Intelから全長304mmのグラフィックボードに対応した最新NUC、Dragon Canyonこと「Intel NUC 12 Extreme Kit」が発売。最上位モデル NUC12DCMi9は16コア24スレッドCPUのCore i9 12900を搭載
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Intelから全長304mm/2スロット占有のグラフィックボードの増設に対応した最新NUC、Dragon Canyonこと「Intel NUC 12 Extreme Kit」が発売されました。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」のCompute Elementには標準デスクトップ向けの第12世代Alder Lake-S CPUに対応したLGA1700ソケットが実装されており、最上位モデルには16コア24スレッドCPUのCore i9 12900を搭載しています。
Intel NUC 12 Extreme KitにはCPU別で、Core i9 12900を搭載した「NUC12DCMi9」、Core i7 12700を搭載した「NUC12DCMi7」がラインナップされています。北米希望小売価格はNUC12DCMi9が1450ドル、NUC12DCMi7が1150ドルとのこと。
従来のNUC Extreme Kitではモバイル向けCPUなどメイン基板にBGA実装のCPUが採用されていましたが、Intel NUC 12 Extreme KitではCompute Elementに標準デスクトップ向けの第12世代Alder Lake-S CPUに対応したLGA1700ソケットが実装されているところが大きな特徴です。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」のCompute Element対応純正PCケースは、近年自作PCで流行りのマザーボードとグラフィックボードを背中合わせに設置する横幅スリムで奥行が大きいITX対応PCケース風のデザインとなっており、寸法は奥行357mm×高さ189mm×幅120mm、容積8.0Lです。
Intel NUC 12 Extreme Kitは最大304mmのフルサイズグラボに対応したこともあって、202mm以下のショートサイズグラボ対応の旧モデルNUC 9 Extreme kitが奥行238mm×高さ216mm×幅96mmで容積4.9Lだったのに比べるとかなり大型化しています。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」は、Compute Elementと呼ばれるCPUや主要なIOポートが搭載されたメイン基板と、PCIEスロットなど増設用インターフェーズが実装されたベースボードの2つで構成され、さらに純正PCケースと電源ユニットが付属しています。
ベースボード上にはPCIE5.0x16に対応した16サイズPCIEスロットが実装されており、Intel NUC 12 Extreme Kitは全長304mm、2スロット占有、PCIE補助電源8PIN×2のグラフィックボードの増設に対応しています。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」のCompute Element上にはシステム/データストレージ用に3基のM.2スロットが搭載されています。
Compute Element上のM.2スロットうち背面に実装された1基はCPU直結PCIE4.0x4レーンに接続されていてNVMe接続のM.2 SSDに対応しています。
CPUソケットと同じ表面に実装された2基はZ690チップセット経由の接続となり、NVMe(PCIE4.0x4)接続とSATA接続の両方のM.2 SSDに対応します。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」ではフロントとリア合わせて10基のUSBポートを搭載し、うちリアに実装された2基のType-CポートはThunderbolt 4に対応しています。Thunderbolt 4ポートはiGPUによるDisplayPort Alternate Modeでビデオ出力も可能です。9V電圧の電力供給にも対応します。
その他にもフロントにSDXC UHS-IIカードスロットとヘッドホン&マイク用4極3.5mmジャック、リアには10Gb対応有線LAN(Marvell AQtion AQC113)と2.5Gb対応有線LAN(Intel i225-LM)、HDMI2.0ビデオ出力が搭載されI/Oポートは非常に豊富です。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」は従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、グローバルに免許不要で使用可能な6GHz帯もサポートするWiFi 6E&Bluetooth5.2に対応した無線LAN(Intel AX211)も搭載しています。接続規格としてはWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4/5GHz/6GHzトライバンド、最大通信速度2400Mbps、Bluetooth 5.2に対応しています。
プレスリリース:https://www.intel.com/content/www/us/en/newsroom/news/12th-gen-nuc.html
製品公式ページ:
https://www.intel.com/content/www/us/en/products/sku/216963/intel-nuc-12-extreme-kit-nuc12dcmi9/specifications.html
https://www.intel.com/content/www/us/en/products/sku/216964/intel-nuc-12-extreme-kit-nuc12dcmi7/specifications.html
・「Intel NUC 9 Extreme Kit NUC9i9QNX」をレビュー
・「ZBOX Eシリーズ EN52060V」をレビュー
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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Intelから全長304mm/2スロット占有のグラフィックボードの増設に対応した最新NUC、Dragon Canyonこと「Intel NUC 12 Extreme Kit」が発売されました。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」のCompute Elementには標準デスクトップ向けの第12世代Alder Lake-S CPUに対応したLGA1700ソケットが実装されており、最上位モデルには16コア24スレッドCPUのCore i9 12900を搭載しています。
Intel NUC 12 Extreme KitにはCPU別で、Core i9 12900を搭載した「NUC12DCMi9」、Core i7 12700を搭載した「NUC12DCMi7」がラインナップされています。北米希望小売価格はNUC12DCMi9が1450ドル、NUC12DCMi7が1150ドルとのこと。
