ガレリア専用 SKケース (ATX)


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ドスパラのゲーミングBTO PCブランドGALLERIAにおいてATX対応ミドルタワーPCのスタンダードモデルに採用されている新型PCケース「ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード ガンメタリック」をレビューします。7年ぶりのリニューアルによって最新自作PC向けPCケースの水準に達したBTO PC専用筐体のデザインや設計を徹底解説していきます。
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ガレリア専用 SKケース (ATX) レビュー目次


1.ガレリア専用 SKケース (ATX)の外観とフロント・リアI/O
2.ガレリア専用 SKケース (ATX)のサイドパネルとトップパネル
3.ガレリア専用 SKケース (ATX)の内部構造の概要


4.ガレリア専用 SKケース (ATX)の裏配線・電源ユニット設置スペース
5.ガレリア専用 SKケース (ATX)のストレージ設置スペース
6.ガレリア専用 SKケース (ATX)のグラフィックボード設置スペース

  【New】GPUホルダー(リジッドカードサポート)について (Ver2)

7.ガレリア専用 SKケース (ATX)のファン・水冷ラジエーター設置スペース
8.ガレリア専用 SKケース (ATX)のレビューまとめ



【注意】
今回検証するのはレビュー用の貸出機であり一般販売されてユーザーの手元に届く新品ではないので、製品や梱包に若干の傷や痛みがある場合があります。通常は新品で綺麗な状態のものが届くはずなので、サンプル機に傷等があっても無視してください。

今回のレビュー記事では「ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード ガンメタリック」を採用するPCからGALLERIA XA7C-R70Sを例にして紹介します。


