おすすめSSDまとめ



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そもそもSSDとHDDは何が違うのかといった基礎知識、MLC/TLC/QLC/PLCのマルチレベルセルやNVMe/SATA3.0、そして現行最新のPCIE4.0と次世代規格 PCIE5.0など2024年最新のSSD事情について徹底解説し、当サイトで実機レビューした中から今現在、特にオススメな自作PC用の最新SSDを用途や価格別に比較して紹介します。
DSC02530_DxO



おすすめSSDまとめ 目次


【SSDの基礎知識】
1.SSDとHDDの違い - 用途に合わせて適切に選ぶ

  【New】 PS5増設にオススメなM.2 SSDを解説。ロード時間比較も!【別記事へ】
  ・本当に速いSSDはどれか?SSDの実用性能を比較【別記事へ】
  ・DirectStorageのロード速度を比較検証 【別記事へ】

2.SSDの大容量化と微細化の限界について
3.3D NANDやSLC/MLC/TLC/QLC/PLCについて
4.SLCキャッシュの容量と超過後書き込み速度について


5.書き込み耐性は耐久性能というより保証条件

6.SSDの接続規格はSATAとNVMeの2種類
7.SSDの物理規格はM.2など4種類

8.NVMe M.2 SSDについて
9.2.5インチSATA SSDとその他について



【オススメなSSD製品を紹介】

1.2024年現在はPCIE4.0対応NVMe M.2 SSDを選ぶ
2.コスパならWD_BLACK SN770かWD Blue SN580 【オススメ】
3.スペック上限、連続7GB/sのハイエンド製品 【オススメ】


4.高発熱だけど高性能な次世代PCIE5.0対応SSD

5.データ用やNAS用に最適な大容量2.5インチSATA SSD



【執筆:2024年1月21日、最終更新:2024年1月21日】



SSDとHDDの違い - 用途に合わせて適切に選ぶ

SSD(Solid State Drive)とHDD(Hard Disk Drive)はそもそも物理的な構造が異なります。
HDDは回転する磁気ディスク上で磁気ヘッドを動かして(シーク動作)、データの読み出し・書き込みを行うので、磁気ディスクと磁気ヘッドという物理的に動く部位が存在します。
一方でSSDはメモリコントローラーとメモリチップ+αのみで構成されており、データの読み出し・書き込みにおいて物理的に動作する部位はなく、全てが電気信号のみで行われます。
SSD-HDD_internal
下はSATA3.0規格のSSDとHDDについてCrystalDiskMarkを実行した結果ですが、同じ接続規格であっても連続アクセス性能に数倍の差があるのに加えて、ランダム性の高いデータへのアクセスでは100倍以上の性能差があります。
この差がゲームロード時間に比例してそのまま直結するわけではありませんが、磁気ディスク上の物理的なアドレスに磁気ヘッドを都度移動させるという制約があるHDDの構造上、SSDと比較してランダムなアクセス性能が低いというのは事実です。
SSD-HDD_CDM

アクセススピードではHDDを大きく上回るSSDですが、2024年現在、NVMe M.2 SSDの一般的な最大容量が4TBに対して(8TBも存在するが容量単価が激上がり)、3.5インチHDDは最大容量が24~26TBに達しており、1つのストレージ当たりの単純な容量を比較するとHDDに軍配が上がります。

また容量単価が安価であるところもHDDの魅力です。下は2024年1月現在の最安値クラスの価格から算出したおおよそのストレージ別単価容量です。
NVMe M.2 SSDが1000円あたり100GB程度の単価容量に留まるのに対し(数年前と比較して30%程度向上しているものの)、HDDでは最近発売されたばかりの24TBの容量モデルですら2倍近く上回る単価容量を実現しており、一般的に普及する10TB~20TBのHDDでは3,4倍もの安い単価容量です。
SSD-HDD_Price_2024

