HTC VIVE Pro 2


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片目2448×2448ドットの高解像度ディスプレイを搭載し、5K/120Hzに対応したVIVE Proの後継モデル「HTC VIVE Pro 2 (型番:99HASW007-00)」をレビューしていきます。
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代理店公式ページ:https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_3466.php
製品公式ページ:https://www.vive.com/jp/product/vive-pro2/overview/
マニュアル・サポート:https://www.vive.com/jp/support/vive-pro2/

HTC VIVE Pro 2





HTC VIVE Pro 2 レビュー目次


1.HTC VIVE Pro 2の概要


2.HTC VIVE Pro 2の梱包・付属品
3.HTC VIVE Pro 2のVR HMD本体


4.HTC VIVE Pro 2のフェイスクッションとヘッドストラップ
5.HTC VIVE Pro 2のオーディオ機能
6.HTC VIVE Pro 2のケーブルとアダプタ


7.HTC VIVE Pro 2の専用コントローラー
8.HTC VIVE Pro 2のトラッキング


9.HTC VIVE Pro 2のソフトウェアセットアップ

10.HTC VIVE Pro 2の画質比較

11.HTC VIVE Pro 2のレビューまとめ




HTC VIVE Pro 2の概要

「HTC VIVE Pro 2」の実機をチェックする前に、「HTC VIVE Pro 2」の基本情報について簡単に紹介しておきます。

「HTC VIVE Pro 2」のディスプレイ解像度は、HTC VIVE Proの片目1440×1600ドットから、片目2448×2448ドットへと解像度で2.6倍に。垂直解像度で53%増加しています。
サブピクセル構造も、ペンタイルからフルRGBになっているので、解像度自体の向上も合わせて、精細感の向上とスクリーンドアの抑制が期待できます。なおディスプレイパネルは自発光型の有機EL(OLED)から、液晶(Fast-switch LCD)に変わっています。
液晶パネルには高速応答なものが採用されており、リフレッシュレートは従来の90Hzに加えて、最大120Hzにも対応しています。
HTC VIVE Pro 2_5K-Display
PCとの接続に利用するビデオ入力はVIVE Pro/Cosmosと同じくDisplayPortですが、「HTC VIVE Pro 2」でネイティブ5K解像度かつ120Hzで表示するためにはDisplayPort1.4によるDSC表示に対応している必要があります。グラフィックボードではNVIDIA GeForce RTX 20/30シリーズやAMD Radeon RX 6000/5000シリーズがサポートしています。

「HTC VIVE Pro 2」のヘッドストラップの構造は、VIVE Pro標準搭載ヘッドストラップにも採用されるダイヤル式となっており、後頭部側クッションのカウンターウェイトによって最適な装着感を実現しています。HMD側面に備え付けられたダイヤルによるハードウェアIPD調整にも対応しています。
ヘッドストラップには標準で3D空間サウンド統合と強力なアンプを備えたHi-Res認証済みヘッドフォンが搭載されています。

「HTC VIVE Pro 2」はHTC VIVE ProやVALVE INDEXが採用、SteamVRの正式なプラットフォームでもあり、トラッキング精度の高さで定評のあるアウトサイドイン式のLight Houseトラッキングを採用しています。
「HTC VIVE Pro 2」はVer1.0/2.0のベースステーションに対応しているので、HTC VIVE無印版やHTC VIVE ProやHTC VIVE Cosmos EliteのユーザーはHMDのみのアップグレードで使用可能です。
HTC VIVE Pro 2_upgrade-compatibility

「HTC VIVE Pro 2」の初回出荷はHMDのみのアップグレードキットですが、ベースステーションやコントローラーが付属するフルキットも発売されています。

HTC VIVE向けアクセサリ類については、VIVEトラッカー (3.0)およびVIVEフェイシャルトラッカーのサポートが公表されています。
またVALVE INDEXの公式コントローラー「VALVE INDEX コントローラー」を含め、Light Houseトラッキングに対応した製品なら「HTC VIVE Pro 2」を組み合わせて使用が可能です。


