
最上位ウルトラハイエンドモデル「GeForce RTX 4090」、「GeForce RTX 4080 12GB/16GB」がラインナップ
【11月16日】RTX 4080 16GBが発売
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Ada Lovelaceのコードネームを冠する2022年最新のNVIDIA次世代GPU”GeForce RTX 40”シリーズが正式発表されました。
最上位ウルトラハイエンドモデル「GeForce RTX 4090」、ハイエンドモデル「GeForce RTX 4080 12GB/16GB」がラインナップされています。

最上位のGeForce RTX 4090は1599ドルから、下位モデルのGeForce RTX 4080 16GBは1199ドルから、GeForce RTX 4080 12GBは899ドルからで、それ以下は699ドルのGeForce RTX 3080などGeForce RTX 30シリーズが引き続き併売となります。

GeForce RTX 40シリーズについて
「GeForce RTX 4090」はAD102-300コアが使用されておりCUDAコア数は16384、GPUコアクロックはベース2230MHz、ブースト2520MHzです。VRAMには従来よりも高速な21.0GbpsのGDDR6Xメモリを24GB容量搭載しています。メモリーバス幅は384bitなのでメモリ帯域は1008GB/sです。典型的なグラフィックボード消費電力を示すTGPは450Wに設定されており、PCIE補助電源として最新規格のPCIE5.0補助電源(12VHPWR)を要求します。なお既存のPCIE補助電源8PIN×3への変換ケーブルにも対応します。
「GeForce RTX 4090」の希望小売価格は1599ドルからで、10月12日より発売が予定されています。なお国内のメーカー想定価格は29.8万円ほどとのこと。


「GeForce RTX 4090」は一般的なPCゲームにおいて前世代同クラスのGeForce RTX 3090 Tiに対して最大で2~4倍の性能を発揮します。

GeForce RTX 40シリーズのハイエンドモデルとなる80番台には「GeForce RTX 4080 16GB」と「GeForce RTX 4080 12GB」の2モデルがラインナップされています。
単純なVRAM容量の違いではなく、GPU性能は従来の80番台と70番台くらいの違いがあります。

「GeForce RTX 4080 16GB」はAD103-300コアが使用されておりCUDAコア数は9728、GPUコアクロックはベース2205MHz、ブースト2505MHzです。VRAMには従来よりも高速な23.0GbpsのGDDR6Xメモリを16GB容量搭載しています。メモリーバス幅は256bitなのでメモリ帯域は736GB/sです。
典型的なグラフィックボード消費電力を示すTGPは320Wに設定されており、PCIE補助電源として最新規格のPCIE5.0補助電源(12VHPWR)を要求します。なお既存のPCIE補助電源8PIN×3への変換ケーブルにも対応します。
「GeForce RTX 4080 16GB」の希望小売価格は1199ドルからで、11月より発売が予定されています。なお国内のメーカー想定価格は21.9万円ほどとのこと。


「GeForce RTX 4080 12GB」はAD104-400コアが使用されておりCUDAコア数は7680、GPUコアクロックはベース2310MHz、ブースト2610MHzです。VRAMには従来よりも高速な21.0GbpsのGDDR6Xメモリを12GB容量搭載しています。メモリーバス幅は192bitなのでメモリ帯域は504GB/sです。
典型的なグラフィックボード消費電力を示すTGPは285Wに設定されており、PCIE補助電源として8PIN×2以上を要求します。
「GeForce RTX 4080 12GB」の希望小売価格は899ドルからで、11月より発売が予定されています。なお国内のメーカー想定価格は16.4万円ほどとのこと。
「GeForce RTX 4080」は一般的なPCゲームにおいて前世代同クラスのGeForce RTX 3080 Tiに対して最大で2~3倍の性能を発揮します。


GeForce RTX 40シリーズに採用されるAdaアーキテクチャは、NVIDIA向けにカスタムされた最新のTSMC 4Nプロセスによって製造され、世界最速のMicron製GDDR6Xメモリをグラフィックメモリに採用しています。

GeForce RTX 40シリーズに採用されるAdaアーキテクチャではシェーダー実行リオーダリング(SER:Shader Execution Reordering)によりシェーダーの利用効率を従来よりも改善しています。
一般的なPCゲーミング全体において25%程度の性能向上に加えて、特にリアルタイムレイトレーシングで効果が高く、性能は最大で2~3倍も向上するとのこと。