【機材協力:サードウェーブ】



【執筆:2020年8月17日、最終更新:2020年11月10日】



ガレリア専用 SKケース (ATX)の外観とフロント・リアI/O

「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のPCケース外観をチェックしていきます。
GALLERIAの新型PCケースには今回レビューするATXマザーボード対応ミドルタワーSKに加えて、MicroATXマザーボード対応ミニタワーSKMの2モデルがあり、本体サイズはミドルタワーSKが高さ480×幅220mm×奥行440mm、ミニタワーSKMが高さ425×幅220mm×奥行440mmです。完成品の重量は内蔵パーツによって若干前後しますが、参考重量は14~15kgとなっています。
GALLERIA SK-SKM
またGALLERIA新型PCケースSK/SKMには、重厚かつ落ち着いた雰囲気のガンメタリック塗装のスチール外装パネルを採用する「Standard」に加えて、洗練されたスマートな印象を与えるへアライン表面処理アルミニウム外装パネルを採用する「Premium」の2種類があります。
GALLERIAの2020年以降発売の新モデルではR/X/Z/Uの4シリーズがありますが、R/X/Zの3シリーズは「Standard」、最上位のUシリーズでは「Premium」が採用されています。
GALLERIA SK-SKM StandardGALLERIA SK-SKM Premium
ちなみにR/X/Zの下位シリーズでもカスタマイズ項目からアルミニウム外装パネルを採用する「Premium」にアップグレードが可能です。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」は近年の自作向けPCケースで流行りのフラットデザインをベースに曲面も取り込み、スマートさだけでなく柔らかい印象も与えるデザインです。
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旧PCケースではフロントパネル下側のスチールメッシュ部分から吸気する構造が採用されていましたが、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」ではフロントがエアスリットのないフラットパネルになり、サイドパネルの前方寄りにある青色メッシュ部分を吸気スペースとしています。ファンが固定されているシャーシとフロントパネルの間にはスムーズな吸気ができるように50mm厚程度のスペースが確保されていました。
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右側サイドパネルにはブラックスモークのアクリルウィンドウが搭載されており、PCケース内部のCPUクーラーやグラフィックボードがさりげなく見えるところも、高性能ゲーミングPCの所有欲を満足させてくれます。
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フロント&トップはマットな黒色パネル、スタンダードモデルでは両サイドに重厚かつ落ち着いた雰囲気のガンメタリック塗装のスチール外装パネルを採用し、ブラックとガンメタルのツートンカラーをベースにして鮮やかなブルーがアクセントに加える配色には遊び心を感じさせます。
目を凝らすと若干ラメ感のあるガンメタル塗装なので、ヘアライン仕上げアルミニウムの上位モデルと遜色ない高級感を放ちつつ、暗めのカラーリングで落ち着きを感じます。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」はスチール製シャーシにも綺麗な黒塗装が施されており、後ろから見ても安っぽさを感じさせることはありません。
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新型PCケースの外観デザインは、コンセプトカーや工業プロダクトデザインを手掛けるデザインハウスが担当したとのことですが、「BREAK THE NORMAL(常識を打ち破れ)」をスローガンにリニューアルされた「ガレリア専用 SKケース (ATX)」ではそれを象徴するゲート(門)をモチーフにしたLEDイルミネーションがフロントパネルに搭載されているところも大きな特徴の1つです。
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ちなみにこのLEDイルミネーションはフロントパネルから伸びるRGB対応4PIN汎用LEDケーブルによって、主にマザーボードのLEDヘッダーから給電されています。出荷時の標準構成では青色に発光するように設定されているようですが、各BTO PCモデルの採用マザーボードによっては、マザーボードのライティング制御機能から発光カラーや発光パターンが調整できそうです。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」はフロントパネルの着脱も可能です。旧PCケースではフロントパネルにフロントI/Oが統合されていてケーブルの長さ的にパネルの着脱が難しかったのですが、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」ではフロントパネルとフロントI/Oが分離されてそういった問題もなく、自作er目線では地味に高評価な改良ポイントの1つです。
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フロントパネルは自作向けPCケースでもよくある、太めのプラスチックのツメで固定する方式ですが、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」はBTO PC向け筐体なので、輸送時や持ち運び時に不意にフロントパネルが外れてしまうことがないように、セーフティのネジ止めも採用されています。逆に言うと、このネジを外して、前方にパネルを引っ張ればフロントパネルの着脱が可能です。
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GALLERIAの2020年最新モデルでは標準構成において非搭載になっていますが、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」には1基の5インチベイもスペースとしては実装されており、カスタマイズ項目からDVD/Blu-rayの光学ドライブを追加可能です。
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5インチベイ未使用時はカバーで覆われていますが、隙間や段差のないカバーなので、ブランクの5インチベイも目立ちません。またPCケース内部的には5インチベイのブラケットはネジ止めの着脱式になっていて、ブラケットを取り外すことも可能です。(ファンなどと特に排他利用になっているわけでもないのですが)
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のフロントI/Oはトップパネル前方に実装されています。向かって左から順に、パワースイッチ(パワーLED)、リセットスイッチ、ストレージLED、4×USB3.0 Type-A端子、ステレオ出力3.5mmジャック、マイク入力3.5mmジャックが実装されています。
形状についても床置きや机置きなど場所を問わずアクセスしやすい設計として、斜め45度のデザインを採用していることがアピールされています。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のフロントI/Oには4基のUSB3.0対応Type-A端子がありますが、2基ずつが内部USB3.0ヘッダーケーブルによってマザーボードと接続されていました。
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またスタート・リセットスイッチ、電源・ストレージLEDなどフロントIOパネルコネクタは個別に分離しておらず10PINコネクタでひとめとめにされていて、ケーブルもリボンケーブルでした。ケーブルがばらけないで取り回しが良く、自作PC初心者的にも優しい構造です。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」の背面IOを見ると、上側にマザーボードリアI/Oとリアファンスペース、中央にPCIE拡張スロット、下側に電源ユニットという近年のミドルタワーPCケースとしては標準的なレイアウトです。1点挙げるとすれば、PCIEスロットがATX+1の8段用意されているところは特長的かもしれません。
なおマザーボードやグラフィックボードのIOポートの種類・数量はBTO PCのモデルによって変わります。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のPCケース底面は、電源ユニット用の吸気スリットを除けば黒塗装スチール板のシンプルな形状です。
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PCケース足としては、四角錐型で先端が正方形のゴムになっているインシュレーターが四隅に配置されています。グラつきもなくしっかりと安定しています。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)のサイドパネルとトップパネル