「HTC VIVE Pro 2」の基本スペックの簡易比較は次のようになっています。
HTC VIVE Pro 2の基本スペック比較

VIVE Pro 2 VALVE INDEX VIVE Pro VIVE Cosmos
解像度(片目) 2448×2448 1440×1600 1440×1600 1440×1700
PPI -(非公表) -(非公表) 615 -(非公表)
リフレッシュレート 120Hz
(90Hz対応)
144Hz
(120Hz/90Hz対応)
90Hz
パネルタイプ
(ピクセル構造)
液晶
(フルRGB)
液晶
(フルRGB)
OLED
(ペンタイル)
液晶
(フルRGB)
視野角 120度 130度 110度 110度
トラッキング 外部センサーが必要 外部センサー
不要
コントローラー フルセット版には付属
Light House対応なら互換性あり
専用コンが
標準で付属
オーディオ 付属ヘッドホン オフイヤー
スピーカー
付属ヘッドホン 付属ヘッドホン
イヤホン 非対応 3.5mmジャック 非対応 3.5mmジャック
ビデオ接続
DisplayPort
当サイトの
推奨GPU
GeForce RTX 3070、もしくはそれ以上
Radeon RX 6700 XT、もしくはそれ以上


「HTC VIVE Pro 2」についてHTC VIVE公式からはHTC VIVEの時と変わりなく最小動作環境としてGTX 1060やRX 480といった旧世代のミドルクラスGPUが挙げられ、フル解像度に対応する推奨動作環境としてはGeforce RTX 20もしくはRadeon RX 5000シリーズよりも最新のグラフィックボードが推奨されています。

「HTC VIVE Pro 2」はディスプレイ解像度が両目5Kへ、さらにリフレッシュレートも最大120Hzに増えているので、快適に動作させるためにはNVIDIA GeForce RTX 3070やAMD Radeon RX 6700 XTといった2021年最新のアッパーミドルクラスのグラフィックボードを使用するのが管理人的には推奨です。

グラフィックボードの性能や、グラフィックボード単体もしくは対応グラフィックボードを搭載したBTO PCの選び方については下記のまとめ記事を参考にしてください。
おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
おすすめグラボまとめ

おすすめBTO PCまとめ。予算・性能別で比較。カスタマイズ指南も
おすすめゲーミングPCまとめ



HTC VIVE Pro 2の梱包・付属品

なにはともあれ早速、「HTC VIVE Pro 2」を開封していきます。
今回レビューするのは「HTC VIVE Pro 2」のVR HMD単品アップグレードキットなので、パッケージサイズは350mm×350mm×200mm程度でそれほど大きくありません。
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前世代VIVE PROのパッケージは白色でしたが、先祖返りというか、「HTC VIVE Pro 2」は黒色ベースでハイエンド製品らしい高級感があります。
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パッケージを開くとVR HMD本体が入った大きい箱、各種付属品が入った小さい箱、マニュアルシートが出てきます。この辺りの梱包形式はVIVE Pro初代とほぼ同じです。
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VR HMD本体以外の付属品は、リンクボックス、ACアダプタ、DisplayPortケーブル、USBケーブル、Mini-DP to DP変換アダプタ、ヘッドホン端子カバー、レンズクリーニングクロスです。
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HTC VIVE Pro 2のVR HMD本体

HTC VIVE Pro 2のVR HMDの本体についてチェックしていきます。
HTC VIVE Pro 2のVR HMD本体はどことなく昆虫の複眼を思わせる外見になっており、外装にはベースステーションから発信される赤外線の受光部分である円形の窪みが点在しています。
初代VIVE Proと違ってVR HMD前面外装のカラーリングが「HTC VIVE Pro 2」ではブルーからブラックに変わっています。それを除けば外観はほぼ初代VIVE Proと同じ、というかヘッドストラップはそのまま流用っぽいです。
競合のハイエンドVR HMDと比較すると、外見のスマートさについてはVALVE INDEXのほうが好きというユーザーのほうが多いかもしれません。
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「HTC VIVE Pro 2」の正面中央には左右に2基のカメラが設置されています。VRディスプレイ上にカメラで撮影している光景をそのままリアルタイムに表示する機能もあります。
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「HTC VIVE Pro 2」の外装、左側面には電源スイッチ(ヘッドセット ボタン)が実装されています。
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また底面の左側にはレンズの奥行調整ボタン、右側にはIPD調整ダイヤルが設置されています。
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VR HMDの重量について本体のみ(ヘッドストラップは含む、ケーブル除く)で測定してみたところ、「HTC VIVE Pro 2」は約815gでした。初代VIVE Proが約770gなので重量は5%ほど増えています。またVALVE INDEXは748gなのでLight Houseトラッキング対応のハイエンドVR HMD同士で比較すると10%くらい重くなります。
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「HTC VIVE Pro 2」のHMD接続ケーブルは、ビデオ入力、USB接続、電力供給の3役を兼ねていますが、初代VIVE Proと同様に1本のラウンドケーブルにまとめられてコネクタも独自端子が1つです。ケーブル長は約5mほどです。
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ちなみに「HTC VIVE Pro 2」のVR HMDケーブルはVR HMD本体から着脱が可能です。VR HMDケーブルコネクタの右隣にはフェイストラッキングなど各種トラッキングモジュールの増設に使用するUSB Type-Cポートがあります。
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HTC VIVE Pro 2のフェイスクッションとヘッドストラップ