このようにSSDとHDDにはアクセススピードと単価容量において大きな隔たりがあるので、用途に合わせて適切に選択する必要があります。








SSDの大容量化と微細化の限界について

まず大前提として現在のSSDは基本的にメモリコントローラー、メモリチップ、DRAMキャッシュの3つから構成されています。(廉価SSDではDRAMキャッシュは省略されるものもある)
下はNVMe M.2 SSDのSamsung SSD 970 PROのレイアウトですが左から順にメモリコントローラーとDRAMキャッシュがあり、右半分に2枚のメモリチップが実装されており、このメモリチップがストレージとしての記憶領域になっています。
NVMe M.2 SSD_Component
2.5インチSATA SSDなども分解すると、実装素子の多寡に差こそあれ同様にメモリコントローラー、メモリチップ、DRAMキャッシュの3つから構成されています。
SATA SSD_Component

データは”セル”と呼ばれる記憶素子に0と1の2進数デジタルデータとして記憶されます。
セル1つ1つは非常に小さいですが当然物理的な大きさがあり、容量がGB単位になればセルの数も数千から数億に達し、メモリチップの物理的な寸法はおおよそ決まっているので、メモリチップあたりに実装できるセルの数(容量)は半導体の微細化に依存します。SSDの登場当初はこの微細化を進めることでメモリチップ1枚あたりの容量を増やしていました。
セルの平面微細化
しかしながら半導体の微細化にも限界が見えてきたので、
「1つのセルに2bit以上のデータを保存できるようにする」 → マルチレベルセルの開発
「3次元(垂直)にセルを積んでいって容量を拡大する」 → 3D NANDの開発
へとSSD開発は舵が切られるようになりました。 
QLC 3D NAND



マルチレベルセルと3D NANDについて

初期のSSDにおいてデータ記憶単位であるセルは電位の高さ(電圧、Level)によって、「電位が高い状態=1」と「電位が低い状態=0」の2値のみで判別される1bit単位、「SLC(Single Level Cell)」でした。
しかしセルの物理的な微細化だけではメモリチップ1枚当たりの容量を増やすのが難しくなったため、これまで1bit(2値)しか記録できなかったセルに、2bit以上の記録をさせるように改良され、これが「MLC(Multi Level Cell)」と呼ばれました。

MLC開発当時は1bit(2値)から2bit(4値)へのマルチレベルセル化だったため、DLC(Double level Cell)ではなくMLCと呼ばれた経緯があり、現在でもMLCと呼ぶ場合は2bitのマルチレベルセルのことを指すことが多いです。
その後、順調にマルチレベルセル化は進み、15年頃から3bit(8値)のTLC(Triple Level Cell)、そして2018年後半では4bit(16値)のQLC(Quadruple Level Cell)が一般向けSSDとして製品化されています。
MLC_TLC_QLC
MLCではこれまで「0 / 1」の1bit(2値)だったセルの記録を「00 / 01 / 10 / 11」の2bit(4値)に増やしているので、例えばSLCではセルの電位が0.4Vなら記録データは0、電位1.6Vなら記録データは1と判別していたところを、0.4V/0.8V/1.2V/1.6Vに刻んで判別することになり、3bit(8値)のTLCでは0.2V刻み、4bit(16値)のQLCでは0.1V刻みと、マルチレベルセル化に伴いデータを判別するための電位の刻み幅は細かくなります。
QLC
マルチレベルセル化には容量単価が下がるというメリットはあるのですが、一方で書き込み耐性の低下やデータの長期保存における信頼性の低下も伴い、加えてベンチマーク測定でもわかりやすい傾向としてデータ書き込み速度の低下も発生します。

SLC型SSDは一般には流通していないので、一般コンシューマーはMLC型SSD、TLC型SSD、QLC型SSDの3種類から選択することになりますが、各SSDの性能の傾向は次のようになっています。
マルチレベルセル化の傾向

MLC(2bit) TLC(3bit) QLC(4bit)
容量単価 高い
(2024年現在、ほぼ終売)
標準
(2024年現在主流)
安い
現在の販売状況
ほぼ終売 最も主流 エントリークラスの
安価製品や
モバイルストレージ向け

