AverMedia Live Gamer BOLT


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4K/60FPS/HDRやフルHD/240Hzのパススルー&録画に対応する、世界初のThunderbolt3接続外付け型ビデオキャプチャ「AverMedia Live Gamer BOLT」をレビューします。PlayStation 4 ProやXbox One Xなどコンシューマーゲーム機でも対応ソフトが増え始めている4K解像度/60FPS/HDRの超高解像度ハイダイナミックレンジなビデオ出力や、オンライン対戦PCゲームで勝利するため競技ゲーマーが使用するフルHD/240FPSの超ハイフレームレートなビデオ出力を、パススルーによって遅延なく表示しながらネイティブに録画が可能な、プレイも録画も妥協しない2020年最高峰のビデオキャプチャを徹底検証していきます。
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製品公式ページ:https://www.avermedia.co.jp/product-detail/GC555
マニュアル:https://storage.avermedia.com/web_release_jp/GC555_QG.pdf

AverMedia Live Gamer BOLT_top





AverMedia Live Gamer BOLT レビュー目次


1.AverMedia Live Gamer BOLTの概要
2.AverMedia Live Gamer BOLTの外観・付属品

  ・Thunderbolt3対応機器について

3.AverMedia Live Gamer BOLTの検証機材とドライバ

4.AVerMedia RECentral 4の基本操作・設定について
5.AVerMedia RECentral 4の録画・配信について


6.AverMedia Live Gamer BOLTとサードパーティ製ソフトとの互換性について
7.AverMedia Live Gamer BOLTの表示遅延について
8.AverMedia Live Gamer BOLTのHDR映像ソースの取り扱いについて


9.AverMedia Live Gamer BOLTで4K/60FPS/HDRのゲームを録画する
10.AverMedia Live Gamer BOLTでフルHD/240FPSのPCゲームを録画する


11.AverMedia Live Gamer BOLTのレビューまとめ



AverMedia Live Gamer BOLTの概要

「AverMedia Live Gamer BOLT」はThunderbolt3接続に対応した外付け機器型ビデオキャプチャとなっており、先行して発売されたLive Gamer 4Kの外付け機器版といった感じの製品です。Thunderbolt3の端子形状はUSB Type-Cと共通ですが、ホストに対してUSB3.1 Gen1等とは非互換なので注意してください。
「AverMedia Live Gamer BOLT」の利用には専用ドライバのインストールが必要です。純正ソフトのRECentral4以外に、OBS Studio、XSplitといったサードパーティー製ビデオキャプチャソフトにも対応します。
AverMedia Live Gamer BOLT_i (3)
「AverMedia Live Gamer BOLT」は、外付け機器型ビデオキャプチャの接続帯域で主流なUSB3.1 Gen1の8倍となる40GbpsというThunderbolt3の帯域幅によって4K解像度/60FPS/HDRの映像ソースを無圧縮で取り込むことが可能であり、PlayStation 4 ProやXbox One Xなどから出力される4K解像度/60FPS/HDRの映像をそのまま録画できます。
AverMedia Live Gamer BOLT_connections
「AverMedia Live Gamer BOLT」にはHDMIパススルー端子も実装されており、4K解像度/60FPS/HDRの映像(音声信号も含む)をHDR対応4K解像度モニタへ直接にパススルー表示しながら、ビデオ録画が行えます。
また4K(3840×2160)よりも小さい解像度であれば、フルHD(1920×1080)の240FPSや、WQHD(2560×1440)の144FPSなど60FPSオーバーの高フレームレート動画も録画可能であり、パススルー表示にも対応します。
AverMedia Live Gamer BOLT_vs-ultra
また「AverMedia Live Gamer BOLT」ではプレビュー画面についても遅延時間50ms程度という、パススルー表示と比較して違和感のない超低遅延を実現しているともアピールされています。
AverMedia Live Gamer BOLT_Ultra-Low-Latency
「AverMedia Live Gamer BOLT」はハードウェアエンコーダを搭載していないので、録画にはCPUもしくはGPUのパワーが必要になります。4K/HDR/60FPSやフルHD/240FPSなど高解像度/高フレームレートのビデオキャプチャを行う場合はGeForce GTX 1660 TiやRadeon RX 5500 XTなど相応に高性能なエンコーダを内蔵したGPUが必要になります。



AverMedia Live Gamer BOLTの外観・付属品

早速、「AverMedia Live Gamer BOLT」を開封していきます。
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内パッケージ内にはスポンジ製スペーサーで保護された状態で「AverMedia Live Gamer BOLT」のビデオキャプチャ本体が収められています。スポンジスペーサーを取り出すとその下には各種付属品があります。
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「AverMedia Live Gamer BOLT」にはビデオキャプチャの本体以外に、Thunderbolt3ケーブル(0.8m)、パススルー表示用のHDMIケーブル、ソフトウェアライセンス、クイックマニュアルが付属します。
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「AverMedia Live Gamer BOLT」にはパススルー接続用のHDMIケーブルが標準で付属しますが、HDMIケーブルを個別に購入するのであれば「エレコム Premium HDMIケーブル スリムタイプ」がオススメです。「エレコム Premium HDMIケーブル スリムタイプ」は18Gbpsの高速伝送による4K/60FPS/HDR表示対応のPremium HDMI cable規格認証を取得しており、ケーブル径4.5mmのスリムケーブルなので一般的な各種付属ケーブルと比較して取り回しの面でも非常に優れています。
エレコム Premium HDMIケーブル スリムタイプ