「HTC VIVE Pro 2」のフェイスクッションとヘッドストラップについてチェックしていきます。
「HTC VIVE Pro 2」のフェイスクッションとレンズ部分を正面から見ると下の写真のようになっています。HMD内部スペースは広く確保されていて、左右にはメガネのテンプル(つる)を通す窪みもあるので、干渉し難い形状に思えます。
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また「HTC VIVE Pro 2」は従来のフレネルレンズに球面レンズを組み合わせた新たな光学系を採用することによって視野角を120度に改善しています。(VIVE Focus 3にも同構造を採用)
VIVE Focus 3_lens

「HTC VIVE Pro 2」のHMD本体底面の右側には、左右の瞳の距離にあたるIPD(Interpupillary distance)を調整するダイヤルが設置されています。
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「HTC VIVE Pro 2」では下のようにダイヤルよってハードウェアレベルでIPDの調整が可能です。
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加えて「HTC VIVE Pro 2」ではフェイスクッションからレンズまでの前後距離を調整できる機能も搭載されています。底面左にあるスイッチを押すとロックが解除され前後に動かせるようになります。
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メガネレンズの接触防止や焦点距離の調整に便利な機能です。
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「HTC VIVE Pro 2」のフェイスクッションの材質は従来モデルと同じくウレタンスポンジ、表面はベロアっぽい肌触りなので装着感は良いと思います。
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「HTC VIVE Pro 2」のフェイスクッションは目の細かいマジックテープで固定されているだけなので、着脱が容易な構造になっており、純正・サードパーティ製のフェイスクッションと交換できます。管理人もベロア生地やコットン生地のクッションを使いたい派なので交換予定。
「HTC VIVE Pro 2」のフェイスクッション部分は初代VIVE Proと共通なので、初代VIVE Pro用の交換フェイスクッションも使用できるはずです。
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ちなみに後頭部の大きなスポンジクッションもマジックテープで着脱可能になっています。初代VIVE Pro用の交換クッションが使用できます。
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「HTC VIVE Pro 2」のHMDを固定するためのヘッドストラップは頭頂部のマジックテープと後頭部のダイヤルの2つで調整する構造になっています。頭頂部のマジックテープはHDMの高さ、後頭部のダイヤルはヘッドストラップの締め具合を主に設定する役割があります。
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「HTC VIVE Pro 2」のヘッドストラップには後頭部もプラスチックのフレームがあり、この部分の違和感や痛みがないのか心配な人もいるかもしれませんが、後頭部や首元を覆う大きなスポンジクッションがあるので、首を仰いだりしても後頭部から首にかけてフレームと当たって痛くなることはありません。
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HMDを装着する時は、頭頂部のマジックテープを緩めヘッドホンのフレームを開いてから、HMDを頭の上に乗せ、ダイヤルでヘッドストラップを締め、マジックテープでHMDの高さを調整する、という手順で進めると上手く装着できます。
Putting on the VIVE Pro


HTC VIVE Pro 2のヘッドストラップの装着感について

「HTC VIVE Pro 2」のヘッドストラップの装着感について最初にざっくりとまとめると、構造がほぼ同じなので初代VIVE Proと同等、個人差がありそうと注記したうえで管理人的にはVALVE INDEXのほうが快適でした。

VALVE INDEXのヘッドストラップおよびクッションの構造はデラックスオーディオストラップを装着したHTC VIVE無印版に近く、単純に考えるとHTC VIVE Pro 2や初代VIVE Proのほうが装着感は良さそうなのですが、VALVE INDEXのヘッドストラップの後頭部を覆うフレーム&クッションが耳の上あたりまで伸びていて、管理人の頭の形状には上手くフィットしてくれたためHTC VIVE Pro 2や初代VIVE Proよりも快適に感じました。