書き込み耐性
(容量1TB当たり)
1200 TBW程度
600 TBW程度 200 TBW程度
MTBF/MTTF
(平均故障時間)
一般に150~200万時間前後
連続大容量
書き込み
(SLCキャッシュ超過後)
書き込み速度の低下は発生しない
採用メモリチップや実装枚数に依るが500~2000MB/s以上を維持できる
SLCキャッシュ超過後は200MB/s未満に低下

最近では4bit(16値)のQLC(Quadruple Level Cell)の次に、5bit(32値)のPLC(Penta Level Cell)の登場もメモリメーカー各社から予告されています。
ただマルチレベルセルによる大容量化は単位面積当たりの増え幅が反比例的に小さくなってしまうので、書き込み速度や書き込み耐性の低下を考えると5bit MLCあたりで流石に限界だと思います。
Intel Penta Level-Cell


半導体微細化が難しくなりメモリチップ1枚当たりの記憶容量を増やすため、もう1つの方法として、これまで平面的に増やしていたセルを垂直に積み上げる「3D NAND」が開発されました。
3D NAND
現在ではMicron、WD/SanDisk(&KIOXIA/旧TOSHIBA)、Samsung、SK Hynixなどが主要なNANDメーカーが150層を超える3D NANDを主流としていますが、Micronや中国の新興メモリメーカーYMTC(国内だとHIKESEMIで有名)が232層 3D NANDを製品化しています。
3D NAND_100+layer



SLCキャッシュの容量と超過後書き込み速度は重要

SSD大容量化のソリューションの1つ、マルチレベルセル化は書き込み速度の低下が伴うため、記憶容量の一部をSLC(pSLC)として使用し、書き込み性能を向上させるSLCキャッシュ機能がTLC/QLC型SSDでは採用されています。

TLC型NANDやQLC型NANDは素の書き込み速度がMLC型NANDよりも低速なので、マルチレベルセルを疑似SLC(pSLC)として使用するSLCキャッシュ機能が採用されており、SLCキャッシュ超過後は書き込み速度の低下が生じます。
Samsung 970 EVO Plus 1TB_HDT

SLCキャッシュ機能を採用する初期製品では総容量1TBあたり10GB程度の固定容量がSLCキャッシュになっていましたが、SLCキャッシュ超過後の書き込み速度が極端に遅くなるQLC型SSDの登場を皮切りにして、近年ではSLCキャッシュを空き容量に応じた可変容量で確保するSSDが増えています。
SLC cache variable

『SLCキャッシュ超過後の書き込み速度』や『SLCキャッシュの容量(固定か可変か)』、さらには『使用済みSLCキャッシュの開放の早さ』といった各SSD製品の動作は実用シーンでの快適さに大きく影響します。
この辺りの仕様はメーカースペックでは公表されないので、実機によるSSDレビューで事前に確認したいところです。
当サイトで公開しているSSD製品の詳細レビューではSLCキャッシュの挙動について、単純な使用済み容量0GBの状態でのSLCキャッシュだけでなく、空き容量に応じてどれくらいSLCキャッシュを使用できるかも含めて検証しているので、購入を検討する時は是非参考にしてみてください。
SSD Review_SLC Cache



書き込み耐性は耐久性(製品寿命)というより保証条件

マルチレベルセルのところで少し触れましたが、SSD製品には公称スペックの1つに『書き込み耐性』という項目があります。
コンシューマー向け製品だとTBW(Total Byte Written、通常はTB単位)、エンタープライズ向けだとDWPD(Drive Write Per Day)と表記されることの多いスペック値です。

自作PC向けSSD製品の保証は”限定保証”と呼ばれ、『保証期間(年数)』もしくは『書き込み耐性(総書き込み容量)』の一方をオーバーすると保証対象外になります。 (下はCrucialの保証ページの記載)
crucial ssd_warranty

つまり、書き込み耐性:600TBW、保証期間:5年のSSD製品の場合、601TBを書き込んだ時点で購入から3年でも保証対象外になりますし、総書き込み容量が300TB程度でも購入から5年を1日でも過ぎればやはり保証対象外になります。

Corsair、Nextrage、Seagateなど自社でSSD主要部品を製造していないSSDメーカーの場合、PHISONやSiliconMotionのメモリコントローラーに、MicronやWD(SanDisk)のメモリチップを組み合わせてリファレンス基板通りにSSDを組み上げ、あとは自社シールを貼り替えただけ、という製品もちらほら見かけます。(メモリチップにもランクがあるので一概には同じとも言えませんが)

