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定番ミドルクラスGPUであるNVIDIA GeForce RTX 3060Tiから、NVIDIA GeForce RTX 4070Ti/4080/4090やRadeon RX 7900 XTXなど次世代GPUまで、2023年の最新グラフィックボードを搭載したゲーミングBTO PCについてオススメなモデルを予算やスペックから比較して紹介します。
BTO PC(BTO パソコン)のサポート面はどうなの?と気になる人もいるかもしれませんが、実際のところは実ユーザーにしかわからないことなので当記事では言及しません。ただ当サイトでもよく紹介する「サイコム

目次
0-1.2023年のグラボとゲーミングPCの価格事情0-2.おすすめなゲーミングBTO PCの選び方 - まずはグラボから
0-3.おすすめなゲーミングBTO PCの選び方 - 詳細スペックの決め方
・CPUやグラボなど各PC部品の解説記事
0-4.高性能なゲーミングPCには、高性能なゲーミングモニタを
0-5.ハイエンドGPUなら簡易水冷グラボモデルがおすすめ
0-6.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
1.予算15万円~: フルHDゲーミングに対応可能なBTO PC
2.予算17万円~: フルHD/144FPSやWQHDの入門に最適なBTO PC
3.予算21万円~: 高解像度/ハイFPSの入門に最適な新定番グラボ搭載BTO PC
4.予算24万円~: 4K/60FPSやフルHD/240FPSに最適なBTO PC
5.予算24万円~: 3080にちょい足し性能&DLSS 3対応のRTX 4070 Ti
6.予算31万円~: 3080にちょい足し性能&DLSS 3対応のRTX 4070 Ti
7.予算38万円~: DLSS 3対応のRTX 4080、クリエイターにも最強な4090
付録.当サイトで公開中のBTO PCレビュー記事
【執筆:2018年12月11日、最終更新:2023年4月12日】
NEWS
AIフレーム生成機能 DLSS 3で4K解像度120FPS+のPCゲーミングにも対応可能な「NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti / 4070 / 4070 Ti」を搭載したゲーミングBTO PCのおすすめ機種について比較記事を公開しました。
・RTX 4060 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

・RTX 4070搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!・RTX 4060 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!


・RTX 4070 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
おすすめなゲーミングBTO PCの選び方-まずはグラボから
PCゲーム用のゲーミングPCを選択する時にまず最初に注目すべきは”グラフィックボード”です。グラフィックボードの選択でPCゲームの快適さが9割がた決まると言っても過言ではないくらい重要なパーツになっていますし、グラフィックボードを選択してからその他のパーツを選択するのがゲーム用BTO PCを選ぶ定石です。
下の表は現行最新グラフィックボードの性能や予算についてまとめた、GPU別BTO PCの早見表になっています。上位に上がるほど性能が高く、価格も高価になっています。国内ではNVIDIA製GPUを搭載した製品が主流なので、PCゲーム向けBTO PCの選び方の基本は性能&予算別に、緑色太字で強調したバリエーションと考えればOKです。
NVIDIA | AMD | グラフィック (*) |
価格 |
RTX 4090 <紹介記事> |
4K/120FPS+ 8K/60FPS+ |
48.0万円~ | |
RTX 4080 <紹介記事> |
RX 7900 XTX <紹介記事> |
4K/120FPS+ | 38.0万円~ |
RTX 4070 Ti <紹介記事> |
RX 7900 XT <紹介記事> |
4K/120FPS | 31.0万円~ |
RTX 4070 <紹介記事> RTX 3080 <紹介記事> |
RX 6800 XT RX 6800 <紹介記事> |
UWQHD, 4K Pimax 8KX/P対応 |
24.0万円~ |
RTX 3070 <紹介記事> RTX 3070 Ti <紹介記事> |
WQHD/144Hz+ フルHD/240Hz+ Valve Index Xbox Series X |
21.0万円~ |
|
RTX 3060 Ti <紹介記事> |
RX 6700 XT <紹介記事> |
WQHD・最高 フルHD/144Hz+ |
17.0万円~ |
RTX 3060 <紹介記事> |
RX 6600 XT |
フルHD・最高 WQHD・高 PlayStation 5 |
15.0万円~ |
RTX 3050 | RX 5600 XT |
フルHD・高 VR HMD対応 |
12.0万円~ |
GTX 1650 SUPER GTX 1650 |
RX 5500 XT |
FF14 入門 E-Sports |
10.0万円~ |
2020年末に発売された最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060やRadeon RX 6600 XTと同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(直接比較は無理なのでGPUスペックからの概算ですが)
21:9ウルトラワイド解像度への対応やマウス&キーボードの操作との互換性の高さなど、PCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はGeForce RTX 3060程度まで達しているので、次世代ゲーム機の性能を考えるとPCゲーミング用のBTO PCに採用するGPUはGeForce RTX 3060でも最低水準になると思います。
2023年にPCゲーミング用途でグラフィックボードを新調するのであればGeForce RTX 3060 TiやRadeon RX 6700 XTよりも高速な製品を選択するのがオススメです。

