Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac


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50mm×65mmmという指で摘まめるコンパクトサイズながら、USB3.2 Gen2接続によって読み書き両方で最大1050MB/sの高速転送に対応するUSBモバイルストレージ「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac(型番:CT1000X9PROMACSSD9B)」をレビューします。
「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」をPCと帯域10GbpsのUSB3.2 Gen2で接続することによって、写真・動画の大容量データのコピー速度はどう変わるのか徹底検証していきます。

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製品公式ページ:https://www.crucial.jp/ssd/x9-pro/CT1000X9PROMACSSD9B





レビュー目次


1.Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macについて
2.Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macの外観・付属品


3.Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macの検証機材と基本仕様

4.Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macのベンチとコピー性能

5.Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macのレビューまとめ


*レビュー内でUSB規格にも言及しますが、バージョンや帯域は下記の通りに考えて基本的に問題ありません。
USB4 20Gbps = USB3.2 Gen2x2
USB4 10Gbps = USB3.2 Gen2 = USB3.1 Gen2
USB4 5Gbps = USB3.2 Gen1 = USB3.1 Gen1 = USB3.0



【機材協力:Crucial】



Crucial X9 Pro Portable SSD For Macについて

「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」は帯域10GbpsのUSB3.2 Gen2接続に対応したUSBモバイルストレージです。USB3.2 Gen1やUSB3.0などホスト側に対する下方互換も備えています。

「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」は容量別でと1TB(型番:CT1000X9PROMACSSD9B)と2TB(型番:CT2000X9PROMACSSD9B)と4TB(型番:CT4000X9PROMACSSD9B)の3モデルがラインナップされています。

「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」はSSD自体の基本仕様はX9 Pro標準モデルと共通ですが、外装カラーが異なるのに加えて、X9 Pro標準モデルは出荷時にUSBモバイルストレージとして一般的なexFAT形式にフォーマットされているのに対し、For MacモデルはiPhone/iPadなどApple環境に最適化され、開封後すぐにプラグアンドプレイで使用できるよう、出荷時にAPFSにフォーマットされています。
Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac_feature

「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」は高速帯域10GbpsのUSB3.2 Gen2接続でPCと接続するので、最大でシーケンシャル読み出し 1050MB/s、シーケンシャル書き込み 1050MB/sの高速アクセスを実現しています。メーカーによる製品保証期間は5年間です。
Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac_speed


ちなみにCrucialからは2024年現在、X10 Pro、X9 Pro(For Mac)、X9、X6の4種類のUSBモバイルストレージが展開されています。それぞれ特長は下記の通りです
  • X10 Pro: 帯域20GbpsのUSB3.2 Gen2x2対応、TLC型NAND採用、保証5年
  • X9 Pro: 帯域10GbpsのUSB3.2 Gen2対応、TLC型NAND採用、保証5年
    (For MacはiPhone/iPadなどApple環境に最適化され出荷時にAPFSにフォーマット済み)
  • X9: QLC型NAND採用なので性能保証は読み出しのみ1050MB/s、保証3年
  • X6: QLC型NAND採用なので性能保証は読み出しのみ最大800MB/s、保証3年
Crucial Portable SSD_2024


Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac スペック
容量
(型番)
1TB
(CT1000X9PROMACSSD9B)
2TB
(CT2000X9PROMACSSD9B)
4TB
(CT2000X9PROMACSSD9B)
インターフェース
USB3.2 Gen2 (USB 10Gbps)
コントローラー
Silicon Motion SM2320 (メーカー非公表)
メモリ Micron製 TLC型 176層3D NAND (メーカー非公表)
外形寸法
縦50mm x 横65mm x 厚さ10mm
重量
40g
連続読出 1050 MB/s
連続書込 1050 MB/s
耐久性能 IP55の耐水・耐塵性能
耐落下性能 最大2.0m、耐熱・耐衝撃・耐振動
保証期間 メーカー5年



Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macの外観・付属品

まずは「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」の外観や付属品について紹介していきます。
紙製パッケージを開くと透明プラスチック製スペーサーに「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」のSSD本体とUSB Type-Cケーブルが収められています。
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続いて「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」のポータブルSSD本体をチェックしていきます。
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「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」は下位モデルのCrucial X9と違って、アルミニウム金属製の高耐久かつ放熱性に優れた外装シェルに、ソフトで手触りの良い樹脂製の底面カバーを組み合わせた設計です。
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Crucial X9 Proシリーズには標準モデルと別に、今回レビューに使用しているApple Mac環境向けモデル「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」がラインナップされています。
メーカー公式ページのサンプルイメージを見るとアルミニウム金属外装シェルのカラーはMacのシャンパンゴールド的な色合いに見えますが、実際にはもっとグレー寄りの色でした。
Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac_img
レビュー用に撮影した写真も色温度の調整が難しく、ちょっとシャンパンゴールド感のある色味になってしまっている気もするのですが、「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」の実際の色はCrucial X9 Pro 標準モデルのサンプルイメージの1つとして公開されている下の画像が一番近いと思います。
MacBookの2024年最新モデルで言うと、「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」はスターライト的な色味ではなくシルバーが近いと思います。
Crucial X9 Pro Portable SSD_img

写真では分かり難いですが、「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」の底面の樹脂製カバーはラバー被膜っぽい摩擦感です。非Pro付きのCrucial X9 Portable SSDのプラスチック製の底面と違って、ツルツルした卓上でも滑り難くなっています。
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四角形でシャープな印象の強いデザインですが、外周は丸みのある縁取りになっているので、手で握った感触はソフトです。また天面のCrucialロゴから見て上下側面には凹みもあるので指先で持ち上げる時のホールド感も良好です。
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「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」は外装カバーを上下に貫通する形でストラップホールが設けられています。加えてストラップホール内側にはSSDストレージのアクセスLEDも内蔵しています。
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「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」はIP55の耐水・耐塵性能、および最高2メートルの耐落下性能を備えており、ハードな環境でも安心して持ち運ぶことができます。
Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac_durability

「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」の製品寸法は縦50mm×横65mm×厚さ10mmです。小型スマートフォンの縦半分程度と非常にコンパクトかつ薄型です。
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「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」の重量は約38gです。コンパクトなサイズだけでなく重量も非常に軽く、ポケットに入れていても存在感を感じません。
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「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」の天面ロゴからみて左側面にはUSBケーブルを接続するためのUSB Type-C端子が実装されています。
「Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac」にはUSB3.2 Gen2(USB 10Gbps)に対応したUSB Type-Cケーブルが付属しているのでホスト側にUSB Type-C端子があれば各自でUSBケーブルや変換アダプタを用意する必要はありません。
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Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macの検証機材と基本仕様

「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」のベンチマーク測定やファイルコピー性能の検証をする前に、同製品の検証機材や基本仕様について紹介します。

「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」の各種検証を行う環境としては、PCIE4.0/5.0に対応するAMD Ryzen 9 7950X&GIGABYTE X670E AORUS MASTERなどで構成されているベンチ機を使用しました。構成の詳細は下記テーブルの通りです。
テストベンチ機の構成
CPU AMD Ryzen 9 7950X (レビュー
CPUクーラー Fractal Design Celsius S36 (レビュー
Noctua NF-A12x25 PWM (レビュー
メインメモリ G.Skill Trident Z5 Neo
F5-6000J3038F16GX2-TZ5N
DDR5 16GB×2=32GB (レビュー
マザーボード
GIGABYTE X670E AORUS MASTER
レビュー
ビデオカード PNY GeForce RTX 4090 24GB XLR8
Gaming VERTO EPIC-X RGB OC 3FAN
レビュー
システムストレージ
Samsung SSD 990 PRO 1TB (レビュー
OS Windows 11 Pro 64bit 22H2
電源ユニット Corsair HX1500i 2022 (レビュー
ベンチ板 STREACOM BC1 (レビュー

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システムメモリの検証機材には、Ryzen 7000用OCメモリのスイートスポットとアピールされているメモリ周波数6000MHz/CL30の低レイテンシなメモリOCに対応した「G.Skill Trident Z5 Neo(型番:F5-6000J3038F16GX2-TZ5N)」を使用しています。
G.Skill Trident Z5 NeoシリーズはAMD EXPOのOCプロファイルに対応した製品なので、AMD Ryzen 7000シリーズCPUで高性能なPCを構築するお供としてオススメのOCメモリです。ARGB LEDイルミネーションを搭載したバリエーションモデル G.Skill Trident Z5 Neo RGBもラインナップされています。
「G.Skill Trident Z5 Neo」をレビュー。EXPOで6000MHz/CL30のOCを試す!
G.Skill Trident Z5 Neo


