おすすめゲーミングPCまとめ


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定番ミドルクラスGPUであるNVIDIA GeForce RTX 4060(Ti)から、NVIDIA GeForce RTX 4070(Ti)/4080/4090やRadeon RX 7900 XTXなど次世代GPUまで、2024年の最新グラフィックボードを搭載したゲーミングBTO PCについてオススメなモデルを予算やスペックから比較して紹介します。

また当記事では単純におすすめゲーミングPCを紹介するだけでなく、この記事を読めば読者が自分に合った2024年最新のゲーミングBTO PCが選べるようになるカスタマイズ指南も行います。

BTO PC(BTO パソコン)のサポート面はどうなの?と気になる人もいるかもしれませんが、実際のところは実ユーザーにしかわからないことなので当記事では言及しません。ただ当サイトでもよく紹介する「サイコム 」「TSUKUMO」「PCショップアーク」「ドスパラ」「パソコン工房」「マウスコンピューター」「フロンティア」あたりの大手BTO PCメーカーであればそうそう変なことはないはずです。ともあれ当記事を読んでBTO PCを選んでからサポートについてググっても遅くはないと思います。


目次


0-1.おすすめなゲーミングBTO PCの選び方 - まずはグラボから
0-2.おすすめなゲーミングBTO PCの選び方 - 詳細スペックの決め方

  ・CPUやグラボなど各PC部品の解説記事

0-3.高性能なゲーミングPCには、高性能なゲーミングモニタを

0-4.ハイエンドGPUなら簡易水冷グラボモデルがおすすめ
0-5.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事



1.予算15万円~: フルHDゲーミングに対応可能なBTO PC

2.予算17万円~: RTX 4060 / 2024年最新 フルHDゲーミングに最適
3.予算21万円~: RTX 4060 Ti / FHD・WQHD/144FPS+の入門に最適
4.予算24万円~: RTX 4070 SUPER / DLSS3&AV1対応の3080置き換え


5.予算31万円~: RTX 4070 Ti SUPER / 4Kゲーミング入門に最適
6.予算38万円~: 最新ハイエンドのRTX 4080 SUPER、最強の4090



付録.当サイトで公開中のBTO PCレビュー記事



NEWS

2024年最新アップデートモデル RTX 40 SUPERシリーズについてまとめ記事を公開しました。
RTX 4070 SUPER搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER_BTO

RTX 4070 Ti SUPER搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER BTO



おすすめなゲーミングBTO PCの選び方-まずはグラボから

PCゲーム用のゲーミングPCを選択する時にまず最初に注目すべきは”グラフィックボード”です。
グラフィックボードの選択でPCゲームの快適さが9割がた決まると言っても過言ではないくらい重要なパーツになっていますし、グラフィックボードを選択してからその他のパーツを選択するのがゲーム用BTO PCを選ぶ定石です。


下の表は現行最新グラフィックボードの性能や予算についてまとめた、GPU別BTO PCの早見表になっています。上位に上がるほど性能が高く、価格も高価になっています。国内ではNVIDIA製GPUを搭載した製品が主流なので、PCゲーム向けBTO PCの選び方の基本は性能&予算別に、緑色太字で強調したバリエーションと考えればOKです。
NVIDIA AMD グラフィック (*)
価格
RTX 4090
紹介記事

4K/120FPS+
8K/60FPS+
45.0万円~
RTX 4080 SUPER
紹介記事
RX 7900 XTX
紹介記事
4K/120FPS+ 38.0万円~
RTX 4070 Ti SUPER
紹介記事
RX 7900 XT
紹介記事
4K/60~120FPS
WQHD/240FPS+
31.0万円~
RTX 4070 SUPER
紹介記事

RTX 4070
紹介記事

RX 7800 XT
4K/60FPS
WQHD/120FPS+
Pimax 8KX/P対応
24.0万円~
RTX 4060 Ti
紹介記事
RX 7700 XT
WQHD/120FPS+
フルHD/240FPS+
VIVE P2/Valve Index

20.0万円~
RTX 4060
紹介記事

(RTX 3060/Ti)
RX 7600 XT
RX 7600

(RX 6600 XT)
WQHD
フルHD/120FPS+
 PS5 / Xbox SX 
18.0万円~
RTX 3050 RX 5600 XT
フルHD・高
VR HMD対応
12.0万円~
GTX 1650 SUPER
GTX 1650
RX 5500 XT
FF14 入門
E-Sports
10.0万円~
 *「グラフィック」の項目は最新の高画質PCゲームがこの解像度でこのグラフィック設定なら快適に(60FPS程度で安定して)遊べるという大体の指標です。