NVIDIAとAMDのどちらのGPUを選べばいいか(各社のGPUの大まかな違い)についてですが、上の表でいくと横並びにした競合製品の比較では次のように大別できます。
NVIDIA製GPUの特長
NVIDIA製GPUは既存のPCゲームの多くでAMD製GPUよりも若干性能が高い場合が多いのと、プレイ動画録画機能の「ShadowPlay」の動作が非常に軽くて優秀です。ハードウェアエンコーダNVEncが高画質なのでゲーム実況などストリーミングに強いGPUです。プレイ動画録画機能の「ShadowPlay」の動作が軽くて非常に優秀です。NVIDIA製GPUは国内シェアが高いため、BTO PCメーカー各社のラインナップも豊富で選択肢の幅が広く、AMD製GPUにこだわりがなければ、基本的にNVIDIA製GPU搭載BTO PCを選ぶことになると思います。
AMD製GPUの特長
AMD製GPUは国内での流通はNVIDIA製GPUと比較して少ないものの、2022年の最新世代ではNVIDIA製GPUと同等の性能を実現し、省電力性能では上回るケースが多いところが特徴です。またNVIDIA Shadow Playと遜色ない軽量さのプレイ動画録画機能「AMD ReLive」や、スマートフォンへのストリーミングゲームプレイ「AMD Link」があり機能面では充実しているので、マルチメディアに楽しむユーザーにはおすすめかもしれません。
性能的には特に問題ないのですが、AMD製GPUを採用したBTO PCは国内では取り扱いが少なく、あまり選択肢がありません。BTO PCの場合はAMD製GPU搭載の製品も含めて候補を探すとかえって混乱するのでNVIDIA製GPU搭載で決め打ちした方が無難だと思います。
ゲーム公式の推奨動作環境やGPU別/CPU別ベンチマークを参考にした解像度・グラフィック設定別のおすすめのグラフィックボードやCPUについては個別にまとめ記事を公開中です。
・ゲーム別おすすめGPU&CPUまとめ記事の一覧へ