そういう製品でもメーカーによって書き込み耐性のTBW値が100単位や倍数で異なることもあり、製品スペックの書き込み耐性をそのまま製品寿命や耐久性の良し悪しと認識するのは危ういというのが正直なところです。
Crucial(Micron)、WD、Samsungなど自社でメモリチップを製造しているSSDメーカーや、Seagateなど実績のあるストレージメーカーの公表するスペックなら実際に”これくらいなら書き込んでも壊れないだろう”期待値として信用してもいいと思いますが、スペック値は高めにしておいて壊れたら交換対応すればいい、というメーカーがないとも限りません。個人的には新興の中国SSDメーカーに注意が必要なのもこの点だと思っています。

TLC型SSDはQLC型SSDよりも多く書き込みができる、というように実際の耐久性が全く反映されていないわけではありませんが、”製品仕様の書き込み耐性”はあくまでメーカー製品保証の条件の1つと考えるのが無難です。



SSDの接続規格はSATAとNVMeの2種類

2022年最新SSDの電気的な接続規格は大別してSATA(SATA3.0)とNVMeの2種類です。
SATAは現在ver3.0ですが、ver1.0やver2.0の製品はすでにほぼ完全に終売となっており、SATAケーブルはバージョンによらず共通なので、現在は『SATA = SATA3.0』と考えてOKです。この記事や当サイトの他の記事でもSATAと単純に書いている場合は基本的にSATA3.0のことになっています。

SATA接続規格はもともとHDDや初期のSSDを想定して策定された規格となっており、高速化を続けている最新SSDに対して接続帯域の拡張が難しい(後継の予定もない)ため、新たに策定された接続規格がNVMe(NVM Express)です。

NVMeはグラフィックボードなどの接続でも使用されているPCI Expressが接続帯域として使用されています。
2024年現在、最も主流なのはPCIE4.0x4ですが、PCIE4.0x4よりも帯域が半減するPCIE4.0x2やPCIE3.0x4の場合もあります。
今のところNVMe SSDのPCIE帯域は遅い方に揃える形で互換性があるので、スペックの異なるPCとSSDを組み合わせても最大(シーケンシャル)速度に制限がかかることを除けば実用上の問題はありません。

SATAの接続帯域が理論値で6Gbpsに対して、NVMe(PCIE3.0x4)の接続帯域は理論値32Gbpsとなっており、NVMe接続のSSDは最大で5倍以上高速なストレージとなります。
NVME_PCIE4x4

SATA SSDは最新のものでも読み出し・書き込み速度が560MB/s前後で頭打ちになりますが、PCIE3.0x4帯域のNVMe SSDであれば最大で3500MB/s前後の連続読み書きが可能になります。
2024年現在、一番主流なPCIE4.0対応(PCIE4.0x4接続)のNVMe SSDであれば、最大で連続7GB/sの読み書き速度を発揮できる製品もあります。
Crucial T500 1TB_CDM8m_1GiB

PCIE4.0/5.0対応NVMe M.2 SSDのレビュー記事一覧へ
PCIE4.0andPCIE5.0対応NVMe M.2 SSDのレビュー記事一覧へ

さらに2024年現在、まだアーリーアダプターな製品が登場したばかりですが、次世代規格 PCIE5.0対応(PCIE5.0x4接続)に対応し、連続性能が10~12GB/sに達するSSDも発売されています。
消費電力(発熱)も大きく扱いが難しいものの、適切に冷やして運用できるならPCIE4.0対応SSDのハイエンドモデルよりも高い性能を発揮することはレビューに掲載している検証結果の通りなので、自作PCの性能を追求するなら検討してみる価値はあると思います。
Crucial T700 2TB_CDM8m_1GiB





