DisplayPort UHBR DP80認証を取得する「Club3D DisplayPort2.1ケーブル DP80(CAC-1091)」をレビュー。Alienware AW3225QFの4K/240Hzを表示できるか試してみた。
【追記】 AORUS FO32U2PとUHBR13.5のグラボ出力で4K/240Hzモニタ 2台のデイジーチェーン接続に成功
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UHBR 20のリンクレートによって最大80Gbpsの高速帯域で4K/8Kの高解像度・ハイフレームレート映像を安定して伝送できることが保証されるDisplayPort UHBR DP80認証を取得する「Club3D DisplayPort2.1ケーブル DP80(型番:CAC-1091)」を簡単にレビューしていきます。
DisplayPort2.1(DP80)によって映像伝送を行うモニタは未発売ですが、ケーブルには後方互換性もあるので4K/240Hz対応ゲーミングモニタ Alienware AW3225QFで動作を確認してみました
製品公式ページ:https://www.club-3d.com/jp/detail/2628/
「Club3D 双方向 DisplayPort2.1ケーブル VESA DisplayPort UHBR DP80認証取得」(以下、Club3D CAC-1091)は、DisplayPortの最新規格であるDisplayPort2.1に対応したビデオケーブルです。
UHBR10やUHBR20の高速伝送で安定動作を求めるならDP40/DP80対応ケーブルを組み合わせることが強く推奨されるのは当然ですが、DisplayPort2.1自体はDP1.4のHBR3(8.1Gbps)など旧規格に対する後方互換性もあるので、大は小を兼ねるという意味で、高品質なDP1.4ケーブルとしても使用できます。
前置きはこの辺りにして、「Club3D CAC-1091」についてチェックしていきます。
Club3DのDP80認証取得DisplayPort2.1ケーブルについては今のところ1モデルのみ、現在長さ1.2mの「Club3D CAC-1091」だけが展開されています。
金属コネクタ部分は金メッキなしのシルバーで、アウトボックス時点では透明プラスチックの保護カバーが装着されていました。固定ラッチ構造も採用されています。
製品スペックの通り、「Club3D CAC-1091」はDisplayPort UHBR DP80認証を取得しているので、ケーブルには認証シールが貼ってあります。
競合規格HDMIのUltra High Speed HDMI Cable認証とは違い、ユーザーからはQRコード・ホログラム等を使用したセキュア?な方式では確認できないので偽造・偽装には注意が必要ですが、今回紹介しているものはClub3Dという信頼性の高いメーカー製なのでそこを疑う必要はありません。
「Club3D CAC-1091」のコネクタサイズはハブ部分の長さが32mm程度(ケーブル根元の太い部分を入れても42mm程度)、幅も24mm程度となっており、DisplayPortコネクタとしては最小限のサイズです。
「Club3D CAC-1091」のケーブル径は約6.0mmです。
当サイトでオススメのDisplayPort1.4ケーブルとしてよく紹介するスリムケーブルのケーブル径4.5mmと比べると太さを感じる直径ですが、「Club3D CAC-1091」はケーブルの被膜や内部導体がしなやかで非常に曲げやすく、一般的な直径6mm前後のケーブルとは取り回し易さが大分違うと思います。
DisplayPort2.1(DP80)によって映像伝送を行うモニタではないものの、4K/240Hz対応ゲーミングモニタ Alienware AW3225QFで動作を確認してみましたが、「Club3D CAC-1091」を介してゲーミングPCと接続することで4K/240Hz/HDR 10bit RGBが安定して表示できました。
まだDisplayPort2.1(DP80)に対応した出力機器やモニタが一般的でないので、今回はAlienware AW3225QFによる動作確認に留まりましたが、対応機器を入手次第、追加検証をしたいと思います。
ーーー【2024年7月30日追記】ーーー
DisplayPort2.1(DP80)に対応したAORUS FO32U2Pを検証する機会があったので「Club3D CAC-1091」を組み合わせてテストしてみました。
「AORUS FO32U2P」はDisplayPort2.1(DP80)に対応した通常サイズとMiniサイズのDisplayPortビデオ入力に加えて、DP1.4(DSC)に対応したDisplayPortビデオ出力を搭載していて、2台目移行のモニタのデイジーチェーン接続用ポートとして利用できます。
AORUS FO32U2PとPCを「Club3D CAC-1091」で接続して54Gbps(UHBR13.5)のDP2.1でPCから映像を表示した場合、数珠つなぎで2台のモニタに4K/240Hz/HDR 10bit RGBの映像を表示できました。
なおデイジーチェーン接続の注意点として、VRRに対応するのはPCに直接接続された最初のモニタだけです。