従来のNUC Extreme Kitではモバイル向けCPUなどメイン基板にBGA実装のCPUが採用されていましたが、Intel NUC 12 Extreme KitではCompute Elementに標準デスクトップ向けの第12世代Alder Lake-S CPUに対応したLGA1700ソケットが実装されているところが大きな特徴です。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」のCompute Element対応純正PCケースは、近年自作PCで流行りのマザーボードとグラフィックボードを背中合わせに設置する横幅スリムで奥行が大きいITX対応PCケース風のデザインとなっており、寸法は奥行357mm×高さ189mm×幅120mm、容積8.0Lです。
Intel NUC 12 Extreme Kitは最大304mmのフルサイズグラボに対応したこともあって、202mm以下のショートサイズグラボ対応の旧モデルNUC 9 Extreme kitが奥行238mm×高さ216mm×幅96mmで容積4.9Lだったのに比べるとかなり大型化しています。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」は、Compute Elementと呼ばれるCPUや主要なIOポートが搭載されたメイン基板と、PCIEスロットなど増設用インターフェーズが実装されたベースボードの2つで構成され、さらに純正PCケースと電源ユニットが付属しています。
ベースボード上にはPCIE5.0x16に対応した16サイズPCIEスロットが実装されており、Intel NUC 12 Extreme Kitは全長304mm、2スロット占有、PCIE補助電源8PIN×2のグラフィックボードの増設に対応しています。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」のCompute Element上にはシステム/データストレージ用に3基のM.2スロットが搭載されています。
Compute Element上のM.2スロットうち背面に実装された1基はCPU直結PCIE4.0x4レーンに接続されていてNVMe接続のM.2 SSDに対応しています。
CPUソケットと同じ表面に実装された2基はZ690チップセット経由の接続となり、NVMe(PCIE4.0x4)接続とSATA接続の両方のM.2 SSDに対応します。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」ではフロントとリア合わせて10基のUSBポートを搭載し、うちリアに実装された2基のType-CポートはThunderbolt 4に対応しています。Thunderbolt 4ポートはiGPUによるDisplayPort Alternate Modeでビデオ出力も可能です。9V電圧の電力供給にも対応します。
その他にもフロントにSDXC UHS-IIカードスロットとヘッドホン&マイク用4極3.5mmジャック、リアには10Gb対応有線LAN(Marvell AQtion AQC113)と2.5Gb対応有線LAN(Intel i225-LM)、HDMI2.0ビデオ出力が搭載されI/Oポートは非常に豊富です。
「Intel NUC 12 Extreme Kit」は従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、グローバルに免許不要で使用可能な6GHz帯もサポートするWiFi 6E&Bluetooth5.2に対応した無線LAN(Intel AX211)も搭載しています。接続規格としてはWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4/5GHz/6GHzトライバンド、最大通信速度2400Mbps、Bluetooth 5.2に対応しています。
Intel NUC 12 Extreme Kit スペック |
||
NUC12EDBi9 | NUC12EDBi7 |
|
CPU | Core i9 12900 16コア24スレッド |
Core i7 12700 12コア20スレッド |
iGPU | インテル UHD グラフィックス 770 |
|
dGPU | PCIE5.0x16 (物理サイズPCIEx16) 全長304mm、2スロット占有、PCIE補助電源8PIN×2に対応 |
|
OC |
CPU倍率:非対応, メモリ:対応 | |
メモリ | DDR4-3200 SODIMM(1.2V)×2 最大64GB |
|
ECCメモリ |
非対応 |
|
M.2(CPU) | M.2 2280スロット(key M)×1 NVMe(PCIE4.0x4)対応 |
|
M.2(PCH) | M.2 2280/2240スロット(key M)×2 NVMe(PCIE4.0x4) / SATA対応、RAID 0/1対応 |
|
前面ポート | USB3.1 Gen2 Type-A×2 ヘッドホン&マイク対応4極3.5mm SDXCカードスロット |
|
背面ポート | Thunderbolt 4対応USB Type-C×2 (DP Alt Mode対応) USB3.1 Gen2 Type-A×6 10Gb LAN(Marvell AQtion AQC113) 2.5Gb LAN(Intel i225-LM) HDMI2.0b |
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iGPU ビデオ出力 | HDMI2.0b Thunderbolt 4対応USB Type-C×2 (DisplayPort1.4) |
|
LAN | 10Gb LAN(Marvell AQtion AQC113) 2.5Gb LAN(Intel i225-LM) |
|
無線 | Intel AX211 WiFi 6E対応(802.11 a/b/g/n/ac/ax), Bluetooth 5.2 |
|
電源 | 内蔵 FSP650-57SAB-A, 650W, 80PlUS Gold, SFX-L |
|
サイズ | 奥行357mm×高さ189mm×幅120mm (8.0L) | |
保証期間 | 3年 |
プレスリリース:https://www.intel.com/content/www/us/en/newsroom/news/12th-gen-nuc.html
製品公式ページ:
https://www.intel.com/content/www/us/en/products/sku/216963/intel-nuc-12-extreme-kit-nuc12dcmi9/specifications.html
https://www.intel.com/content/www/us/en/products/sku/216964/intel-nuc-12-extreme-kit-nuc12dcmi7/specifications.html
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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