Intelが8コア16スレッドの「Core i9 11900K」などRocket Lakeのコードネームで呼ばれる第11世代Core-SシリーズCPUを正式発表。Core i9 11900Kの国内価格は税込み7.8万円、国内では30日22時より販売が解禁!
スポンサードリンク
Intelから8コア16スレッドのCore i9 11900Kなど、Rocket Lake-Sのコードネームで呼ばれる第11世代Core-SシリーズCPUが正式発表されました。
第11世代CPUの販売解禁は3月30日22時となっており、国内価格(税込み)は代表的なものをいくつか抜粋すると、Core i9 11900Kが税込み7.8万円。Core i7 11700Kが5.8万円、Core i5 11600Kは3.7万円となっており、Ryzen 5000シリーズの5900X/5800X/5600Xに揃えた感じのお値段です。
第10世代の時と同じですが、個人的にはやはり4.3万円のCore i7 11700Fや2.3万円の11400Fも気になります。
Intel第11世代Core-Sの最上位モデルとなる「Core i9 11900K」は8コア16スレッドで、単コア最大ブーストクロックが5.3GHz、全コア最大ブーストクロックが4.8GHzとなっています。(CPUクーラー性能が十分に高く、CPU温度が十分低い場合に機能するThermal Velocity Boost有効時) 「Core i9 11900K」の北米希望小売価格(1/1000個あたり)は539ドルからとのこと。
第11世代Core-SシリーズCPUは最新アーキテクチャによってIPC(概ねコアクロック当たりの性能のこと)を最大19%も向上、さらにモバイル向けではすでに登場しているXeグラフィックスと共通のアーキテクチャを採用したIntel UHD Graphics 750(EU数:32)によってiGPU性能は従来比で50%も向上しています。
Core i9 11900Kはコアスレッド数こそ10コア20スレッドから8コア16スレッドに減少していますが、最新アーキテクチャ採用による性能向上で、PCゲーミングとクリエイティブタスクの両方において前世代最上位のCore i9 10900Kを上回るとアピールされています。
また昨年末に登場したAMD Ryzen 5000シリーズの上位モデルRyzen 9 5900XがCore i9 10900Kを上回って、ゲーマー向け最速に名乗りを上げたのは記憶に新しいですが、Core i9 11900Kはそれをさらに上回るPCゲーミング性能を発揮するとのこと。
Intel第11世代Rocket Lake-Sシリーズの下位モデルについて、Core i7シリーズは上位モデルCore i9と同じく8コア16スレッド、Core i5シリーズは6コア12スレッドです。定格メモリ周波数やPCIEレーン数などの仕様はCore i9と共通です。
Core i3以下については第10世代Comet Lake-Sがリネームされており(アーキテクチャも前世代のまま)、Core i3シリーズは4コア8スレッド、Pentium Goldは2コア4スレッドです。
Intel第11世代Core-Sプラットフォームの特長として、定格メモリ周波数が3200MHzへ引き上げられています。
ただ新アーキの特長なのかメモリコントローラーの動作としてメモリ周波数に1:1対応のGear1(メモリ周波数が3200MHzならメモコンも3200MHz)と、1:2対応のGear2(メモコンが1600MHz)という仕様があります。メモリ周波数3200MHzでGear1に対応するのはCore i9 11900K(F)のみとのことですが、このGear1/2を手動設定で切り替えが可能なのかは今のところ不明です。
その他にもCPU直結PCIEレーン数は従来のグラフィックボード用16レーンにNVMe SSD用の4レーンを加えた計20レーンになり速度もPCIE4.0にアップグレードされています。また最新世代GPU関連で話題のRe-Size BAR対応も公表されました。
・PCIE4.0対応NVMe M.2 SSDのレビュー記事一覧へ
Intel第11世代Core-Sにネイティブ対応のマザーボードとしてZ590などIntel 500シリーズチップセットを搭載した新製品が各社から発表済み、すでに発売されている製品も多数あります。
最上位のZ590チップセットでは新機能としてUSB3.2 Gen2x2対応、CPU-PCH間帯域がPCIE3.0x8相当のDMI3.0x8へと倍増、外部コントローラーによるWiFi6EやThunderbolt4対応などが挙げられます。
また下位チップセットのH570やB560でメモリのオーバークロックが可能になったところも、地味に重要なポイントです。第11世代CPUだけでなく、第10世代CPUを組み合わせた場合でもH570やB560でメモリのオーバークロックが可能とのこと。
第10世代Core-S対応としてすでに発売済みのIntel Z490チップセット搭載マザーボードもBIOSアップデートによって第11世代Core-Sに対応します。しかしながら、Intel Z490マザーボードがPCIE4.0に対応するかどうかはマザーボード各製品の設計次第なのと、H470やB460など下位チップセットはIntel第11世代CPUに非対応なので注意してください。
・Intel Z590/H570/B560/H510チップセット搭載マザーボードの関連記事一覧へ
製品公式ページ:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/docs/processors/core/11th-gen-processors.html
・【できる!自作PC】最新CPUの選び方とオススメCPUを徹底解説
・主要4社Z490マザーボードを徹底比較!第10世代Core-Sにイチオシはどれか?
