Windows PCとXbox Series X|Sに対応するワイヤレスコントローラー「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」をレビューします。
Windows PC環境のゲームパッドとしてSCUF Instinct Proを使用していたのですが2年ほど使ってRボタンの反応が悪くなってきたので、追加ボタンのあるXbox互換カスタムコントローラーを探していたところ、ゼンゼロのプレイヤーでもないのに「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」のスタイリッシュな外観に一目惚れして即ポチした次第です。
外観・付属品
まずは「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」の外観や付属品について紹介していきます。
「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」はゼンレスゾーンゼロのコラボレーションモデルなのでパッケージ正面にはゲームタイトルとロゴが大きく描かれています。
パッケージは1辺が20cm程度の立方体形状でゲーム今パッドの梱包としてはかなり巨大です。外装スリーブを上に引き上げると、たんす型の化粧箱が現れます。1段1段にコントローラー本体や各種付属品が収められています。
パッケージ外装の破損について
Amazonで販売されている正規品について、すでにレビューでパッケージの破損(角潰れ等)の報告がありますが、筆者の入手した個体はたんす型の内箱は無事でしたが、外装スリーブの一部が角潰れしていした。
内容品は無事でしたが、ゲームコラボのプレミアモデルなので、気にする人も多そうです。
ちなみに付属の大型アクリルプレート キーチェーンは表面に多数の傷があるように見えますが、薄い保護フィルムが貼ってあるので、それを剥がせば綺麗な状態です。
キーチェーンの傷については保護フィルムの存在に気付かずに不良報告している人も多そうです。
あと、ポータブルケースの蓋側にあるファスナー金具がコントローラーに当たって傷がつかないように保護クッションが貼ってあるのですが、これが剥がれて粘着テープ跡がスタンドやコントローラーに付く事例もあるようです。
コントローラー本体とチャージスタンドはポータブルケース内に入っています。
コントローラー本体以外の付属品は、USB Type-Cケーブル、Dパッド/サムスティックなど交換パーツ類、サムスティックカバー、ワイヤレスUSBドングル、交換用フェースプレート、アクリルプレート キーチェーン、シール類、クイックマニュアル冊子です。
コントローラー本体
続いて「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」のコントローラー本体についてチェックしていきます。
「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」は同社から発売されているG7 Proのゼンゼロ コラボレーションモデルなのでフェースプレート等の外観以外の機能面は通常モデルとほぼ同じです。
ゲームコラボモデルにありがちなキャラクターイラストを前面に押し出したゴテゴテ感がなく、非常にスタイリッシュなデザインです。
実のところ、筆者はゼンゼロのプレイヤーではありません。ホヨバ系列では原神、他社ソシャゲでは鳴潮にドハマりしていますが、ゼンゼロはプレイフィールが合わなくてすぐに止めてしまいました。
そんなゼンゼロに思い入れナシの筆者ですが、「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」のスタイリッシュな外観に一目惚れして購入してしまいました。
グリップ部分は表面はプラスチック製のサラッとしたデザインプレートですが、背面は細かいひし形テクスチャ加工のラバー製グリップになっています。非常に握り易く、グリップ感も良いです。
カスタマイズ可能な外観
「GameSir G7 Pro」の表面フェースプレートは中央部と左右グリップ部で3分割されていて、いずれもマグネット式で簡単に着脱できます。
G7 SE/HEなどGameSir G7シリーズのフェースプレートと互換性があります。

ゼンレスゾーンゼロエディションにはゼンゼロをモチーフにした2種類のフェースプレートが付属しています。
フェースプレートだけでなく、サムスティックやDパッドも交換できます。
Dパッドは標準ではゼンゼロをモチーフにした円形パッドカバーが装着されていますが、Xbox Series X|S風の物や、シンプルな十字キー型の3種類が付属しています。
サムスティックについては半球カバーを介してコントローラー本体のスティックモジュールに装着するはずなのですが、半球カバーとスティックの挿し込みが異様に固くて抜けません。半球カバーの方が薄いプラスチック製なので強引に力を込めると割れてしまいそうでちょっと困っています。
ボタンレイアウト
「GameSir G7 Pro」の基本的なボタンレイアウトはWindows PC環境ではデファクトスタンダードなXbox Series X|Sコントローラーとほぼ同じです。
右上にABXYボタン、右下に右スティック、左上に左スティック、左下にDパッド、中央にはXboxボタンとメニューボタンとビューボタンがあります。後方にはR/LボタンとR/Lトリガーがあります。
Xbox ONEコントローラーにはなく、Xbox Series X|Sコントローラーで追加されたシェアボタンもXboxボタンの下にちゃんとあります。Windows PC環境でもGameBar機能でスクショや動画を撮影するショートカットボタンとして使用できます。

