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定番かつ高性能なAsetek製水冷ヘッドを採用し、水冷ヘッドと冷却ファンにARGB LEDイルミネーションを搭載した簡易水冷CPUクーラー「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」をレビューします。
XPG LEVANTEを始めとしたXPG製PCパーツを使用して実際にゲーミングPCを組み、「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」は高性能CPUをしっかり冷やせてゲーマーに最適な簡易水冷CPUクーラーなのか、その実力を徹底検証します。
製品公式ページ:
240:https://www.xpg.com/jp/xpg/845
360:https://www.xpg.com/jp/xpg/709
レビュー目次
1.XPG LEVANTE 240/360 ARGBの外観・付属品
2.XPG LEVANTE 240/360 ARGBの水冷ヘッドと水冷チューブ
3.XPG LEVANTE 240/360 ARGBのラジエーターと冷却ファン
・XPG LEVANTE 240/360 ARGBのLEDイルミネーション
4.XPG VENTO PRO 120 PWMについて
5.XPG製パーツでゲーミングPCを組んでみる
6.XPG LEVANTE 240/360 ARGBのファンノイズと冷却性能
7.XPG LEVANTE 240/360 ARGBのレビューまとめ
【機材協力:ADATA XPG 国内正規代理店 タイムリー】
XPG LEVANTE 240/360 ARGBの梱包・付属品
まずはXPG LEVANTE 240/360 ARGBの外観や付属品をチェックしていきます。最初に補足しておくと、XPG LEVANTEシリーズにはAsetek製水冷ヘッドの第7世代と第6世代を搭載したモデルがあり、赤色パッケージは第7世代、黒色パッケージは第6世代となっています。
2021年8月現在、国内市場に流通しているものについては、360サイズの「XPG LEVANTE 360 ARGB」は全て第7世代ですが、今回レビューするサンプル機も含め、240サイズはまだ第6世代水冷ヘッドを採用したモデルが併売され、徐々に置き換わっています。
ただAsetekの第6世代と第7世代については、第7世代でPWM速度調整に対応し、最小ポンプ速度が下がってアイドル時の静音性が増したくらいです。最大ポンプ速度における冷却性能には大きな差はないので、その点はあまり気にする必要はありません。
もう1点だけ違いとして、第7世代採用モデルにはARGB LEDコントローラーが付属しますが、第6世代採用モデルには付属しないので、マザーボード等の外部LEDコントローラーが必要になります。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBの製品パッケージを開くと、外装の中にCPUクーラーや付属品に合わせた形のパルプモールドが入っていました。パルプモールドにぴっちりと内容品が収められており、必要最小限のパッケージサイズに押さえられています。
マウントパーツを詳しく見ていくと、まず、Intelプラットフォーム用とAMDプラットフォーム用のリテンションブラケットがあります。
さらにIntel LGA1200用バックプレートと、オプションでバックプレートをマザーボードに固定する両面テープ付きスポンジがあり、水冷ヘッド固定用のネジ類については、ローレットナットに加えてプラットフォーム別でスタンドオフが3種類付属します。
左から順に、両端の長さとネジ山が同じものがIntel LGA1200用、両端の長さが異なるものがIntel LGA2066用、ソケットが付いているものがAMD AM4用となっています。
「XPG LEVANTE 240 ARGB」には冷却ファンを固定するための長ネジが4本×2セットで計8本、ラジエーターをPCケースに固定するための短ネジが4本×2セットで計8本が付属します。またワッシャーも4個×2セットで計8個が付属します。360サイズの「XPG LEVANTE 240 ARGB」の場合はファンの数に合わせて3セットずつが付属します。なおネジの規格はUNC No.6-32です。
冷却ファン関連では加えて、4PINファン端子延長ケーブルと、冷却ファンのARGB対応ロック付きLED端子をマザーボード等に実装されることの多いARGB対応VD-G型汎用3PIN LED端子(メス端子からオス端子が分岐)に変換するケーブルも付属します。
簡易水冷CPUクーラー本体は水冷ヘッドとラジエーター共にビニール袋に包まれています。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBの水冷ヘッドと水冷チューブ