どのGPUを選べばいいのかよく分からない、という人は30種類以上のGPUによる実ゲームベンチマークで解説しているので、こちらの記事も参照してみてください。




2020年末に発売された最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060やRadeon RX 6600 XTと同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(直接比較は無理なのでGPUスペックからの概算ですが)

マウス&キーボードの操作との互換性の高さや21:9ウルトラワイド解像度への対応など、PCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はGeForce RTX 3060程度まで達しているので、次世代ゲーム機の性能を考えるとPCゲーミング用のBTO PCに採用するGPUはGeForce RTX 3060でも最低水準になると思います。
2024年にPCゲーミング用途でグラフィックボードを新調するのであればGeForce RTX 4060 TiやRadeon RX 7700 XTよりも高速な製品を選択するのがオススメです。
PS5_Xbox-SX


NVIDIAAMDのどちらのGPUを選べばいいか(各社のGPUの大まかな違い)についてですが、上の表でいくと横並びにした競合製品の比較では次のように大別できます。

NVIDIA製GPUの特長

NVIDIA製GPUは既存のPCゲームの多くでAMD製GPUよりも若干性能が高い場合が多いのと、プレイ動画録画機能のShadowPlayの動作が非常に軽くて優秀です。ハードウェアエンコーダNVEncが高画質なのでゲーム実況などストリーミングに強いGPUです。
NVIDIA製GPUは国内シェアが高いため、BTO PCメーカー各社のラインナップも豊富で選択肢の幅が広く、AMD製GPUにこだわりがなければ、基本的にNVIDIA製GPU搭載BTO PCを選ぶことになると思います。

AMD製GPUの特長

AMD製GPUは国内での流通はNVIDIA製GPUと比較して少ないものの、最新世代ではミドルクラスからハイエンドまでNVIDIA製GPUと同等の性能を実現しています。
またNVIDIA Shadow Playと遜色ない軽量さのプレイ動画録画機能 AMD ReLiveや、スマートフォンへのストリーミングゲームプレイ AMD Linkがあり機能面では充実しているので、マルチメディアに楽しむユーザーにはおすすめかもしれません。
性能的には特に問題ないのですが、AMD製GPUを採用したBTO PCは国内では取り扱いが少なく、あまり選択肢がありません。BTO PCの場合はAMD製GPU搭載の製品も含めて候補を探すとかえって混乱するのでNVIDIA製GPU搭載で決め打ちした方が無難だと思います。


ゲーム公式の推奨動作環境やGPU別/CPU別ベンチマークを参考にした解像度・グラフィック設定別のおすすめのグラフィックボードやCPUについては個別にまとめ記事を公開中です。








ゲーム別おすすめGPU&CPUまとめ記事の一覧へ
ゲーム別おすすめGPU&CPUまとめ記事


上の説明を読んで予算や必要な性能に合わせてグラフィックボードを選択したと思いますが、ここまでくれば後は簡単な流れ作業です。CPUやストレージなどその他の項目の選び方について次の章で説明していきます。



おすすめなゲーミングBTO PCの選び方-詳細スペックの決め方

続いてグラフィックボード以外の構成パーツの最適な選び方を紹介していきます。

一口に○○グラフィックボード搭載BTO PC(BTO パソコン)と言ってもCPUやストレージなど多くの構成パーツにはBTO PCメーカー各社で違いがあり、それが各BTO PCの価格の違いに直結しています。
そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。
(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)

先ほどグラフィックボード別で大まかな価格帯を選んだので、
次は「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」の主要な5パーツに注目します。これら5つの適切な選び方さえ知っていれば各自でカスタマイズすれば簡単にリアルタイムな価格比較もできて自分にとって一番コスパが高くおすすめなBTO PCを選択可能になります。