「GameSir G7 Pro」はボタンレイアウトだけでなく、コントローラーのサイズ感と重量の両方ともXbox Series X|Sコントローラーとほぼ同じです。ランブル(振動)もグリップとトリガーの4カ所に内蔵されています。
ヘッドホン&マイク用ジャック搭載
「GameSir G7 Pro」はヘッドセット(ヘッドホン&マイク)を接続できる4極3.5mmジャックを搭載しています。
4極3.5mmジャックに対応したヘッドセットならマイク機能も使用できますが、単純にヘッドホン・イヤホンを接続する音声出力ポートとしても使用できます。
3.5mmジャックの右隣にあるボタンからワンタッチでマイクをミュートできます。マイクミュート中はLEDインジケータが赤色に点灯します。
加えて、Mボタンを押下しながら、Dパッドを上下に操作するとヘッドセット(出力)の音量を調整できます。
Xbox Series X|Sで使用している場合はMボタン押下中にDパッドの左右操作でゲーム機側の音量を調整できます。

2.4GHzや有線など3種類の接続
「GameSir G7 Pro」は3種類の接続方法に対応しています。
- 2.4GHzワイヤレス(専用USBドングル)
- Bluetooth
- USB Type-C有線

3種類の接続方法のうち、どれを使用するかは本体背面のスライドスイッチで選択できます。
アイコンの通り、スライドスイッチを右にすると2.4GHzワイヤレス、左にするとBluetoothで、中央は有線接続です。
置くだけ簡単な充電スタンド
「GameSir G7 Pro」には置くだけで簡単に充電できる専用スタンドが付属しています。
「GameSir G7 Pro」は1200mAhのバッテリーを内蔵しているので、本体のUSB Type-Cポート、もしくは背面の専用接点から充電スタンド経由で充電します。
充電スタンドの下端には充電状況を示すLEDインジケーターのラインがありますが、専用ソフト GameSir Nexusから発光を無効化できます。