・Core i9 10900Kの殻割りクマメタル化&銅製IHSの冷却性能を検証
・AMD第3世代Ryzen CPUのレビュー記事一覧へ
・主要4社B450マザーボードを徹底比較!第3世代Ryzenにイチオシはどれか?
・第3世代Ryzen対応X570チップセット搭載AM4マザーボードのレビュー記事一覧
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
スポンサードリンク
Intelから8コア16スレッドのCore i9 11900Kなど、Rocket Lake-Sのコードネームで呼ばれる第11世代Core-SシリーズCPUが正式発表されました。
第11世代CPUの販売解禁は3月30日22時となっており、国内価格(税込み)は代表的なものをいくつか抜粋すると、Core i9 11900Kが税込み7.8万円。Core i7 11700Kが5.8万円、Core i5 11600Kは3.7万円となっており、Ryzen 5000シリーズの5900X/5800X/5600Xに揃えた感じのお値段です。
第10世代の時と同じですが、個人的にはやはり4.3万円のCore i7 11700Fや2.3万円の11400Fも気になります。
Intel第11世代Core-Sの最上位モデルとなる「Core i9 11900K」は8コア16スレッドで、単コア最大ブーストクロックが5.3GHz、全コア最大ブーストクロックが4.8GHzとなっています。(CPUクーラー性能が十分に高く、CPU温度が十分低い場合に機能するThermal Velocity Boost有効時) 「Core i9 11900K」の北米希望小売価格(1/1000個あたり)は539ドルからとのこと。
第11世代Core-SシリーズCPUは最新アーキテクチャによってIPC(概ねコアクロック当たりの性能のこと)を最大19%も向上、さらにモバイル向けではすでに登場しているXeグラフィックスと共通のアーキテクチャを採用したIntel UHD Graphics 750(EU数:32)によってiGPU性能は従来比で50%も向上しています。
Core i9 11900Kはコアスレッド数こそ10コア20スレッドから8コア16スレッドに減少していますが、最新アーキテクチャ採用による性能向上で、PCゲーミングとクリエイティブタスクの両方において前世代最上位のCore i9 10900Kを上回るとアピールされています。
また昨年末に登場したAMD Ryzen 5000シリーズの上位モデルRyzen 9 5900XがCore i9 10900Kを上回って、ゲーマー向け最速に名乗りを上げたのは記憶に新しいですが、Core i9 11900Kはそれをさらに上回るPCゲーミング性能を発揮するとのこと。
Intel第11世代Rocket Lake-Sシリーズの下位モデルについて、Core i7シリーズは上位モデルCore i9と同じく8コア16スレッド、Core i5シリーズは6コア12スレッドです。定格メモリ周波数やPCIEレーン数などの仕様はCore i9と共通です。
Core i3以下については第10世代Comet Lake-Sがリネームされており(アーキテクチャも前世代のまま)、Core i3シリーズは4コア8スレッド、Pentium Goldは2コア4スレッドです。
Intel第11世代Core-Sプラットフォームの特長として、定格メモリ周波数が3200MHzへ引き上げられています。
ただ新アーキの特長なのかメモリコントローラーの動作としてメモリ周波数に1:1対応のGear1(メモリ周波数が3200MHzならメモコンも3200MHz)と、1:2対応のGear2(メモコンが1600MHz)という仕様があります。メモリ周波数3200MHzでGear1に対応するのはCore i9 11900K(F)のみとのことですが、このGear1/2を手動設定で切り替えが可能なのかは今のところ不明です。
その他にもCPU直結PCIEレーン数は従来のグラフィックボード用16レーンにNVMe SSD用の4レーンを加えた計20レーンになり速度もPCIE4.0にアップグレードされています。また最新世代GPU関連で話題のRe-Size BAR対応も公表されました。
・PCIE4.0対応NVMe M.2 SSDのレビュー記事一覧へ
Intel第11世代Core-Sにネイティブ対応のマザーボードとしてZ590などIntel 500シリーズチップセットを搭載した新製品が各社から発表済み、すでに発売されている製品も多数あります。
最上位のZ590チップセットでは新機能としてUSB3.2 Gen2x2対応、CPU-PCH間帯域がPCIE3.0x8相当のDMI3.0x8へと倍増、外部コントローラーによるWiFi6EやThunderbolt4対応などが挙げられます。
また下位チップセットのH570やB560でメモリのオーバークロックが可能になったところも、地味に重要なポイントです。第11世代CPUだけでなく、第10世代CPUを組み合わせた場合でもH570やB560でメモリのオーバークロックが可能とのこと。