  • CPUについてはIntel製とAMD製の2種類に大きく分けられます。2024年現在はIntel製CPUだと最新の第14世代と1つ前の第13世代、AMD製CPUだとRyzen 7000シリーズとRyzen 5000シリーズのように複数世代が混在しています。(Intel Core-XやAMD ThreadripperといったHEDT向けモデルは最新世代が長らく登場していないので無視してOK)
    設計が最も新しく高性能という意味ではIntel第14世代CPU(Core iX 14X00という型番)ですが、PCゲーム用であれば上で挙げた製品はいずれも十分な性能なのでコスパ重視で13世代など旧世代のCPUを選んでも間違いというわけではありません。

    AMD製CPUもいい製品ですが、Intel製のメインストリーム向けCPUは長年主流な製品ということもあって基本的に安定しているので、初心者はまずここから始めるのを推奨します。

    ミドルクラスのCore i5(14400Fや14600K)でも6コア12スレッド以上と十分なコアスレッド数を備えており、上位モデルCore i7(14700や14700K)と比べてもPCゲームが目的であれば大きな性能差はありません。
    コスパを優先するならCore i5、144Hzや240Hzなどハイリフレッシュレートなゲーミングモニタを使用する環境でCPUボトルネックを確実に避けたいならCore i7、高画質プレイ動画の録画・配信・編集もするならさらに上位のCore i9、という具合で選べばいいと思います。
  • システムメモリこれからゲーム用にPCを購入するなら容量は32GBが推奨です。
    ゲーム用BTO PCの標準設定はシステムメモリ容量が16GBの製品が多いので、その時はカスタマイズからアップグレードしてください。
    メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚でOK。
  • 電源容量はグラフィックボードにも依存しますが、通常のシングルグラフィックボード環境であれば500~700W以上なら十分です。電源容量自体はBTO PCメーカーがCPU・GPUに合わせて適切に設定してくれているはずなのであまり気にしなくて大丈夫です。
    ただし変換効率は予算が許すなら80PLUS Gold認証以上を選ぶと静音性の高い電源になる可能性が高くなります。
  • システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。最近ではHDDを採用するPCは少ないので問題ないと思いますが。Windows10/11をインストールするシステムストレージのサイズは500GB以上であればOKです。

    ゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。システムストレージ同様にHDDではなくSSD推奨。ゲーム用ストレージの容量は1TB以上が望ましいです。1TB以上のSSDは1万円程度でパーツのみを購入できるので各自でBTO PC購入後に増設してもかまいません。
  • マザーボードZ790とかB760とかチップセット名だけでなく「ASUS Prime B760-PLUSのように市販のマザーボード名が記載されている or 市販のマザーボードを選択できるBTO PCが推奨です。市販のマザーボードであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。
    マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしていてユーザー数の多いASUSを選ぶのが鉄板ですが、機能的にはASRockやMSIのマザーボードでも十分です。

    なおIntel第13/14世代CPUを搭載するBTO PCではマザーボードのチップセットがZ790、B760、前世代のZ690、H670、B660など複数種類がありますが、Core i9 13900KなどK付きCPUと組み合わせて各自でオーバークロックしないのであれば、B760チップセットなど安価な下位チップセットでも問題ありません。

以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。

あと、これからゲーム用PCを購入するならOSはWindows 11 Home 64bitの一択です。(Windows 10は無償でWindows 11に更新できるので、OSバージョンを気にする必要はありません)


ちなみに上の章に掲載したグラフィックボード別BTO PC早見表では下のような基本パーツ構成にして大まかに価格を算出しています
価格比較用のパーツ構成
OS Windows 11(10) Home
CPU Core i5 14400F or Core i7 14700F
メモリ 32GB (16GB*2)
DDR4 or DDR5
グラフィックボード 早見表別
システムストレージ SSD 500GB~
データストレージ なし(実際の購入に際しては
1TB以上のSSDが推奨)
電源 500~700W、Gold



CPUやグラボなど各PC部品の解説記事

上の箇条書きでは要点をかなりざっくりと紹介しましたが、CPU、グラフィックボード、SSDや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
ゲームに最適なIntel製CPUはどれか、14900Kと徹底比較
ゲームに最適なIntel製CPUはどれか徹底比較

おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
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自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
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以上、予算・性能別のゲーム用BTO PCの選び方でした。
BTO PCを選ぶ上で必要な基礎知識は意外と多くはないので、上の内容を参考にして自分に一番合ったBTO PCを選択するのがオススメです。



