USBに挿すだけで超お手軽にプロゲーマーのサラウンド環境が手に入る。
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「HyperX Savage SSD 240GB」、「HyperX Savage DDR4」に続いて、Kingston様からプロゲーマーに最適なゲーミングヘッドセットを謳うハードウェア駆動の7.1chバーチャルサラウンド対応の「HyperX Cloud II」を提供していただいたのでレビューします。
商品公式ページ:http://www.hyperxgaming.com/jp/cloud/hscp
代理店ページ:http://www.milestone-net.co.jp/product/hyperx/gaming_device/HyperX_Cloud_II.html
カラーバリエーションはレッド、ピンク、ガンメタルの3種類で今回はピンクを提供いただきました。
なおカラーについてはランダム?というか選べない形でご提供いただいたので、ピンクだったのは管理人の趣味ではありません。あえて言おう、ガンメタルがよかったと!
ともあれ早速開封していきます。
HyperXシリーズはSSDといいメモリといい箱や梱包がしっかりしているので、リーズナブルな価格に反してかなりの高級感がありますね。
合皮と金属のヘッドバンドは高級ヘッドホンメーカーとして知られているbeyerdynamicのものに酷似していますがそれもそのはず、「HyperX Cloud」はQPAD社とbeyerdynamicと共同開発したヘッドセットをリブランドしたものと海外では報告されています。
ソース:http://www.legitreviews.com/kingston-hyperx-cloud-gaming-headset-review_142788
高級ヘッドホンメーカーbeyerdynamicと共同開発されただけあってヘッドホンの装着感は抜群で、ハンガー部分も柔らかくねじれるので頭にしっかりフィットします。
イヤーパッドはデフォルトでは合皮製のものが装着されています。
合皮製のイヤーパッドが汗でベタついて嫌な人にはベロアっぽいスポンジ製の交換可能なイヤーパッドも同封されており簡単に交換が可能です。スポンジのほうがやはりベタつきにくくて管理人は好みです。
イヤーパッドの厚さは18mmほどですが耳が大きい人だとドライバユニット部分に耳が当たるかもしれません。管理人は耳が当たったくちなのですが、ドライバユニットの手前にスポンジがあるので1時間ほど視聴しても耳が痛くなることはありませんでした。
ただ難点が一つあるとしたらヘッドバンドが短いです。管理人が着用した時は8段階の長さ調節を最大にしてジャストでした。顔小さいとは言いませんが極端にデカくはないはずなのですが……。
ヘッドバンドのサイズについては事前に試着が必要かもしれません。
ヘッドホンマイクは取り外しが可能になっていてボイスチャットを使わないユーザーには有難いですね。
マイク自体はアーム部分が針金みたいにネジネジと自由に曲げられます。
ちょっと面白かったのはマイクに風防のスポンジが付いているところですかね。実際にマイクを使ってみましたが顔を激しく振ったり(ゲーム中にそんなことをするかはさておき)してもノイズがほぼ出ませんでした。
風防だけでなくデジタル処理によるノイズキャンセリング機能も搭載されているので確かに自分の声がクリアに聞こえました。
ヘッドホンのケーブルは左のイヤーカップから片出しするタイプで、メッシュケーブルになっており、頑丈かつタッチノイズも発生し難くなっています。
「HyperX Cloud II」にはUSB DACも付属します。USB DACのケーブルもヘッドホン本体同様にメッシュケーブルになっていました。ヘッドホン本体のケーブルとUSB DACのケーブル合わせて3mの長さがあるので、デスクトップPCのバックパネルUSB端子と接続してもケーブルの取り回しには十分な余裕があると思います。
表面にはヘッドホン音量とマイク入力音量の調整ボタンと、サラウンド機能ON/OFFボタンがあります。また側面にはマイク入力のミュートボタンが、裏面には服に引っ掛けるためのクリップが付いています。
最後に付属品としてメッシュのヘッドホンケーブルも付属しました。ヘッドホン自体も軽量かつコンパクトなのでゲーム用のモバイルPCと合わせて持ち運びが必要な場合に便利かも。
外観のレビューはこの辺りで終わりにして早速PCで使ってみることにしました。
管理人はUSBヘッドセットというとソフトウェアの設定とか初期設定がものすごく面倒くさいイメージがありました。いくつかのヘッドセットメーカーでは自社の独自ソフトで細かく設定ができますよ!というのを売りにしていて、実際にそれを使う人にしてみたら便利なのかもしれません。ヘッドセットを使ったことのない管理人にとっては何となく敷居が高いなあ、面倒だなあと思っていました。
しかしながら「HyperX Cloud II」に関してはその心配は明らかに杞憂でした。表題でも書いた通りまさしく「プラグ&プレイ」のお手軽サラウンドヘッドセットでした。
USB端子にヘッドセットを挿したら勝手にドライバをインストしてくれて即使えるようになります。
ヘッドホン・USB DACをPCのUSB端子に繋ぐ
USB DACの音量調整ボタンで音量を調整する
サラウンドが使いたい時はサラウンドボタンを押す
基本的な使い方はたったこれだけ!
最初箱を開けてマニュアルが多言語でペラい紙1枚だけなのを見た時は海外販売がテキトー過ぎるだろとか心の中で思ってしまったことを心底反省しました。むしろマニュアルなんていらないくらいの手軽さです。
ヘッドホンから音が出ないときは、音量アイコンの右クリックメニューから規定のデバイスとして「HyperX Cloud II」を選べば問題ありませんし、マイクの音が拾えない場合も録音デバイスのプロパティから下画像のように設定を行うだけでOKです。
音量調整も手元のUSB DACから簡単に行えます。
サラウンドボタンを押すとUSB DAC部分のLEDが光る仕組みでON/OFFの状態も一目瞭然です。
サラウンドの効果についても、テスト用の音源動画で試すと確かに前後左右から音が聞こえるようになりました。足音を頼りに戦うようなFPSゲームなどでは心強い味方になりそうですね。
高級ヘッドホンメーカーbeyerdynamicと共同開発されたヘッドセットのリブランドというだけあって、ヘッドバンドの長ささえ頭に合えば付け心地は抜群ですし、とにかくマニュアル要らずで手軽に使用できるので、「ヘッドセットに迷っていたらとりあえずこれを買っておけ」と言えるくらいに「HyperX Cloud II」はユーザーフレンドリーな良い製品に仕上がっています。
お値段も1.2万円ほどになっておりヘッドセットでは高級品の部類ですが、比較的手の届きいやすい価格帯に収まっているのではないかと思います。
あと管理人はヤロウなのでピンク・ホワイトはどうよ?って感じでしたが、ゲーミングヘッドセットとしてはゴテゴテせずにさっぱりとしたデザインなのも相まって、この希少なカラバリは女性ゲーマー向けなのかもしれませんね。
以上、プラグ&プレイでお手軽7.1chサラウンドな「HyperX Cloud II」ヘッドセットのレビューでした。
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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