「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のサイドパネルとトップパネルについて解説します。

まずは「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のサイドパネルについてチェックしてきます。
今回レビューするスタンダードモデルについては重厚かつ落ち着いた雰囲気のガンメタリック塗装のスチール外装パネルがサイドパネルに採用されています。
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目を凝らすと若干ラメ感のあるガンメタル塗装なので、ヘアライン仕上げアルミニウムの上位モデルと遜色ない高級感を放ちつつ、暗めのカラーリングで落ち着きを感じます。メッシュの鮮やかなブルーをアクセントに加える配色に遊び心を感じさせます。
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裏配線側の左サイドパネルはシンプルなソリッドパネルですが、マザーボード側の右サイドパネルにはブラックスモークのアクリルウィンドウが搭載されており、PCケース内部のCPUクーラーやグラフィックボードがさりげなく見えるところも、高性能ゲーミングPCの所有欲を満足させてくれます。
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なおGALLERIA新型PCケースSK/SKMのサイドパネルには、今回レビューしている「Standard」で採用される重厚かつ落ち着いた雰囲気のガンメタリック塗装のスチール外装パネルに加えて、「Premium」で採用される洗練されたスマートな印象を与えるへアライン表面処理アルミニウム外装パネルの2種類があります。

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GALLERIAの2020年以降発売の新モデルではR/X/Z/Uの4シリーズがありますが、R/X/Zの3シリーズは「Standard」、最上位のUシリーズでは「Premium」が採用されています。
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ちなみにR/X/Zの下位シリーズでもカスタマイズ項目からアルミニウム外装パネルを採用する「Premium」にアップグレードが可能です。
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左右の両サイドパネルはPCケース背面において上下2か所のハンドスクリューでそれぞれ固定されています。
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ネジ止めを外して後方にスライドさせるとサイドパネルを開くことができます。上下左右に位置を合わせてからシャーシの溝にスライドツメを嵌め込む構造になっています。
位置合わせを間違えると、ガタンっとパネルを落としてしまうので、欲を言えば、下端をヒンジにするようにサイドパネルをシャーシに乗せてから閉じ、スライドしてロックするような構造を採用して欲しかったところです。
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続いて「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のトップパネルについてチェックしていきます。
「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のPCケース天面には、ひし形(正確には45度回転の正方形)のエアベントが設けられたマットな黒塗装のスチールパネルが装着されています。エアベントはありますが、フラットな形状なので、キーボードなど物を置くことも可能です。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のトップパネルは、エアベント外装パネル、ダストフィルター、ファン・ラジエーターマウントブラケット(PCケースシャーシ)の3層構造になっており、前2つはPCケースシャーシから着脱が可能です。
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トップパネルは背面2か所のネジで固定されており、ネジを外して後方へスライドさせるとトップパネルを取り外すことができます。
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ただしトップパネルがサイドパネルの内側にあるので、トップパネルを外すには先に左右両側サイドパネルを外す必要があります。トップパネルに中にはダストフィルターもあるので、メンテナンス性を考えると若干引っかかる構造でした。
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トップパネルに下にはマグネット固定で着脱が簡単な防塵メッシュフィルターが設置されています。
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その下にはPCケースシャーシの天面ファン・ラジエーター設置スペースがあり、広範囲に渡ってヘックス型エアベントが設けられています。縦長のネジ穴スリットが複数列用意されており、マザーボードに寄せるor離す形でオフセット配置も可能となっており、最大で2基の140mm角ケースファンや、240サイズ水冷ラジエーターに対応します。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)の内部構造の概要