上の説明を読んで予算や必要な性能に合わせてグラフィックボードを選択したと思いますが、ここまでくれば後は簡単な流れ作業です。CPUやストレージなどその他の項目の選び方について次の章で説明していきます。
おすすめなゲーミングBTO PCの選び方-詳細スペックの決め方
続いてグラフィックボード以外の構成パーツの最適な選び方を紹介していきます。一口に○○グラフィックボード搭載BTO PC(BTO パソコン)と言ってもCPUやストレージなど多くの構成パーツにはBTO PCメーカー各社で違いがあり、それが各BTO PCの価格の違いに直結しています。
そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。
(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)
先ほどグラフィックボード別で大まかな価格帯を選んだので、
次は「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」の主要な5パーツに注目します。これら5つの適切な選び方さえ知っていれば各自でカスタマイズすれば簡単にリアルタイムな価格比較もできて自分にとって一番コスパが高くおすすめなBTO PCを選択可能になります。
- CPUについてはIntel製とAMD製の2種類に大きく分けられます。2022年現在はIntel製CPUだと第12世代から最新の第13世代、AMD製CPUだとRyzen 7000シリーズとRyzen 5000シリーズのように複数世代が混在しています。(Intel Core-XやAMD ThreadripperといったHEDT向けモデルは最新世代が長らく登場していないので無視してOK)
設計が最も新しく高性能という意味ではIntel第13世代CPU(Core iX 13X00という型番)ですが、PCゲーム用であれば上で挙げた製品はいずれも十分な性能なのでコスパ重視で旧世代のCPUを選んでも間違いというわけではありません。
AMD製CPUもいい製品ですが、Intel製のメインストリーム向けCPUは長年主流な製品ということもあって基本的に安定しているので、初心者はまずここから始めるのを推奨します。
ミドルクラスのCore i5(12400Fや12600)でも6コア12スレッド以上と十分なコアスレッド数を備えており、上位モデルCore i7(12700や12700K)と比べてもPCゲームが目的であれば大きな性能差はありません。
コスパを優先するならCore i5、144Hzや240Hzなどハイリフレッシュレートなゲーミングモニタを使用する環境でCPUボトルネックを確実に避けたいならCore i7、高画質プレイ動画の録画・配信・編集もするならさらに上位のCore i9、という具合で選べばいいと思います。
- システムメモリはゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。予算に余裕がありゲーム実況や動画編集もする予定があるのであれば32GBへアップグレードしてください。あとメモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚でOK。
- 電源容量はグラフィックボードにも依存しますが、通常のシングルグラフィックボード環境であれば500~700W以上なら十分です。電源容量自体はBTO PCメーカーが適切に設定してくれているはずなのであまり気にしなくて大丈夫です。
ただし変換効率は予算が許すなら80PLUS Gold認証以上を選ぶと静音性の高い電源になる可能性が高くなります。
- システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりも容量単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10/11をインストールするシステムストレージのサイズは500GB以上であればOKです。
ゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。システムストレージ同様にHDDではなくSSD推奨。ゲーム用ストレージの容量は1TB以上が望ましいです。1TB以上のSSDは1.2万円程度でパーツのみを購入できるので各自でBTO PC購入後に増設してもかまいません。
- マザーボードは「Z690」とか「H670」とかチップセット名だけでなく「ASUS PRIME Z690-A」のように市販のマザーボード名が記載されている or 市販のマザーボードを選択できるBTO PCが推奨です。市販のマザーボードであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。
マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしていてユーザー数の多いASUSを選ぶのが鉄板ですが、機能的にはASRockやMSIのマザーボードでも十分です。
なおIntel第12世代CPUを搭載するBTO PCではマザーボードのチップセットがZ690、H670、B660、H610の4種類がありますが、Core i9 12900KなどK付きCPUと組み合わせて各自でオーバークロックしないのであれば、基本的にはH670チップセットなど安価な下位チップセットでも問題ありません。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。
あと、これからゲーム用PCを購入するならOSはWindows10/11 Home 64bitの一択です。(Windows10は無償でWindows11に更新できるので、OSバージョンを気にする必要はありません)
ちなみに上の章に掲載したグラフィックボード別BTO PC早見表では下のような基本パーツ構成にして大まかに価格を算出しています
価格比較用のパーツ構成 | |
OS | Windows 10/11 Home |
CPU | Core i5 12400F or Core i7 12700 |
メモリ | 16GB (8GB*2) |
グラフィックボード | 早見表別 |
システムストレージ | SSD 500GB |
データストレージ | なし(実際の購入に際しては 1TB以上のSSDが推奨) |
電源 | 500~700W、Gold |
CPUやグラボなど各PC部品の解説記事
上の箇条書きでは要点をかなりざっくりと紹介しましたが、CPU、グラフィックボード、SSDや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。・BTO PCにオススメなCPUを用途&予算別で5種厳選
・【できる!自作PC】最新CPUの選び方とオススメCPUを徹底解説

・おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方

・【SATA SSD vs NVMe SSD vs HDD】 ゲームロード時間を比較
・おすすめSSDまとめ。QLC/TLC/MLCやNVMe/SATA3.0など最新SSD事情を解説

