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ボタンアサイン可能な4つの背面ボタンを搭載し、3種類のプロファイルの切り替えに対応するXbox Series X|Sに完全互換なカスタムコントローラー「SCUF Instinct Pro」をレビューします。
製品公式ページ:https://scufgaming.com/int/xbox-instinct-pro-controller
SCUF Instinct Proは国内未発売の製品ですが、SCUF公式通販が国内直送に対応しており、加えて北米Amazonからも国内直送で個人輸入できます。
カラーやデザインをカスタマイズするならSCUF公式通販ですが、スチールグレーやブラックなど既存デザインのモデルなら送料が安く、配送も速いので北米Amazonから購入するのがオススメです。
SCUF Instinct Pro レビュー目次
1.SCUF Instinct Proの開封・付属品
2.SCUF Instinct Proのコントローラー本体
SCUF Instinct Proの開封・付属品
まずは「SCUF Instinct Pro」を開封していきます。製品イメージがカラープリントされたスリーブを外すと、中央にSCUFロゴが描かれた紙製パッケージが現れます。
パッケージを開くと、スポンジ製スペーサーでスティックが保護された「SCUF Instinct Pro」の本体が現れました。コントローラーが収められたプラスチック製スペーサーの下には各種付属品があります。
「SCUF Instinct Pro」はコントローラー本体以外に、USB Type-Cケーブル、交換用サムスティック、マニュアル冊子が付属します。
SCUF Instinct Proのコントローラー本体
続いて「SCUF Instinct Pro」のコントローラー本体についてチェックしていきます。今回、管理人は「SCUF Instinct Pro」のスチールグレー(Steel Gray)カラーを購入しました。表面外装カラーがグレー、サムスティックリングがオレンジというSCUFのブランドカラーなデザインです。
「SCUF Instinct Pro」には今回レビューするスチールグレー以外に、Xbox Series X|S付属コントローラーのようなブラック/ホワイト、さらにブルー、レッド、オレンジなどのカラーバリエーションが展開されています。
公式通販では「SCUF Instinct Pro」の外装パネルやサムスティックのカスタマイズにも対応しています。外装パネルはシンプルな単色だけでなく、桜や宇宙などデザインパネルも用意されています。
「SCUF Instinct Pro」を上から見ると、ボタンレイアウトや基本的な形状は、Xbox Series X|Sの純正コントローラーとほぼ共通です。
「SCUF Instinct Pro」はスティックを倒す時の抵抗が若干弱いかな、と感じましたが、基本的な操作感は純正コントローラーと大差ありません。
PS5カスタムコントローラーのReflexとは違って、パッケージロゴの通り、「SCUF Instinct Pro」はXbox互換アクセサリ認証も取得しているので、中央のXboxボタンもXboxロゴのまま、ABXYボタンにも文字が刻印されていますサイズ感も含めて「SCUF Instinct Pro」はXbox Series X|Sの純正コントローラーとほぼ同じです。
背面ボタンに対応したXboxコントローラーということであれば公式からXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2が発売されていますが、Xbox One世代で発売された製品がそのまま継続販売されており、Xbox Series X|Sの付属コントローラーで追加されたシェアボタンに対応していません。
(Xbox Series X|Sと組み合わせた場合はシフトボタンで二次機能として割り当てに対応していますが、Windows 11/10では非対応)
「SCUF Instinct Pro」はXbox Series X|Sの付属コントローラーをベースに独自カスタムした製品なので、独自機能として背面ボタンに対応しつつ、新機能のシェアボタンもネイティブに使用できるのが魅力です。
加えてオンラインゲームでボイスチャットを使用するユーザーに嬉しい機能としてマイクミュートのショートカットボタンも実装されています。
裏面には「SCUF Instinct Pro」の最大の特長である背面ボタンがあり、純正コントローラーとはかなり差異があります。背面ボタンに関して詳しくは次の章で。
重量は純正バッテリーパックと組み合わせた場合、Xbox Series X|S 純正コントローラーが268gに対して、「SCUF Instinct Pro」は293gです。
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2は341gで標準コントローラーよりもかなりズッシリと重みを感じますが、「SCUF Instinct Pro」は+25g増程度なので重くなったという感じはあまりありません。
「SCUF Instinct Pro」の手前にはへッドホン・マイクを接続するための4極3.5mmジャックや、キーボード等の専用アクセサリパーツを接続する独自端子があります。このあたりもXbox Series X|Sの純正コントローラーと共通です。上で紹介したように、マイクミュートのショートカットボタンも実装されています。
RLボタンやトリガー側を見ると、Xbox Series X|S 純正コントローラー同様に充電や有線接続用のUSB Type-Cポートがあります。
ちなみにSCUF Instinctシリーズには今回レビューする「SCUF Instinct Pro」以外に、無印版もラインナップされています。
無印版はグリップがXbox Series X|S 純正コントローラーのようなプラスチック製の簡単なものですが、SCUF Instinct ProはHigh-Performance Gripと呼ばれるラバーグリップです。
またSCUF Instinct Proは背面レバーによってトリガー入力がストロークなしのクリック操作になるInstant Triggerに切り替えできる機能に対応しています。あと購入時のカスタマイズからバイブレーション機能(ランブル)を物理的に取り外すことができます。
「SCUF Instinct Pro」にはHigh-Performance Gripと呼ばれる独自にグリップが採用されています。