続いて「ガレリア専用 SKケース (ATX)」の内部構造の概要をチェックしていきます。
まずはマザーボード側の俯瞰写真は次のようになっています。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」は、前方に5インチベイが1基あるものの、基本的には近年の自作向けPCケースで主流なオープンレイアウトをベースに設計されており、PCケースフロントは大きく開放されています。
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また近年のPCケースの流行としてPCケースボトムに設置される電源ユニットをチャンバー分けして、電源ケーブルを隠すPSUシュラウドも採用されています。PSUシュラウド上はストレージベイがあるのでケーブルホールがありませんが、代わりに側面にグロメット付きケーブルホールがあり、グラフィックボードのPCIE補助電源ケーブルなどを通すことができます。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のマザーボードトレイには標準でATXに合わせたスペーサーが装着されています。マザーボードトレイ右側のケーブルホールが使えるかは怪しいですが、ATXに幅+20~30mm程度のE-ATXマザーボードも設置自体はできそうです。PCIEスロット数はATXフォームファクタの7段に+1段で計8段が設置されています。
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以下、CPUクーラーや冷却ファンについては各BTO PCモデル毎に構成が変わる可能性があります。
今回のレビューで使用しているGALLERIA XA7C-R70Sについては、CPUクーラーにサイドフロー型120mmサイズ空冷CPUクーラー「Deepcool GAMMAXX 400」が搭載されていました。
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今回のサンプル機に搭載されていたDeepcool GAMMAXX 400は全高155mmのCPUクーラーですが、サイドパネルまではまだ余裕があり、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」は最大で全高180mm程度までの空冷CPUクーラーに対応します。
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ケースファンについてはフロント、トップ後方、リアの3か所に140mm角ファンが搭載されていました。いずれもマザーボード上ファン端子からの給電となっています。
旧PCケースでは4PINペリフェラル電源から給電する固定回転動作の煩いファンを搭載したモデルも多かったので、全てのファンがマザーボードからファン制御できるようになったのは嬉しい改良ポイントです。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)の裏配線・電源ユニット設置スペース

「ガレリア専用 SKケース (ATX)」の裏配線スペースと電源ユニット設置スペースをチェックしていきます。
まずはマザーボード裏側の裏配線スペースの俯瞰写真は次のようになっています。
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マザーボードトレイのCPUクーラーメンテナンスホールも大きくとられていて、縦長でメンテナンスホールからはみ出しやすいAM4マザーボードもしっかりと収まりそうです。バックプレート型のCPUクーラーでもマザーボードをPCケースに装着したままで着脱が可能です。
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PCケース前方寄りの裏配線スペースの厚みが大きい2段構造が採用されていて、フロントI/Oケーブルや電源ユニットからの電源ケーブルの動線を綺麗に確保でき、ケーブルマネジメントにも優れた設計です。
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裏配線スペースの厚さはマザーボードトレイやシャーシの凹凸で若干前後しますが、マザーボードトレイの裏が18mm前後、ケーブルホールよりも前方の凹み部分は30mm程度が確保されています。
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続いて「ガレリア専用 SKケース (ATX)」の電源ユニット設置スペースをチェックしていきます。
「ガレリア専用 SKケース (ATX)」では最近のPCケースで主流なボトム吸気型の電源ユニットのボトム配置構造を採用、マザーボード側からは電源ユニットや電源ユニットから伸びるケーブルを隠してケース内をキレイに見せるPSUシュラウドも採用されています。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」では電源ユニットの固定方法として、単純にPCケース内から電源ユニットを配置して外側からネジ止めするといった構造ではなく、専用のPSUアダプタを使用して外から電源ユニットをスロットインする構造が採用されています。
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アダプタを装着するだけで外から電源ユニットをスロットインできる構造なので電源ユニットの着脱が容易です。電源ユニットのプラグインケーブルを少し着脱したいという場面で電源ユニットを若干引き出してスペースを作るといった使い方もできる便利な構造です。
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電源ユニットの奥行のクリアランスについて、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」はボトムスペースにストレージ用のシャドウベイ等は一切ないので、PSUシュラウド内は基本的に全て電源ユニットや電源ケーブルのスペースとして利用でき、自作PC向け電源ユニットを想定すれば奥行クリアランスの制限はありません。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」では電源ユニットがPCケース底面から吸気を行う構成なので、PCケース底面にはスライド式で簡単に着脱可能なナイロンメッシュの防塵ダストフィルターが付属しています。
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PCケース底面には電源ユニット冷却ファンが吸気するためのエアスリットがありますが、幅100mm、奥行15~150mmのレイアウトになっていて、ファン吸気面の大部分はカバーできているものの、幅は若干狭めです。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)のストレージ設置スペース