SSDの物理的規格は2.5インチSATAやM.2など4種類

2024年現在、自作PCで使用する一般的なSSDの物理的な規格は「M.2 SSD」もしくは「2.5インチSATA SSD」のどちらかです。
M.2(物理的な形状)と同じくくりになるNVMe(通信規格)のSSDには「PCIE AICカード」や「2.5インチU.2」もありますが、初心者はひとまず無視してOKなタイプの製品です。
それぞれストレージ自体の物理的な形状に加えて、PCに接続するためのインターフェースの物理的な形状も異なります。
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NVMe M.2 SSDについて

PCIE4.0対応SSDになってからも順調に普及率を伸ばし、2024年現在では自作PCに使用するSSDとして最も主流なのが「M.2 SSD(NVMe M.2 SSD)」です。

M.2 SSDは幅22mmが一般的ですが長さについてはいくつか種類があり、2230(30mm)、2242(42mm)、2260(60mm)、2280(80mm)、22110(110mm)の5つのフォームファクタが存在します。
自作PCで用いるM.2 SSDは基本的に長さ80mmの2280フォームファクタです。
M.2 SSD_size
M.2スロットはM.2 SSDだけでなくWi-Fi無線カードなど多目的に使用できるコンパクトなインターフェースとして策定された規格です。そのため用途に応じて、Key(カード側端子の切込みとM.2スロット側の出っ張り)でM.2スロットに装着できるM.2カードは限定されています。
ストレージ用M.2カード(M.2 SSD)やマザーボードのストレージ用M.2スロットはM-Keyで基本的に統一されているので、一般的な自作PCではKeyの事情を気にする必要はありません。
M.2 Slot-Key

ちなみにPCで使用する場合、NVMe SSDのPCIE帯域は遅い方に揃える形で互換性があるので、スペックの異なるPCとSSDを組み合わせても最大(シーケンシャル)速度に制限がかかることを除けば実用上の問題はありません。

最新コンソールゲーム機 Playstation 5の増設ストレージ規格もNVMe M.2 SSDです。ただしPS5はシステム的にPCIE4.0対応を要求しており、PCIE3.0接続のM.2 SSDは使用できません。



NVMe M.2 SSDを使用する方法としてはマザーボードのM.2スロットに装着する以外に、M.2-PCIE変換拡張ボードを使用する方法もあります。
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NVMe M.2 SSDは3GB/sを超える高速なアクセススピードの反面、発熱も大きいですが、近年ではマザーボードM.2スロットに十分な性能のM.2 SSDヒートシンク搭載が標準化しており、市販M.2 SSDヒートシンクも安価で高性能なものが簡単に見つかるようになっています。
マザーボード備え付けのM.2 SSDヒートシンクの冷却性能が不十分で市販製品を探しているということであれば、シリコンバンド固定で着脱が簡単な「SilverStone TP02」などがオススメです。




2.5インチSATA SSDについて

2.5インチSATA SSDは名前の通りSATA接続のストレージです。
外見に多少の違いはありますが、2.5インチストレージの寸法は規格で縦70mm×横100mmと決まっており、厚さは基本的に7mmのものが多いです。ネジ穴も側面と裏面に各4か所で位置も規格で決まっています。自作PC用ストレージとしては最も標準的な規格なのであまり言及すべきポイントもありません。
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2024年現在はPCIE4.0対応NVMe M.2 SSDを選ぶ

2024年現在、SSDを購入するなら連続読み書きが5~7GB/sのPCIE4.0対応NVMe SSDを選んでください。
SATA SSDからM.2 SSDへの移行も済んでいて、PCIE3.0対応SSDはほぼ終売、次世代規格PCIE5.0対応SSDはまだアーリーアダプターな製品がちらほらという感じなので、フォームファクタや接続帯域については迷う必要がなく、自作PC初心者には優しいタイミングだと思います。
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PCIE4.0対応NVMe SSDの中で当サイト的にオススメの製品を順番に紹介していきますが、『容量単価』、『メーカー(好み)』、『性能(ほぼ2択)』で選ぶ感じです。
『性能』についてはPCMark 10 Storage Benchmark等で検証すると細かい差はありますが、連続性能5GB/s程度でDRAMキャッシュレスなエントリー向け製品と、連続性能7GB/s程度のDRAMキャッシュ搭載(一部非搭載も)のハイエンド製品のほぼ2択です。
SSDs_PCM10_1_Summary