続いて「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷ヘッド本体をチェックしていきます。「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷ヘッドは黒色プラスチックの外装で、流線形のシンプルな形状です。天面にはLEDイルミネーションのディフューザーを兼ねて白色半透明な素材で「XPG」のブランドロゴが描かれています。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷ヘッドは高さが40mm程度と背が若干低いのも特徴の1つです。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷ヘッドにはARGB LEDイルミネーションが内蔵されており、マザーボードなどARGBに対応したLEDコントローラーに接続すると、七色に発光させることができます。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷ヘッドからは、水冷ポンプへの給電および回転数取得用の3PINファン端子(もしくはPWM対応4PINファン端子)と、水冷ヘッドに内蔵されたLEDイルミネーションへの給電およびライティング制御用のARGB対応VD-G型汎用3PIN LEDケーブルが伸びています。LEDケーブルについてはコントローラーに接続するメス端子から、オス端子が分岐しており、1つのコントローラ端子から複数のLED機器を接続できます。
XPG LEVANTEシリーズにはAsetek製水冷ヘッドの第7世代と第6世代を搭載したモデルがあり、見分け方として、赤色パッケージは第7世代、黒色パッケージは第6世代となっています。
第6世代と第7世代の主な違いは第7世代でPWM速度調整に対応し、最小ポンプ速度が下がってアイドル時の静音性が増したことです。下写真のように左側の第6世代はポンプ用ファン端子が3PINですが、右側の第7世代はPWM対応4PINになっています。最大ポンプ速度における冷却性能には大きな差はないので、その点はあまり気にする必要はありません。
第6世代の場合、水冷ポンプは上述の通り3PINファン端子から電源供給を行うので、マザーボードのPWM信号による速度調整には非対応ですが、電圧制御による速度調整には対応しています。ファン速度の検出値が2倍になっていますが、定格(最大)ポンプ回転数は仕様通り2800RPM前後に対して、電圧制御60%にするとポンプ回転数を2000RPM程度まで下げることもできます。
第7世代の場合はPWM速度調整に対応しており、最大ポンプ速度は同じく2800RPM前後ですが、最小ポンプ速度を1200RPM程度までさらに下げることができます。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」のCPUと接触するベース部分は銅製ベースプレートが採用されています。保護フィルムではなくプラスチックのカバーで保護されていました。標準で熱伝導グリスが均等に塗られているので、こだわりがなければ初回使用時は個別にグリス購入の必要はありません。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」には簡易水冷市場の大手メーカーであるAsetek社のノウハウがさらに凝縮された水冷ポンプ内蔵の銅製ベースプレート式水冷ヘッドが採用されています。
CPUヒートスプレッダと接する水冷ブロックのベースプレートは銅製です。表面は滑らかですがヘアライン状の磨き跡が見え、完全な鏡面磨き上げにはなっていませんでした。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」のリテンションブラケットは水冷ヘッドから取り外し可能です。
リテンションブラケットは歯車状のツメで固定する構造なので、リテンションブラケットに対する水冷ヘッドの向き(回転)は自由に調整できます。AMD AM4のよう対称でないマウント構造でも最適な向きで水冷ヘッドを固定できます。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」は水冷チューブはカバーのXPGロゴを正しい向きで見て3時の方向から出る構造になっています。
L字エルボーの水冷ヘッド側はロータリー式になっているので両側ともにチューブ同士が干渉しない範囲で180度自由に動かすことができます。根本の距離は広めでチューブも細いので同じ方向でも180度近くまで回すことができます。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷チューブには高耐久な耐熱性ゴムチューブを採用、上から柔軟性に優れ摩耗防止に適したナイロンスリーブが巻かれており取り回しにも優れています。
水冷チューブの長さについて、240サイズの「XPG LEVANTE 240 ARGB」は350mm程度で少し短め、360サイズの「XPG LEVANTE 360 ARGB」は400mm程度で標準的な長さです。
「XPG LEVANTE 360 ARGB」であれば十分な長さがあるのでミドルタワー程度のPCケースであればトップだけでなく、フロントのファンマウントスペースにもラジエーターを設置できますが、「XPG LEVANTE 240 ARGB」をフロント設置する時はPCケースのサイズに注意が必要かもしれません。
水冷チューブは外径は10mm、内径は5mm程度で、ゴム製チューブにナイロンスリーブが巻かれています。細くて丈夫なチューブなので曲げやすく取り回しにも優れています。かなり強く曲げてもチューブが折れて潰れなかったのでコンパクトなPCへ組み込む際にも苦労することはないと思います。一般的な簡易水冷CPUクーラーよりもチューブ外径が小さいのでチューブの取り回しにも優れています。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBのラジエーターと冷却ファン
続いてXPG LEVANTE 240/360 ARGBのラジエーター部分をチェックしていきます。「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」のラジエーターのデザインは一般的なもので、一部メーカーの製品に採用されているように独自デザインではなく汎用的なものが使用されていました。