「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のストレージ設置スペースをチェックしていきます。
まず「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のレビュー用サンプル機として使用しているGALLERIA XA7C-R70Sでは、同モデルの標準構成と同じく、NVMe M.2 SSDがマザーボードのチップセット下M.2スロットに装着されていました。
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採用マザーボードに標準搭載のM.2 SSDヒートシンクがある場合は、ヒートシンクによって放熱が補助されています。
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各BTO PCモデルによって採用されているマザーボードによっては2つ以上のM.2スロットを搭載していることもあるので、そういった製品では空きのM.2スロットを使用してストレージの増設が可能です。
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ポート数はマザーボードによって異なりますが、基本的には少なくとも4基くらいは空きのSATAポートがあるはずなので、後述のストレージ設置スペースを使用して、2.5インチSSDや3.5インチHDD増設が可能です。フロントには5インチベイも1基あるので、光学ドライブも増設できます。
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「ガレリア専用 SKケース (ATX)」の主なストレージ設置スペースは裏配線側にあり、マザーボードトレイ裏面の2.5インチストレージトレイ×2、および3.5インチストレージシャドウベイ×2の2か所です。
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3.5インチストレージシャドウベイはマザーボード側のPSUシュラウド上に固定されていますが、裏配線側のネジ止めを外し、スライドロックを解除することで取り外すことが可能です。
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カスタマイズ項目としても用意されていますが、PCケースフロントには5インチベイも1基あるので、DVD/Blu-rayの光学ドライブも追加可能です。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)のグラフィックボード設置スペース

「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のグラフィックボード設置スペースについてチェックしていきます。
「ガレリア専用 SKケース (ATX)」はPCケース前方にドライブベイなどがないオープンレイアウトで、写真のように長さ方向のクリアランスも300mm以上と十分なので、グラフィックボードの互換性を心配する必要はありません。
PCケースフロントに簡易水冷ラジエーターを設置したとしても、ファン&ラジエーターで一般的な60mm厚以下であれば、グラフィックボードの長さクリアランスとして310~320mmを確保できます。
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グラフィックボードの高さ方向についても、PCIEブラケットと同じ高さからPCケースサイドパネルまでが80mm程度と十分な余裕があるので、PCIEブラケットから大きくはみ出すような背の高いオリファンモデルでもPCIE補助電源ケーブル/コネクタがPCケースと干渉する心配はありません。
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PCIE補助電源ケーブルの取り回しとしては、PSUシュラウド前方のホールや、PSUシュラウド側面のグロメット付きケーブルホールを使用してスムーズな配線が可能です。
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管理人がPCケースをチェックする時の重箱の隅をつつくような細かい項目、PCIEスロットの固定ネジとシャーシの干渉についてですが、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」では固定ネジがシャーシの外側にあって、シャーシがネジに被っておらず、ドライバーを使用した拡張ボードのネジ止めも簡単です。
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ネジ穴が外にある場合は拡張ボードのPCIEブラケットを装着する構造上、PCIEブラケットの手前に穴が開いてしまうのですが、ここを隠すための開閉式カバーも設置されています。
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GPUホルダー(リジッドカードサポート)について

