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世界最高品質メーカーとなるサンゴバン社の高透明無鉛鏡を豪華に使用した「グラフィックボード ミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」をレビューします。
長尾製作所が考案したグラフィックボード ミラーディスプレイですが、オリジナルでは安価なアクリルミラーとなっているミラー部分を、”サンゴバン社ドイツ製ミラライト3mm厚高透過無鉛防湿鏡”にアップグレードした製品です。

最初に、今回サンプル協力いただいたメーカーについて簡単に紹介しておくと、グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)は「吉村特殊パーツ製作所」というメーカーが開発し、日本国内で製造された製品です。
(もう少し正確には、長尾製作所の金属スタンドの卸し提供を受け、なおかつ同一商品名での販売許可を得て、素材変更およびサイズUP版の商品開発を行っています)
吉村特殊パーツ製作所はガラスや鏡製品の優れた加工技術に100年の歴史を持つ福岡の企業 株式会社九鏡と協力して、ガラスや鏡を使用したオリジナル商品の設計、開発、販売を行っています。
サンゴバン社とライセンス契約のある株式会社九鏡と協力することで、ディアマンテガラスと呼ばれる美しいドイツ製高透明素材を使用した様々な製品を開発し、オンラインショップや提携店舗で販売しています。

グラフィックボード ミラーディスプレイについて
前置きはこの辺りにして、「グラフィックボード ミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」についてチェックしていきます。今回は比較用も兼ねてオリジナルの「長尾製作所 グラフィックボード ミラーディスプレイ(NB-VGA-MIRROR)」を用意したので、まず基本仕様についてはこちらをベースに紹介していきます。ミラー部分の材質や形状以外は共通なので。

「グラフィックボード ミラーディスプレイ」の内容品は、スチール製のスタンド部、ミラー、ゴム足、ミラー固定用両面テープ、マニュアルです。

長尾製作所が販売しているオリジナル製品はミラーが安価なアクリルミラーとなっています。開封時点では保護フィルムが貼ってあるので濁って見えますが、剥がせば綺麗な鏡面です。

「グラフィックボード ミラーディスプレイ」のスタンド部分はスチール板金で製造されていますが、厚みは薄いので(折り曲げ加工によってたわみはありません)、軽量です。

ヒンジによって0度から90度まで無段階で自由に角度は調整できます。ネジは適度な強さで締められているので、そのまま力で開閉する感じです。

背面には対角で2カ所だけマグネットが装着されています。マグネットがない2カ所には各自で付属のゴム足(両面テープ貼り付け済み)を貼り付けます。マグネットを使用しない場合はネジ止めされているだけなので、外してゴム足を貼り付けます。

ミラーは付属の両面テープでスタンドに貼り付けます。両面テープの粘着部の間にはクッションとなるスポンジ層もあります。

サンゴバン高透明鏡について
ここからは吉村特殊パーツ製作所が販売する「グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」の独自仕様についてチェックしてきます。冒頭で紹介した通り、同製品は、長尾製作所の金属スタンドの卸し提供を受け、なおかつ同一商品名での販売許可を得て、素材変更およびサイズUP版という形で開発が行われました。
そのためスタンド部など製品の基本仕様は共通で、「グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」の最大の特長は世界最高品質メーカーとなるサンゴバン社の高透明無鉛鏡を豪華に使用しているところです。

「サンゴバン社ドイツ製ミラライト 3mm高透過無鉛防湿鏡」の背面外周部にはミラーの変色を抑える簡易防湿加工が施されています。

「グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」にはミラー部のバリエーションとして、素材はサンゴバン高透明鏡で共通ですが、長さは280mmの標準サイズと310mmの大型サイズの2モデルがラインナップされています。


四隅の面取りは異なりますが長さ280mmの標準サイズは、長尾製作所のオリジナル製品に付属するアクリルミラーと同じサイズです。
この写真でミラーに移っているのは天井ですが、この時点でサンゴバン高透明鏡とアクリルミラーの明るさの違いが見て取れると思います。

最近ではGeForce RTX 3070/TiやRadeon RX 6700 XTのようなコスパ重視アッパーミドルクラスのグラフィックボードでも冷却性能を重視して全長300mmを超える製品が多いですが、全長310mmの大型サイズがラインナップされる「グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」なら、そういった大型グラボも全体をカバーして写すことができます。

サンゴバン高透明鏡は表面ガラスにサンゴバン社のドイツ製高透明ガラスを使用し、国内の熟練職人が1個ずつ丁寧に加工しているので、端面が切りっぱなしのアクリルミラーと大きく違うポイントです。
サンゴバン高透明鏡には、アクリルミラーのようなザラザラ感はなく、ガラスの縁取りで反射する光も綺麗で艶っぽく、非常に質感の高い仕上がりです。
加えてアクリルだと砂埃が堆積した時に強く拭き取ると擦過傷が表面に残ってしまうことがありますが、ガラスならそういった心配をせず、汚れた時はサッと拭き掃除ができます。

またサンゴバン高透明鏡に使用されているディアマンテガラスと、日本国内AGC社製透明ガラス(一般に再生材を使用、とはいえ、ホームセンターで売られているような安価品と比べれば非常に高品質なもの)を比べると、サンゴバン高透明鏡はガラス部の緑色味が少ないのが見て取れます。

ミラー映りについても簡単に比較してみました。
サンゴバン高透明鏡がオリジナルの色味を綺麗に再現するのに対して、アクリルミラーはやや青みがかり、また若干映りが暗くなる傾向があります。
ミラーの映りについてはやはりサンゴバン高透明鏡のようなガラスミラーのほうがアクリルミラーよりも明るく、歪みがありません。この2つの違いは分かりやすく、また素材自体の質感もガラスの方が高いですし、汚れた時に拭いても傷が付きにくい、簡易防湿処理で長持ちするというメリットもあるので、シンプルに魅力的だと思います。

グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)のサンプルビルド
最後に「グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」を組み込んだサンプルビルドの写真を掲載しておきます。



長尾製作所のオリジナル製品の時点でもすでに十分完成度は高いのですが、やはり付属のアクリルミラーがしょぼく感じてしまう人は一定数いると思います。
ミラーの映りについてはやはりサンゴバン高透明鏡のようなガラスミラーのほうがアクリルミラーよりも明るく、歪みがありません。この2つの映りの違いは分かりやすく、また素材自体の質感もガラスの方が高いですし、汚れた時に拭いても傷が付きにくいというメリットもあります。
グラフィックボードミラーディスプレイの導入を考えているなら、吉村特殊パーツ製作所から販売されている「グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」の方を検討する価値は十分にあると思います。
以上、「グラフィックボードミラーディスプレイ(サンゴバン高透明鏡)」のレビューでした。

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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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