高性能なゲーミングPCには、高性能なゲーミングモニタを

高性能グラフィックボード搭載したゲーミングPCを使用するのであれば、144Hzや240Hzなど一般的な60Hzよりも高いリフレッシュレートで動作するゲーミングモニタを組み合わせるのがオススメです。
NVIDIA公式のブログポストで高フレームレートなPCゲーミング、つまりハイリフレッシュレートなゲーミングモニタと高性能なグラフィックボードの組み合わせが、PlayerUnknown’s Battlegrounds、Fortnite、Call of Duty: Black Ops 4 - Blackout、Apex Legendsなど近年流行りのバトルロイヤルゲームにおいて勝率に影響するのか調べた統計データが公表され、話題になりました。
フレームレートが高ければ、バトルロイヤルゲームを優位に進めることが可能
高いフレームレートがEスポーツに重要な理由


バトルロイヤルゲームにおけるキル/デス比とモニタリフレッシュレートおよびGPU性能の関係を示したNVIDIAによる調査結果のグラフが次のようになっています。
GeForce GTX 1050シリーズと60Hzリフレッシュレートモニタというエントリークラス環境のユーザーにおけるキル/デス比を基準(100%)として、より高性能なGPUや、よりハイリフレッシュレートなゲーミングモニタを使用しているユーザーのキル/デス比がどのように伸びているか示しています。
battle-royale-fortnite-pubg-increase-in-kd-monitor
「ゲームをやり込んでいるプレイヤー、もしくはもっと単純にゲームが上手いプレイヤーが高性能なGPUやハイリフレッシュレートなゲーミングモニタを使っているだけ」という身も蓋もない言い方もできるものの、ハイリフレッシュレートなゲーミングモニタ(と高フレームレートな高性能GPU)では表示が滑らかになる、物理的な残像が減る、表示遅延が小さくなる、といった定量的なメリットがあることもまた間違いありません。高性能なGPUやゲーミングモニタは(程度の差こそあれ)勝率に対してプラスに影響すると考えていいと思います。


ハイリフレッシュレートで表示遅延が小さいメリットも簡単に紹介しておくと、視認と操作の繰り返し応答が良くなるというのは直感的に分かると思いますが、その他にも、例えば下の動画のように壁に隠れたターゲットが壁から出てきた時、画面に表示されるのが実際に速くなります。
240~360Hz・FPSでシステム遅延が小さい環境の攻撃側に敵(守備側)が見えているのに対して、システム遅延が大きい環境の守備側は敵(攻撃側)が見えていない様子がハッキリと映っています。


主観の画面表示を基準にしてみると、クロスヘア中央にターゲットをエイムしてから撃ち始めた場合、240Hzのほうが60Hzより先に着弾します。ターゲットが逃げる場合は50ms程度の差で撃ち漏らす場合もあります。
技術云々ではなく、単純に、クロスヘア中央にエイムするという同じタイミングで撃ちあっていたら、リフレッシュレートが高いモニタを使っている方が勝ちます。加えて操作と画面表示の繰り返し応答も早いので、当然、リフレッシュレートが高い方がエイムもスムーズになります。



AAAクラスの高画質PCゲームや近年流行りのオンライン対戦バトルロワイアルなどe-Sports系PCゲームなど用途、組み合わせるGPU、そして予算に合わせて、2024年最新製品の中からオススメなゲーミングモニタを紹介しているのでこちらの記事も参考にしてください。
予算と性能で選ぶオススメのゲーミングモニタを解説
PCモニタ・ディスプレイのレビュー記事一覧へ

Monitor_Review_2022



ハイエンドGPUなら簡易水冷グラボモデルがおすすめ

ゲーミングBTO PCとしてGeForce RTX 4080/4090などハイエンドクラスのGPUを搭載するPCを選択するのであれば、標準空冷モデルより若干コストが上がりますが、簡易水冷化グラフィックボードを採用したモデルが静音性が高く快適なゲームプレイ環境を構築できるのでおすすめです。

例えば、GeForce RTX 3080のようにグラフィックボード消費電力が300Wを超えるハイエンドGPUとなると、空冷では3スロット占有大型クーラーでもGPUコア温度は70~80度に達しますが、簡易水冷クーラーであればラジエーターの設置スペースを確保する必要があるものの、GPUコア温度を50度前後という非常に低い温度で運用できます。
GPU AIO Water_temp_RTX 3080
グラフィックボードの場合、空冷クーラーと比較して簡易水冷クーラーの冷却性能と静音性は抜群に優秀なので高性能なGPUを搭載するBTO PCを購入するなら、簡易水冷の導入を検討する価値は十分にあります。
また最新GPUはGPUコア温度が低いほど高いコアクロックで動作する仕様です。冷却性能の高い簡易水冷グラフィックボードは空冷よりも高いコアクロックで動作できるので、性能(PCゲームのフレームレート)においてもメリットがある製品です。
GPU AIO Water_Fan-and-Clock_RTX 3080