エレコム PREMIUM HDMIケーブル スリムタイプ 1.0m
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エレコム PREMIUM HDMIケーブル スリムタイプ 2.0m
エレコム
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「AverMedia Live Gamer BOLT」のビデオキャプチャボード本体をチェックしていきます。
「AverMedia Live Gamer BOLT」は縦120mm×横120mm×高さ29.3mmとなっており、厚みのある正方形の板といった感じの形状です。
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「AverMedia Live Gamer BOLT」の外装はプラスチック製ではなくアルミニウムになっており、青みがかったマットな黒色塗装は重厚かつ高級感があります。
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「AverMedia Live Gamer BOLT」の天面や前面には通気エアスリットが設けられており、熱伝導性・放熱性に優れたアルミニウム製外装と合わせて、冷却にかなり気を使った設計なのがわかります。
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底面には滑り止めのラバーパッドが全体に貼られていました。
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「AverMedia Live Gamer BOLT」のI/Oポートを確認すると、大きく開いた通気口を前面として、後面には、PCと接続するためのThunderbolt3端子、ビデオ入力のHDMI2.0端子、パススルーでモニタ・TVに接続するビデオ出力用のHDMI2.0端子、そしてマイク入力用の3.5mmジャックが実装されています。HDMI端子はIN/OUTの刻印もあるので入力とパススルー出力がどちらかは一目で見分けられます。
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AverMedia Live Gamer BOLTのパススルー出力についてはHDCPに対応しています。プレビューや録画は行えませんが、著作権保護されたコンテンツでもパススルー経由でモニタへ表示が可能です。
AverMedia Live Gamer BOLT_HDCP

「AverMedia Live Gamer BOLT」にはアドレッサブルLEDイルミネーションが搭載されています。
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AverMedia Live Gamer BOLTのアドレッサブルLEDイルミネーションは、後ほど詳しく紹介するAVerMedia純正キャプチャソフト「RECentral 4」の機器設定から、発光パターンの変更や消灯設定が行うことができます。
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「ライティング」の項目をOFFにするとLEDイルミネーションを消灯できます。「Effect」の項目をOFFにするとステータスLEDとして機能し、ブート中などドライバが起動していない状態では赤色で点滅、動作準備が完了すると青色で常時点灯、録画中は赤色でゆっくりと明滅します。
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「エフェクト」の項目をONにするとAverMedia Live Gamer BOLTのアドレッサブルLEDイルミネーションは発光パターンとして標準設定の「Colorful Breath」に加えて「Hue Cycle」の2種類から選択できます。発光パターンの下にあるスライドバーからは変化スピードが調整できます。
AverMedia Live Gamer BOLT_LED_setting_2



USB3.0接続のAverMedia Live Gamer Ultraと比較すると、「AverMedia Live Gamer BOLT」はUltraをちょうど2つ分くらいの大きさです。AverMedia Live Gamer Ultraはプラスチック外装ですが、写真でもアルミニウム外装の「AverMedia Live Gamer BOLT」の高級な佇まいが伝わると思います。また重量も3倍近く「AverMedia Live Gamer BOLT」の方が重いです。
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Thunderbolt3対応機器について

「AverMedia Live Gamer BOLT」を使用する上で必須となるThunderbolt3端子については、自作PCよりもむしろNVIDIA製ディスクリートGPUを搭載した高性能ゲーミングモバイルPCのほうが採用している製品が多いので、『PCIE拡張ボード型のLive Gamer 4Kがデスクトップ向け、Live Gamer BOLTは拡張ボードを使用できないモバイルPC向けの製品』と言えると思います。
AverMedia Live Gamer BOLT (5)

自作PCで「AverMedia Live Gamer BOLT」を使用する方法としては、『1.リアI/OにThunderbolt3ポートを搭載したマザーボードを使用する』、『2.Thunderbolt3端子増設PCIE拡張ボードを使用する』の2つの手があります。
前者が一番手っ取り早い方法ではあるのですが、自作PC向けマザーボードでThunderbolt3ポートを標準搭載している製品は非常に少ないという問題があります。
当サイトでレビュー記事を公開している製品としてはAMD第3世代Ryzen CPUに対応した「GIGABYTE B550 VISION D」があります。
Thunderbolt3×2搭載「GIGABYTE B550 VISION D」をレビュー
GIGABYTE B550 VISION D

第2の手段として、標準では非搭載であっても、Intel Z490チップセットやAMD B550チップセットを搭載した最新のマザーボードであれば、Thunderbolt 3端子増設PCIE拡張ボードの「ASUS ThunderboltEX 3-TR」や「GIGABYTE GC-TITAN RIDGE 2.0」を使用することでThunderbolt 3ポートの増設が可能です。
マザーボード標準搭載のほうが手っ取り早くはあるのですが、搭載製品が非常に少なく、選択肢の幅も狭まってしまうので、Thunderbolt 3端子増設PCIE拡張ボードは同社製品であれば対応マザーボードも多いので使い易いのではないかと思います。