Intel環境では第11世代CPUから、AMD環境では一足早くRyzen 3000シリーズCPUからPCIE4.0のサポートが始まっており、最新世代のIntel第13/14世代CPUやAMD Ryzen 7000/5000シリーズCPUの環境も当然、PCIE4.0接続のNVMe SSDに対応しています。
当サイトでは20種類以上のPCIE4.0対応NVMe M.2 SSDについて詳細レビューを公開しているので是非参考にしてみてください。

PCIE4.0/5.0対応NVMe M.2 SSDのレビュー記事一覧へ
PCIE4.0andPCIE5.0対応NVMe M.2 SSDのレビュー記事一覧へ




コスパならWD_BLACK SN770かWD Blue SN580

初めての自作PCでOSをインストールするシステムストレージとしてとりあえず1台SSDを購入する、ということなら当サイト的にイチオシなのが、「WD_BLACK SN770 NVMe SSD」もしくは「WD Blue SN580 NVMe SSD」です。

WDインハウス製メモリコントローラーとWD/SanDisk最新の112層TLC型3D NAND BiCS5で構成されており、DRAMキャッシュレスながら、同社上位モデルSN850Xに迫る非常に高い性能を発揮します。
DRAMキャッシュレスなので弱点が全くないというわけではありませんが(詳しくはレビューで)、実用的にはほぼ問題にならない程度なので、安価に高性能PCを組みたい時、システムストレージとして組み込むのにイチオシのSSDです。








PCIE4.0のスペック上限、連続7GB/sのハイエンド製品

PCIE4.0対応SSDは読み書き性能的に言うと、上で紹介したDRAMキャッシュレスなエントリー向け製品か、連続7GB/sというPCIE4.0x4帯域のスペック上限を発揮できるハイエンド製品という、ほぼ2択です。

そんなPCIE4.0対応SSDのハイエンド製品から当サイトのオススメをいくつか挙げていくと
まずオススメ製品の1つ目は「Samsung SSD 990 PRO」です。
連続読み出しと連続書き込みの両方7GB/s前後の超高速アクセススピードを発揮し、前モデル 980 PROより50%優れた電力効率を実現しています。PCM10や3DMなど実用性能ベンチマークでもトップクラスの性能です。
2023年後半頃から当サイトの各種レビューで使用するテストベンチ機のシステムストレージとしても同SSDを採用しており、個人的にも信頼しているSSDです。




オススメ製品の2つ目は「WD_BLACK SN850X NVMe M.2 SSD」です。
前モデル SN850無印は高い性能に比例して発熱も大きかったのですが、後継モデル「WD_BLACK SN850X NVMe M.2 SSD」は高速化を果たしつつ、低消費電力化も実現しています。
比較的に簡素なマザーボード備え付けのSSDヒートシンクで十分に冷やせて、SLCキャッシュの扱いも賢いので総合的に使い易い製品です。




オススメ製品の3つ目は「Crucial T500 PCIE Gen4 NVMe M.2 SSD」です。
2023年の年末に発売されたばかりの新製品となっており、老舗のメジャーなメモリメーカー製としては初めて200+層で製品化に成功したMicron製232層3D NANDを採用したSSDです。
発売したばかりということもあって容量単価が若干高めなのと、今のところ4TBの大容量モデルがラインナップされていないところは弱点ですが、実用性能ベンチでは上で紹介したWD_BLACK SN850XやSamsung SSD 990 PROと同等以上の性能を発揮しています。




オススメ製品の4つ目は「Lexar NM790」です。ただ上記3つと比べるとオススメというか、”検討してみてもいいよ枠”です。
Lexar NM790は当サイトで検証済みなのもあって代表して名前を挙げましたが、厳密に言うと、Lexar NM790だけでなくHIKSEMI FUTUREAddlink A93なども含めた、MaxioTech MAP1602AとYMTC製 TLC型232層 3D NANDを組み合わせた各種SSD製品が該当します。
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データ記憶領域のメモリチップが中国の新興メモリメーカー製なので、Samsung/Micron/WDなど実績のあるメーカーと比較してどこまで信用していいのか未知数なところは個人的にネックに感じているものの、PCMark10などリアルワールド系ベンチマークにも強く、SLCキャッシュ外での書き込みも高速、省電力も良好で短期間の検証結果としては上記3製品に引けを取らないので、SSDをある程度は消耗品と割り切れるならコスパ重視で検討してみてもいいと思います。