第10世代Core-S対応としてすでに発売済みのIntel Z490チップセット搭載マザーボードもBIOSアップデートによって第11世代Core-Sに対応します。しかしながら、Intel Z490マザーボードがPCIE4.0に対応するかどうかはマザーボード各製品の設計次第なのと、H470やB460など下位チップセットはIntel第11世代CPUに非対応なので注意してください。
・Intel Z590/H570/B560/H510チップセット搭載マザーボードの関連記事一覧へ
製品公式ページ:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/docs/processors/core/11th-gen-processors.html
Intel第11世代 Rocket Lake-S Core CPU スペック一覧 |
||||||||
CPU KはOC対応 FはiGPUなし |
コア/ スレッド |
ベース クロック |
単コア ブースト |
全コア ブースト |
iGPU |
cache | TDP | 価格 (/1K) |
i9 11900K | 8 / 16 |
3.5 GHz | 5.3 GHz | 4.8 GHz | UHD 750 |
16 MB | 125W | 539ドル |
i9 11900KF | 8 / 16 |
3.5 GHz | 5.3 GHz | 4.8 GHz | - |
16 MB | 125W | 513ドル |
i9 11900 | 8 / 16 |
2.5 GHz | 5.2 GHz | 4.7 GHz | UHD 750 | 16 MB | 65W | 439ドル |
i9 11900F | 8 / 16 |
2.5 GHz | 5.2 GHz | 4.7 GHz | - | 16 MB | 65W | 422ドル |
i9 11900T | 8 / 16 |
1.5 GHz | 5.9 GHz | 3.7 GHz | - | 16 MB | 35W | 439ドル |
i7 11700K | 8 / 16 | 3.6 GHz | 5.0 GHz | 4.6 GHz | UHD 750 | 16 MB | 125W | 399ドル |
i7 11700KF | 8 / 16 | 3.6 GHz | 5.0 GHz | 4.6 GHz | - | 16 MB | 125W | 374ドル |
i7 11700 | 8 / 16 | 2.5 GHz | 4.9 GHz | 4.4 GHz | UHD 750 | 16 MB | 65W | 323ドル |
i7 11700F | 8 / 16 | 2.5 GHz | 4.9 GHz | 4.4 GHz | - | 16 MB | 65W | 298ドル |
i7 11700T | 8 / 16 | 1.4 GHz | 4.6 GHz | 3.6 GHz | UHD 750 | 16 MB | 35W | 323ドル |
i5 11600K | 6 / 12 |
3.9 GHz | 4.9 GHz | 4.6 GHz | UHD 750 | 12 MB | 125W | 262ドル |
i5 11600KF | 6 / 12 |
3.9 GHz | 4.9 GHz | 4.6 GHz | - | 12 MB | 125W | 237ドル |
i5 11600 | 6 / 12 | 2.8 GHz | 4.9 GHz | 4.3 GHz | UHD 750 | 12 MB | 65W | 213ドル |
i5 11500 | 6 / 12 | 2.7 GHz | 4.6 GHz | 4.2 GHz | UHD 750 | 12 MB | 65W | 192ドル |
i5 11400 | 6 / 12 | 2.6 GHz | 4.4 GHz | 4.2 GHz | UHD 730 | 12 MB | 65W | 182ドル |
i5 11400F | 6 / 12 | 2.6 GHz | 4.4 GHz | 4.2 GHz | UHD 730 | 12 MB | 65W | 157ドル |
関連記事
・Intel第10世代Comet Lake-Sのレビュー記事一覧へ・【できる!自作PC】最新CPUの選び方とオススメCPUを徹底解説
・主要4社Z490マザーボードを徹底比較!第10世代Core-Sにイチオシはどれか?
・Core i9 10900Kの殻割りクマメタル化&銅製IHSの冷却性能を検証
・AMD第3世代Ryzen CPUのレビュー記事一覧へ
・主要4社B450マザーボードを徹底比較!第3世代Ryzenにイチオシはどれか?
・第3世代Ryzen対応X570チップセット搭載AM4マザーボードのレビュー記事一覧
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
スポンサードリンク