放熱フィンのピッチについては水冷ユーザー視点で言うと少し密度が高いと感じました。密度が高い分、放熱フィンの放熱性能は高まりますが、静圧の低いケースファンや低回転数動作の場合、十分なパフォーマンスを発揮できない可能性もあるので注意が必要です。
ラジエーターの厚さは一般的な27mm厚です。25mm厚の冷却ファンと組みわせることになるので、ファンマウントスペースのクリアランスは52mmほど必要になります。
「XPG LEVANTE 240 ARGB」は240サイズラジエーターを搭載した簡易水冷CPUクーラーなので、120mmサイズ冷却ファンが標準で2つ付属します。「XPG LEVANTE 360 ARGB」は360サイズラジエーターを搭載した簡易水冷CPUクーラーなので当然、3つになります。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBの冷却ファンは、「VENTO PRO 120 ARGB PWM(型番:DF1202512LFS4A-PWM)」という名前で、今のところファン単品は市販されていません。
VENTO PRO 120 ARGB PWMの定格(最大)回転数は2000RPM、PWM速度調整に対応した4PINファンとなっており、600~2000RPMの範囲内で速度調整が可能です。
半透明ブレードは軸受け部分に内蔵されたアドレッサブルLEDイルミネーションの光を拡散し、ブレード全体に鮮やかな色が行き渡ります。また外周リングにもアドレッサブルLEDイルミネーションが内蔵されています。
VENTO PRO 120 ARGB PWMの軸固定用の支柱は、緩く弧を描きながら根本付近でファンブレードに対して垂直になっており、ファンブレードの根元が支柱付近を通過するときに発生するノイズを抑制しています。また軸受けには40度環境でMTBF 4万時間の高耐久性かつ高静音性な流体動軸受け(Fluid Dynamic Bearing)が採用されています。
VENTO PRO 120 ARGB PWMはネジ穴部分に防振ゴムが貼られて防振性も確保されています。ファンブレードもインテークのような独特の形状です。
VENTO PRO 120 ARGB PWMからはPWM対応4PINファンケーブルに加えて、ファンに内蔵されたLEDイルミネーションに給電およびライティング制御するためのARGB対応ロックピン付きLEDケーブルが伸びています。
ファンとLEDのケーブルはいずれも短く、オス端子からメス端子が分岐していて、水冷ラジエーターなどファンを連ねて設置する時の配線に最適化されています。
オスメスに分岐した短いケーブルによって、ラジエーター上の冷却ファンは各種ケーブルをデイジーチェーン接続でき、付属の延長ケーブルを組み合わせることで、多数のファンを搭載していてもスマートにケーブルを配線できます。
冷却ファンをラジエーターに固定すると「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」は下のようになります。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBのLEDイルミネーション
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷ヘッドと冷却ファンに搭載されたLEDイルミネーションについて紹介していきます。「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」に搭載されたアドレッサブルLEDイルミネーションは、標準で付属するコントローラーXPG PRIME ARGB controllerによって制御することが可能です。
コントローラーからはSATA電源ケーブルが伸びており、SATA電源を電源供給元として、「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」のアドレッサブルLEDイルミネーションへの電源供給とライティング制御が可能になっています。
また「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」に付属するLED搭載ファンのLED端子は独自のロック付きコネクタなので、これを付属コントローラーやマザーボードが対応するVD-G型汎用3PINに変換する変換ケーブルも付属しています。変換ケーブルはファンの数に合わせた数量が付属します。
XPG PRIME ARGB controllerには、MODE、SPEED、LIGHTの3つボタンがあり、刻印された単語の通りにLED発光パターンを制御できます。
また「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の水冷ヘッドと冷却ファンに搭載されたLEDイルミネーションは、ARGB対応VD-G型汎用3PIN LEDヘッダーがあるLEDコントローラーによるライティング制御に対応しています。
