメモリとして使用したい人にとっても有用だと思います。


以上、「G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM」のレビューでした。
G.Skill Zeta R5 DDR5 R-DIMM F5-6400R3239G16GE8-ZR5K



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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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