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クリーンで洗練されたスタイルのプレミアム鍛造アルミニウム構造ヒートシンクや、超高輝度なCAPELLIX RGB LEDによる11分割ARGB LEDイルミネーションを搭載するハイエンドDDR5メモリキット DOMINATOR TITANIUM RGB DDR5シリーズから、Intel XMP3.0による7200MHzのメモリOCに対応する24GB×2枚組み=48GBのメモリキット「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB(型番:CMP48GX5M2X7200C36)」をレビューします。
製品公式ページ:https://www.corsair.com/jp/ja/p/memory/cmp48gx5m2x7200c36/dominator-titanium-rgb-2x24gb-ddr5-dram-7200mt-s-cl36-intel-xmp-memory-kit-cmp48gx5m2x7200c36
CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB レビュー目次
1.CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBの外観
2.DOMINATOR TITANIUM フィンアクセサリーキット について
3.メモリOC検証機材、メモリOCの基本と手順
4.CMP48GX5M2X7200C36のメモリOCを試す
5.CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBのレビューまとめ
---【注意】--------------------------
メモリOCで有名なXMPプロファイルは「インテル エクストリーム・メモリー・プロファイル」の略称でありIntelの策定した規格なので、AMD Ryzen環境において”XMPでOCする”等の表現をするのは厳密には正しくありません。
ちなみに2022年後半にはXMPのRyzen版である『AMD EXPO Technology』がRyzen 7000シリーズCPUと同時に登場し、各社からEXPO対応メモリが発売されています。
XMPプロファイルに収録されたメモリ周波数とタイミングの設定値からAMD Ryzen環境に合わせたメモリOCプロファイルを自動生成する機能として、ASUS D.O.C.PやMSI A-XMPなどが各社マザーボードのBIOS上に機能として用意されています。
実質同じようにOCできるので、AMD製CPU環境においてもXMPプロファイルを流用したメモリOCを当記事中では便宜上細かいことを気にせずに”XMPを使用したOC”などXMPとして表記することがあります。
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【機材協力:CORSAIR】
CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBの外観
まず最初にCORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBの外観をチェックしていきます。「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」はDominator Platinum DDR4/DDR5シリーズからパッケージ形状が変わり、グレーを基調にした四角形の化粧箱になっています。
DDR5メモリ本体は1枚1枚がプラスチック製スペーサーに包装された、さらにスポンジ製スペーサーに保護されています。
今回の入手したモデル CMP48GX5M2X7200C36はデュアルチャンネル対応の24GB×2枚組みのメモリキットなのでスポンジ製スペーサーに2枚のメモリが収められていました。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」のメモリヒートシンク側面はサンドブラスト表面処理で平らなプレートになって、上側プレートも黒色に統一され、総じてシンプルなデザインです。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」には独自の特許取得済み冷却技術「DHX (Dual-Path Heat Exchange) Cooling Technology」が搭載されています。
PCBのグラウンド層に銅を採用することでICチップの発熱をヒートシンクへ伝導、PCB基板とICチップの双方から放熱することで高い冷却性能を発揮します。伝導と対流という2つの熱消散経路を利用してモジュールから熱を効果的に除去することができます。
CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBのサンドブラスト表面処理が施された側面プレートは質感が高く、LEDイルミネーションなしでも美しい外観です。
今回レビューするのは写真の通り、カラーリングがブラックのモデルですが、「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」シリーズにはブラックとホワイトの2色が展開されています。グレーもありますが2024年2月現在はAMD EXPOのOCプロファイルのみのラインナップです。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」のヒートシンク上面についてもチェックしてみると、左右端にあるネジ穴部分以外は真っ平らで、中央の少し色が薄い部分はARGB LEDイルミネーションの光を透過する半透明ディフューザーになっています。中央にはDOMINATORのブランドロゴもあります。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」に標準搭載されたトップバーには、超高輝度なCAPELLIX RGB LEDによる11分割ARGB LEDイルミネーションが内蔵されています。
発光カラーや発光パターンはCORSAIR製PCパーツのエコシステムを統合管理する専用ソフトウェア iCUEで制御できます。
ちなみにヒートシンク天面に内蔵されたARGB LEDイルミネーションはメモリ基板そのものに実装されているわけではなく、LEDバーとメモリ基板を専用コネクタによって接続する構造になっています。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」シリーズはヒートシンクを含む全高が56mm程度と非常に背の高いヒートシンク付きOCメモリです。
