個別のマウントパーツ不要で取り回しが良いプッシュピンタイプのCPUクーラーですが、Intel CPU付属のものなどサイズがかなり小さく冷却性が弱いものが多い中、Intel純正の銅柱俵型クーラー「TS15A」は結構大きくて冷えそうだったので先日諸事情で補充したi7 6700Kと一緒に購入してみました。Intel純正の銅柱俵型クーラー「TS15A」がどれくらい冷えるかレビューしていきます。
ひと昔前はたわし型CPUクーラーなんてのもありましたが、「Intel TS15A」は俵型な外観です。
CPU付属の純正クーラー比でヒートシンクの径は同じですが高さは3倍くらいあります。
付属クーラーはベース部分もアルミ製ですが「Intel TS15A」はベース含めて中心部分が銅柱になっています。
重量もヒートシンクのサイズに比例して3倍です。
クーラーの固定方法はプッシュピンタイプです。ベンチ板利用の場合プッシュピンでコンパクトなCPUクーラーはいろいろと捗ります。
ちょっと傾いていますが、マザーボードから見て高さは95mmほどです。
同時期にKS発の殻割りツール「Rockit 88」で殻割りをした6700Kを使って「IntelTS15A」の性能をチェックしていきます。
殻割りの前後でCPU温度&CPUファン回転数を比較しました。負荷には20分ほどの動画のエンコードを使っています。その結果がこちら。
殻割り前でも「IntelTS15A」なら80度以下の最大76度で動作しているのでプッシュピンタイプの小型クーラーとしては及第点だと思います。殻割り後であれば66度と殻割り前に比べて10度も温度が下がっています。リキプロ最強。定格よりも若干OCした6700Kが70度以下で安定動作しているのでいい感じです。
単純な冷却性能よりも取り付け・取り外しの容易さを優先した上で6700Kを適度に冷やせる性能があったのでベンチ機用のクーラーとしては大満足です。
6700Kや6600KなどアンロックCPUとも組み合わせて気軽に使えるのでおすすめ。
インテル(2015-08-13)
インテル(2015-08-07)
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