マザーボードについてはASUS AURA Sync、ASRock Polychlome RGB Sync、GIGABYTE RGB Fusion、MSI Mystic Lightなど国内主要4社マザーボードのライティング制御機能による操作が可能です。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」のLEDイルミネーション制御に付属のLEDコントローラーを使用する場合、冷却ファンをロックピン付きコネクタで順番に数珠繋ぎしていき、付属のLED変換ケーブルを介して水冷ヘッドのLEDケーブルと付属LEDコントローラーを接続します。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」はシンプルな単色発光だけでなく、LED素子1球1球が個別カラーで発光するアドレッサブルなライティングにも対応しています。
Asetek第7世代採用のリニューアルモデルにはARGBコントローラーが標準で付属しており、3つのスイッチを操作するだけで様々なライティングを実現できます。
XPG VENTO PRO 120 PWMについて
今回紹介するAIO水冷CPUクーラー XPG LEVANTE 240/360 ARGBでも使用可能で、XPGから絶賛発売中の高性能冷却ファン「XPG VENTO PRO 120 PWM」についてもご紹介します。「XPG VENTO PRO 120 PWM」の付属品は4PINファン延長ケーブル、ファン固定用テーパーネジ4個のみと非常にシンプルです。
「XPG VENTO PRO 120 PWM」は120mm角サイズ、定格2150RPMのPWM速度調整対応4PIN冷却ファンです。PWM速度調整によって900~2150RPMの範囲内で速度調整が可能です。なおDC速度調整の場合は450RPM程度まで速度を落とすことも可能です。
「XPG VENTO PRO 120 PWM」は高性能ファンとして一世を風靡したGentle TyphoonをベースにしてNidec(日本電産サーボ)と共同開発されており、最適化されたデザインと高い静圧によって効率的で優れたエアフローを実現しています。
また7年ほど前に国内で正規販売されていたGentle Typhoonと比較して4PINファン端子でPWM速度調整に対応、ファンフレームに防振ラバーパッドを標準装備など、最新の自作PC事情に合わせて細部がアップデートされています。
「XPG VENTO PRO 120 PWM」は高い静圧と風量を実現する大きく弧を描く形状のファンブレードを特徴とし、同時に振動や風切りによるノイズも低減しています。人間の耳により騒音が届きにくいよう細部までこだわった設計です。
軸受け部分にはNidecによる革新的なモーターデザインとコイルダンパーを用いた構造、日本製の高精度なダブルボールベアリングを採用することで高い振動抑制効果を実現と長寿命を実現しています。
優れた設計によって「XPG VENTO PRO 120 PWM」は水冷ラジエーター、空冷CPUクーラー、PCケースエアフローファンの3つの用途で求められる静圧に対して、いずれの用途でも一般的な冷却ファンよりも高い風量を得ることができるとアピールされています。
国内で以前に販売されていたGentle Typhoonには非搭載でしたが、「XPG VENTO PRO 120 PWM」ではファンフレームの四隅に防振ラバーパッドが装着されており冷却ファンの振動による共振の発生を抑制します。
ファンフレーム内側の縁は表面はノイズを抑制する丸形ですが、排気面となる裏面はすり鉢状に面取り拡張されています。
「XPG VENTO PRO 120 PWM」の軸固定はファンブレード回転方向と直交する向きで真っすぐ4本の軸フレームが伸びる構造です。またファンブレードの付け根部分にある2つの切り込みはファンブレードが固定用の支柱を通るときに発生するノイズを拡散する事で抑制します。
「XPG VENTO PRO 120 PWM」の軸受けには、安定性と耐久性を高める金属製強化モーターハブを採用、Nidec(日本電産サーボ)製の高精度なダブルボールベアリングによりスムーズな回転と高寿命を実現しています。スチール剥き出しなモーターハブは無骨な工業製品らしさを感じます。
Nidecによる高品質設計で、「XPG VENTO PRO 120 PWM」は25℃における使用想定で25万時間、60℃における使用想定では6万時間と非常に高いMTTF(平均故障寿命)を実現しています。メーカー保証期間も5年の長期保証です。
「XPG VENTO PRO 120 PWM」のファンケーブルはフレームから80mm程度のショートケーブルで4PINファン端子が伸び、そこからさらに70mm程度で4PINファンのメス端子が分岐するユニークな構造です。
またオス端子からメス端子80mmが分岐するショートケーブルは複数ファンでデイジーチェーン接続に対応、またケーブル自体も取り回しの良いフラットケーブルとなっており、ファンが連続するPCケースや水冷ラジエーターでもケーブルマネジメントが容易な設計です。マザーボードとの接続用に450mm長の延長ケーブルも付属します。
XPG製パーツでゲーミングPCを組んでみる
ここからはXPG LEVANTE 240/360 ARGBのセットアップ手順の確認も兼ねて、XPG製の自作PCパーツを色々組み合わせてゲーミングPCを組んでみます。まずマザーボードにCPU、メモリ、M.2 SSDを装着します。メモリについてはCPUクーラーの水冷ヘッド装着後でもOKです。
今回、検証機材にはIntel第11世代CPU&Z590を採用しているので、XPG LEVANTEのマウントパーツの中から、Intel LGA1200のCPUクーラー設置で使用する、バックプレート、スタンドオフ、ローレットナットを用意します。
まずはマザーボードを裏返してバックプレートのネジ穴をマザーボードのCPUソケット四隅の穴に挿入します。最新のIntel第11世代CPUに対応するLGA1200ソケットでバックプレートを装着する場合はネジ穴スライド部分の位置は一番内側でした。