USBドングル延長アダプタになる
スタンドの底面には蓋があって開くとUSB Type-Aポートが現れます。
ここに2.4GHzワイヤレス接続用USBドングルを挿しておけば、充電スタンドをUSB延長アダプタ(ケーブル)的に使用できます。
2.4GHzワイヤレスはWi-Fiや家電(電子レンジ等)と干渉しやすいですが、充電スタンドに内蔵して卓上など自分の傍に置いておけば電波干渉で入力が途切れる心配もありません。非常に賢い設計です。
ポータブルポーチ
「GameSir G7 Pro」のゼンレスゾーンゼロエディションには専用ポータブルポーチが付属しています。
専用ポータブルポーチは充電スタンドも一緒に収納できます。ポーチ背面には蓋があって、開くと充電スタンドのUSB Type-Cポートが現れます。
ポーチに収納したまま充電できますし。ポーチは良い感じに自立するので、埃が被らないように据え置きケース的に使うことも可能です。
高耐久・高精度な入力機構
「GameSir G7 Pro」にはTMRスティック&ホール効果トリガーや光学式マイクロスイッチなど高耐久、高精度、高速な各種入力機構が採用されています。
ABXYに光学式スイッチ採用
「GameSir G7 Pro」のABXYボタンには500万回の高耐久な光学式マイクロスイッチが採用されています。
製品説明からはマウスクリックのような浅くてカチカチした押下感をイメージしていたのですが、Xbox Series X|Sコントローラーのよう5mm程度しっかりと沈み込む押下感でした。
最後の入力タイミングだけペコペコという感じではなく、マウスクリック的なカチカチという感じに音が鳴ります。音の違いだけで操作に違和感は全くありません。
独自のTMRスティック
「GameSir G7 Pro」は左右サムスティックにGameSir独自カスタムのTMRスティック+独立ADCサンプリングチップを採用しています。
TMRスティックは従来のスティックのような摩耗によるドリフト発生リスクが大幅に軽減されています。
ドリフト発生を抑える技術としてホールエフェクト式もありますが、ホールエフェクト式と比べてTMRスティックは解像度が高く、わずかなスティックの傾きにも俊敏に反応します。操作精度が高いだけでなく、消費電力も小さいのでワイヤレスゲームパッドには非常に魅力的な次世代スティック技術です。
「GameSir G7 Pro」ではさらに独立ADCサンプリングチップも採用することで、1000Hzの高速ポーリングレート、4096段階(12bit)の超高精度な操作を可能にしています。
ホール効果アナログトリガー
「GameSir G7 Pro」は左右トリガーにホール効果アナログトリガーを採用しています。
ホール効果アナログトリガーは近年のゲームパッドで一般的なストリークのある線形入力に加えて、背面スイッチによってクリッキーな入力への切り替えが可能です。
4基のエクストラボタンを搭載
「GameSir G7 Pro」のカスタマイズ可能なエクストラボタンを4基搭載しています。
エクストラボタンの位置は背面グリップ付近の左右2カ所と、R/Lボタンの中央寄りに隣の左右2カ所で計4基となっています。
この手の追加ボタンは背面に実装されることが多いですが、R/Lボタンの隣、人差し指を少し伸ばせば届く位置に追加ボタンがあるのは地味に便利です。
背面エクストラボタンは使用しない時の誤操作防止のため無効化するスライドスイッチもあります。電気的に機能を遮断するのではなく、スライドスイッチをロックに切り替えるとボタンが物理的に押下できなくなります。
ソフトなしでカスタム可能
「GameSir G7 Pro」にもGameSir Nexus ソフトウェアという専用カスタマイズソフトが配信されているので、Xbox Eliteコントローラーのように専用ソフトウェアからカスタムするものを思っていましたが、実は単独でエクストラボタンに基本ボタンのマッピングが可能です。
エクストラボタンにXboxコントローラーの基本ボタン各種を割り当てる手順は次の通りです。
- MボタンとカスタマイズしたいEXボタンを同時に長押し
- XboxボタンのLEDインジケータがゆっくりと点滅
- ABXYなどマッピングしたいボタンを押下
- EXボタンを押下するとそのボタンの設定が初期化
- XboxボタンのLEDインジケータが点灯で設定完了

GameSir Nexusについて
「GameSir G7 Pro」は専用ソフトウェア GameSir Nexusに対応しています。
GameSir NexusはWindowsストアアプリとして配信されているので、汎用的なアプリよりもセキュリティ面で少し安心です。

GameSir Nexusを起動すると、ポーリングレート、充電スタンドLED、エクストラボタン、トリガー・スティックのデッドゾーンといった主要な設定をまとめたトップページが表示されます。

「GameSir G7 Pro」は4種類の設定プロファイルを保存できます。
4種類のプロファイルはMボタンとABXYボタンの組み合わせで簡単に切り替えが可能です。