以上、『Club3DのDP80認証DisplayPort2.1ケーブルを4K/240Hzで試してみた』でした。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
【追記】 AORUS FO32U2PとUHBR13.5のグラボ出力で4K/240Hzモニタ 2台のデイジーチェーン接続に成功
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UHBR 20のリンクレートによって最大80Gbpsの高速帯域で4K/8Kの高解像度・ハイフレームレート映像を安定して伝送できることが保証されるDisplayPort UHBR DP80認証を取得する「Club3D DisplayPort2.1ケーブル DP80(型番:CAC-1091)」を簡単にレビューしていきます。
DisplayPort2.1(DP80)によって映像伝送を行うモニタは未発売ですが、ケーブルには後方互換性もあるので4K/240Hz対応ゲーミングモニタ Alienware AW3225QFで動作を確認してみました
製品公式ページ:https://www.club-3d.com/jp/detail/2628/
「Club3D 双方向 DisplayPort2.1ケーブル VESA DisplayPort UHBR DP80認証取得」(以下、Club3D CAC-1091)は、DisplayPortの最新規格であるDisplayPort2.1に対応したビデオケーブルです。
UHBR10やUHBR20の高速伝送で安定動作を求めるならDP40/DP80対応ケーブルを組み合わせることが強く推奨されるのは当然ですが、DisplayPort2.1自体はDP1.4のHBR3(8.1Gbps)など旧規格に対する後方互換性もあるので、大は小を兼ねるという意味で、高品質なDP1.4ケーブルとしても使用できます。
前置きはこの辺りにして、「Club3D CAC-1091」についてチェックしていきます。
Club3DのDP80認証取得DisplayPort2.1ケーブルについては今のところ1モデルのみ、現在長さ1.2mの「Club3D CAC-1091」だけが展開されています。
金属コネクタ部分は金メッキなしのシルバーで、アウトボックス時点では透明プラスチックの保護カバーが装着されていました。固定ラッチ構造も採用されています。
製品スペックの通り、「Club3D CAC-1091」はDisplayPort UHBR DP80認証を取得しているので、ケーブルには認証シールが貼ってあります。
競合規格HDMIのUltra High Speed HDMI Cable認証とは違い、ユーザーからはQRコード・ホログラム等を使用したセキュア?な方式では確認できないので偽造・偽装には注意が必要ですが、今回紹介しているものはClub3Dという信頼性の高いメーカー製なのでそこを疑う必要はありません。
「Club3D CAC-1091」のコネクタサイズはハブ部分の長さが32mm程度(ケーブル根元の太い部分を入れても42mm程度)、幅も24mm程度となっており、DisplayPortコネクタとしては最小限のサイズです。
「Club3D CAC-1091」のケーブル径は約6.0mmです。
当サイトでオススメのDisplayPort1.4ケーブルとしてよく紹介するスリムケーブルのケーブル径4.5mmと比べると太さを感じる直径ですが、「Club3D CAC-1091」はケーブルの被膜や内部導体がしなやかで非常に曲げやすく、一般的な直径6mm前後のケーブルとは取り回し易さが大分違うと思います。
DisplayPort2.1(DP80)によって映像伝送を行うモニタではないものの、4K/240Hz対応ゲーミングモニタ Alienware AW3225QFで動作を確認してみましたが、「Club3D CAC-1091」を介してゲーミングPCと接続することで4K/240Hz/HDR 10bit RGBが安定して表示できました。
ーーー【2024年7月30日追記】ーーー
DisplayPort2.1(DP80)に対応したAORUS FO32U2Pを検証する機会があったので「Club3D CAC-1091」を組み合わせてテストしてみました。
「AORUS FO32U2P」はDisplayPort2.1(DP80)に対応した通常サイズとMiniサイズのDisplayPortビデオ入力に加えて、DP1.4(DSC)に対応したDisplayPortビデオ出力を搭載していて、2台目移行のモニタのデイジーチェーン接続用ポートとして利用できます。
AORUS FO32U2PとPCを「Club3D CAC-1091」で接続して54Gbps(UHBR13.5)のDP2.1でPCから映像を表示した場合、数珠つなぎで2台のモニタに4K/240Hz/HDR 10bit RGBの映像を表示できました。
なおデイジーチェーン接続の注意点として、VRRに対応するのはPCに直接接続された最初のモニタだけです。
以上、『Club3DのDP80認証DisplayPort2.1ケーブルを4K/240Hzで試してみた』でした。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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