バックプレートが脱落しないように注意してマザーボードを表に向け、スタンドオフと呼ばれる水冷ヘッドを固定するためのスペーサーを使ってマザーボードをバックプレートと挟みます。Intel LGA1120プラットフォームでは一番左にある両側のネジ山が同じ形状のスタンドオフを使用します。
下のようにスタンドオフとバックプレートでマザーボードを挟みます。4か所全てでスタンドオフを固定したらマウントパーツの設置が完了です。
マウントパーツは単独でもマザーボードに固定されているので、CPUクーラーの設置が完了していない状態でもバックプレートなどが脱落することはなく、PCケースに設置した状態でもCPUクーラーの設置が容易な構造です。
マザーボード回りの下準備が完了したので、PCケースに着手します。
今回のビルドでPCケースには、フロントとトップと両サイドの4面に強化ガラス製ウィンドウパネルを採用し、アドレッサブルLEDイルミネーション内蔵ファンも標準で付属する魅せるゲーミングPCケース「XPG BATTLECRUISER」を使用します。
「XPG BATTLECRUISER」にはフロントIOとして、右から順に、電源スイッチ(電源LED&ストレージLED)、リセットスイッチ、LED切り替えスイッチ、ヘッドホン&マイク用4極3.5mmジャック、USB3.0 Type-A×2、USB3.0 Type-C×1が実装されています。
フロントIOで使用する内部ヘッダーケーブルは下写真の通りです。電源スイッチなどフロントパネルの各種ヘッダーケーブルは1本のリボンケーブルとしてまとまっています。
注意点としってフロントIOのUSB Type-Cポートは内部USB Type-Cヘッダーではなく、内部USB3.0ヘッダーに接続する形です。「XPG BATTLECRUISER」でフロントIOのUSBポートを全て使用するにはマザーボード上に内部USB3.0が2基必要になります。
「XPG BATTLECRUISER」はフロントIO内にLEDコントローラーが内蔵されています。
フロントIOで右から3番目に実装された、電球マークのスイッチはLED切り替えスイッチとなっており、スイッチを押下するだけで簡単に発光パターンの切り替えが可能です。
LEDコントローラーからは、RGB対応汎用4PIN LEDケーブルとARGB対応VD-G型汎用3PIN LEDケーブルがそれぞれ2本ずつ伸びています。接続されたLED機器はSATA電源を電力源とします。
「XPG BATTLECRUISER」の概要についてはこの辺りにして、早速、検証用のサンプルビルドを構築していきます。まずは左右サイドパネルを取り外します。
左右に装着された強化ガラス製ウィンドウパネルは背面のハンドスクリュー2つで固定されています。ハンドスクリューはパネルから脱落しない構造です。ハンドスクリューを解除してパネルを後方へスライドすると、下端をヒンジにしてパネルが15度程度外に開くので後は上に引き上げるだけで簡単に着脱できます。写真を見ての通り、下端のヒンジによってパネルはシャーシから脱落しないので、逆に取り付け時の位置合わせも簡単です。
「XPG BATTLECRUISER」はフロントに3基、リアに1基で計4基の冷却ファンを標準で搭載しています。今回のサンプルビルトではフロントに水冷ラジエーターを設置する予定なので、先にPCケースを横倒しにしてフロントパネル下部にある固定ネジを解除し、フロントパネルや防塵ダストフィルターを取り外します。
フロントファンはファン・ラジエーターブラケットに装着されているので、ブラケットをシャーシから外し、冷却ファンもブラケットから取り外します。
フロントファンを取り外したら、PCケースを横倒しのまま、先ほど各種パーツを装着したマザーボードをPCケース内のマザーボードトレイに置き、ネジ止めします。
続いて電源ユニットを設置します。
今回のサンプルビルドでは電源ユニットもXPG製品、フルプラグイン型で電源ケーブルを自由に選択でき、EPS電源コネクタが2個あり、PCIE補助電源やSATA電源なども豊富な「XPG Core Reactor 850W」を使用しています。
大容量な850Wモデル「XPG Core Reactor 850W」については詳細レビューを公開していますが、記事タイトルの通りファンレスレベルの卓越した静音性を発揮する製品です。
・「XPG Core Reactor 850W」は劇的に静かなゲーマー向け電源だ 【PR】
「XPG BATTLECRUISER」では付属のアダプタを使用して、外側から電源ユニットを挿入するスロットイン構造が採用されています。
写真を見ての通り、マザーボード側はPSUシュラウドで隔てられており、裏配線側も電源ユニット周りの開口は狭めなので電源ユニットの固定後にプラグインケーブルの着脱を行うのは少々難易度が高めです。
「XPG BATTLECRUISER」で組む時は使用する電源ケーブルを電源ユニットに予め装着しておき、電源ケーブルを通してから、電源ユニット本体を挿入して固定、という手順がオススメです。
マザーボードと電源ユニット、あと必要に応じて2.5インチSSDや3.5インチHDDを設置したら(加えて今回のサンプルビルドではフロントにあった3基のファンをトップに移し替えています)、各種ケーブルを配線していきます。
この段階で結束バンドなどを使用して各種ケーブルを上手く取り回すと、最終的な仕上がりも綺麗になります。「XPG BATTLECRUISER」は裏配線側も若干透けるダークスモークな強化ガラスパネルなので、綺麗なPCを組みたい人は頑張ってください。
