Intelから全長202mmまでのグラフィックボードの増設に対応した最新NUC、Ghost Canyonこと「Intel NUC 9 Extreme Kit」が登場。OC対応8コア16スレッドCPUのCore i9 9980HKを搭載したNUC9i9QNXもラインナップ
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Intelから全長202mmまでのグラフィックボードの増設に対応した最新NUC、Ghost Canyonこと「Intel NUC 9 Extreme Kit」が登場しました。最上位モデルには倍率アンロックでオーバークロックにも対応した8コア16スレッドCPUのCore i9 9980HKを搭載した「NUC9i9QNX」がラインナップされています。北米市場では2020年7月より販売が開始されています。
Intel NUC 9 Extreme KitにはCPU別で、Core i9-9980HKを搭載した「NUC9i9QNX」、Core i7-9850Hを搭載した「NUC9i7QNX」、Core i5-9300Hを搭載した「NUC9i5QNX」の3モデルがラインナップされています。またプロフェッショナル向けモデルとしてIntel NUC 9 Pro Kitも展開されており、Xeon E-2286Mを搭載した「NUC9VXQNX」、Core i7-9850Hを搭載した「NUC9V7QNX」の2モデルもあります。
一般向け3モデルの最上位となるNUC9i9QNXに搭載されたCore i9-9980HKは8コア16スレッドのCPUで、モバイル向けCPUながら型番の通り末尾K付きのCPUなので倍率アンロックとなっており、CPUコアクロックのオーバークロックに対応しています。
Intel NUC 9 Extreme KitのCompute Element対応純正PCケースは縦置き型で、寸法は奥行238mm×高さ216mm×幅96mmで容積4.9Lとなっており、従来のCanyon系ハイエンドNUCシリーズからすると大型化していますが、一般自作PCではMini-ITXでも実現が難しいコンパクトサイズです。
Intel NUC 9 Extreme Kitは、Compute Elementと呼ばれるCPUや主要なIOポートが搭載されたメイン基板と、PCIEスロットなど増設用インターフェーズが実装されたベースボードの2つで構成され、さらに純正PCケースと電源ユニットが付属しています。
Compute Elementは単品でも購入でき、Core i7からCore i9へ、または今後発売されれば次世代CPUへのアップグレードも可能です。またCompute Elementに対応したサードパーティ製PCケースや、Compute Elementを採用したゲーミングPCの発売も予定されています。
ベースボード上にはPCIE3.0x16に対応した16サイズPCIEスロットが実装されており、Intel NUC 9 Extreme Kitは全長202mm、2スロット占有、PCIE補助電源8PINのグラフィックボードの増設に対応しています。
ベースボード上のx4サイズPCIEスロット(PCIE3.0x4)とM.2スロット(NVMe PCIE3.0x4)は、グラフィックボード用x16サイズPCIEスロットとCPU直結のPCIE3.0x16レーンを共有しており、いずれかを使用するとグラフィックボード用x16サイズPCIEスロットの帯域はPCIE3.0x8になります。
Intel NUC 9 Extreme Kitにはシステム/データストレージ用に3基のM.2スロットが搭載されています。Compute Element上のM.2スロットはCM246チップセット経由の接続となり、NVMe(PCIE3.0x4)接続とSATA接続の両方のM.2 SSDに対応します。ベースボードに設置されたM.2スロットはCPU直結でNVMe(PCIE3.0x4)接続のM.2 SSDのみに対応します。
Compute Element上にはSATAポートも1基設置されていますが独自端子となっており、Intel NUC 9 Extreme Kitには専用ケーブルも付属しないので使用はできません。
Intel NUC 9 Extreme Kitではフロントとリア合わせて8基のUSBポートを搭載し、うちリアに実装された2基のType-CポートはThunderbolt3に対応しています。Thunderbolt3ポートはiGPUによるDisplayPort Alternate Modeでビデオ出力も可能です。
その他にもSDXCカードスロット、2基のギガビット有線LAN、HDMI2.0ビデオ出力、光デジタル音声出力が搭載されI/Oポートは非常に豊富です。
次世代規格WiFi6に対応した無線LAN(Intel AX200)も搭載しています。接続規格としてはWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4/5GHzデュアルバンド、最大通信速度2400Mbps、Bluetooth 5.0に対応しています。
製品公式ページ:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/boards-kits/nuc/kits/nuc9i9qnx.html
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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Intelから全長202mmまでのグラフィックボードの増設に対応した最新NUC、Ghost Canyonこと「Intel NUC 9 Extreme Kit」が登場しました。最上位モデルには倍率アンロックでオーバークロックにも対応した8コア16スレッドCPUのCore i9 9980HKを搭載した「NUC9i9QNX」がラインナップされています。北米市場では2020年7月より販売が開始されています。
Intel NUC 9 Extreme KitにはCPU別で、Core i9-9980HKを搭載した「NUC9i9QNX」、Core i7-9850Hを搭載した「NUC9i7QNX」、Core i5-9300Hを搭載した「NUC9i5QNX」の3モデルがラインナップされています。またプロフェッショナル向けモデルとしてIntel NUC 9 Pro Kitも展開されており、Xeon E-2286Mを搭載した「NUC9VXQNX」、Core i7-9850Hを搭載した「NUC9V7QNX」の2モデルもあります。
一般向け3モデルの最上位となるNUC9i9QNXに搭載されたCore i9-9980HKは8コア16スレッドのCPUで、モバイル向けCPUながら型番の通り末尾K付きのCPUなので倍率アンロックとなっており、CPUコアクロックのオーバークロックに対応しています。
Intel NUC 9 Extreme KitのCompute Element対応純正PCケースは縦置き型で、寸法は奥行238mm×高さ216mm×幅96mmで容積4.9Lとなっており、従来のCanyon系ハイエンドNUCシリーズからすると大型化していますが、一般自作PCではMini-ITXでも実現が難しいコンパクトサイズです。