検証機材に使用しているマザーボード GIGABYTE X670E AORUS MASTERのリアI/OにはUSB3.2 Gen2x2(USB4 20Gbps)に対応したUSBポートがあるので、USBモバイルストレージ側の最大帯域がUSB3.2 Gen2やUSB3.0など下方互換で対応できる製品は基本的にこのUBSポートに接続して検証しています。
AMD X670E_USB




「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」は製品名の通りApple環境に最適化された製品となっており、iPhone/iPadなどApple環境で開封後すぐにプラグアンドプレイで使用できるよう、出荷時にAPFSにフォーマットされています。
Crucial X9 Pro Portable SSD For Mac_feature

アウトボックスの状態でWindows PCに接続しても非対応フォーマットなのでディスクドライブとしてデバイスマネージャー等からは接続を確認できますが、ボリュームとしては認識されません。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac_Format (1)
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac_Format (2)

一方で「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」もSSDハードウェアとしては非For Mac版のX9 Proと全く同じ(外装以外)なので、出荷時にAPFSにフォーマットされているパーティションを削除してしまえば、Windowsのディスク管理機能から、Windowsで読み書きできるボリュームを新しく作成できます。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac_Format (3)
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac_Format (4)


「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」の初期パーティションを削除し、Windowsに対応したボリュームを作成すると、使用可能な空き容量は931GBでした。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac_CDI

アロケーションユニットサイズが小さい方が物理容量を最大限使用できるのですが、特にランダム性の高い書き込みアクセスにおいて大幅な速度低下が発生する傾向があります。(逆に速くなるケースもあるものの、頻度も程度も小さい)
当サイトのレビューでUSBモバイルストレージを検証する場合、exFAT形式、アロケーションユニットサイズは512KBに統一し、検証前に再フォーマットしています。
Windows11によるフォーマットの既定アロケーションユニットサイズはストレージ容量によって変わるのですが速度重視で2TB容量の既定サイズで統一しています。
allocation unit size


「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」のSLCキャッシュ構造についても確認してみました。
TLC型NANDを採用したSSDは一般にSLCキャッシュを超過すると書き込み速度が低下しますが、「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」はボリューム全体で一貫して読み書き900~1000MB/sの高速アクセスを維持できます。
下のスクリーンショットは空き容量を200GBまで減らした状態で、さらに100GBの書き込みを行っていますが、速度低下は発生せず、900~1000MB/sの高速アクセスを維持しています。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac_SLC_200GB-Free

「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」はシンプルにボリューム全体で一貫して読み書き900~1000MB/sの高速アクセスを維持できるので、大容量データを頻繁に書き込む用途でもデータ容量からの所要時間が把握しやすく、使い易いモバイルストレージです。



Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macのベンチとコピー性能

続いて本題となる「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」のファイルコピー性能を検証していきます。

ファイルコピー検証の前に、まずは「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」の基本的な読み出し性能と書き込み性能を確認するため、CrystalDiskMark8(デフォルト, 8GiB)のベンチマーク結果を見ておきます。
「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」は公式に発表されている仕様値通り、連続読み出しと連続書き込みで1050MB/sというUSB3.2 Gen2(USB4 10Gbps)のUSB接続帯域として理想的な速度を発揮します。
TLC型NAND採用SSDなので下位モデルと違って書き込み性能も製品スペックとして示されており、また上で紹介したように、同製品はSLCキャッシュ容量の範囲内に限らず、ボリューム全体で一貫して1000MB/s前後の書き込み速度を維持できます。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac_CDM8_1GiB


続いて外付けストレージの性能評価で最重要項目となるファイルコピーにおける読み出し・書き込み性能を実際の写真・動画データを使用して検証していきます。
検証に使用するデータとして、フルサイズミラーレス一眼カメラの写真・動画データを想定して、10GBの動画ファイルが5つ入った約50GBの動画フォルダ、10MB~20MBの画像ファイル 2,000枚弱が入った約30GBの写真フォルダの2種類を使用しています。
Copy-Test-Data_Mobile-Storage


