Surface Pro 7+のSSDを1TBに換装してみた

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Surface Pro 7+ upgrade SSD 1TB


Intel第11世代TigerLake採用でグラフィック性能が2倍になったCore i7-1165G7を搭載する「Surface Pro 7+」のSSDを購入時の512GBから1TBへと換装してみたので、換装手順やOSの再インストールなどについて解説していきます。

目次
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Surface Pro 7+で換装できるSSDについて

従来のSurface Proシリーズでは内蔵デバイスの交換は一切不可能でしたが、「Surface Pro 7+」では内蔵ストレージが交換可能になりました。
Surface Pro 7+ review_01281_DxO-horz
MicroSDスロットの真下に内蔵ストレージカバーがあります。カバーはマグネット固定なので、左下の小さい穴に細いドライバーなどを刺すと、ネジ下にあるピンが起き上がって蓋が開きます。SSD自体はT3のトルクスネジで固定されているので専用ドライバーが必要です。
DSC02000_DxO

「Surface Pro 7+」の内蔵ストレージはM.2 2230規格のNVMe M.2 SSDとなっており、今のところ市販されていませんが、eBayなどを利用すればKIOXIA(旧TOSHIBA) BG4やWD SN530というSSDが見つかります。
「Surface Pro 7+」のCore i7版は256GB/512GB/1TBと3モデルありますが、256GB→1TBで7万円も高くなるので、200ドル程度で購入できる最大容量の1TBのSSDに各自でアップグレードできるなら、かなりのコスパ改善になります。
今回、管理人はebayで販売されている「TOSHIBA BG4 1TB(M.2 2230)」を購入しました。1TB容量で送料込み2.4万円ほどでした。
DSC02048_DxO-horz
Surface Pro 7+ SSD 1TB_CDI

なおSurface Pro 7+ではM.2 SSDの固定ネジのネジ頭が微妙にM.2 SSDの基板と被さらず、そのままでは上手く固定できません。標準SSDに装着されている薄いアルミニウム製カバー(ヒートシンク)と重なる形になっています。
DSC01793_DxOs
新しいSSDをそのまま装着する場合はネジ頭が引っかかるように適当にテープ等でスペーサーを作るか、ヒートシンクを新しいSSDへ移植する必要があります。ヒートシンクは側面の出っ張りで固定しているだけなので簡単に着脱できますが、非常に薄いアルミ板なので、勢い余って折らないように注意してください。
DSC02135_DxO

Surface Pro 7+でSSD換装でOSをインストール

空のストレージに新たにWindows10やドライバなどSueface Pro 7+のシステムをインストールするには、Surface Pro用の回復USBデバイスを使用します。

Surface Proの回復USBデバイスの作成方法については公式サポートの『Surface の回復イメージをダウンロードする』からデータをダウンロードして(各自のSuefaceのシリアルコードが必要、シリアルコードはキックスタンドの裏に刻印されています)、解凍したファイルをそのままUSBメモリのルートにコピーしたら完了です。
回復イメージのファイル容量は9GB程度なので、16GBもしくは余裕を持って32GBのUSBメモリを適当に用意すればOKです。
Surface Pro_Recovery-USB

新しいSSDを装着後、上の手順で作成した回復USBデバイス(USBメモリ)をSurface Pro 7+のUSBポートに装着し、電源をONにします。
通常は自動的にUSBメモリがブートデバイスになって次のような画面が表示されるはずです。
DSC02050_DxO
USBメモリが自動的に読み込まれない場合は、代わりにUEFI画面が表示されるはずなので、左側メニューの「BOOT Configuration」を選択します。ブートデバイスがいくつか表示されますが、英語で書かれているようにブートデバイスを左方向へスワイプするとそのデバイスを指定して再起動できるので、「USB Storage」を左にスワイプします。
DSC02137_DxO
話を戻しますが、回復メニューのオプション選択で「ドライブから回復する」を選択します。”回復”とありますが、要は工場出荷時のシステム状態に復元(OSの再インストール)です。
DSC02052_DxO
既存ファイルの扱いについて確認されますが、「ファイルの削除のみ行う」でOKです。完全クリーンアップは非常に時間がかかります。
DSC02053_DxO
あとはポチポチとクリックしていくと、回復(システムの再インストール)が始まります。あとは通常の手順でOSの初期設定を進めるだけです。
DSC02055_DxO

512GBモデルのシリアルで回復イメージをダウンロードし、回復デバイスを作成しましたが、回復デバイスによるOSの再インストールでは自動的にCドライブが最大容量になるようにボリュームサイズを設定してくれました。
Cドライブ容量が952GB、OSインストール直後の空き容量が915GBです。
Surface Pro 7+ SSD 1TB_volume
1TB容量のSSDに換装した「Surface Pro 7+」でCrystalDiskMark8やPCMark10 Storage Testを行ってみましたが、読み出し・書き込みの速度も問題なしです。
Surface Pro 7+ SSD 1TB_CDM
Surface Pro 7+ SSD 1TB_OCM10

ちなみにSurface Proはシステムのクリーンインストールで自動的にデバイスの暗号化が有効になっています。
デバイスの暗号化を無効化した状態のSSDを、交換品のSurface Pro 7+に移植したところ、以前の環境をそのまま引き継ぐことができました。
普段からデバイスの暗号化を無効化しておくかどうかはセキュリティとトレードオフですが、最初に各自で用意したSSDへSurface Proのシステムをクリーンインストールし、さらにデバイスの暗号化を無効化しておけば、SSDさえ無事なら、交換品など正常に動作する本体へSSDを移植するだけで環境をそのまま再現できます。
スクリーンショット (286)

以上、『Surface Pro 7+のSSDを1TBに換装してみた』でした。
Surface Pro 7+ upgrade SSD 1TB

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