BTO PCメーカーのサイコムからは、同社が独自に簡易水冷化したグラフィックボードを選択可能なBTO PCとしてG-Master Hydroシリーズがリリースされています。
Sycom G-Master Hydro series

G-Master HydroシリーズPCにおいて、RTX 4090/4080 SUPER/4070Tiの簡易水冷化モデルを選択できるようになりました。
G-Master Hydro RTX 40_b




簡易水冷化GeForce RTX 40搭載G-Master Hydroシリーズの販売ページへ




BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事

当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。
BTO PCメーカーの特徴比較

グラフィックボードのモデル PCケース マザーボード 納期
TSUKUMO 固定 自社オリジナル 固定
(ほぼASUS or ASRock)


ドスパラ 固定 自社オリジナル
詳細
固定
◎:
最短当日
PCショップアーク 〇:選択可能 〇:自作PC向け 〇:選択可能

パソコン工房 固定 △:自作向けベースのオリジナル
固定

マウスコンピューター
固定 △:自作向けベースのオリジナル 固定

フロンティア
固定 △:自作向けベースのオリジナル 固定
(ほぼASUS or ASRock)


サイコム 〇:選択可能 〇:自作PC向け 〇:選択可能



ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

フロンティアのおすすめゲーミングBTO PCの選び方
Frontier Gaming BTO PC



フルHDゲーミングに対応可能なBTO PC

最新GPU早見表の章で触れた通り、最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060と同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(GPUスペックから想定したざっくり評価ですが)
マウス&キーボードの操作に標準で対応しているなどPCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はRTX 3060程度まで達しているので、2024年にPCゲーミング用途でグラフィックボードを新調するのであればGeForce RTX 4060 Tiよりも高速な製品を選択するのがオススメです。




FHD/144FPSやWQHDの入門に最適なBTO PC

GeForce RTX 4060はフルHD解像度・ハイフレームレートやWQHD解像度に最適なGPUとされており、従来のラスタライズ型3Dグラフィック性能において前世代で同価格帯のRTX 3060に対して20%程度上回ります。フルHD解像度の120FPS+やワンランク上の高解像度であるWQHD解像度の入門に最適なGPUです。
GeForce RTX 4060 8GB_pefsum
またGeForce RTX 40シリーズの大きな特徴の1つであるAIによるAI中間フレーム生成機能DLSS 3にもGeForce RTX 4060は対応しているので、同機能を使用すれば、非対応のRTX 30シリーズと比較して、RTX 3060なら70%程度、もう1つ前の世代のRTX 2060なら130%程度と大幅に上回る性能を発揮できます。
GeForce RTX 4060_perf-sum


GeForce RTX 4060搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、
ドスパラのCore i5 14400Fを採用する「GALLERIA RM5C-R46」、Ryzen 5 4500を採用す「GALLERIA RM5R-R46 4500搭載」がオススメです。
ドスパラのBTO PCは国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。
GALLERIA RM5C-R46_202419

TSUKUMOから発売中の、ミニタワーPCでCore i5 14400F(B760マザーボード)を搭載した「G-GEAR Aim GB5J-C241/B」もオススメです。
B760マザーボードとして自作PCユーザーにも定評のあるASUS TUF GAMING B760M-E D4を採用し、電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、G-GEAR AimシリーズはPCケースの設計も比較的に新しいので、総合的に高品質なBTO PCです。
G-GEAR Aim GB5J-C241B_20240219


GeForce RTX 4060を搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
RTX 4060搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
RTX 4060 BTO



高解像度/ハイFPSの入門に最適な新定番グラボ搭載BTO PC

2024年発売の最新ミドルクラスGPU上位モデル、GeForce RTX 4060 Tiは、現在お手頃な価格で普及しつつあるWQHD解像度で144Hz+の高速リフレッシュレートなゲーミングモニタと組み合わせた高画質かつハイフレームレートなPCゲーミングの入門に最適なグラフィックボードです。
WQHD_144Hz_IPS

