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発売から1年近く経過しても入手難が続くPlayStation 5(プレイステーション5)の新型番「CFI-1100」シリーズがサイレントリニューアルで登場しました。
海外で早くも新旧比較検証が公開されたのでそれを参考に、新型番「CFI-1100A01/CFI-1100B01」と旧型番「CFI-1000A01/CFI-1000B01」の違いをまとめます。
30%小型化、18~24%軽量化、内蔵SSDが1TB容量に増量された新型PlayStation 5(プレイステーション5)が11月10日に発売されました。
新型PS5ことPlayStation 5 Slimモデルのデジタル・エディション(CFI-2000B01)と最初期モデル(CFI-1000B01)の実機比較記事も公開したので、PS5スリムモデルを検討している人はこちらをお読みください。
1.スタンドが手回しネジに
PS5を縦置きにするときに使用する付属スタンドは、初期モデルではコインなどを使用してネジ止めする必要があったのですが、新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01シリーズではネジ穴付近が大きく凹んでいて、ネジ頭も手回しに対応しました。初期モデルはスタンドの着脱が面倒だったので、この点についてはシンプルに新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01の改良ポイントです。


2.WiFi&Bluetoothアンテナが削減
PS5の初期モデルではWiFi&Bluetooth用のアンテナが4本伸びていましたが、新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01では2本に削減されています。コストカットと言えばそうですし、削減されたことによる通信範囲への影響については検証されていませんが、一般的なモバイルPCでも無線モジュールのアンテナ本数は2本なので、削減されて悪影響があるかというと、気にする必要はないと思います。

3.重量が300g程度軽量化
PS5の初期モデルでは本体重量が3800g程度でしたが、新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01では3500gへと300g程度軽量化しています。PS5をトラベルケースに入れて持ち運びたい人にとっては10%程度でも軽量化は嬉しいと思います。

4.クーラー仕様が変更に、冷却や騒音への影響は?
新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01で最大のトピックは、初期モデルからクーラーの仕様が大きく変更されたところだと思います。まず冷却ファンの形状が変わりました。ファンの直径自体は従来モデルと同じですが、ファンブレードの数量や形状が変わっています。新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01のファンではファンブレードが高さを下げながら中央のファンハブまで伸び、1枚1枚の面積を増やす一方、ファンブレードの数量は23枚から17枚に減っています。

なおPS5の初期モデルだけでも、「ファンA(23枚で中央で途切れる)」「ファンB(17枚で中央に延びる)」「ファンC(23枚で中央に延びる)」、以上の3種類のファンがあるようです。初期モデルのファンの違いを検証したサイトによるとファンBよりもファンAのほうが静か、ファンCはサンプルがないとのこと。

管理人も私物のPS5のファンをチェックしてみたところ、2021年2月に入手した通常版はCファン、2021年5月に入手したDEはAファンでした。

新旧型番のクーラーで特に違いが大きいのがヒートシンクです。ヒートパイプの本数こそ6本のままですが、若干ヒートパイプ径が細くなっているように見て取れ、ヒートシンク全体の土台にもなっている銅製プレートは省略され、ヒートパイプによって拡張される放熱フィンの量も減っています。

ヒートシンクの重量を新旧モデルで比較すると、300g程度軽量になっていたので、本体重量の軽量化はヒートシンクの変更が主な要因になっているようです。

では肝心のクーラーの変更による冷却性能や静音性への影響についてですが、PS5背面のスリットから内部温度、正確にはヒートシンク放熱フィンの温度をチェックしたところ、初期モデルが52度前後だったのに対し、新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01は55度前後だったようです。

一方で静音性についてファンノイズを比較すると、初期モデルの43.5dBに対して、新型番CFI-1100A01/CFI-1100B01は42.1dBなので僅かながら静音性が改善しています。ファンブレードの形状や数量といったファンの仕様変更が静音性の向上に寄与しているのだと思います。
ただし初期モデルのファンの違いを検証したサイトと照らし合わせてみると、動画内の旧型番はAファン、新型番はBファンとなっており、静音性の結果が逆転しています。ノイズレベルについてはヒートシンク放熱フィンの設計も影響するので、トータルで考えると静音性の低いとされるBファン採用でも新型番のほうが静音性が上がっているということなのかも。

PS5の新型番「CFI-1100」の違いについてまとめ
PlayStation 5(プレイステーション5)の新型番「CFI-1100A01/CFI-1100B01」の変更点についてまとめると、シンプルに改良点と呼べるのは『付属スタンドが手回しネジになったところ』です。クーラーの変更については参照元の動画で”改悪”と評価されているように、同様の評価をするところも多いようですが、PS5が安定動作する範囲内であれば多少の温度差はそれほど気にする必要はなく、ファンの変更で僅かながらファンノイズは低減されているようなので、どちらかというと改良のような気がします。まあ賛否分かれるとことだと思いますが。
さらに詳しい内容は英語の動画ですがYoutubeでも公開されているので参照してみてください。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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2番目もデルタ電子製で、23枚ファン+ファンが途中で切れているファン。こちらも最大騒音値40db未満。
最後にMade in JapanのPS5は17枚ファン(日本電産製)かつ40dbを超えるため、ハズレPS5と言われていますね。