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サブ機にDDCポンプ一体型水枕の「Swiftech APOGEE Drive II」を導入したのですが、ポンプの速度調整をCPUファン端子のPWM制御で行ったところ、DDCポンプは通電から回転を始めるまでにラグがあり、起動時にマザボからはCPUファンが回っていないように見えてエラーを吐いてしまいました。
そこでPWMを使わない方向で速度調整をすべく、PCIスロットに搭載できるファンコン「アイネックス FC-01W-BK」を購入しました。またファンコン側はファン用の3PINですが、ポンプ電源は4PINモレックスなのでそれを変換するケーブル2種も合わせて購入しました。
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ファンコンはダイヤル式で速度調整が可能になっています。
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ポンプ、ファンコン、電源を繋ぐとこんな感じになります。PCケースに組み込む前にこの状態で起動してファンコンの動作を確認しました。「Swiftech APOGEE Drive II」付属のDDCポンプでは最小まで回すと1200RPM程度、最大では3600RPM程度になりました。このファンコンを使うと最大回転数が若干下がるようです。また最小(一定以下)に絞ると回転が止まる場合があるのですが、このポンプとファンコンの場合は問題なさそうです。
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ただし注意点としてこのファンコンは非常に単純な抵抗挿入タイプのファンコンなので結構な発熱があります。
原理としては「3800RPMの仕事」をさせるエネルギーを「1200RPMの仕事と発熱」の2つのエネルギーに分けているだけなので回転数を絞った分だけファンコンが発熱します。なのでポンプの音が気にならない範囲で出来るだけ高い回転数になるように設定する必要があります。
管理人の環境では2500RPM前後でポンプの音はファンの回転音にかき消される程度になりました。これでも結構発熱があるようです。試しに分解してみると……。
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めっちゃ簡素な作りでした。しかも覆いがプラスチック製なので熱が篭りそう。アルミ製にしてヒートシンク扱いになるように設計すればいいのに。
4,5年前からある製品ですが壊れたって話も聞かないのでたぶん大丈夫だと思います。

動作確認も済んだのでPCケースに組み込んで完成です。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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