ウィンドウ下端にあるシフトレイヤーに切り替えるを選択するとさらに詳細なコントローラーのカスタム設定が表示されます
ゲームパッドの操作感について
「GameSir G7 Pro」の操作感について気になったところを紹介します。
年末年始で鳴潮、原神、FF7リバースなどオープンワールドアクションゲームをプレイしましたが、基本的にはこれまで使用していたXbox Series X|Sコントローラーや、SCUF Instinct Proなど、それをベースにしたカスタムコントローラーのユーザーであれば違和感なく移行できると思います。
ただ3点ほどネガティブな方向で気になりそうなポイントもあったので説明しておきます。。
R/Lボタン長押し時の誤爆
「GameSir G7 Pro」のR/Lボタンはパコパコと入力音が鳴る押し込み位置からさらにクッション性のあるストロークがあって、最後まで押し込んだ状態を維持しないと長押しできません。
音が鳴る手前でも押し込みが弱くなると長押し入力が解除され、そこから押し込むと再入力として誤爆することがありました。
単発や連打は特に問題ないのですが、長押しだけは押下音が鳴る手前の微妙な押し引き具合で入力と解除が検出されてしまうことがあり、操作感が微妙に悪いです。
R/Lボタンの傍にあるエクストラボタンはそれ自体は便利なのですが、R/Lボタンを押すときに誤ってエクストラボタンを操作しないように浅く指を置きがちなので、長押しを強くし難いところも若干影響しているように思います。
メニュー/ビューボタンが遠い
純正のXbox Series X|Sコントローラーに比べて、「GameSir G7 Pro」のメニューボタンとビューボタンは位置がかなり上よりに配置されていて、親指で押しにくいです。
特に左側のビューボタンは普通にグリップを握った状態で親指を伸ばすと、ちょうど親指が左側サムスティックをまたぐ位置になるので、浅く持って手を浮かせないとボタンに指先が届きません。
ビューボタンはオープンワールドゲーム等ではマップに割り当てられることの多いボタンで比較的に操作頻度も高いので地味に不便でした。
本末転倒な感じはあるものの、エクストラボタンの1つにビューボタンを割り当てたほうがよさそうです。
マウスクリックのようなカチカチ音
「GameSir G7 Pro」はABXYボタンやDパッドにゲーミングマウス・キーボードのようなスイッチ素子が使用されているので、一般的なコントローラーのペコペコという押下音とは異なり、カチカチという少々金属質な音がなります。
筆者はそれほど気にならなかったのですが、連打した時とか、カチカチ音が気になる人はいるかもです。
レビューまとめ
最後に「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」を検証してみた結果のまとめです。
- カスタム可能な4基のエクストラボタン搭載
- マッピング(機能割り当て)はコントローラーだけで完結
- 専用ソフト GameSir Nexusでさらに詳細なカスタマイズも可能
- TMRスティックやホール効果トリガーなど高耐久・高精度な入力機構
- 置くだけで充電できる専用スタンド
- ワイヤレスドングルの延長ドックにもなる
- 【コラボモデル限定】 ゼンゼロ コラボのスタイリッシュなデザイン
- Xbox Series X|Sコントローラー互換のボタンレイアウト
- スクショ・動画に便利なシェアボタンあり
- コントローラーサイズや重量もほぼ同じ
- 有線・BT・2.4GHzワイヤレスの3種類の接続に対応
- ヘッドホン・マイク用の4極3.5mmジャックを搭載
- カバー、スティック、Dパッドを換装可能
- 【コラボモデル限定】 コレクションアイテムなのにパッケージ破損報告が多数
- コントローラー本体など内容品は基本的に問題なし
- メニュー・ビューボタンが押下し難い配置
- R/Lボタンは長押しで解除・押下の誤爆が発生しやすい
- ABXYやDパッドはマウスクリックのようなカチカチ音
「GameSir G7 Pro」はサイズ・重量、ボタンレイアウトもほぼ同じなので基本的な操作感はXbox Series X|Sコントローラーと変わりません。(メニュー/ビューボタン配置という例外を除けば)
4基の追加ボタンによってモンハンなど指が足りない系のアクションゲームが快適にプレイできます。追加ボタンに機能を割り当てるマッピングはコントローラー本体で完結できるところも嬉しいです。
TMRスティックやホール効果トリガー、光学式マイクロスイッチのABXYボタンといった高精度、高耐久な入力機構も採用されており、Xboxコン準拠の高機能コントローラーとしてオススメできる製品だと思います。
ゼンレスゾーンゼロをプレイしていない筆者から見ても、コラボモデルの限定フェースプレートは非常にスタイリッシュでカッコいいです。
標準モデルよりも1.5倍も高いので、見た目に6000~7000円も出す意味があるのかは人によると思いますが、追加ボタンを搭載し、カスタム可能なXboxコン準拠の高機能コントローラーとして非常に良い製品なので、見た目が気に入ったなら買って損はないと思います。
ただ12月25日の発売以来、完売状態で再入荷があるのかよく分かりません。欲しい人は見つけたら即ポチ推奨です。
以上、「GameSir G7 Pro ゼンレスゾーンゼロエディション」のレビューでした。
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