GeForce RTX 4060 Tiは、前世代同クラスのRTX 3060 Tiを10~15%程度上回る性能を発揮し、前世代アッパーミドル RTX 3070と比較してもフルHD解像度やE-Sports系タイトルのWQHD解像度なら同等の性能を実現しています。
最新アーキテクチャによる高い動作クロックと大容量キャッシュメモリのおかげでハイフレームレートに対するボトルネックが解消されているので、フルHD解像度のハイフレームレートなPCゲーミングに最適なGPUです。
VRAM帯域の影響でネイティブ4Kのような高解像度における性能は鈍化する傾向はあるものの、GeForce RTX 4060 Tiは最新のDLSS 3に対応しているので、フルHDをソースにアップスケールするDLSS SRやAIフレーム補間機能DLSS FGを併用すれば、4Kゲーミングでも大幅な性能向上が期待できます。
GeForce RTX 4060 Ti 8GB_pefsum


GeForce RTX 4060 Ti搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、
ドスパラのCore i5 14400Fを採用する「GALLERIA RM5C-R46T」、Ryzen 5 4500を採用する「GALLERIA RM5R-R46T 4500搭載」がオススメです。
ドスパラのBTO PCは国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。
GALLERIA RM5C-R46T_202419

TSUKUMOから発売中の、ミニタワーPCでCore i5 14400F(B660マザーボード)を搭載した「G-GEAR Aim GB5J-C241/B」もオススメです。
B660マザーボードとして自作PCユーザーにも定評のあるASUS TUF GAMING B760M-E D4を採用し、電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、G-GEAR AimシリーズはPCケースの設計も比較的に新しいので、総合的に高品質なBTO PCです。
G-GEAR Aim GB5J-C241B_20240219


GeForce RTX 4060 Tiを搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
RTX 4060 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
RTX 4060 Ti BTO



4K/60FPSやフルHD/240FPSなどマルチに活躍

GeForce RTX 4070は、前世代同クラスのRTX 3070を30%程度上回る性能を発揮し、ハイエンドモデルながらコストパフォーマンスの高さで好評を博したRTX 3080とフルHD/WQHD解像度なら同等の性能を実現しています。
最新アーキテクチャによる高い動作クロックと大容量キャッシュメモリのおかげでハイフレームレートに対するボトルネックが解消されているので、フルHD/WQHD解像度のハイフレームレートなPCゲーミングに最適なGPUです。
VRAM帯域の影響でネイティブ4Kの性能は鈍化する傾向はあるものの、GeForce RTX 4070は最新のDLSS 3に対応しているので、フルHD/WQHDをソースにアップスケールするDLSS SRやAI中間フレーム生成機能DLSS FGを併用すれば、4Kゲーミングにも対応可能かつ大幅な性能向上が期待できます。
GeForce RTX 4070 SUPER_pefsum


GeForce RTX 4070搭載BTO PCのオススメモデルをいくつか紹介すると、
TSUKUMOでCore i7 13700Fを組み合わせた「G-GEAR GA7J-D230/B」やコンパクトPCの「G-GEAR Aim GB7J-E241/B」がオススメです。
マザーボードには自作PCユーザーにも定評のある「ASRock B660 Pro RS」を採用し、電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、独自PCケースの設計が古いことを除けば、高品質なBTO PCです。
G-GEAR GA7J-D230B_20240219

ドスパラのCore i7 14700Fを採用する「GALLERIA XA7C-R47」や、Core i5 14400Fを採用する「GALLERIA RM5C-R47」もオススメです。
ドスパラのBTO PCは国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。
GALLERIA XA7C-R47_20240219


GeForce RTX 4070やGeForce RTX 4070 SUPERを搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
RTX 4070搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
RTX 4070 BTO

RTX 4070 SUPER搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER_BTO



4Kゲーミング入門に最適なRTX 4070 Ti SUPER

GeForce RTX 4070 Ti SUPERは、前世代ハイエンドモデルGeForce RTX 3080と比較して従来のラスタライズ型のPCゲームにおいて平均的に20%以上、ベストケースなら最大で30%という大幅な性能向上を実現しています。
ガチゲーマー向けフルHD/360FPSや有機ELテレビなどの4K/60~120FPSに対応可能な性能となっており、GeForce RX 40シリーズではアッパーミドル相当のナンバリングですが、前世代ハイエンド RX 3080の上位に位置する超高性能なGPUです。