ケーブルマネジメントが一通りまとまったら、フロントのファン・ラジエーターブラケットに簡易水冷CPUクーラーのラジエーターとファンを装着します。
続いて熱伝導グリスをCPUのヒートスプレッダに塗布します。熱伝導グリスには当サイト推奨で管理人も愛用しているお馴染みのクマさんグリス(Thermal Grizzly Kryonaut)を塗りました。熱伝導効率も高く、柔らかいグリスで塗布しやすいのでおすすめです。
グリスを塗る量はてきとうでOKです。管理人はヘラとかも使わず中央山盛りで対角線だけ若干伸ばして塗っています。特にThermal Grizzly Kryonautは柔らかいグリスでCPUクーラー固定時の圧着で伸びるので塗り方を気にする必要もありません。
熱伝導グリスを塗ったらバックプレートから延びるネジに水冷ヘッドの足のネジ穴が合うようにしてCPUクーラーを装着します。CPUの上に乗せたらグリスが広がるように力の入れすぎに注意して水冷ヘッドをグリグリと捻りながら押し込んでください。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBの水冷ヘッドの固定ネジはツールレスな大型ローレットナットなので固定は容易です。プラスドライバーでも締められますが、そこまで強く締める必要はないので対角順に水冷ヘッドがグラグラ動かない程度に手でネジを締めてください。
簡易水冷CPUクーラーはラジエーター設置の手間やスペース確保の問題はありますが、マザーボード上のメモリなどのコンポーネントとの干渉は大型のハイエンド空冷CPUクーラーより発生し難く、水冷ヘッドの設置自体も基本的にツールレスで容易なのが長所だと思います。
最後にグラフィックボードを装着したらXPG製パーツをふんだんに使用したゲーミングPCの完成です。
「XPG BATTLECRUISER」にはGPUホルダーが標準ではありませんが、PSUシュラウドはスチール製なので、マグネット固定のGPUホルダーを各自で用意するのもオススメです。
以下、今回作成したゲーミングPCのビルドギャラリーです。ARGB LEDイルミネーションに対応したXPG製PCパーツを組み合わせれば、ゲーミングPCを鮮やかにライトアップできます。
今回のサンプルビルドに使用しているPCケース「XPG BATTLECRUISER」はフロントIO内にLEDコントローラーを内蔵しているので、それに各種LED機器を接続すれば、フロントIOのスイッチ1つでその時の気分に合わせて気軽にライティングを変更できます。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBのファンノイズと冷却性能
本題となる「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の冷却性能と静音性についてチェックしていきます。今回は上の章で紹介した通り、XPG製パーツを組み合わせた実際のゲーミングPCで静音性や冷却性能を検証します。なおトップに3基、リアに1基搭載したケースファンはファン速度1000RPMで固定としています。
また「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」には標準で冷却ファンが付属していますが、XPGから発売中の高性能冷却ファン「XPG VENTO PRO 120 PWM」に換装したケースについても静音性や冷却性能をチェックしていきます。
まずはサウンドレベルメーター(騒音計)を使用して「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」のファンノイズをファン回転数別で測定しました。
デスクトップでディスプレイの右隣にPCを置いた状況を想定し、50cm程度斜め前にサウンドレベルメーターを配置して測定を行っています。
この測定方法において電源OFF時の騒音値は30dB未満です。目安として騒音値が35dBを超えたあたりからファンノイズがはっきりと聞こえるようになりますが、35~38dB以下であればエアコンの動作音と同じくらいなのでファンノイズが気になることはそうそうないと思います。40dB前後になるとデスク上で耳の近くにPCがあるとファンノイズが煩く感じ始めます。45dBを超えるとヘッドホンをしていてもはっきり聞き取れるくらいになります。
A特性で測定しているのである程度は騒音値にも反映されていますが、同じ騒音値でも周波数(ファン回転数)が高いほど体感としては大きな音に感じやすく、また不快に感じたり感じなかったりは音の性質(細かい乱高下の有無や軸ブレ)にもよるので注意してください。
240サイズ「XPG LEVANTE 240 ARGB」のラジエーター冷却ファンのファンノイズを測定したところ次のようになりました。
XPG LEVANTE 240 ARGBはラジエーター冷却ファンを1400RPM以下に収まるようにするとノイズレベル35dB前後となり、静音動作で運用できると思います。また冷却ファンをXPG VENTO PRO 120 PWMに換装してもファン回転数に対するノイズレベルに大きな差はなく、体感でも100RPM分くらい静かになる程度でした。
360サイズ「XPG LEVANTE 360 ARGB」のラジエーター冷却ファンのファンノイズを測定したところ次のようになりました。
XPG LEVANTE 360 ARGBはラジエーター冷却ファンを1400RPM以下に収まるようにするとノイズレベル35dB前後となり、静音動作で運用できると思います。また冷却ファンをXPG VENTO PRO 120 PWMに換装してもファン回転数に対するノイズレベルに大きな差はなく、体感でも100RPM分くらい静かになる程度でした。