・自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方

・おすすめの自作PCマザーボードを徹底解説

以上、予算・性能別のゲーム用BTO PCの選び方でした。
BTO PCを選ぶ上で必要な基礎知識は意外と多くはないので、上の内容を参考にして自分に一番合ったBTO PCを選択するのがオススメです。
高性能なゲーミングPCには、高性能なゲーミングモニタを
高性能グラフィックボード搭載したゲーミングPCを使用するのであれば、144Hzや240Hzなど一般的な60Hzよりも高いリフレッシュレートで動作するゲーミングモニタを組み合わせるのがオススメです。NVIDIA公式のブログポストで高フレームレートなPCゲーミング、つまりハイリフレッシュレートなゲーミングモニタと高性能なグラフィックボードの組み合わせが、PlayerUnknown’s Battlegrounds、Fortnite、Call of Duty: Black Ops 4 - Blackout、Apex Legendsなど近年流行りのバトルロイヤルゲームにおいて勝率に影響するのか調べた統計データが公表され、話題になりました。
・フレームレートが高ければ、バトルロイヤルゲームを優位に進めることが可能
・高いフレームレートがEスポーツに重要な理由
バトルロイヤルゲームにおけるキル/デス比とモニタリフレッシュレートおよびGPU性能の関係を示したNVIDIAによる調査結果のグラフが次のようになっています。
GeForce GTX 1050シリーズと60Hzリフレッシュレートモニタというエントリークラス環境のユーザーにおけるキル/デス比を基準(100%)として、より高性能なGPUや、よりハイリフレッシュレートなゲーミングモニタを使用しているユーザーのキル/デス比がどのように伸びているか示しています。

「ゲームをやり込んでいるプレイヤー、もしくはもっと単純にゲームが上手いプレイヤーが高性能なGPUやハイリフレッシュレートなゲーミングモニタを使っているだけ」という身も蓋もない言い方もできるものの、ハイリフレッシュレートなゲーミングモニタ(と高フレームレートな高性能GPU)では表示が滑らかになる、物理的な残像が減る、表示遅延が小さくなる、といった定量的なメリットがあることもまた間違いありません。高性能なGPUやゲーミングモニタは(程度の差こそあれ)勝率に対してプラスに影響すると考えていいと思います。
ハイリフレッシュレートで表示遅延が小さいメリットも簡単に紹介しておくと、視認と操作の繰り返し応答が良くなるというのは直感的に分かると思いますが、その他にも、例えば下の動画のように壁に隠れたターゲットが壁から出てきた時、画面に表示されるのが実際に速くなります。
240~360Hz・FPSでシステム遅延が小さい環境の攻撃側に敵(守備側)が見えているのに対して、システム遅延が大きい環境の守備側は敵(攻撃側)が見えていない様子がハッキリと映っています。
主観の画面表示を基準にしてみると、クロスヘア中央にターゲットをエイムしてから撃ち始めた場合、240Hzのほうが60Hzより先に着弾します。ターゲットが逃げる場合は50ms程度の差で撃ち漏らす場合もあります。
技術云々ではなく、単純に、クロスヘア中央にエイムするという同じタイミングで撃ちあっていたら、リフレッシュレートが高いモニタを使っている方が勝ちます。加えて操作と画面表示の繰り返し応答も早いので、当然、リフレッシュレートが高い方がエイムもスムーズになります。
AAAクラスの高画質PCゲームや近年流行りのオンライン対戦バトルロワイアルなどe-Sports系PCゲームなど用途、組み合わせるGPU、そして予算に合わせて、2023年最新製品の中からオススメなゲーミングモニタを紹介しているのでこちらの記事も参考にしてください。
・予算と性能で選ぶオススメのゲーミングモニタを解説
・PCモニタ・ディスプレイのレビュー記事一覧へ