ヒートシンクなしのメモリと比較して、「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」の全高は25.5mm高くなっています。
CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBの2枚組モデルをCPUソケット右側にメモリスロットが4基ある一般的なATXマザーボードに取り付けるとこんな感じになります。
DOMINATOR TITANIUM フィンアクセサリーキット について
CORSAIRからはDOMINATOR TITANIUM RGB向け別売りアクセサリとして「DOMINATOR TITANIUM フィンアクセサリーキット」が発売されています。「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」のメモリヒートシンク天面は着脱式となっており、メモリ本体には標準で超高輝度なCAPELLIX RGB LEDによるARGB LEDイルミネーション対応ヘッドが搭載されていますが、フィンアクセサリーキットによって冷却性能に優れた銅製ヒートシンクに交換が可能です。
フィンアクセサリーキットは「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」のカラーバリエーションに合わせて、ブラック、ホワイト、グレーの3色がそれぞれ展開されています。
メモリ本体とは異なり、フィンアクセサリーキットはCORSAIR製PCパーツで一般的な黄色と黒色のツートンカラーな紙製パッケージで梱包されています。内容品は金属製フィントップバー 2本と固定ネジセットと六角レンチです。
CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB用の金属製放熱フィントップバーは黒色の外装カバーとその内側にある銅製フィンの2層構造になっています。
メモリヒートシンクと接する部分にはサーマルパッドが予め貼り付けてありました。欲を言えば、サーマルパッドは交換用に1セット余分に入っていると良いのですが。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」のLEDトップバーを金属製放熱フィントップバーに交換する手順は、上端左右の六角ネジをフィンアクセサリーキットに付属する六角レンチで外して付け替えるだけです。
六角レンチは付属していますが、細くて地味に回しにくいので1.5mmの六角ドライバーがあると作業がスムーズになると思います。
LEDトップバーを外したのと逆の手順で金属製放熱フィントップバーをネジ止めするだけで換装は完了です。金属製放熱フィントップバーにはサーマルパッドがあるので保護フィルムを剥がし忘れないよう注意してください。
ちなみに「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」を標準のLEDトップバーに戻す時、ヒートシンク側面とLEDトップバーのDOMINATORロゴが一致するのがLEDトップバーの正しい向きです。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」にフィンアクセサリーキットの金属製放熱フィントップバーを装着するとこんな感じになります。
トップバーの外装はメモリヒートシンク側面と同じ質感の金属製なので、標準のLEDトップバーよりも一体感があり、天面や側面の隙間から覗く銅製放熱フィンの銅褐色がシックで落ち着いた高級感を醸し出しています。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」を金属製放熱フィントップバーに換装すると黒色の外装部分は少し低くなりますが、銅製フィンが天面からはみ出しているので、全高は換装しても同じです。
フィンアクセサリーキットで換装した「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」の2枚組モデルをCPUソケット右側にメモリスロットが4基ある一般的なATXマザーボードに取り付けるとこんな感じになります。
メモリOC検証機材、メモリOCの基本と手順
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」の定格動作やXMP/手動設定を使用したオーバークロックの検証を行う前に、検証機材の紹介と、メモリOCの基本・手順についての説明をしておきます。「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」の検証を行う環境としては、Core i9 13900K&Z790/Z690マザーボードで構成される検証機を用意しました。
テストベンチ機の構成 | ||
CPU |
Intel Core i9 14900K (レビュー) |
|
M/B | 【第14世代CPU向け】 ASRock Z790 Nova WiFi (レビュー) ASUS ROG STRIX Z790-A GAMING WIFI II (レビュー) MSI MEG Z790 ACE MAX (レビュー) |
【第13世代CPU向け】 ASUS ROG MAXIMUS Z790 HERO (レビュー) |
CPUクーラー | Fractal Design Celsius S36 (レビュー) Noctua NF-A12x25 PWM (レビュー) |
|
グラフィックボード |
PNY GeForce RTX 4090 24GB XLR8 (レビュー) MSI GeForce GT 1030 2GH LP OC ファンレス (レビュー) |
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システム ストレージ |
Samsung SSD 990 PRO 1TB (レビュー) | |
OS | Windows 11 Home 64bit | |
電源ユニット |
Corsair HX1500i (レビュー) | |
ベンチ板 | STREACOM BC1 (レビュー) |
ベンチ機のシステムストレージには「Samsung SSD 990 PRO 1TB」を使用しています。
Samsung SSD 990 PROは、PCIE4.0対応SSDで最速クラスの性能を発揮し、なおかつ電力効率は前モデル980 PRO比で最大50%も向上しており、7GB/s超の高速アクセスでも低発熱なところも魅力な高性能SSDです。これからPCIE4.0対応プラットフォームの自作PCを組むなら、システム/データ用ストレージとして非常にオススメな製品です。
・「Samsung SSD 990 PRO 1TB」をレビュー。性能も電力効率もトップクラス!