AverMedia Live Gamer BOLTの検証機材とドライバ

「AverMedia Live Gamer BOLT」について解説する前に、検証機材やドライバインストールの有無について簡単に紹介しておきます。
「AverMedia Live Gamer BOLT」の各種検証を行う環境としては、Intel Core i9 9900KやASRock X299 OC Formulaなどで構成されているベンチ機を主に使用しています。構成の詳細は下記テーブルの通りです。

テストベンチ機の構成
CPU Intel Core i9 9900K(レビュー
Core/Cache:5.1/4.7GHz, 1.300V
殻割り&クマメタル化(レビュー
Intel Core i9 7980XE(レビュー
殻割り&クマメタル化 (レビュー
メインメモリ G.Skill Trident Z Black
F4-4400C19D-16GTZKK
レビュー
4000MHz, CL17-17-17-37-CR2
G.Skill Trident Z Black
F4-4200C19Q2-64GTZKK
レビュー
3600MHz, CL16-16-16-36-CR2
マザーボード
ASUS WS Z390 PRO
レビュー
ASRock X299 OC Formula
レビュー
ビデオカード ZOTAC RTX 2080Ti AMP Extreme Core
レビュー
システム
ストレージ
Samsung SSD 860 EVO M.2 1TB
レビュー
Samsung SSD 860 PRO 256GB
レビュー
データ
ストレージ
Samsung SSD 860 QVO 4TB
レビュー
OS Windows10 Home 64bit
電源ユニット Corsair HX1200i (レビュー
ベンチ板 STREACOM BC1 (レビュー

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加えてプレビュー表示遅延の検証等では8コア16スレッドCPUのCore i9 9980HKを搭載したIntel NUC 9 Extreme Kit最上位モデル「Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i9QNX」も使用しています。
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「Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i9QNX」をレビュー

Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i9QNX


同社のUSB接続ビデオキャプチャにはUSB規格「USB Video Class」に対応していてドライバ不要なプラグアンドプレイで使用できるものもありますが、「AverMedia Live Gamer BOLT」はビデオキャプチャソフトとは別にドライバもインストールが必要です。
「AverMedia Live Gamer BOLT」のドライバはサポートページからダウンロードできます。
サポートページ:https://www.avermedia.co.jp/jp/product-detail/GC555

サポートページからドライバをダウンロードしたら、実行ファイルを起動すれば後は自動的にドライバがインストールされます。
AverMedia Live Gamer BOLT_driver
ドライバをインストールするとThunderbolt3接続機器として自動的に認識されました。Thunderbolt3については特に設定の必要はありません。
AverMedia Live Gamer BOLT_driver_TB3



AVerMedia RECentral 4の基本操作・設定について

AVerMediaからは同社製ビデオキャプチャ機器に対応する純正のビデオキャプチャソフトとして「RECentral 4」というソフトウェアが配布されているので、「RECentral 4」について簡単に紹介しておきます。

AVerMediaの純正ビデオキャプチャソフト「RECentral 4」についてはかなり詳細な日本語マニュアルが公開されています。「RECentral 4」の諸機能について記事中でも簡単に触れますが、録画・配信の詳しい内容についてはこのマニュアルを参照するのがおすすめです。
マニュアル:https://storage.avermedia.com/web_release_jp/RECentral_UM.pdf

上の公式ダウンロードリンクからインストーラーをダウンロードしたらインストーラーを起動します。「RECentral 4」のソフトウェアインストーラーは日本語にも対応していました。ポチポチとクリックしていくだけなのでソフトウェアの導入は簡単です。
AVerMedia RECentral_1

インストールが完了したらデスクトップに作成されるショートカットアイコンから「RECentral 4」を起動します。
「RECentral 4」のUIは画面左上に録画/ライブラリ/設定の基本タブ、その下にキャプチャモードとキャプチャデバイスの設定、画面中央から右にかけて上側にはプレビュー画面、その下に録画・配信の設定が配置されています。
AVerMedia RECentral

「RECentral 4」のウィンドウ左上にある3分割された円形タブの歯車マークを選択すると、「RECentral 4」に関する基本的な設定ページが表示されます。設定ページでは言語設定、録画ファイルの保存先、ショートカットキー、設定のエクスポート・インポート、ソフトウェア更新チェックなど基本的な各種設定が行えます。
AVerMedia RECentral_setting_1
AVerMedia RECentral_setting_2
AVerMedia RECentral_setting_3
AVerMedia RECentral_setting_4

RECentral 4の一般設定には映像の滑らかさや安定性を向上させる機能として「V-SYNC(垂直同期)」が用意されています。試してみたところ注意事項のように実際に遅延が増えたので、基本的にはOFFにしておいて、問題があれば試してみるというスタンスでいいと思います。
AVerMedia RECentral_V-Sync
「AverMedia Live Gamer BOLT」の公式ページのFAQでは次のように記載されており、垂直同期はプレビュー表示の遅延が30msから70ms程度増える代わりに、テアリングを抑制することができるようです。録画する動画自体には特に影響しません。
Q: The video shown in RECentral 4 preview window will have drop frame with screen tearing, how to fix this situation?

A: On some platforms the video preview might not be so smooth. In order to improve on video preview experience please enter RECentral 4/Settings/General and under Display Performance enable VSync. Note however that with this setting activated the latency will increase slightly (about 30 to 70 ms).