ハイエンドGPUなら簡易水冷グラボモデルがおすすめ
ゲーミングBTO PCとしてGeForce RTX 4080/4090などハイエンドクラスのGPUを搭載するPCを選択するのであれば、標準空冷モデルより若干コストが上がりますが、簡易水冷化グラフィックボードを採用したモデルが静音性が高く快適なゲームプレイ環境を構築できるのでおすすめです。例えば、GeForce RTX 3080のようにグラフィックボード消費電力が300Wを超えるハイエンドGPUとなると、空冷では3スロット占有大型クーラーでもGPUコア温度は70~80度に達しますが、簡易水冷クーラーであればラジエーターの設置スペースを確保する必要があるものの、GPUコア温度を50度前後という非常に低い温度で運用できます。

グラフィックボードの場合、空冷クーラーと比較して簡易水冷クーラーの冷却性能と静音性は抜群に優秀なので高性能なGPUを搭載するBTO PCを購入するなら、簡易水冷の導入を検討する価値は十分にあります。
また最新GPUはGPUコア温度が低いほど高いコアクロックで動作する仕様です。冷却性能の高い簡易水冷グラフィックボードは空冷よりも高いコアクロックで動作できるので、性能(PCゲームのフレームレート)においてもメリットがある製品です。

BTO PCメーカーのサイコムからは、同社が独自に簡易水冷化したグラフィックボードを選択可能なBTO PCとしてG-Master Hydroシリーズがリリースされています。

水冷化RTX30搭載のG-Master HydroシリーズPCにおいて、RTX 4090/4080の簡易水冷化モデルを選択できるようになりました。

・簡易水冷化GeForce RTX 30搭載G-Master Hydroシリーズの販売ページへ

BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。BTO PCメーカーの特徴比較 | ||||
グラフィックボードのモデル | PCケース | マザーボード | 納期 | |
固定 | 自社オリジナル | 固定 (ほぼASUS or ASRock) |
||
固定 | 自社オリジナル (詳細) |
固定 |
◎: 最短当日 |
|
〇:選択可能 | 〇:自作PC向け | 〇:選択可能 | ||
パソコン工房 | 固定 | △:自作向けベースのオリジナル |
固定 | |
固定 | △:自作向けベースのオリジナル | 固定 | ||
固定 | △:自作向けベースのオリジナル | 固定 (ほぼASUS or ASRock) |
||
サイコム
![]() |
〇:選択可能 | 〇:自作PC向け | 〇:選択可能 |
・ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

・TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

・マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

・フロンティアのおすすめゲーミングBTO PCの選び方

フルHDゲーミングに対応可能なBTO PC
最新GPU早見表の章で触れた通り、最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060と同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(GPUスペックから想定したざっくり評価ですが)マウス&キーボードの操作に標準で対応しているなどPCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はRTX 3060程度まで達しているので、2023年にPCゲーミング用途でグラフィックボードを新調するのであればGeForce RTX 3060 TiやRadeon RX 6700 XTよりも高速な製品を選択するのがオススメです。
FHD/144FPSやWQHDの入門に最適なBTO PC
2020年下半期に投入された次世代ミドルクラスGPUである「NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti」は、現在お手頃な価格で普及しつつあるフルHD~WQHD解像度で144Hz+の高速リフレッシュレートなIPS液晶ゲーミングモニタと組み合わせた高画質かつハイフレームレートなPCゲーミングの入門に最適なGPUです。次世代スタンダードなWQHD/144Hz+がRTX 3060 Tiには特にオススメですが、他にも比較的軽いゲームならフルHD/240FPSのスーパーハイフレームレート、4K/60FPSのラグジュアリーな超高画質など幅広いPCゲーマー層にマッチし、399ドルからという手ごろな価格も相まって新定番なミドルクラスGPUです。
GeForce RTX 3060 Tiの具体的な性能については、前世代同クラスとGeForce RTX 2060と比較して平均で60%程度、マイナーアップデートのRTX 2060 SUPERと比較しても40%程度という大幅な性能向上を果たしています。前世代で2ランク上のハイエンドモデルRTX 2080 SUPERと比較しても同等以上のグラフィック性能を実現しており、前世代から圧倒的な飛躍を遂げています。