HTC VIVE Pro 2や初代VIVE Proでは加重は頬骨-おでこ-頭頂部-うなじ付近のラインで頭全体へ重さが分散するものの、固定については厚みにあるクッションで頭の形状に合わせて前後で挟み込む形になっています。
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一方でVALVE INDEXは柔軟性のあるフレームと薄めのクッションで頭、特に後頭部の半球を、その形状に合わせてすっぽり包み込む感じがあり、前後方向の圧迫感が少なく感じたことが、より快適だと感じた理由ではないかと思います。
後頭部をすっぽりと包むような構造なのでVALVE INDEXはダイヤルの締め具合が弱めでも頭を振った時にVR HMDがズレにくいのです。(前後の締め付け圧をHTC VIVE Pro 2や初代VIVE Proよりも弱めても頭を振った時にVR HMDが安定する)
HTC VIVE Pro 2 VR KIT review_04147_DxO

以上のような事情で、管理人的にはHTC VIVE Pro 2や初代VIVE Proを上回ってVALVE INDEXのほうが装着感が快適でした。ただVALVE INDEXではヘッドストラップの後頭部を覆う部分が頭にどれくらいフィットするかによって快適さが変わってくると思います。



HTC VIVE Pro 2のオーディオ機能

「HTC VIVE Pro 2」には公式にハイレゾ対応が謡われているした高出力・高音質ヘッドホンがヘッドストラップの左右に標準で装着されています。
HTC VIVE Pro 2_HeadPhone
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付属ヘッドホンはヘッドストラップからアームを介して接続されていますが、ヘッドストラップ-アーム間では前後・左右の回転による2軸、アーム-ヘッドホン間ではアームに沿って上下とアームとの接点で半球面の自由度で位置や角度が調整できます。
HTC VIVE Pro 2_headphone (1)
HTC VIVE Pro 2_headphone (2)
HTC VIVE Pro 2_headphone (3)
HTC VIVE Pro 2_headphone (4)

ヘッドホンのハウジング円周部分後方には、左側に音量UP/DOWN調整ボタン、右側にはミュートボタンの物理スイッチが設置されています。地味に便利です。
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「HTC VIVE Pro 2」の付属のヘッドホン着脱可能な構造になっています。ヘッドストラップ内側のヘッドホンアーム付け根部分に張られたクッションはフェイスクッション同様にマジックテープで固定されているのでこれを剥がすと、ヘッドホンをヘッドストラップに固定しているネジが現れます。
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スポンジクッションの下に隠れたネジを外すだけで、付属ヘッドホンは簡単に着脱できます。
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付属ヘッドホンを外して使用するユーザーのためにヘッドホン固定部位に装着するためのカバーも標準で付属しています。
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ヘッドホンの着脱同様にカバーを被せて裏側からネジを締めるだけで簡単にカバーも装着できます。
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HTC VIVE Pro 2のケーブルとアダプタ

HTC VIVE Pro 2のHMD接続ケーブルとアダプタをチェックしていきます。
「HTC VIVE Pro 2」のHMD接続ケーブルは、ビデオ入力、USB接続、電力供給の3役を兼ねていますが、HTC VIVE Proと同様に1本のラウンドケーブルにまとめられ、コネクタも独自端子が1つです。ケーブル長は約5mほどです。
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HTC VIVE Pro 2ではHMD側とリンクボックス側ともに独自端子のケーブルに変わっています。汎用端子ではないので延長ケーブルを使って各自でHMD接続ケーブルを延長するのは不可能です。
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HTC VIVE ProのHMDはHMD本体から出るケーブルを直接PCに接続するのではなくリンクボックスという中継器を経由してPCと接続します。リンクボックス関連ではリンクボックス本体に加えて、PCとリンクボックスを接続するためのDP-MiniDPケーブルとUSB3.0ケーブル、ACアダプタが付属しています。
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近年のVR HMDでは定番ですがPCとのビデオ接続にはHDMIではなくDisplayPortを使用します。
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HTC VIVE Pro 2付属のリンクボックスについてチェックしておくと、HMD本体から伸びているHMD接続ケーブルが独自端子の隣には、リンクボックスの電源をON/OFFする電源スイッチがあります。。
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HTC VIVE Pro 2付属のリンクボックスのPC側には、USB3.0端子、Mini-DisplayPort端子、DC端子の3つが並んでいます。
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リンクボックス側のDisplayPort端子はMini-DisplayPortですが、変換アダプタが付属しているので、市販の長いDisplayPortケーブルも使用できます。
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HTC VIVE Pro 2のリンクボックスに使用するACアダプタについては従来品と同じです。なおベースステーション用のACアダプタと外見が似ていますが、DC端子がストレートで端子径が小さいため、リンクボックス用ACアダプタとベースステーション用ACアダプタは非互換です。間違えないように注意してください。
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HTC VIVE Pro 2の専用コントローラー