システムメモリについては必要な容量(現在のゲーミングデスクトップPCなら16~32GBあれば十分)さえ満たせば、OCによる性能の向上はCPUやGPUのOCに比べると実感しにくい部類である、というのがAMD Ryzen CPU登場以前は通説でした。
そのため管理人も一口にOCメモリと言っても性能向上を狙うよりはオシャレなヒートシンク目当てに自作PCの装飾的な感覚で購入するのが個人的にはオススメな買い方だと思っていました。
Intel XMPに対応したOCメモリがあるとはいえ、当時はいまいち安定性が良くないというか、マザーボードとの相性問題が厳しかったのも一因です。今のようにOCプロファイルを当てて一発安定ではなく、各自でOC設定の微調整が必要で、メモリOCの知識を求められました。
その評価が変わり始めたのはAMD Ryzen/Threadripper CPUの登場以降です。
初期のRyzen環境では『Infinity FabricというCPU内外のコンポーネントを相互接続するインターコネクトの動作周波数がメモリ周波数に同期する』という構造上、メモリ周波数がエンコードや3Dゲームを含めた総合的なパフォーマンスに大きく影響することからOCメモリが重要視されました。
性能に影響が大きいと分かるとCPU/マザーボード/メモリの各メーカーが最適化を進めたので、1,2年もするとOCプロファイルを当てればDDR4の3200MHz/C16、3600MHz/C18のような定番設定が一発で動くようになり、メモリOCのハードルがグンと下がりました。
Ryzen 3000/5000シリーズ以降、IF周波数はメモリ周波数/メモコン周波数と非同期設定が可能になったものの、それでも高周波数で1:1同期させた方が低遅延、高性能になるので3600MHz/C16のようなDDR4メモリが性能を追求するなら最適であり、最新のRyzen 7000シリーズでは6000MHz/CL30のDDR5メモリが高性能のスイートスポットとしてAMD公式からもアピールされています。
また、Intel環境においても144FPS~360FPSのハイフレームレートなPCゲーミングではCPUボトルネックの緩和にメモリ周波数のOCが効いてきます。
下の記事はCPUのゲーム性能比較がメインの内容ですが、OCメモリのゲーム性能についても検証しています。
Core i9 14900K&RTX 4090の環境において、定格5600MHzのDDR5メモリと7200MHz OCのDDR5メモリでゲーム性能にどれくらい差が出るのか、最新18タイトルの実ゲームベンチマークで比較しているので参考にしてみてください。
CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBのメモリOCを試す
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB(型番:CMP48GX5M2X7200C36)」をIntel第14世代Core&Z790マザーボードの検証機材にセットアップしてメモリオーバークロックの動作検証を行っていきます。なお今回は標準装備のLEDライトバーから別売りのフィンアクセサリーキットへ換装した状態で検証しています。
OCプロファイルによるメモリ周波数7200MHz/メモリタイミングCL36のオーバークロックに対応する24GB×2枚組み48GB容量のメモリキット「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB(型番:CMP48GX5M2X7200C36)」については、OC耐性の高さに定評のあるSK Hynix製メモリモジュールが採用されていました。
(製品型番およびスペックはそのままでも、メモリモジュールについてはロットやバージョンで変更される可能性があります。)
1枚24GBで7200MHzのOCに対応するメモリモジュールというと定格(JEDEC準拠)で5600MHzに対応しているものと思ったのですが、「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB(型番:CMP48GX5M2X7200C36)」に収録されているJEDEC準拠のSPDプロファイルは最大で4800MHz/CL40でした。
定格5600MHzのIntel第13/14世代CPU環境に搭載してもOCプロファイルを適用しない場合、5600MHzではなく4800MHzの動作になります。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB CMP48GX5M2X7200C36」はIntelプラットフォームのOCメモリ規格、Intel XMP3.0に対応したDDR5メモリとなっており、メモリには7200MHz/CL36のOCプロファイルが収録されています。
製品スペックとしては7200MHz/CL36のメモリですが、追加でさらに上のメモリ周波数となる7400MHz/CL38も収録されていました。
個人的にはスペックより上の設定よりも互換性重視で6400MHzや6000MHzのOC設定、もしくはJEDEC準拠の5600MHzの設定が収録されている方が嬉しいのですが。
前置きはこの辺りにして「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB (CMP48GX5M2X7200C36)」のメモリOCを実践していきます。
まずはIntelのメインストリーム向けCPUである第14世代Core-Sの24コア32スレッドモデルCore i9 14900KとZ790マザーボードの環境で「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB (CMP48GX5M2X7200C36)」のOCプロファイルによるOCを実践してみました。Intel Z790マザーボードにはASUS ROG MAXIMUS Z790 HEROを使用しています。
ASUS ROG MAXIMUS Z790 HERO(BIOS:1801)の環境では、XMPプロファイルを適用するだけで24GB×2枚組み48GBで7200MHz/CL36のメモリOCが安定動作しました。