握り部分の材質がラバーになっており、表面にヘックス型の凹凸があるので滑りにくく、手のひらにピタッと張り付きます。
RLボタンやトリガーの形状は同じですが、「SCUF Instinct Pro」ではボタンとトリガーの表面がどちらも滑らかになっています。微妙に表面の質感は違うものの、Xbox Series X|Sの標準コントローラーやEliteコントローラーのように指で触れた間隔で確実に判別できるほどの違いではありません。
「SCUF Instinct Pro」は背面レバーによってトリガー入力がストロークなしのクリック操作になるInstant Triggerに切り替えできる機能に対応しています。
「SCUF Instinct Pro」はXbox Series X|Sの標準コントローラーと同様に、背面のバッテリーボックスに単3電池を2本使用します。またXbox純正アクセサリのバッテリーパックにも対応しています。
「SCUF Instinct Pro」のバッテリーボックスが、Xbox Series X|Sの標準コントローラーと地味に異なるポイントとして、カバーの着脱がプラスチックのツメではなく、マグネット式に変わっています。
SCUF Instinct Proの背面ボタンとボタン設定
続いて「SCUF Instinct Pro」の最大の特長である背面に実装された4基の背面ボタンと、ボタンアサイン設定、プロファイル切り替えについて紹介します。「SCUF Instinct Pro」の背面、グリップの根本辺りには左右で2基ずつ計4基の背面ボタンがあります。
「SCUF Instinct Pro」の平面ボタンは中指で操作します。
グリップ側の背面ボタンは人差し指でトリガーを引くようにして操作しますが、内側の背面は中指の背でコントローラーの底を押し上げるような感じで操作します。
パドルのボタンアサインやプロファイル切り替えは、背面下部に実装されたプロファイルボタンを使用します。
プロファイルボタンを押下すると正面のマイクミュートボタンの下にあるLEDインジケーターの発光カラーが切り替わり、その色が現在のプロファイルを示します。(インジケーターLEDはかなり輝度が低いのが気になりました。特に青色)
パドルのボタンアサインの切り替え方法ですが、プロファイルボタンを長押しするとプロファイルボタンのLEDが点滅します。この状態で”設定を変更したいパドルを押下しながら、パドルに割り当てたいボタンを押下する”と押下しているパドルの設定が切り替わります。
パドルにアサインされるボタンが変更されると点滅しているプロファイルボタンのLEDが一度だけ白色に点灯するので、それが設定切り替えが正常に行われたサインになります。
下はPS5カスタムコントローラー SCUF Reflexの設定手順のGifアニメや動画ですが、「SCUF Instinct Pro」も同じように設定できます。
SCUF Instinct Proのレビューまとめ
最後に「SCUF Instinct Pro」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。良いところ
- 基本機能や造形はXbox Series X|S 純正コントローラーと同等
- ラバー素材やラバー塗装でグリップ力が向上
- 基本ボタンの機能をアサイン可能な4つの背面ボタンを搭載
- プロファイル(パドルに割り当てるボタンの組み合わせ)は3つ保存できる
- トリガーをクリック操作できるInstant Trigerへのレバーによる切り替え機能
- マイクミュートボタンを搭載
- Xbox Series X|Sのシェアボタンに対応したカスタムコントローラー
- SCUF公式通販で219ドル(+国際送料)と純正コンより3倍も高価
「SCUF Instinct Pro」はコントローラーの形状、バイブレーションやシェアボタンといった基本的な機能は純正のXbox Series X|S コントローラーと共通のまま、便利なカスタム対応背面パドルを4基搭載しているところが最大の魅力です。
純正コントローラーでは同時操作が難しい複数ボタンの入力でも、一部をパドルに割り当てることで簡単に操作できるようになります。
またパドルに割り当てるボタンの組み合わせも、コントローラーに3つのプロファイルとして保存できるので、現在主にプレイしているゲーム3種類に最適な設定を素早く切り替えられるところも便利です。
単純にネガティブなポイントとしては純正のXbox Series X|S コントローラーが6000~7000円程度で購入できるのに対して、「SCUF Instinct Pro」は3~4倍の製品希望小売価格と非常に高価です。
またパドルに割り当てるボタンの組み合わせも、コントローラーに3つのプロファイルとして保存できるので、現在主にプレイしているゲーム3種類に最適な設定を素早く切り替えられるところも便利です。
単純にネガティブなポイントとしては純正のXbox Series X|S コントローラーが6000~7000円程度で購入できるのに対して、「SCUF Instinct Pro」は3~4倍の製品希望小売価格と非常に高価です。
カスタム機能の多くはXbox純正の上位製品 Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2でも使用でき、価格も安いのであえて選ぶ理由がないのですが、「SCUF Instinct Pro」はXbox Series X|Sの新機能であるシェアボタンに対応しているところが魅力だと思います。
シェアボタンに対応したEliteコントローラー 3の登場については今のところ噂も全く聞こえてこないので、シェアボタンと各種カスタム機能を使用したい人にとっては貴重な製品です。
以上、「SCUF Instinct Pro」のレビューでした。
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カスタム可能な背面ボタンを搭載し、プロファイル切り替えに対応するXbox Series X|S互換なカスタムコントローラー「SCUF Instinct Pro」をレビュー。Eliteコントローラーが非対応なシェアボタンも搭載!https://t.co/SOgkETEOL7 pic.twitter.com/uVLDHOmzDl
— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) August 12, 2023
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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