「HTC VIVE Pro 2」の専用コントローラーをチェックしていきます。
今回レビューする「HTC VIVE Pro 2」はアップグレード版なので付属しませんが、フルセット版の場合はVIVE Pro初期モデルと同じくHTC VIVEコントローラーが付属します。
HTC VIVEコントローラーはスティックの先端に輪っかのついた金属探知機を思わせる形状です。画像を見ての通り左右対称な形状になっており左右の区別はなく同じデバイスが2つ付属しています。ゲームのプレイ中はコントローラーを振り回すことになるので手から滑って飛んでいかないように手首に固定するためのストラップも標準で装着されています。
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「HTC VIVE Pro 2」はLight Houseトラッキングに対応したVR HMDなので、VALVE INDEX専用コントローラーの「VALVE INDEXコントローラー」も使用可能です。
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「VALVE INDEXコントローラー」には87個のセンサーが内蔵されており、5本全ての指に対して位置、動き、圧力を検知することができます。また従来のようにコントローラーを握って保持するのではなく、上で紹介したようにハンドストラップによって固定する構造なので、コントローラーを握り続ける必要がありません。
HTC VIVE Pro 2公式で公開されている下の動画のように、「VALVE INDEXコントローラー」を使えば手の指の動きを非常に細かく再現できるので、現実世界と同じようにピースなどのハンドサインでコミュニケーションを取ったり、手を広げて物体から手を放し地面に落とす、振りかぶって投げるなど様々な動作が可能になります。
HTC VIVE Pro 2 Controller_finger_480

「VALVE INDEXコントローラー」の詳細についてはこちらの記事で解説しているので参照してください。
「VALVE INDEXコントローラー」をレビュー。VIVE Proで使ってみた
VALVE INDEX Controller



HTC VIVE Pro 2のトラッキング

「HTC VIVE Pro 2」のトラッキングについて簡単に紹介していきます。
HTC VIVE Pro 2では外部センサー(正確にはHMDがセンサーでベースステーションは赤外線の発信機)としてベースステーションを使用する「Light House」というトラッキング手法が採用されています。初代VIVEから続き、VIVE ProやVALVE INDEXでもお馴染みのトラッキング方法です。
Steam VR Light House


Light Houseトラッキングの概要

Light Houseのトラッキングでは、部屋に設置したベースステーションが一定周期で赤外線を照射しており、その照射角度をVR HMDに備え付けられたセンサーが検知、それを逆算することで位置や方向をトラッキングしています。つまり、『ベースステーション自体はPCと全く通信をしていないのでコンセントから電源を取るだけでOK』というのがLight Houseのトラッキング方式です。
Steam VR Light House
ベースステーションを部屋に設置するのは面倒ですが、定点から赤外線を照射するだけのシンプルな構造なので、相性問題や通信の安定性に悩まされることがほぼありません。
Steam VR Light House_BaseStation_setup
またHTC VIVE Pro 2やValve INDEXに付属するベースステーションは新型のベースステーション2.0となっておりSteamVR2.0に対応しています。SteamVR2.0ではルームトラッキングが強化されています。付属のベースステーション2基に加えて別売りのベースステーション2.0を追加して最大4基で動作させることによって、10m×10mへトラッキング範囲を拡張できます。
Light House_10mx10m
ただしVR HMD接続ケーブルの長さという制約があるので、HTC VIVE Pro 2ではワイヤレスアダプタ自体は製品化されているものの、国内では未発売なので(国内では無線規格が国内法に適応せず)、10m×10mのルームスケールトラッキングは理想スペック的な扱いになると思います。
HTC VIVE Pro 2_wireless-adapter

以上のように、(HTC VIVE無印版に付属したベースステーションの初期型)と、HTC VIVE ProやHTC VIVE Pro 2に付属する新型のベースステーション2.0では機能に若干の違いがあるのですが、共通する部分も多いので、共通するor大きく違わない部分についてはナンバリングもつけず、”ベースステーション”のように呼ぶことにします。