Intel NUC 9 Extreme Kitは、Compute Elementと呼ばれるCPUや主要なIOポートが搭載されたメイン基板と、PCIEスロットなど増設用インターフェーズが実装されたベースボードの2つで構成され、さらに純正PCケースと電源ユニットが付属しています。
Compute Elementは単品でも購入でき、Core i7からCore i9へ、または今後発売されれば次世代CPUへのアップグレードも可能です。またCompute Elementに対応したサードパーティ製PCケースや、Compute Elementを採用したゲーミングPCの発売も予定されています。
ベースボード上にはPCIE3.0x16に対応した16サイズPCIEスロットが実装されており、Intel NUC 9 Extreme Kitは全長202mm、2スロット占有、PCIE補助電源8PINのグラフィックボードの増設に対応しています。
ベースボード上のx4サイズPCIEスロット(PCIE3.0x4)とM.2スロット(NVMe PCIE3.0x4)は、グラフィックボード用x16サイズPCIEスロットとCPU直結のPCIE3.0x16レーンを共有しており、いずれかを使用するとグラフィックボード用x16サイズPCIEスロットの帯域はPCIE3.0x8になります。
Intel NUC 9 Extreme Kitにはシステム/データストレージ用に3基のM.2スロットが搭載されています。Compute Element上のM.2スロットはCM246チップセット経由の接続となり、NVMe(PCIE3.0x4)接続とSATA接続の両方のM.2 SSDに対応します。ベースボードに設置されたM.2スロットはCPU直結でNVMe(PCIE3.0x4)接続のM.2 SSDのみに対応します。
Compute Element上にはSATAポートも1基設置されていますが独自端子となっており、Intel NUC 9 Extreme Kitには専用ケーブルも付属しないので使用はできません。
Intel NUC 9 Extreme Kitではフロントとリア合わせて8基のUSBポートを搭載し、うちリアに実装された2基のType-CポートはThunderbolt3に対応しています。Thunderbolt3ポートはiGPUによるDisplayPort Alternate Modeでビデオ出力も可能です。
その他にもSDXCカードスロット、2基のギガビット有線LAN、HDMI2.0ビデオ出力、光デジタル音声出力が搭載されI/Oポートは非常に豊富です。
次世代規格WiFi6に対応した無線LAN(Intel AX200)も搭載しています。接続規格としてはWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4/5GHzデュアルバンド、最大通信速度2400Mbps、Bluetooth 5.0に対応しています。
Intel NUC 9 Extreme Kit スペック |
||||
NUC9i9QNX | NUC9i7QNX | NUC9i5QNX | NUC9VXQNX | |
CPU | Core i9-9980HK 8コア16スレッド |
Core i7-9850H 6コア12スレッド |
Core i5-9300H 4コア8スレッド |
Xeon E-2286M 8コア16スレッド |
iGPU | インテル UHD グラフィックス 630 |
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dGPU | PCIE3.0x16 (物理サイズPCIEx16) 全長202mm、2スロット占有、PCIE補助電源8PINに対応 |
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OC |
対応 |
非対応 |
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メモリ | DDR4-2666 SO-DIMM(1.2V)×2 最大64GB (CPUスペックとしては128GBに対応) |
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ECCメモリ |
非対応 |
対応 |
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M.2(CPU) | M.2 2280/22120スロット(key M)×1 NVMe(PCIE3.0x4)対応 |
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M.2(PCH) | M.2 2280/22120スロット(key M)×2 NVMe(PCIE3.0x4) / SATA対応、RAID 0/1対応 |
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SATA | ×1、RAID 0/1対応 (純正ケースでは使用不可) |
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前面ポート | USB3.1 Gen2 Type-A×2 ヘッドホン&マイク対応4極3.5mm SDXCカードスロット |
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背面ポート | Thunderbolt 3×2 (DisplayPort Alt Mode対応)、 USB3.1 Gen2 Type-A×4、HDMI2.0、Ethernet×2、 ステレオ3.5mm(TOSLINK光学デジタル音声併用) |
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ビデオ出力 | HDMI 2.0a USB Type-C×2 |
|||
LAN | 1Gb Ethernet×2 (i219-LM, i210-AT) | |||
無線 | Intel AX200 WiFi6対応(802.11 a/b/g/n/ac/ax), Bluetooth 5.0 |
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電源 | 内蔵 FSP500-30AS, 500W, 80Plus Platinum, Flex-ATX |
|||
サイズ | 奥行238mm×高さ216mm×幅96mm (4.9L) | |||
保証期間 | 3年 |
製品公式ページ:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/boards-kits/nuc/kits/nuc9i9qnx.html
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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4月にNUC9i9QNXの注文を入れて待ち続けているので、日本での販売開始が本当に待ち遠しいです。