ガレリア専用 SKケース (ATX)の大きな特徴の1つは、重量級グラフィックボードを支えるGPUホルダー「リジッドカードサポート」です。
「リジッドカードサポート」は、大型グラフィックボードを搭載する一部モデルで標準搭載、もしくはカスタマイズオプションとして追加が可能なガレリア専用 SKケース (ATX)のオリジナル機能となっています。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)のGPUホルダー「リジッドカードサポート」は、コの字に折り曲げ加工された頑丈なスチール製フレームがPCケースを縦断し、天面フレームとPSUシュラウドにしっかりとネジ止めされています。輸送時の振動でフレーム自体が破損したり、PCケースから脱落してしまう心配は皆無と言っていい構造です。右側サイドパネルギリギリに位置するのでPCケース内部との干渉もありません。
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グラフィックカード自体の保持構造も、単純にしたから支えるタイプのGPUホルダーではなく、L字型の下側ホルダーに加えて、上側ホルダーで挟み込む形になっています。
輸送時に上下左右どの方向に強い力が加わっても、グラフィックボードをシッカリと保持するので、マザーボードPCIEスロットへの負荷も軽減され、1kgを超える超大型GPUクーラーを搭載するハイエンドグラフィックボードでも安心です。
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リジッドカードサポートは頑丈なスチール製ですが、高価なグラフィックボードに傷が付かないよう、グラフィックボードを接する部分にはラバーパッドが挟んであところもポイントです。インチネジでガッシリと固定されており、スリット上ネジ穴なので、グラフィックボードに合わせて装着位置を微調整でき、将来的にグラフィックボードを換装しても「リジッドカードサポート」はそのまま使用できます。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)のファン・水冷ラジエーター設置スペース

続いて「ガレリア専用 SKケース (ATX)」の冷却ファンと水冷ラジエーターの設置スペースについてチェックしていきます。

従来PCケースKT/KTMではフロント下方に120mmサイズで設けられていた吸気スペースは、新型PCケース「ガレリア専用 SKケース (ATX)」では、サイドパネル前方の両側面となり面積は約3倍に広くなっています。またフロントに搭載可能なファンサイズも140mmへと大型化され、最大2基まで増設にも対応します。
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PCケースリアのファン・ラジエーター設置スペースについて、120mm角もしくは140mm角のケースファンを1基設置可能です。固定ネジ穴は縦長のスリット状になっているので、120mm角ケースファンであれば、上下方向に若干のオフセット配置が可能です。
水冷ラジエーターについては120mmサイズでもシャーシと干渉する可能性が高く基本的に設置はできません。
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PCケースフロントのファン・ラジエーター設置スペースについて、120mm角もしくは140mm角のケースファンを2基設置可能です。水冷ラジエーターは120/140/240サイズは問題なく設置できます。280サイズも内部スペース的には問題ないのですが、ネジ穴スリットの上下間隔が足りず、6点止めになります。
ファン・ラジエーター固定用のネジ穴は縦長スリットなのでラジエーターのネジ穴間隔に合わせて設置が可能です。
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PSUシュラウド前方にはフロント側ファンマウントスペースとの間に厚み70mm程度のホールがあります。一般的な簡易水冷クーラーでファン&ラジエーターの厚みは60mm以下なので、PSUシュラウドとファン&ラジエーターが干渉する心配はありません。
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PCケースフロントはサイドパネル前方が吸気面となっていますが、PCケース内への埃の混入を抑えるため側面のメッシュ部分がダストフィルターの役割も果たすので吸気スペースに使用するのがおすすめです。
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 PCケーストップのファン・ラジエーター搭載スペースについて、120mm角もしくは140mm角のケースファンを2基設置可能です。水冷ラジエーターは120/140/240サイズは問題なく設置できます。280サイズはネジ穴的には問題ないのですが、マザーボードやメモリと干渉する可能性が非常に高いです。
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PCケース天面のファン・ラジエーター設置スペースは、マザーボード上端との間隔が25mm程度しかありません。水冷ラジエーターを使用する場合はマザーボードやメモリとのクリアランスが少々厄介なので、ファン&ラジエーターが1基だけであれば、PCケースフロントに設置するのが推奨です。
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ガレリア専用 SKケース (ATX)のレビューまとめ