Light Houseトラッキングのベースステーションについて

HTC VIVE Pro 2はフルセット版であれば、ベースステーションに関連して、ベースステーション2.0本体が2つ、ACアダプタが2つ、ベースステーションマウント用パーツ2セットが付属します。
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ベースステーション2.0の前面を見ると、材質は旧型ベースステーション1.0同様に光沢のあるプラスチックですが、形状が曲面に変わっています。
Light House_Base Station_ver2
ベースステーション2.0とベースステーション1.0の外見を比較するとベースステーション2.0は旧型よりも若干ですがコンパクトになっています。
Light House_Base Station_ver2-vs-ver1
ベースステーション2.0の背面にはDC端子、ベースステーション有線接続端子、micro-USB端子が設置されています。端子の上にはマウント用ネジ穴があります。ベースステーション有線接続端子はベースステーションを設置できる位置が低く、障害物などでベースステーション間の通信が遮られる場合のみ有線接続で使用します。micro-USB端子はベースステーションのファームウェアアップデートのためにPCと接続する場合のみ使用します。
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付属のACアダプタはケーブル長が3mと長いので配線に困ることはないと思います。長さが足りない場合は5.5mm径のDC延長ケーブルか普通のコンセント延長ケーブルを購入して伸ばしてください。
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HTC VIVE Proに付属するベースステーション2.0の背面と底面にも旧型と同様に、デジカメの三脚などに使用される汎用ネジと同じ規格のネジ穴があります。
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付属のマウンタを使用すると壁にネジで穴を開ける必要がありますが、カメラ用アクセサリのクリップ/クランプ型アダプタやクイックシューアダプタにつっかえ棒などを組み合わせて使用することで簡単にベースステーションを高所へマウントできます。下の記事ではおすすめのアイテムを紹介しているので、これを参考にして環境に合わせてマウントパーツを揃えてみてください。
VIVE ProやVALVE INDEXのセンサー固定におすすめなグッズを紹介
VIVE ProやVALVE INDEXのセンサー固定におすすめなグッズを紹介

下の図のように2つのベースステーションをプレイエリアに対して対角に、かつベースステーションの間隔が最大5mとなるように配置し、両方のベースステーションにACアダプタを接続します。
Play Area

ベースステーション1.0の場合、ベースステーション間に障害物がなく正常に通信ができていれば左下の文字に「b」と「c」が表示されます。また中央上のステータスインジケータが緑色に点灯します。この状態であればベースステーションが正常動作しているのでトラッキング環境の構築は完了です。
Light House_Base Station_ver1_LED
ベースステーション2.0についてはマニュアルが見つからないのでこれで正しいのかわかりませんが、両方とも中央のステータスインジケーターが白色LEDで点灯しました。ベースステーション1.0には存在しない発光カラーなのでナゾ。この状態で正常にトラッキングはできたのでたぶん大丈夫なはず。
モードセレクトボタンもなくなっていますし、ベースステーション2.0は細かいことを考えずに簡単に導入できるように改良されたのかもしれません。
Light House_Base Station_ver2_LED

ベースステーションに関連してあと1点、HTC VIVE Proのベースステーションにはモーターが内蔵されており「ジー」という駆動音がするため寝室などに設置する場合は音が気になるかもしれません。
デジカメのマイクでは上手く収音できないので比較動画は断念したのですが、HTC VIVE Proに付属するベースステーション2.0でも無印版のベースステーション1.0同様にモーターの駆動音が聞こえました。若干小さく(高周波に?)なっているかもしれませんが、ほぼ同じようなノイズです。
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HTC VIVE ProのクライアントアプリであるSteamVRの起動・終了に合わせてベースステーションをスタンバイさせる機能もあるのですが、環境によっては「スタンバイから復帰できない」「スタンバイモードに移行しない」など正常に動作しないこともあるようです。
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HTC VIVE Pro 2のソフトウェアセットアップ

HTC VIVE Pro 2のソフトウェアセットアップについては基本的にマニュアルやセットアップガイドに従ってポチポチしていくだけなので簡単に豆知識だけ紹介します。

HTC VIVE Pro 2のセットアップはSteamVRから行うので、まずはSteamクライアントをインストールします。HTC VIVE無印版やHTC VIVE Proを使ったことがある人は、VIVE関連のインストーラーを使わずに直でSteamVRを使う手順と言えば伝わると思います。

SteamクライアントDLページ:https://store.steampowered.com/about/
HTC VIVE Pro 2_setup_steam_1

クライアント右上の「VR」ボタンを押せばトラッキング設定に関するポップアップが表示されます。もしも表示されない場合はライブラリ-ツールからSteamVRを見つけて手動でインストールしてください。
HTC VIVE Pro 2_setup_steam_2

「HTC VIVE Pro 2」をPCに接続した状態でSteamクライアントを起動すると自動的に「VIVE Console for SteamVR」というソフトウェアのインストールが開始されます。インストールが表示されない、誤ってインストールできなかった場合は、ソフトウェアの項目から探してください。
VIVE Console for SteamVR