グラフィックボードの接続帯域はRTX 30シリーズと同じくPCIE4.0x16となっており、Intel第12世代CPUやAMD Ryzen 7000シリーズCPUがサポートする次世代規格PCIE5.0x16への対応は見送られたようです。
GeForce RTX 40シリーズはRTX30シリーズと同じくビデオ出力としてHDMI2.1とDisplayPort1.4をサポートします。DisplayPort2.0には非対応です。
「GeForce RTX 4090/4080」にはハードウェアエンコーダとして最新の第8世代NVEncが2基実装されています。
RTX 30シリーズの第7世代NVEncとの違いとして、第8世代NVEncはAV1コーデックのエンコードに対応しています。(AV1コンテンツのデコード/再生はRTX 30シリーズですでに対応済み)
映像編集ソフトではDavinci Resolve、ビデオキャプチャソフトではOBS Studioなどが10月以降のアップデートでGeForce RTX 40シリーズによるAV1エンコードに対応するようです。
AV1は従来のH.264(x264)よりも40%程度も圧縮効率に優れており、OBS Studioの場合、従来のH.264(x264)形式によってフルHD解像度で作成したコンテンツも、同等のビットレート、同等の映像品質で、AV1形式ならWQHD解像度にできます。
また従来との大きな違いとしてハードウェアエンコーダNVEncが”2基”実装されているところも大きな注目ポイントです。
2基の最新NVEncが実装されているので、NVEncによる書き出しが可能な映像編集ソフトではRTX 30シリーズと比較して2倍以上高速になるとのこと。

GeForce RTX 40シリーズはディープラーニングによる超解像技術DLSSの最新バージョンとなるDLSS 3に対応しています。



RTX40シリーズ:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/40-series/
RTX 4090:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/40-series/rtx-4090/
RTX 4080:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/40-series/rtx-4080/
GeForce RTX 40XXシリーズのスペック早見表 | |||||
価格 |
CUDA コア数 |
VRAM 容量/速度 |
TGP |
性能の概要 | |
RTX 4090 | 1599ドル~ | 16384 | 24GB 21.0Gbps |
450W | RTX 3090 Tiの2~4倍 |
RTX 4080 16GB |
1199ドル~ | 9728 | 16GB 23.0Gbps |
320W | RTX 3080 Tiの2~4倍 |
21.0Gbps |
|||||
RTX 3090 Ti |
1999ドル~ | 10752 | 24GB 21.0Gbps |
450W | - |
RTX 3090 | 1499ドル~ | 10496 | 24GB 19.5Gbps |
350W | - |
RTX 3080 Ti |
1199ドル~ | 10240 | 12GB 19.0Gbps |
350W | - |
RTX 3080 | 699ドル~ | 8704 | 10GB 19.0Gbps |
320W | - |
RTX 3070 | 499ドル~ | 5888 | 8GB 14.0Gbps |
220W | - |
NVIDIA GeForce RTX 4090/4080 詳細スペック比較 | ||||
GPU名 | RTX 4090 |
RTX 4080 16GB |
RTX 3090 | |
GPUダイ | AD102-300 | AD103-300 | GA102-300 | |
製造プロセス | TSMC 4nm |
TSMC 4nm | Samsung 8nm | |
CUDAコア数 | 16384 | 9278 | 10496 | |
TMU/ROP | -/- | -/- | 328/112 | |
ベースクロック | 2230MHz | 2205MHz | 1395MHz | |
ブーストクロック (FE) |
2520MHz | 2505MHz | 1695MHz | |
メモリ | 24GB GDDR6X | 16GB GDDR6X | 24GB GDDR6X | |
バス幅 | 384-bit | 256-bit | 384-bit | |
メモリクロック | 5250 MHz | 5750 MHz | 4875 MHz | |
有効メモリクロック | 21000 MHz | 23000 MHz | 19500 MHz | |
メモリ帯域 | 1008 GB/s | 736 GB/s | 936 GB/s | |
PCIEレーン | PCIE4.0x16 | PCIE4.0x16 | PCIE4.0x16 | |
マルチGPU |
- | - | NVLink SLI |
|
TGP(TDP) | 450W |
320W | 350W | |
補助電源 |
PCIE5.0×1~ 8PIN×3~ |
PCIE5.0×1~ 8PIN×3~ |
8PIN×2~ | |
対応ビデオ出力 |
DP1.4 HDMI2.1 |
DP1.4 HDMI2.1 |
HDMI2.1 |
DP1.4 HDMI2.1 |
登場時期 |
22年10月12日 |
22年11月 | 20年9月 | |
価格 | 1599ドル~ | 1199ドル~ | 1499ドル~ |
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NVIDIA次世代GPU”GeForce RTX 40”シリーズが登場。
— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) September 21, 2022
最上位ウルトラハイエンドモデル「GeForce RTX 4090」、「GeForce RTX 4080 12GB/16GB」がラインナップ。
レイトレーシング&DLSSではRTX30シリーズと比較して2~4倍の性能を実現!https://t.co/RPyvzX4Vdv pic.twitter.com/CAg5nWQU64
11月16日よりRTX 4090が販売開始
10月16日23時より、GeForce RTX 40シリーズのハイエンドモデルGeForce RTX 4080の販売が開始されました。(12GB版はキャンセルになったので、16GB版のVRAM容量の添え字は外しています)
・RTX 4080搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

10月12日よりRTX 4090が販売開始
10月12日22時より、GeForce RTX 40シリーズの最上位モデルGeForce RTX 4090の販売が開始されました。・RTX 4090搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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