GeForce RTX 3060 Ti搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、
ドスパラの「

GeForce RTX 3060 Tiを搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
・RTX 3060 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

またAMDから発売されている競合製品のRadeon RX 6700 XTを搭載したBTO PCについては、性能面では問題がないので価格等の折り合いが付けば検討してみてもいいと思います。
ただし取り扱いのあるBTO PCメーカーが少ないので、特別にこだわりがなければ、GeForce RTX 3060 Ti搭載BTO PCを選ぶ(探す)ほうが楽だとは思います。
・RX 6700 XT搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

高解像度/ハイFPSの入門に最適な新定番グラボ搭載BTO PC
GeForce RTX 3070は、前世代同クラスとGeForce RTX 2070と比較して平均して40%以上、ベストケースでは50%以上の性能を発揮、さらに前世代最上位GeForce RTX 2080 Tiと比較しても15%近く低い消費電力で同等のグラフィック性能を実現しており、前世代から圧倒的な飛躍を遂げています。次世代スタンダードなWQHD/144Hz+がRTX 3070には特にオススメですが、他にもフルHD/240FPSのスーパーハイフレームレートや4K/60FPSのラグジュアリーな超高画質など幅広いPCゲーマー層にマッチし、499ドルからという手ごろな価格も相まって新定番なミドルハイクラスGPUです。

RTX 3070は2020年現在、手ごろな価格で普及しつつあるWQHD/144Hz+のIPS液晶ゲーミングモニタと組み合わせて高画質・ハイフレームレートなPCゲーミング入門に最適なグラフィックボードです。
・WQHD解像度/144Hz+ゲーミングモニタのレビュー記事一覧へ

GeForce RTX 3070搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、
ドスパラの「

GeForce RTX 3070やGeForce RTX 3070 Tiを搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
・RTX 3070搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

・RTX 3070 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

AMDからはGeForce RTX 3080/3070の競合モデルとしてRadeon RX 6800 XT/RX 6800が発売されています。久しぶりにNVIDIAのハイエンド帯と真っ向から殴り合える性能を実現しています。
ただし取り扱いのあるBTO PCメーカーが少ないので、特別にこだわりがなければ、GeForce RTX 30搭載BTO PCを選ぶ(探す)ほうが楽だとは思います。
・RX 6800 XT/RX 6900 XT搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

4K/60FPSやフルHD/240FPSに最適なBTO PC
2020年9月17日より販売が解禁された、NVIDIA GeForce RTX 30シリーズのナンバリングモデルで上から2番目の「GeForce RTX 3080」は、前世代同クラスとGeForce RTX 2080と比較して60%以上、前世代最上位GeForce RTX 2080 Tiと比較しても30%程度も上回るグラフィック性能を実現し、前世代から圧倒的な飛躍を遂げています。
2020年最新の超高画質なPCゲームですら素の最高画質設定で4K/60FPSをキープでき、高画質設定のまま4K/120FPSのハイフレームレートで快適なプレイも難しくありません。4Kゲーミングモンスターの登場といっても過言ではないハイエンドGPUです。

GeForce RTX 3080搭載BTO PCのオススメモデルをいくつか紹介すると、
GeForce RTX 3080とCore i7 12700Kの組み合わせを選択できて価格も比較的に安価なTSUKUMO「
TSUKUMO G-GEARはPCケースの設計こそ古いですが、マザーボードにASUS TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4を採用し、電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、高品質なBTO PCです。

GeForce RTX 3080を搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
・RTX 3080搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

AMDからはGeForce RTX 3080/3070の競合モデルとしてRadeon RX 6800 XT/RX 6800が発売されています。久しぶりにNVIDIAのハイエンド帯と真っ向から殴り合える性能を実現しています。
ただし取り扱いのあるBTO PCメーカーが少ないので、特別にこだわりがなければ、GeForce RTX 30搭載BTO PCを選ぶ(探す)ほうが楽だとは思います。
・RX 6800 XT/RX 6900 XT搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