初回起動時はVR HMD本体やLight Houseトラッキングデバイスのファームウェアアップデートがあり、その後、トラッキングの設定を行うところなどは、HTC VIVE初期モデルやVALVE INDEXと同じです。各種設定が完了するとSteamVR HomeがVR HMD上に表示されます。
HTC VIVE Pro 2_SteamVR

HTC VIVE初期モデルやHTC VIVE ProではVR HMDの機器設定はSteamVRに統合されていましたが、「HTC VIVE Pro 2」ではVIVE Console for SteamVRというソフトウェアから設定します。
VIVE Console for SteamVRは「HTC VIVE Pro 2」をPCに接続した状態でSteamVRを起動すれば同時に自動で起動します。
VIVE Console for SteamVR_setteings_1
VIVE Console for SteamVR_setteings_2
VIVE Console for SteamVR_setteings_3
VIVE Console for SteamVR_setteings_4
VIVE Console for SteamVR_setteings_5

VIVE Console for SteamVRのディスプレイの設定の項目では、グラフィックボードから「HTC VIVE Pro 2」に対して伝送される映像の解像度や、ディスプレイのリフレッシュレートを設定できます。
解像度を1/4に下げて120Hzリフレッシュレートにする”パフォーマンス”、ネイティブ解像度で90Hzの”ウルトラ”、ネイティブ解像度で120Hzの”エクストリーム”などが選択できます。
VIVE Console for SteamVR_setteings_video
なおSteamVRの設定からはレンダリング解像度(設定値100%以上ならスーパーサンプリング)を従来同様に設定できます。標準では自動設定になっているので、基本的にはそのままでOKです。
SteamVR_rr (2)



HTC VIVE Pro 2の画質比較

「HTC VIVE Pro 2」に関する基本的なチェックは済んだので、VALVE INDEXやPimax Vision 8KXと比較しながら、画質に関する管理人の感想を説明します。


片目1440×1600のVALVE INDEXでもさほど気にはならないものの注視すると網目感はありましたが、HTC VIVE Pro 2は片目2448×2448という超高解像度のおかげで、ドット間に網目が見えるスクリーンドアは完全に感じなくなったと言っていいと思います。ここは素直に評価できるポイントです。
(ちなみにPimax Vision 8KXは垂直2160なのですが、レンズとの組み合わせで中央のドットピッチがそれほど高くないのか、VALVE INDEXと比べてもそれほど高精細には感じませんでした。スクリーンドアが多少軽減されてるかな、くらいの体感です。水平だけでなく垂直でも視野角が広かったので仕方ないところではありますが。)

色の鮮やかさやバックライト漏れについてはVIVE Pro 2とVALVE INDEXは同じくらい、どちらも液晶パネルなので有機ELほどではないものの、十分に綺麗でした。
この点についてはPimax Vision 8KXがかなり微妙で、バックライト漏れでコントラストが低く、また彩度も弱いので、モヤっとというかノッペリというか、そんな印象をうけました。


HTC VIVE Pro 2が”高画質”かというと、首をかしげるポイントがあったというのも正直な感想です。管理人が体感したものを箇条書きでまとめると次の通りです。
1.ピントが合うスイートスポットが狭い
2.白飛びでレンズの年輪を感じる
3.ゴッドレイ(薄明光線)的なボヤケを強く感じる、特に文字で


なおこれらはVALVE INDEXなど一般的なVR HMDでも感じることのある症状ですが、管理人の体感では相対的にHTC VIVE Pro 2でこれらをかなり強く感じました。

素の状態でレンズを見ても分かるように、HTC VIVE Pro 2はフレネルレンズの年輪が強いせいで輪郭線にギザギザ感が強く出てしまいます。また反射しやすいのか暗い背景の中に輝点(白文字のテキストやオブジェクト)がある映像ではバックライトによるゴッドレイも頻出します。
とりわけ不快感を覚えたのは焦点の合いにくさ、焦点が合うスポットの狭さで、レンズの中央から少し逸れただけで大幅にボヤける、というか二重像になるので文字の視認性には難がありました。

一例としてHalf-Life: Alyxでは字幕が視界中央からやや下に表示されるように自動調整されるので、ピントが合うスイートスポットから常に外れることになってしまいます。
HTC VIVE Pro 2_forcus-tile

HTC VIVE Pro 2はレンズのスイートスポットが狭く、中心から外れた時のボヤケ方も強いので、多少のスクリーンドアがあってもVALVE INDEXの方がピントの合う範囲が広く、全体的にボケも弱いので見やすく感じました。
HTC VIVE Pro 2では年輪によるギザギザ、ゴッドレイ等の問題が出やすく、垂直2448のディスプレイ解像度というメリットを光学系の微妙さがダメにしたというのが正直な感想です。