キャプチャーデバイスから「AverMedia Live Gamer BOLT」などAverMedia製ビデオキャプチャを選択すると、HDCPやLEDイルミネーションなどハードウェア設定とファームウェアアップデートが行えます。
AverMedia Live Gamer BOLT_Setting
AverMedia Live Gamer BOLTなどHDCP検出機能に対応した製品では、HDCP設定が可能です。HDCP検出機能をONにするとパススルーでHDCPによって保護されたコンテンツを再生可能になり。OFFにするとiOSデバイスのアプリでコンテンツ保護されていない映像のキャプチャが可能になります。
AverMedia Live Gamer BOLT_HDCP



AVerMedia RECentral 4の録画・配信について

「RECentral 4」を使用したプレイ動画の録画と配信について簡単に紹介します。
前章でも書いたように「RECentral 4」を使用したプレイ動画の録画・配信の詳しい内容については、詳細な日本語マニュアルがAVerMedia Japanから公開されているので、わからないことがあればこちらを参照するのがおすすめです。
マニュアル:https://storage.avermedia.com/web_release_jp/RECentral_UM.pdf

「RECentral 4」は純正ソフトウェアだけあって、細かい設定は不要でAverMedia製ビデオキャプチャ機器に接続したXbox One XやPS4 Proの画面を簡単に表示できます。
AVerMedia RECentral_Rec_1
HDCPで保護されたコンテンツのプレビューおよび録画は行えませんが、Xbox One Xではホーム画面とゲームについてはHDCP等の設定も特に必要ありません。ただしPS4 Proの場合はホーム画面の表示にもHDCPによるコンテンツ保護が働くので、プレビュー画面を表示する場合は予めHDCPオフの設定をしておくか、パススルー表示経由で設定を変更する必要があります。
PS4_HDCP_Setting
なお「AverMedia Live Gamer BOLT」にPCを接続する場合、規定のカラー設定で、出力カラーフォーマットがRGBではなくYCrCb、また出力ダイナミックレンジがフルではなく限定になっているかもしれません。
出力色域が限定されているとPCゲームによっては不具合が発生する可能性があるので、「AverMedia Live Gamer BOLT」にPCを接続する場合は、「カラーフォーマット:RGB」と「ダイナミックレンジ:フル」になっていることを確認してください。NVIDIA製GPUの場合はNVコンパネから下のように設定できます。
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「RECentral 4」のキャプチャモードは、上のように単純に接続されているビデオキャプチャへのビデオ入力のみを表示する「シングルモード」と、解像度で指定されるキャンパス上にビデオキャプチャの映像やWebカメラの映像やロゴ画像など各種ソースを自由に配置できる「マルチモード」の2種類が用意されています。
AVerMedia RECentral_Cap Mode_1
マルチモードではビデオキャプチャへのビデオ入力を全体に大きく表示しながら、その上に任意のサイズおよび任意の位置で、Webカメラの映像やロゴ画像などをオーバーレイ表示することができます。ビデオキャプチャへのビデオ入力のサイズや位置も自由に設定できます。
マルチモードを選択すると「シーン」と「ソース」の2つの設定項目が表示されます。シーンとは『複数ソースのレイアウト』のことで、シーン1は映像だけ、シーン2には映像とウェブカメラのように設定しておくと、録画・配信中にシーンをリアルタイムで切り替えたりできます。
AVerMedia RECentral_Cap Mode_2
シーンの横にある+アイコンを選択すると、単純な1映像画面だけを表示する「Basic」や、Webカメラをオーバーレイする実況向けの「Stream」など、いくつかプリセットシーンが用意されていて追加できます。
AVerMedia RECentral_Cap Mode_3a
選択中のシーンには、ソースの+アイコンを選択すると、キャプチャやウェブカメラの映像、画像、テキスト等を追加することができます。
AVerMedia RECentral_Cap Mode_3b
ソースで一覧表示される中から1つを選んだ状態で、ペンの絵柄のアイコンを選択するとそのソースに関する詳細設定ウィンドウが表示されます。
AVerMedia RECentral_Cap Mode_4
詳細設定ウィンドウは、AverMedia製ビデオキャプチャデバイスの場合、解像度やカラー設定といったデバイスの基本設定を行うソースタブに加え、マルチモードでは、サイズ、位置、角度、透明度、スムージングやホワイトニングのフィルター等の豊富な設定タブメニューが表示されます。
AVerMedia RECentral_Cap Mode_5

「RECentral 4」の録画や配信に関する設定はプレビュー画面の下側に配置され、左端上部のタブを切り替えることで「録画モード」、「ストリーミングモード」、そして複数サイトへの同時ライブ配信が可能な「マルチストリーミングモード」の3つのモードを切り替えることができます。
右下の録画・配信ボタンの下にあるカメラボタンを押すとスクリーンショットが撮影できます。スクリーンショットで保存される画像フォーマットはPNGでした。
AVerMedia RECentral_Rec_3
AVerMedia RECentral_Stream_1
AVerMedia RECentral_mStream_1

