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最大で読み出し300MB/s、書き込み260MB/sに達するUHS-II規格に対応したハイエンドSDXCカード「Lexar Professional 2000x SDHC/SDXC UHS-II カード 128GB(型番:LSD2000128G-BNNNJ)」をレビューします。
製品公式ページ:https://www.lexar.com/jp/portfolio_page/professional-2000x-sdhcsdxc-uhs-ii-cards/
Lexar Professional 2000x SDカードについて
まずは「Lexar Professional 2000x SDカード」の製品実物をチェックしていきます。なお今回のサンプル機はLexarよりご提供頂きました。「Lexar Professional 2000x SDカード」はSDカード本体、プラスチック製のガワは黒色です。表面中央に貼られたシールは黒色と光沢のある金色の組み合わせで高級感があります。
「Lexar Professional 2000x SDカード」は最新のUHS-II接続規格に対応したSDカードなので、現在一般的なUHS-I接続規格のSDカードと比較すると背面端子に2列目が加わっています。
上端の一列目はUHS-IIとUHS-Iで共通なのを見ての通り、UHS-II接続規格に非対応な機器でもUHS-I接続規格に対応したSDカードとして使用できます。
正面から見て左端中央のやや上寄りには書き込みロックのスライドスイッチがあります。
「Lexar Professional 2000x SDカード」は接続規格(物理インターフェース)としてUHS-IIに対応、性能指標のビデオスピードクラスは安定して90MB/s以上の書き込みが可能な”V90”を取得しており、4K/8Kの超高解像度なビデオ録画に最適なSDカードです。
「Lexar Professional 2000x SDカード」は、耐熱性、耐衝撃性、耐振動性、およびX線耐性を備えており耐久性と信頼性が高く、国内正規代理店を介した正規取り扱い品には”無期限保証”が提供されています。
Lexar Professional 2000x SDカードの性能を比較検証
「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II 128GB」の性能をIOベンチマークや、ミラーレス一眼カメラを使用した実用シーンで検証していきます。「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II 128GB」はアウトボックス時点で、exFATのファイルシステムでフォーマット済み、使用可能な空き容量は116GBでした。
まずはPC向けSSD同様にSDカードでも定番のベンチマークCrystalDiskMark8を使用して、「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II 128GB」の性能をチェックしてみました。
まずはSDカードリーダー「エレコム MR3-K012BK」を使用し、マザーボードリアI/OのUSB3.0(USB3.1 Gen1)ポートに接続しました。
上記のSDカードリーダーは現在主流なUHS-I接続規格に対応したものですが、「Lexar Professional 2000x SDカード 128GB」には下位互換があるので、連続読み出しと連続書き込みは90MB/s超となっており、UHS-I規格のSDXCカードとしては理想的な数字です
以上のようにUHS-I接続規格に対応する既存の環境でも下位互換でUHS-I接続規格に対応したSDカードとして使用できますが、「Lexar Professional 2000x SDカード 128GB」はUHS-II接続規格に対応したカメラやSDカードリーダーと組み合わせることで最大で読み出し300MB/s、書き込み260MB/sの高速アクセスに対応します。
UHS-II接続規格に対応したSDカードリーダーを使用してCrystalDiskMark8を実行したところ、「Lexar Professional 2000x SDカード 128GB」は連続読み出しで280MB/s超と連続書き込みで260MB/s超というUHS-II対応SDXCカードとして理想的な性能を発揮しました。
続いてIOベンチではなく、もうちょっと実用寄りな検証結果をご紹介していきます。
検証にはフルサイズのミラーレス一眼カメラ「Sony α7S III」を使用します。
「Sony α7S III」のように4K以上の超高解像度や120FPS以上のハイフレームレートで動画撮影が可能なデジタル一眼カメラでは安定して動画撮影ができるように、SDカードのVideo Speed Classによって設定可能な画質モードに制限がかかります。
Sony α7S IIIの各記録方式における対応メモリーカードの詳細は公式サポートページを参照してもらうとして、今回レビューする「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II」はVideo Speed ClassのV90に対応しているので、Sony α7S IIIと組み合わせた場合、XAVC S-I 4K形式による4K/60p(600Mbps)の動画撮影が可能です。
またSony α7S IIIを使用した実用的な性能の検証として、JPEG&RAW保存で連写(バッファ内で8枚/秒)を行い、「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II 128GB」がどれくらい高速に写真保存を完了できるか比較してみました。
Sony α7S IIIの最大解像度で非圧縮RAWとエクストラファインのJPEGを同時保存しており、撮影した総枚数は124枚、合計容量は約4GB、RAW画像1枚のサイズは23MB、JPEG画像1枚のサイズは8MBです。
「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II 128GB」の比較対象として、SanDisk Extreme Pro SDXC UHS-I(V30) 256GBを使用し、同条件で連写を行った様子を動画にしました。
動画を見ての通り、UHS-I接続規格のSDXCカードではバッファ超過で連写速度が落ちるまでに撮影できる枚数が45枚前後に対し、「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II 128GB」なら50%以上多い70枚前後も撮影できます。計124枚の撮影もしくは保存が完了するまでの時間は半分です。
また「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II 128GB」はバッファ超過後も6~7枚/秒で連写ができています。
スチルの連写は10枚以下、動画はフルHDがメインということであれば、価格もこなれているUHS-I規格のSDXCカードがコストパフォーマンス面で優秀ですが、数十枚以上の連写をしたい、4Kなど超高解像度の動画撮影をしたいということならUHS-II接続規格の「Lexar Professional 2000x SDXC UHS-II」はオススメです。
以上、「Lexar Professional 2000x SDカード 128GB」のレビューでした。
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UHS-II規格に対応したハイエンドSDXCカード「Lexar Professional 2000x SDHC/SDXC UHS-II カード 128GB」をレビュー。Sony α7S IIIに搭載して性能を検証してみる。https://t.co/3hpOsu5dqb pic.twitter.com/YTw6j4nqYp
— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) September 8, 2021
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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