例えば画面全体に並んだ文字やアイコンに対しては視線が泳ぎやすい(目で文字を追う)ので、周辺視野のボケを強く感じますが、中央に視線が固定され顔の動きで視野を動かすことが想定されたコンテンツであれば、中央視野が綺麗な「HTC VIVE Pro 2」の長所が活きるということもあると思います。
上で欠点を挙げたHalf-Life: Alyxでも下のようにシンプルに風景を見るだけならHTC VIVE Pro 2は非常に綺麗なのですが。
Half-Life Alyx

HTC VIVE Pro 2はレンズの焦点がぴったり合う中央は本当に綺麗なのですが、瞳を中央の1点にピタッと固定しておくような使い方を強いられ、個人的には快適なVR体験は難しいと思った、というのが正直なところです。映像が綺麗でもテキストが混在するVRゲームは特に。

あと、HTC VIVE Pro 2のアピールポイントの1つ、120度という視野角についてもいまいちその良さを体感できないというか、VALVE INDEXと比較して明らかにディスプレイ外側の黒い丸枠が狭い、潜望鏡をのぞき込む感覚が強いと思いました。前述の通り周辺のピントの合いにくさも相まって視野角はかなり狭く感じます。

製品発売前のメディアレビューでは『スクリーンドアがなくて綺麗!』、『視野角120度で潜望鏡的な狭さが緩和!』と大絶賛されていたのですが、実際に体験してみると、レンズの年輪によるギザギザ感、ゴッドレイ、ピントの合いにくさなど、そんなレポートは全く見かけなかったと記憶している現象にさいなまれ……。



HTC VIVE Pro 2のレビューまとめ

最後に次世代の高画質VR HMD「HTC VIVE Pro 2」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • 片目2448×2448のストライプ配列フルRGB液晶ディスプレイ採用で高精細
  • ディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hz
  • 高音質スピーカーを標準搭載
  • HMDの重さが頭全体に分散して、頬骨の圧が少なくて楽なので、装着感が非常に良い
  • ヘッドストラップの締め方がダイヤル式
  • ハードウェアIPD調整やレンズ前後位置調整に対応
  • Light Houseトラッキング対応、トラッキング精度が高精度かつ死角がほぼない
悪いところor注意点
  • VR HMD単独で10万円、フルセットで18万円と非常に高価
  • ベースステーションを高所に設置するのが面倒

「HTC VIVE Pro 2」は片目2448×2448ドットの超高解像度かつ、サブピクセル構造が綺麗な格子状のストライプ配列フルRGBのディスプレイが採用され
ているので、垂直1600~1800程度の解像度でも多少感じたスクリーンドアはほぼ解消され、”高精細さ”については市販されている一般向けVR HMDとしては文句なしに最高峰です。

「HTC VIVE Pro 2」が採用するアウトサイドイン式Light Houseトラッキングは精度の高さと死角のなさがやはり非常に優秀です。
専用コントローラーをHMDに近づけるなどインサイドアウト式では死角になる操作をスムーズに行えるストレスフリーなところは魅力です。
インサイドアウト式かつスタンドアローンなVR HMDのMeta Quest 2はかなりの完成度ですが、それでも、やはり快適な使用感を求めるとアウトサイドイン式Light Houseトラッキングに軍配が上がります。

ただし「HTC VIVE Pro 2」がオススメかと言うと、かなり人を選ぶというのが正直な感想です。
垂直2448のディスプレイ解像度のおかげでレンズのピントがピッタリとあう視野中央は本当に綺麗なのですが、そのピントが合う範囲が狭く、周辺視野は強いボケやゴッドレイがあり、黒い丸枠も狭くて潜望鏡感は強く、体感する視野角はスペックよりも小さいといった問題があります。
ピントが合う中央に瞳をジッと固定するような使い方を強いられるので、管理人的には快適なVR体験は難しいというのが正直な感想で、低解像度で多少のスクリーンドアはあったとしてもVALVE INDEXやMeta Quest 2のほうが快適に使用できると思いました。
Light HouseトラッキングのVR HMDでどちらがオススメか、と聞かれたら、管理人は間違いなくVALVE INDEXのほうを勧めます。
VIVE Cosmosの時のように買わない方がいい、とまでは言いませんが、「HTC VIVE Pro 2」を購入するなら実機を体験できる店舗でレンズのピントの合い具合を一度体験することを強く推奨します。

以上、「HTC VIVE Pro 2」のレビューでした。
HTC VIVE Pro 2


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