録画・配信設定で赤丸アイコンのタブを選択すると録画モードになります。
録画品質のプルダウンメニューからは録画品質設定のプリセットやカスタム設定が選択できます。「標準」、「良い」、「最高」の3つのプリセットがあり、プリセットを選ぶプルダウンメニューの右にある+アイコンからはマニュアル設定のプリセットを追加できます。
AVerMedia RECentral_Rec_4
録画品質プルダウンメニューの右隣の+ボタンを選択すると録画品質のカスタム設定が行えます。カスタム設定で調整できる項目は次の通りです。
コーデック(エンコーダ)からはNVIDIAやAMDのGPUハードウェアエンコーダを使用する「NVIDIA / AMD」と、CPUを使用するソフトウェアエンコーダの「H.264」が選択できます。「H.264」はCPU負荷が非常に重いですが、GPUエンコードよりも画質が上がります。
映像ビットレートはMbps単位で自由に指定することができます。大きいほど画質が上がりますが、録画時間当たりの動画ファイルの容量も大きくなります。
録画フォーマットはH.264とHEVC(H.265)の2種類から選択できます。基本的にH.264でOKです。録画フォーマットがHEVC(H.265)の場合はエンコーダは「NVIDIA/AMD」に固定されます。
H.264/HEVC設定では録画フォーマットの品質が設定でき、H.264では高画質な順にHIGH、MAIN、BASELINEの3種類が選択できます。HEVC(HDR)ではMAIN(MAIN10)のみとなります。
解像度はプルダウンメニューから選択する形式になっており、4K(3840x2160)、WQHD(2560x1440)、フルHD(1920x1080)など主要なものはそろっています。変わり種としてウルトラワイドの2560x1080がありました。しかし3440x1440がないのが少し解せません。マルチモードではこの解像度がキャンパスサイズおよびアスペクト比になり、その上に映像や画像を自由に配置できます。
フレームレートは解像度に依存し、4K(3840x2160)では最大60FPSですが、WQHD(2560x1440)や2560x1080は最大120FPS、フルHD(1920x1080)は最大240FPSなどのハイフレームレートにも対応します。
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録画・配信設定で左右に電波マークのある青丸アイコンのタブを選択すると配信(ストリーミング)モードになります。
ライブ配信プラットフォームの右の+ボタンを選択するとYoutubeやTwitchなど主要なライブ配信サイトを登録でき、1度登録するとプルダウンメニューから選択できるようになります。
RECentral 4ではライブ配信プラットフォームとして、「Twitch」「USTREAM」「YouTube」「ニコニコ動画」「Smashcast」「Facebook」「mixer」「DOUYU.COM」など大手のライブ配信サイトに加えて、独自サーバーを使用する「RTMP」が使用できます。
品質からは録画同様に配信品質が設定できます。またリアルタイム配信を行いながら録画も同時に行う自動録画機能もあり、HD解像度で配信しながらフルHDで録画するといった異なる解像度での録画も可能です。
AVerMedia RECentral_Stream_2
録画・配信設定で電波マーク下が枝分かれしたアイコンのタブを選択するとマルチ配信(マルチストリーミング)モードになります。
マルチ配信モードではYoutube、Twitch、ニコニコ動画など上で紹介したライブ配信サービスから複数同時に配信が可能です。
AVerMedia RECentral_mStream_1

システムに音声デバイスが複数接続されている場合は、プレビューウィンドウ右下にあるミキサーアイコンを選択すると、各種音声デバイスの音量調整やON/OFF切り替えを行うミキサーウィンドウが表示されます。
AVerMedia RECentral_Audio



AverMedia Live Gamer BOLTとサードパーティ製キャプチャソフトとの互換性について

AverMedia Live Gamer BOLTには純正ソフトウェアのRECentral 4が用意されていますが、「OBS Studio」や「XSplit Broadcaster」など特定の使い慣れたソフトがあるユーザーも多いと思うので、サードパーティ製キャプチャソフトとの互換性について簡単に確認しておきます。
「AverMedia Live Gamer BOLT」のサードパーティー製ビデオキャプチャソフトとの互換性についてですが、国内含め世界的にユーザー数が比較的多い「OBS Studio」と「XSplit Broadcaster」で正常に動作しました。純正ソフトRECentral 4と同様にOBS StudioやXSplit Broadcasterなどサードパーティ製ビデオキャプチャソフトでも4K/60FPS/HDRに対応しています。
AverMedia Live Gamer BOLT_XSplit
AverMedia Live Gamer BOLT_OBS



AverMedia Live Gamer BOLTの表示遅延について

「AverMedia Live Gamer BOLT」を使用する上で気になっているユーザーも多いであろう、パススルーやプレビュー表示の表示遅延について検証してみました。

ビデオキャプチャの表示遅延を測定する具体的な方法としては、キー押下時にそのキーのLEDが点灯するキーボードを使用して、LEDの点灯から画面表示への反映までの間隔を遅延時間として測定します。画面表示の確認については簡単に検索テキストボックスを使用しています。この様子を「SONY DSC-RX100M5」の16倍速(960FPS)スーパースローモーションムービーで撮影し、遅延フレーム数を数えて遅延時間を算出します。

なおキー入力でテキストボックスの変化を確認する方法は画面変化が小さいですが、実際のゲーム中など画面変化が大きい場合の表示遅延と比較しても遅延時間には基本的に大差がないようなので、簡単のため上の手順を採用しています