3080にちょい足し性能&DLSS 3対応のRTX 4070 Ti
GeForce RTX 4070 Tiは、前世代ハイエンドモデルGeForce RTX 3080と比較して従来のラスタライズ型のPCゲームにおいて平均的に20%程度、ベストケースなら最大で30%という大幅な性能向上を実現しています。ガチゲーマー向けフルHD/360FPSや有機ELテレビなどの4K/60~120FPSに対応可能な性能となっており、GeForce RX 40シリーズではアッパーミドル相当のナンバリングですが、現行のGeForce RX 3080の上位に位置する超高性能なGPUです。


GeForce RTX 4070 Ti搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、TSUKUMOでCore i7 13700KFを組み合わせた「
マザーボードには自作PCユーザーにも定評のある「ASUS TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4」を採用し、電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、独自PCケースの設計が古いことを除けば、高品質なBTO PCです。

GeForce RTX 4070 Tiを搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
・RTX 4070 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

AI倍速補間DLSS 3対応のRTX 4080、クリエイターにも最強なRTX 4090
GeForce RTX 4080は、前世代最上位モデルGeForce RTX 3090 Tiと比較して従来のラスタライズ型のPCゲームにおいて平均的に15~20%程度、アーキテクチャ的にボトルネックを解消できるPCゲームなら最大2倍という大幅な性能向上を実現しています。ガチゲーマー向けフルHD/360FPSや有機ELテレビなども対応する4K/120FPS+、そして新時代を象徴する8Kゲーミングにも手が届くハイエンドGPUです。

またGeForce RTX 40シリーズは倍速補間フレーム生成機能 Frame Generationに対応したDLSS 3が大きなトピックです。AIによって破綻のない映像を生み出し、テレビ機能の倍速補間と違ってNVIDIA Reflexによりゲーム操作にラグを感じない低遅延な表示を可能にしています。
素のGPU性能そのものが1.2~2.0倍程度であるのに加えて、Frame Generationはフレーム数を2倍にするだけでなく、CPUボトルネックの影響も軽減するので、DLSS 3に対応する次世代のPCゲームにおいてGeForce RTX 4080はGeForce RTX 3090 Tiを3倍以上も上回る性能を発揮できます。

GeForce RTX 4080搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、
ドスパラから発売中のCore i7 13700Kを採用する「
下にリンクを掲載している価格比較記事の通り、探せばさらに安価な製品を販売しているメーカーもありますが、2022年10月に発売されたばかりで既存モデルと比較して品薄な中、ドスパラのRTX 4080搭載モデルは4月29日現在、納期が”翌日出荷”と非常に早くなっています。
ドスパラのBTO PCは国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。

GeForce RTX 4080を搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
・RTX 4080搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

・RX 7900 XTX搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

また「GeForce RTX 4090」は旧TITANシリーズや実質的な後継だったGeForce RTX 3090/Tiと同じく、24GB GDDR6Xの高速かつ超大容量VRAMを搭載することから分かるように、RTX40シリーズのナンバリングに名を連ねているものの、事実上、従来で言うところの”TITAN”ポジジョンな製品です。
3DレンダリングやディープラーニングなどGPGPU的なタスクにも向いており、特に3Dレンダリングでは、最新微細化プロセスで増強されたFP32実行ユニットや大幅に引き上げられたコアクロックによる理論性能が遺憾なく発揮されるので、前世代のGeForce RTX 3090/Tiと比較して2倍以上の性能を発揮できます。
24GBという超大容量なVRAMを使用できるので、大データの3Dレンダリングや8Kの動画編集など10~12GBではクラッシュ・フリーズしてしまうようなシーンでも正常に動作します。

GeForce RTX 4090を搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
・RTX 4090搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!

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【グラボ枯渇も関係なしで今こそBTO PCが熱い!】
— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) March 25, 2021
RTX 3060Ti/3070からハイエンドRTX 3080/3090まで最新グラフィックボードを搭載するBTO PCについて予算・性能別で比較、カスタマイズ指南をして、PCゲームに最適なオススメのゲーミングPCを紹介します。https://t.co/vqZFXdHWwi pic.twitter.com/tvkc8fYSXT
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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