冷却ファンをXPG VENTO PRO 120 PWMに統一して、「XPG LEVANTE 240 ARGB」と「XPG LEVANTE 360 ARGB」のファンノイズを比較すると次のようになりました。ファンが1基増える360サイズでも240サイズと比較してノイズレベルの差は100RPM程度です。
続いて「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の冷却性能をチェックしていきます。
CPUクーラーの冷却性能を検証するためのストレステストについては、FF14ベンチマークの動画(再生時間6分40秒、4K解像度、60FPS、容量5.7GB)を変換ソースとして、Aviutl&x264を使って動画のエンコードを行います。動画エンコードの同時実行数については4~6コアは並列なし、8~14コアは2並列実行、16コア以上は3並列実行としています。テスト中のファン回転数については一定値に固定します。
注:CPUのストレステストについてはOCCTなど専用負荷ソフトを使用する検証が多いですが、当サイトではPCゲームや動画のエンコードなど一般的なユースで安定動作すればOKとういう観点から管理人の経験的に上の検証方法をストレステストとして採用しています。
Intel第11世代Rocket Lake-S最上位モデル、8コア16スレッドCPUの「Intel Core i9 11900K」を使用して、Intel第11世代Core-S環境における「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」の冷却性能を検証していきます。
まずはCore i9 11900Kの動作設定として定格設定の通り「PL1:125W」「PL2:250W」「Tau:56s」に設定してストレステストを行いました。
「XPG LEVANTE 240」のラジエーター冷却ファンは付属ファンのまま、ファン速度は1200RPMに固定した状態でストレステストを実行したところ、Core i9 11900KのCPU温度を最大69度、平均60.3度に収めることができました。
240サイズラジエーター搭載簡易水冷CPUクーラーの「XPG LEVANTE 240」なら、Core i9 11900KやRyzen 9 5950XなどTDP100W超のメインストリーム向け最上位CPUを定格で問題なく運用できます。
CPU温度が70度前後と十分に低いので、PL1:125Wの制限に張り付く形でCPU Package Powerは125W前後で安定し、実動CPUコアクロックは4.1~4.2GHz前後でした。
ここからはBIOS設定からCore i9 11900Kの電力制限を無効化して検証を行います。
ASUS製マザーボードではMultiCore Enhancementを有効にするだけでは、CPU温度70度以上でコアクロックに制限がかかるThermal Velocity Boostのクリッピングは無効化されないので、同機能も個別に無効化しています。なおCPU温度90度以上で電力制限がかかる臨界温度は有効のままです。
Core i9 11900Kを電力制限無効化で全コア4.8GHz動作にすると、Cinebench R23のスコアは15600ほどとなります。CinebenchR23では拡張命令AVX-512は使用されないので、AVX2までを許可する設定を適用してx264エンコードによるストレステストを実行すると、システムの消費電力(マイナス30~40WでCore i9 11900Kの消費電力)は260W前後に達します。
先ほどと同じくXPG LEVANTE 240のラジエーター冷却ファンは付属ファンのまま、ファン速度は1200RPMに固定した状態でストレステストを実行したところ、Core i9 11900KのCPU温度は最大92度、平均87.2度に達しました。TDP125Wの定格動作なら余裕でしたが、CPU消費電力が200Wにも達するとXPG LEVANTE 240は標準ファンのままで静音性を維持しつつ十分に冷やすのは難しい感じです。
Core i9 11900Kを電力制限無効化、AVX2までの拡張命令有効でx264エンコードによる負荷をかけるとCPU消費電力は200Wを超過します。
XPG LEVANTE 240に標準ファンを搭載し、ファン速度を1200RPMに固定すると、冷却性能が十分ではないので10分程度経過するとCPU温度が臨界温度の90度に達してしまい、コアクロックは全コア最大の4.8GHzに綺麗に張り付かず、若干ですが低下してしまいました。
「XPG LEVANTE 240 ARGB」には標準で冷却ファンが付属していますが、XPGから発売中の高性能冷却ファン「XPG VENTO PRO 120 PWM」に換装すると冷却性能がどれくらい変わるのかチェックしてみました。
Core i9 11900Kは先ほどと同様に電力制限無効化、AVX2までの拡張命令有効でx264エンコードによる負荷をかけています。
XPG LEVANTE 240 ARGBの付属ファンを1400RPMにスピードアップしてもCPU温度は最大・平均ともに2度程度しか低下しませんが、「XPG VENTO PRO 120 PWM」に換装すると同じ1200RPMでCPU温度が10度も低下しました。