YMTC製 TLC型232層 3D NANDを搭載した各種SSD製品については、FBAでAmazonが発送するマーケットプレイス品はよく見かけますが、Amazon公式による販売かつ発送はあまりないので、販売元には注意してください。
Lexar NM790についてはヨドバシカメラやソフマップなど大手家電通販でも取り扱いがあるので、国内正規品なら保証面で多少安心感は高いと思います。
Lexar NM790_yodobasi




高発熱だけど高性能な次世代PCIE5.0対応SSD

2024年現在、製品数は多くなく、次世代規格のPCIE5.0x4接続で10GB/s超の高速アクセスを実現するPCIE5.0対応NVMe M.2 SSDも発売されています。(異なるメーカーの製品も基本的にPhison PS5026-E26とMicron製 TLC型 232層3D NANDの組み合わせなので実質1製品しかない状況ですが)
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詳細は個別レビューを参照してもらうとして、簡単にまとめると、実用シーンの消費電力に近い4KランダムアクセスでもPCIE4.0対応SSDの連続アクセス並みの発熱(消費電力)が発生するので、かなり大型なSSDヒートシンクか、万全を期すなら冷却ファンによるアクティブ冷却が要求されます。
読み書き性能は現在主流なPCIE4.0対応SSDを上回るので、性能を追求するならPCIE4.0対応SSDも検討する価値はありますが冷却には注意が必要です。

PCIE5.0対応NVMe M.2 SSDについては連続読み出し12GB/sでアーリーアダプターな製品の中では頭一つ抜けた性能の「Crucial T700」もしくは、容量当りの書き込み耐性スペック値が他社よりも高い(耐久性能といより保証条件の意味合いが強い)ので「Seagate FireCuda 540」がオススメです。



組み合わせるSSDヒートシンクについては、空冷CPUクーラーで周辺にエアフローがあるとか、かなり大型のSSDヒートシンクならパッシブ空冷でも問題ないかもしれませんが、アクティブ冷却の方が安心感はあると思います。
一例をあげると、干渉し難いコンパクトサイズなら「ElecGear EL-80X」、CPUソケット直下M.2スロットでもCPUクーラー・リアIOカバー等と干渉しやすいので注意が必要ですが「JIUSHARK M2-THREE」は、冷却ファンがPWM速度調整に対応しているのでオススメです。





データ用やNAS用に最適な大容量2.5インチSATA SSD

SSDストレージの主流はNVMe M.2 SSDに譲った形ですが、2.5インチSATA SSDもバックアップデータの保存用としてはまだまだ有用です。
自作PCを組む上では通信・電源ケーブルを繋ぐ手間がデメリットではあるものの、逆にマザーボードにネジ止めしてしまうM.2 SSDよりもSSD自体の着脱が容易なので、用途によってはメリットにもなります。またSATA HDDに対応したNASの高速化にも役立つのがSATA SSDです。

現在はSATA SSDの製品も大分減っており選択肢はあまり多くありません。
接続規格的にすでに性能は頭打ちになっているので、自作PC用でTLC型ということなら「Samsung SSD 870 EVO」か「WD Blue SA510 SATA SSD」がオススメです。
SATA SSDについてはほぼ横並びな性能で大きく差があるわけではないので、値段やメーカーなど各自のお好みで選べばOKです。
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ちなみにNAS向けだとWDからはNAS用に最適化された「WD Red SA500 SATA SSD」も発売されています。


書き込み耐性のスペック値が低い、連続大容量書き込みの速度は遅いことが問題にならず、容量単価を重視するならQLC型の「Samsung SSD 870 QVO」を検討してみてください。あとSATA SSDでは貴重な容量8TBモデルがラインナップされています。





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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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