最後にドスパラのゲーミングBTO PCブランドGALLERIAにおいてATX対応ミドルタワーPCのスタンダードモデルに採用されている新型PCケース「ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード ガンメタリック」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • BTO PC用オリジナル筐体とは思えないスタイリッシュな外観
  • ガンメタルスチールパネルとヘアラインアルミニウムパネルの2種類
  • ブラックスモークのアクリルウィンドウを搭載
  • ゲートを模したLEDイルミネーション搭載(ライティング制御にも対応)
  • 自作向けPCケースでも主流なオープンレイアウトを採用
  • ゆとりのある裏配線スペースで綺麗なケーブルマネジメントが可能
  • 300mm超の大型グラフィックボードに対応、PCIEスロットを8段搭載
  • 1kg超のグラフィックボードを確実に保持できるGPUホルダー「リジッドカードサポート」
  • 5インチベイ対応ドライブを1基増設可能
  • 2.5インチストレージを2基増設可能
  • 3.5インチストレージを2基増設可能(シャドウベイは着脱が可能)
  • 電源ユニットの着脱は専用アダプタによるスロットイン構造、奥行制限はなし
  • スライド式で着脱の容易な電源ユニット冷却ファン用のダストフィルター
  • 240mmサイズ水冷ラジエーターを搭載可能(非公式)
悪いところor注意点
  • サイドパネルの着脱はシャーシに上から乗せる構造にして欲しかった
  • トップパネルは左右サイドパネルを外した状態でないと着脱できない
  • 天面とMB上端の間隔は25mm程度なので、水冷ラジエーター設置スペースとしては不向き
  • フロントUSBポートをフルに使うにはマザーボード上に内部USB3.0が2基必要

新生GALLERIAでリニューアルされた「ガレリア専用 SKケース (ATX)」は、近年の自作向けPCケースのトレンドをふんだんに取り入れ、デザイン面では鮮やかな青色メッシュを組み込むなど美しさの中にユニークさも感じられ、自作er目線でも高評価なPCケースでした。自作PC入門への第1歩としても良い出来栄えで、今後中身を総取っ換えするとしても長く使えるPCケースだと思います。

中でも特に注目なのは1kg超のグラフィックボードを確実に保持できるGPUホルダー「リジッドカードサポート」です。これに関しては自作PC向けケースを超えているというか、組み立て済みで輸送時の破損を気にするBTO PC専用筐体だからこそ、考え抜かれた構造です。
2020年9月に発表されたNVIDIAの次世代GPU”GeForce RTX 30シリーズ”のハイエンドモデルであるRTX 3090やRTX 3080を搭載したグラフィックボードは巨大かつ重量も非常に大きいのですが、単純に下から支えるだけでなく、挟み込んで上下左右の振動からしっかりと保持する構造のリジッドカードサポートは、輸送時の破損の心配がなく、長期的観点でもグラフィックボードの基板たわみやPCIEスロットの垂れ下がりを防止してくれるユーザーフレンドリーな独自機能です。
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ドスパラのゲーミングBTO PCブランドGALLERIAというと、『価格はそこそこ、納期が飛び抜けて早い』もののPCケース設計が古臭いといのが玉に瑕だと自作er目線で感じていましたが、今回のリニューアルでそういった評価は完全に払しょくされました。新PCケースの採用によって設計の古いPCケースを採用したままのBTO PC競合メーカーとの差が開くのは間違いないと思います。

今回はリニューアルされた「ガレリア専用 SKケース (ATX)」について解説しましたが、ドスパラのゲーミングブランド「GALLERIA(ガレリア)」で販売されるゲーミングBTO PCの特徴や賢い選び方、おすすめのモデルについてはこちらの記事も参考にしてください。
ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方


以上、「ガレリア専用 SKケース (ATX)」のレビューでした。
GALLERIA XA7C-R70S


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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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