Intel第13/14世代CPUでDDR5メモリを使用した場合、IMC周波数はGear2もしくはGear4で動作しますが、今回のOC検証ではAuto設定のままでもIMC周波数は2:1で同期するGear2でした。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB (CMP48GX5M2X7200C36)」に収録されている7200MHz/CL36、メモリ電圧1.400VのOCプロファイルを適用してメモリOCを行い、同じようにメモリストレステストを実行して、標準搭載のLEDライトバーと別売りアクセサリの放熱フィンバーでどれくらい温度が違うのか確認してみました。
ソフトウェアモニタリングとサーモグラフィーのどちらでも、放熱フィンバーに換装することでメモリ温度を5度前後も下げることができました。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」は標準のLEDライトバーでもメモリOCは安定しますが、冷却性能を重視するならフィンアクセサリーキットで換装するのもアリです。
MSI MEG Z790 ACE MAX(BIOS:7D86vA1)の環境でも、XMPプロファイルを適用するだけで24GB×2枚組み48GBで7200MHz/CL36のメモリOCが安定動作しました。
ASUS ROG STRIX Z790-A GAMING WIFI II(BIOS:0801)の環境でも、XMPプロファイルを適用するだけで24GB×2枚組み48GBで7200MHz/CL36のメモリOCが安定動作しました。
ASRock Z790 Nova WiFi(BIOS:3.09)の環境でも、XMPプロファイルを適用するだけで24GB×2枚組み48GBで7200MHz/CL36のメモリOCが安定動作しました。
CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGBのレビューまとめ
最後に「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB(型番:CMP48GX5M2X7200C36)」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。良いところ
- DOMINATOR(PLATINUM)シリーズを踏襲したスマートなデザイン
- 11分割(アドレス)のアドレッサブルLEDイルミネーション搭載
- CORSAIR純正アプリ iCUEでライティング制御が可能
- iCUEで設定した発光パターンは各メモリに保存される(同期にはiCUEが必要)
- 別売りのフィンアクセサリーキットで光らない高冷却な放熱フィンバーに換装可能
- 簡単にメモリのOCが可能なXMP3.0プロファイルを収録
- 5つのうち2つのプロファイルはユーザーが自由に書き換え可能
- Intel第14世代CPU環境でXMPによって7200MHz/CL36が正常動作
- 製品スペックを上回る7400MHz/CL38のOCプロファイルも収録
- 無期限に新品と交換可能な保証
(https://help.corsair.com/hc/en-us/articles/360033067832)
- 7200MHzのOCは第12世代向けZ690では動作しない可能性あり
- OC選別モデルなので24GB×2枚組みで4.3万円と高価(2024年2月)
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」の検証ではメーカー動作確認済みのOCプロファイルを使用することによって、Intel第13/14世代Core-S&Z790マザーボード環境においてメモリ周波数7200MHz/CL36のオーバークロックが手軽に行え、安定動作が確認できました。
最新の高画質やハイフレームレートなゲーミングシーンではシステムメモリもボトルネックになることはあるので、ゲーム性能を追求する人はOCメモリの導入も検討する価値はあると思います。
Intel第13/14世代CPU環境におけるメモリ周波数7200MHzのメモリOCは、6000~6400MHz/CL30~36のようにメモリスロット4基のZ690/Z790マザーボードで大体安定する、というほど互換性が高いものではありませんが、今回検証した中ではASUS ROG STRIX Z790-A GAMING WIFI IIのようにアッパーミドルクラスのゲーミングマザーボードで安定動作を確認できたので、品質の高いZ790マザーボードなら期待できると思います。
欲を言えば、XMP3.0ではメーカー用OCプロファイルが最大3つまで使用できるので、一部他社製品のようにもう少し緩めのOCプロファイル、CMP48GX5M2X7200C36なら6000MHz/CL32や6400MHz/CL34なども収録されていると良かったのですが。
「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」は11分割ARGB LEDイルミネーションを搭載しており、また各LED素子には超高輝度なCAPELLIX RGB LEDが採用されています。
専用ソフトウェア iCUEから各自でユニークな発光カラー・発光パターンの組み合わせにカスタマイズできるだけでなく、別売りのフィンアクセサリーキットを使用すれば光らせない、冷却性能を重視した運用も可能です。
以上、「CORSAIR DOMINATOR TITANIUM RGB」のレビューでした。
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CORSAIRのハイエンドDDR5メモリキット「DOMINATOR TITANIUM RGB DDR5」をレビュー。
— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) February 12, 2024
7200MHzのメモリOCに対応する24GB×2枚組みモデル CMP48GX5M2X7200C36をCore i9 14900K&Z790で試してみた。https://t.co/pftK4MsesG
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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