上の手順で測定した表示遅延の生のデータを比較すると次のようになっています。グレーのバーは10回測定した表示遅延の最大値です。
Xbox One XからHDMIケーブルで直接にモニタへ接続するネイティブ表示、およびパススルー表示においてはモニタ自体の表示遅延によって60ms前後の遅延が生じます。
「AverMedia Live Gamer BOLT」については、純正ソフトのRECentral 4とサードパーティ製ビデオキャプチャソフトのOBSで120ms程度と標準的な遅延でした。
パススルー表示と比較して60FPS基準で3~4フレーム程度余分に遅延が発生していますが、この程度の遅延であればネイティブ表示と比較してもさほど違和感なくゲームをプレイできるはずです。
AverMedia Live Gamer BOLT_latency_1_abs
またネイティブ表示との差分を取ると次のグラフのようになります。
パススルーはその名の通り電気信号を素通ししているだけなので当然ですが、測定誤差で1桁かコンマ以下の違いが測定上出るものの、実際のところネイティブ表示に対して遅延は発生しません。
「AverMedia Live Gamer BOLT」はThunderbolt3接続のビデオキャプチャですが、録画とパススルーの解像度で同スペックなPCIE拡張ボード型のAverMedia Live Gamer 4Kと遜色ない高速なプレビュー遅延です。
AverMedia Live Gamer BOLT_latency_2_diff-n



AverMedia Live Gamer BOLTのHDR映像ソースの取り扱いについて

「AverMedia Live Gamer BOLT」におけるHDR映像ソースの取り扱いについて解説していきます。

「AverMedia Live Gamer BOLT」は特別に何か設定をしなくても、HDMI入力端子に接続されたゲーム機やPCはHDR表示が可能で、ビデオキャプチャ自体もHDR映像ソースを受け付けます。
AverMedia Live Gamer BOLT_HDR_1
「AverMedia Live Gamer BOLT」がHDR映像をキャプチャする時、プレビュー表示においてSDRへ最適化するトーンリマップはハードウェアかドライバで行われるようです。
AverMedia Live Gamer BOLT_HDR_2
トーンリマップの影響で『黒潰れ・白飛びが多少発生する』、『グラデーションに縞模様ができる』といった現象はあるものの(HDRをSDRに落とし込むので仕方ない)、HDR映像ソースをSDR環境で表示した時によくあるグレーがかった画面表示になることはないので、多少の違和感は感じてもちゃんと見られる画面です。
HDR-to-SDR
SDRへのトーンリマップはキャプチャソフトよりも前で行われているので、キャプチャソフトに純正のRECentral 4を使用した場合だけでなく、OSBやXSplitといったサードパーティ製ビデオキャプチャソフトを使用しても、HDR映像ソースが灰色がかることはありません。
AverMedia Live Gamer BOLT_HDR_3_2_OBS
AverMedia Live Gamer BOLT_HDR_3_3_XSplit
上述の通りHDRからSDRへのトーンリマップはキャプチャソフト以前で行われますが、HDR映像ソースが入力されている時に、RECentral 4のデバイス設定を開くと、トーンリマップ設定スライダーが表示されます。 ここでのトーンリマップ設定はキャプチャソフトに依らず共有されるので、HDRをSDRに落とし込んだ時に黒潰れや白飛びが気になるのであれば調整してみてください。
AverMedia Live Gamer BOLT_HDR_Tone-Re-Mapping


HDR動画としての録画やHDR動画再生について

AverMedia Live Gamer BOLTはRECentral 4と組み合わせた場合、HDR映像ソースをHEVCコーデックのHDR動画として録画することもできます。
HDR動画として録画する場合は、録画モードでHDRボタンを選択してHDR録画を有効にします。HDR録画モードを有効にすると、録画を行うPC&モニタがHDRに対応していればOSの画面表示もHDRに自動で切り替えてくれます。
AverMedia Live Gamer BOLT_HDR_REC
上のスクリーンショットはHDR表示をSDRで保存しているので白飛びしてしまっていますが、HDR対応モニタでちゃんと表示すれば、RECentral 4上のプレビュー画面もHDRとして綺麗に表示されます。
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録画側のモニタがHDR非対応の場合はプレビュー画面は白飛び・黒潰れが盛大に発生します。SDR環境でHDR録画を行うことはないと思いますが、ともあれHDR録画を行うのであれば、録画側PCモニタもHDR対応にするのがオススメです。
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AverMedia Live Gamer BOLTとRECentral 4の組み合わせでHDRモードでHDR映像をキャプチャすると、HDR映像として録画されますが、HEVCに対応した再生ソフトや編集ソフトではカラフルな映像として視聴・編集が可能です。
Elgato 4K60 S+_HDR_movie 4K Capture Utility_hevc
HEVC動画をHDRとして正常に再生できるプレイヤーについては、上のスクリーンショットではWindow10に標準搭載されたストアアプリ「映画&テレビ」を使用しています。ただし同アプリは標準ではHEVCに対応していないので、Microsoft公式で無料配信している「デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能」をインストールする必要があります。再生だけなら無料アプリでも可能なので気になる人は試してみてください。
Microsoft_HEVC