GeForce RTX 4070 Ti SUPER_pefsum
GeForce RTX 4070 Ti SUPER_WQHD-Gaming-perf


GeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、
TSUKUMOから発売中のCore i7 14700KFを「G-GEAR GA7J-G241/B」です。
マザーボードには自作PCユーザーにも定評のある「ASRock B760 Pro RS」を採用し、電源ユニットなど細かい部分も自作PC向けの高品質製品でまとめられており、独自PCケースの設計が古いことを除けば、高品質なBTO PCです。
同社からは他にもRyzen 7 7800X3D(X670Eマザーボード)を搭載した「G-GEAR GA7A-F231/XB」、フルタワーPCのG-GEAR neoシリーズでCore i7 14700(Z790マザーボード)を搭載した「G-GEAR neo GX7J-P241/ZB」などがラインナップされています。
G-GEAR GA7J-G241B_202402


アップデートモデル GeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
RTX 4070 Ti SUPER搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER BTO



最新ハイエンドのRTX 4080 SUPER、クリエイターにも最強なRTX 4090

GeForce RTX 4080 SUPERは、前世代最上位モデルGeForce RTX 3090 Tiと比較して従来のラスタライズ型のPCゲームにおいて平均的に15~20%程度、アーキテクチャ的にボトルネックを解消できるPCゲームなら最大2倍という大幅な性能向上を実現しています。
ガチゲーマー向けフルHD/360FPSや有機ELテレビなども対応する4K/120FPS+、そして新時代を象徴する8Kゲーミングにも手が届くハイエンドGPUです。

GeForce RTX 4080 SUPER_pefsum
GeForce RTX 4080 SUPER_4K-Gaming-perf

またGeForce RTX 40シリーズはAU中間フレーム生成機能 Frame Generationに対応したDLSS 3が大きなトピックです。AIによって破綻のない映像を生み出し、テレビ機能の倍速補間と違ってNVIDIA Reflexによりゲーム操作にラグを感じない低遅延な表示を可能にしています。
素のGPU性能そのものが1.2~2.0倍程度であるのに加えて、Frame Generationはフレーム数を2倍にするだけでなく、CPUボトルネックの影響も軽減するので、DLSS 3に対応する次世代のPCゲームにおいてGeForce RTX 4080はGeForce RTX 3090 Tiを3倍以上も上回る性能を発揮できます。

how-nvidia-dlss-3-works


GeForce RTX 4080 SUPER搭載PCの中でオススメの機種を挙げると、
ドスパラから発売中のCore i7 14700KFを採用する「GALLERIA ZA7C-R48S」です。
Core i7 14700Fを採用する「GALLERIA RA7C-R48S」、Ryzen 7 7800X3Dを採用する「GALLERIA XA7R-R48S 7800X3D搭載」なども発売されています。
今回の価格比較で最安値クラスですし、ドスパラのBTO PCは国内随一の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。
GALLERIA ZA7C-R48S_20230219


GeForce RTX 4080やアップデートモデル GeForce RTX 4080 SUPERを搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
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また「GeForce RTX 4090」は旧TITANシリーズや実質的な後継だったGeForce RTX 3090/Tiと同じく、24GB GDDR6Xの高速かつ超大容量VRAMを搭載することから分かるように、RTX40シリーズのナンバリングに名を連ねているものの、事実上、従来で言うところの”TITAN”ポジジョンな製品です。
3DレンダリングやディープラーニングなどGPGPU的なタスクにも向いており、特に3Dレンダリングでは、最新微細化プロセスで増強されたFP32実行ユニットや大幅に引き上げられたコアクロックによる理論性能が遺憾なく発揮されるので、前世代のGeForce RTX 3090/Tiと比較して2倍以上の性能を発揮できます。
24GBという超大容量なVRAMを使用できるので、大データの3Dレンダリングや8Kの動画編集など10~12GBではクラッシュ・フリーズしてしまうようなシーンでも正常に動作します。
GeForce RTX 4090 24GB_vs-TITAN_3Drender

GeForce RTX 4090を搭載したBTO PCの詳しい選び方や価格比較についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
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GeForce RTX 4090_BTO PC_kv




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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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