「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」など各種検証ストレージとSamsung 970 PRO 1TBとの間で50GBの動画ファイル、80GBのゲームフォルダ、各種画像フォルダなどのコピーに要した時間の比較結果は次のようになりました。

まずは動画フォルダ(10GB x5)のコピーについてです。
動画ファイルは1つ1つのファイルがGB単位の大容量なので実際のコピーではCrystalDiskMarkベンチマークでいうと連続読み出し・連続書き込み性能が重要になってきます。

動画フォルダのコピー読み出しにおいて、「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」によるコピー時間は56秒ほど、読み出し速度は930MB/s程度です。実際のファイルコピーでもUSB3.2 Gen2接続のモバイルストレージとして理想的な性能です。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB_copy_1_movie_read
動画フォルダのコピー書き込みにおいて、「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」によるコピー時間は67秒ほど、書き込み速度は770MB/s程度です。
なお、下位モデルX9はQLC型SSDなので実用的に50~100GB程度のSLCキャッシュを超過すると書き込み速度が30MB/sまで大幅に低下しますが、SLCキャッシュの範囲内なら「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」よりも若干高速に書き込みできるというのは意外でした。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB_copy_2_movie_write


続いて写真フォルダ(30GB Files:~2,000)のコピーについてです。
画像ファイル1つ1つは先の動画ファイル1つに比べると大幅に小さいですが、高解像度なミラーレス1眼カメラで撮影したJPEG撮って出し画像の場合、1枚が10~20MB程度なのでやはりCrystalDiskMarkベンチマークでいうと連続読み出し・連続書き込み性能が重要になってきます。

写真フォルダのコピー読み出しにおいて、「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」によるコピー時間は34秒ほど、読み出し速度は900MB/s程度です。
ファイル数が多いもののほぼシーケンシャル読み出し的なアクセスなので、先の動画フォルダの読み出しコピー同様にUSB3.2 Gen2接続のモバイルストレージとして理想的な性能です。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB_copy_3_Photo_read
写真フォルダのコピー書き込みにおいて、「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」によるコピー時間は44秒ほど、書き込み速度は700MB/s程度です。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB_copy_4_Photo_write



Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Macのレビューまとめ

最後に「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac(型番:CT1000X9PROMACSSD9B)」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • USB3.2 Gen2で理想的な、連続読み書きと連続書き込みが1050MB/s
  • ボリューム全体で一貫して書き込み速度は1000MB程度を維持できる
  • 外部電源不要なUSB端子からのバスパワー駆動
  • 65mm×50mmのコンパクトサイズかつ、38g程度と非常に軽量
  • PlayStation 5やXbox Series X/Sの外付けストレージとして使用すれば、
    ネイティブタイトルのバックアップ先や後方互換タイトルのインストール先にできる
  • PS4などHDD内蔵ゲーム機ならゲームロード時間を最大で半分に短縮
悪いところor注意点
  • 外装カラーはシャンパンゴールドではなくシルバー
  • USBフラッシュメモリと比べるとサイズは大きい
  • USB Type-Aポートと接続するには別途、変換アダプタ等が必要

「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」はNVMe SSD相当の内部SSDを帯域10Gbpsの高速規格USB3.2 Gen2に変換するタイプのUSB外付けSSDです。
基礎的なベンチマークでは読み出し/書き込みで1000MB/s程度という
帯域10GbpsのUSBモバイルストレージとしては理想的なアクセススピードを発揮します。

65mm×50mm(2.5インチやM.2 2280といった既存のSSDを流用する形では実現できない小ささ)という指で摘まめるコンパクトサイズながら最大4TBという大容量を実現しているところも大きな魅力です。

TLC型NANDを採用したSSDは一般にSLCキャッシュを超過すると書き込み速度が低下しますが、「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」はボリューム全体で一貫して読み書き900~1000MB/sの高速アクセスを維持できます。
「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」はシンプルにボリューム全体で一貫して読み書き900~1000MB/sの高速アクセスを維持できるので、大容量データを頻繁に書き込む用途でもデータ容量からの所要時間が把握しやすく、使い易いモバイルストレージです。


以上、「Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac」のレビューでした。
Crucial X9 Pro Portable SSD 1TB For Mac



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