AverMedia Live Gamer BOLTで4K/60FPS/HDRのゲームを録画してみる

「AverMedia Live Gamer BOLT」を使用して4K/60FPS/HDRの映像ソースの録画を試してみます。
AverMedia Live Gamer BOLTはHEVC(H.265)コーデックによってHDR映像ソースをそのままHDR動画として保存できますが、HDR動画については再生や編集可能なソフトや環境が限られるので、今回は『4K/60FPS/HDRの映像ソースをパススルーによって遅延なく表示しながら、フル/60FPSのSDR動画として録画する』という、AverMedia Live Gamer BOLTの導入を検討しているユーザーにとっておそらく最も需要が高いであろうケースについて検証します。
AverMedia Live Gamer BOLT_4K-HDR

検証を始める前に「AverMedia Live Gamer BOLT」の録画関連の情報を紹介しておきます。
「AverMedia Live Gamer BOLT」でデバイス設定の鉛筆アイコンを選択すると、映像ソースの解像度・フレームレート・カラーフォーマットに関する設定ウィンドウが表示されます。ウィンドウ左下のカラーの項目にある設定ボタンを選択するとカラー設定ウィンドウが表示され、色範囲、輝度、コントラスト、色合い、彩度などを調整できます。
AverMedia Live Gamer BOLT_settingu_rec
また4K/60FPSの映像ソースに対して録画品質のプリセット設定は次のようになっていました。録画品質のカスタム設定については、最新バージョンで仕様が変わったのかCPUエンコーダは非対応になったようで、NVEnc(NVIDIA)だけが表示されます。またビットレートは最大で240Mbpsまで設定が可能でした。
  • 最高:3840x2160、60FPS、映像ビットレート150Mbps,H.264設定 High、音声ビットレート192kbps
  • 良い:1920x1080、60FPS、映像ビットレート60Mbps,H.264設定 High、音声ビットレート192kbps
  • 標準:1280x720、60FPS、映像ビットレート30Mbps、H.264設定 High、音声ビットレート192kbps
AverMedia Live Gamer BOLT_REC_Quality


前置きが長くなりましたが、上で紹介した検証機材を録画マシンとして、「AverMedia Live Gamer BOLT」のパススルーとプレビューをマルチモニタで同時に表示しながら録画してみました。


【暇があれば追記予定】



AverMedia Live Gamer BOLTでフルHD/240FPSのPCゲームを録画してみる

PUBGやFortnitなどバトルロイヤルFPSやLeague of LegendsなどMOBAといったオンライン対戦PCゲームにおいて、1,2フレームを争い勝ちを狙うガチゲーマーの大きな武器となる240FPSの超ハイフレームレートな映像をパススルーで240Hzゲーミングモニタへ無遅延に表示しながら、フルHD/60FPSのプレイ動画の録画ができるのか試してみました。

「AverMedia Live Gamer BOLT」は2つのビデオ入力に対応するだけでなく、HDMI IN 1のパススルー表示はフルHD/240FPSやWQHD/144FPSといった60FPS以上の高フレームレートな映像ソースに対応しています。
パススルーで映像ソースをモニタに遅延なく表示しながら、ネイティブな解像度&フレームレートでプレビュー表示と録画が可能です。もちろん144FPSや240FPSの高フレームレートな映像ソースを一般的な60FPSに落としこんで録画・配信することも可能です。
AverMedia Live Gamer BOLT_240Hz

240Hz対応ゲーミングモニタというと少し前までは価格が高価なだけでなく、対応する液晶パネルが応答速度に優れる反面、発色や視野角に劣るTN液晶だけだったので、本当にガチゲーマー向けの製品という感じでしたが、2020年中頃以降は、発色や視野角に優れたIPS液晶パネルを採用し、価格も4万円程度からとお手頃になってきています。60~144Hz対応モニタとしても下位互換的にも使えるので、カジュアルゲーマーにもオススメしたい製品です。
240Hz+の超ハイリフレッシュレートなゲーミングモニタのレビュー記事一覧へ
240Hz+_GamingMonitor


フルHD/240FPSの映像ソースについては、純正ソフトRECentral 4だけでなく、OBSやXSplitなどサードパーティ製ビデオキャプチャソフトでも60FPSでプレビュー&録画が可能です。


【暇があれば追記予定】


「AverMedia Live Gamer BOLT」や同社の「AverMedia Live Gamer 4K」はハイフレームレートな映像ソースを一般的な60FPSで録画するだけでなく、ハイフレームレートそのままでの録画にも対応しています。
60FPSオーバーのハイフレームレートな動画については、無料動画プレイヤーの「Media Player Classic - Homecinema」を使用することでスローモーションにならず240FPS動画として再生が可能です。144~240FPSのヌルヌル画面のままで自分のベストプレイを保存して見直すことができます。
AverMedia Live Gamer BOLT_240FPS_rec