ファン速度を1200RPM固定でCPU温度は80度前後となっており、XPG VENTO PRO 120 PWMなら1400~1500RPM程度でも適度な静音性はキープできるので、CPU消費電力が200W前後になる電力制限無効化やオーバークロックも安心して運用できます。
また今回検証に使用している「XPG LEVANTE 240 ARGB」はAsetek製の第6世代水冷ヘッド採用モデルですが、Asetek製の最新第7世代水冷ヘッドを採用する簡易水冷CPUクーラーと冷却性能に差はあるのか、NZXT KRAKEN X53を比較対象として検証してみました。
検証負荷はこれまでと同じ、ラジエーターの設置位置はフロントで冷却ファンもXPG VENTO PRO 120 PWMに統一し、ファン速度を1200RPMで固定しているので、基本的に水冷ヘッドの性能差がそのまま温度に現れます。
第7世代採用のNZXT KRAKEN X53が平均76.4度、最大80度に対して、第6世代の「XPG LEVANTE 240 ARGB」は平均77.0度、最大81度でした。NZXT KRAKEN X53が僅かに上回りましたが、実用的にはほぼ同等と考えていい結果だと思います。
Asetekの同世代水冷ヘッドでも各メーカーによる個別カスタマイズで多少の性能差は生じるので、今回の結果が世代で差が出たのかどうかは難しいところです。また、これくらいの温度差であれば、測定時の室温には気を使っているものの、空調の効き具合による測定誤差とも考えられます。
最後に360サイズラジエーターを採用する「XPG LEVANTE 360 ARGB」が、240サイズの「XPG LEVANTE 240 ARGB」と比較してどれくらい冷えるのか検証してみました。冷却ファンはXPG VENTO PRO 120 PWMに統一し、ファン速度を1200RPMで固定しています。
360サイズの「XPG LEVANTE 360 ARGB」になるとCPU温度はさらに7度も下がり、CPU消費電力が200W超に達するCore i9 11900Kの電力制限無効化でも平均70.1度、最大74度に収まりました。
メインストリーム向け最上位CPUでもTDP100W程度の定格運用なら240サイズで十分ですが、電力制限無効化やオーバークロックによるパフォーマンスアップを狙うのであれば、360サイズの大型ラジエーター搭載モデルを選ぶ価値は十分あると思います。
XPG LEVANTE 240/360 ARGBのレビューまとめ
最後に簡易水冷CPUクーラー「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」を検証してみた結果のまとめを行います。冷却性能の検証結果からもわかるように「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」は、TDP100W超になる2021年最新メインストリーム向けCPU最上位のCore i9 11900KやRyzen 9 5950Xに余裕で対応可能な優れた冷却性能を実現しています。
定格運用なら扱いやすい240サイズ「XPG LEVANTE 240 ARGB」がオススメですが、CPUの電力制限無効化やオーバークロックで性能を追求するなら冷却性能に優れた360サイズ「XPG LEVANTE 360 ARGB」も検討する価値は十分にあります。
一方で、定格なら余裕で対応できるものの、XPG LEVANTEは付属冷却ファンの性能がボトルネックになるので電力制限無効化やオーバークロックでCPU消費電力が200Wに達すると静音性を維持しつつ冷やす、というのが難しくなります。
しかしながら、XPG LEVANTEはAsetekの高性能水冷ヘッドを採用していてクーラー本体のポテンシャル的には十分なので、付属ファンを同社から発売されている高性能冷却ファンXPG VENTO PRO 120 PWMに換装することで、同等のノイズレベルのままCPU温度を大幅に下げることができ、200W級のCPU消費電力にも静音動作で対応可能になります。
「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」は水冷ヘッドと冷却ファンにARGB LEDイルミネーションを搭載しているので、簡単にARGB LEDでライトアップする魅せるゲーミングPCを構築できるところも魅力です。今回サンプルビルドに使用したPCケース XPG BATTLECRUISERは、ARGB LEDコントローラーを内蔵しており、240サイズや360サイズのマルチファンラジエーターにも対応しているので特にオススメです。
以上、「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」のレビューでした。
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Asetek製水冷ヘッドを採用、ARGB LEDを搭載した水冷CPUクーラー「XPG LEVANTE 240/360 ARGB」をレビュー。
— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) September 16, 2021
XPG製パーツでゲーミングPCを組み、ゲーマーに最適な簡易水冷CPUクーラーなのか実力を徹底検証!https://t.co/OJgePecv1c pic.twitter.com/ynj2jJNaPx
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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