AverMedia Live Gamer BOLT レビューまとめ

最後に4K解像度/60FPS/HDRやフルHD/240FPSの映像ソースと高画質デジタルカメラを1台で扱えるデュアルHDMI入力搭載PCIE拡張カード型ビデオキャプチャを検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • PlayStation 4 ProやXbox One Xの4Kゲームを録画可能
  • ゲーミングPCによるフルHD/240FPSなど高FPSな映像もパススルー&録画が可能
  • 純正ソフ「RECentral 4」は導入から録画・配信までが簡単、マニュアルも充実
  • HDR映像ソースはSDRにキャプチャソフトより前でトーンリマップされる
    パススルーで4K/60FPS/HDRの映像を表示しながら、SDRとして4K/60FPSの録画が可能
  • 純正ソフト「RECentral 4」はH265/HEVCでHDR動画の録画が可能
  • OBS StudioやXSplitでもHDRや240FPSの映像ソースから録画が可能
  • ほぼ無遅延なパススルーで4K/60FPS/HDRやFHD/240FPSの表示が可能
  • 2入力でも表示遅延は単一表示と比較して+1, 2フレーム程度と高速
悪いところor注意点
  • 録画可能な最大解像度はフルHD/60FPS(/HDR)まで
  • 純正ソフト「RECentral 4」はプレビューの表示遅延が大きい
  • 製品本体価格3.2万円とやや高価


「AverMedia Live Gamer BOLT」は、4K/60FPS/HDRやフルHD/240Hzのパススルー&録画に対応する、世界初のThunderbolt3接続外付け型ビデオキャプチャであり、外付けビデオキャプチャとしては最高性能な一台です。
フルHD/240FPSやWQHD/144FPSなどハイフレームレートにも対応しているので、競技ゲーマーがハイフレームレートのアドバンテージを維持したままプレイ動画の録画や配信が可能になって、ビデオキャプチャという市場の間口はさらに広がっています。

4K/60FPS/HDRに対応するハイエンドビデオキャプチャとして長らくトップを走り続けている同社製品Live Gamer 4Kとはほぼ完全に同スペックとなっており、BOLTと4Kの違いはシンプルに、Thunderbolt3接続の外付けか、PCIE拡張ボードの内蔵かという増設方法の違いです。
デスクトップPC/自作PCでもThunderbolt3接続に対応することは可能ですが、「AverMedia Live Gamer BOLT」はどちらかというとPCIE拡張ボードの増設が不可能な、Thunderbolt3ポートを標準搭載するモバイルPC向けの製品だと思います。
NVIDIA製ディスクリートGPUを搭載するゲーミングモバイルPCやMacではThunderbolt3ポート標準搭載は珍しくありません。またNVIDIAの最新GPUであるTurring世代、GeForce RTX 20シリーズやGeFroce GTX 16シリーズではハードウェアエンコーダNVEncが、軽量な動作のまま、CPUエンコーダ並みの高画質になっているので、ゲーミングモバイルPCでも高画質な録画のハードルが低くなっています。

2020年最新ハイエンドビデオキャプチャ 簡易比較表
製品 AverMedia Live Gamer BOLT
AverMedia Live Gamer BOLT_i (2)
AverMedia
Live Gamer 4K
LG4K_img
AverMedia
Live Gamer Ultra
LGU_img
フォームファクタ Thunderbolt3接続
外付け
PCIE2.0x4
内蔵
USB3.0接続
外付け
ドライバのインストール 必要 ドライバ不要
(USB Video Class)
入力 HDMI2.0
3.5mmステレオ
HDMI2.0のみ
録画 4K 4K/60FPS 対応 4K/30FPS 対応
高FPS
フルHD/240FPS, WQHD/144FPS
フルHD/120FPS
HDR キャプチャソフトより前でSDRにトーンリマップ
対応(HDR動画としての録画は純正ソフトウェアが必要)
パス
スルー
4K/60FPS/HDR 4K/60FPS/HDR対応
高FPS フルHD/240FPS, WQHD/144FPS
複数デバイスの使用
対応
おおよその価格 5.0万円 3.6万円 2.9万円
管理人の評価 モバイルPC向けで
最強画質
録画編集前提で
最強画質
USB外付け型では
最高性能

AVerMediaの純正ソフトウェア「RECentral」については過去に聞いた前情報(今現在検索でヒットするものも多い)ではあまり良い話を聞かなかったのですが、2017年以降リリースの最新バージョン「RECentral 4」にアップデートされてからは、「AverMedia Live Gamer BOLT」を含め、つい最近行った各種検証で実際に触ってみて非常に好感触でした。
UIはシンプルでわかりやすく、デバイスや録画など詳細な設定も可能なので、キャプチャソフトに何を使えばいいかわからないところから始めて、かなり凝ったプレイ動画を作成するところまでたどり着いても十分通用するソフトウェアだと思います。特に公式マニュアルが非常に詳しいところが好印象です。

AverMedia Live Gamer BOLTは「OBS Studio」や「XSplit Broadcaster」といったメジャーなサードパーティ製ビデオキャプチャソフトにももちろん対応しています。
HDR映像ソースについてもキャプチャソフトよりも前の段階でSDRにトーンリマップされるので、同社製純正ソフトのRECentral 4だけでなく、OBSやXSplitなどサードパーティ製ソフトウェアにも問題なく対応しています。

「AverMedia Live Gamer BOLT」で4K/60FPSの映像をプレビュー表示した時の表示遅延については、絶対値で120ms程度、ネイティブ差分で60ms程度に収まっており、レーシングゲームやRPGなどは違和感なくプレイできると思います。ネイティブ接続に対して表示遅延の発生しないパススルー表示にも対応しているので、表示遅延にこだわるユーザーでもFPSや格闘ゲームを快適にプレイできます。

以上、「AverMedia Live Gamer BOLT」のレビューでした。
AverMedia Live Gamer BOLT


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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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