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 FF15もフルHD、60FPSでヌルサクプレイが可能に!



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「PS4K」や「PS NEO」の名前で今年の年始から噂されていたハイスペック版のPS4である「プレイステーション 4 Pro」(PlayStation4 Pro、型番:CUH-7000シリーズ)が11月10日に発売されるとソニーから公式に発表がありました。同時に新型PS4(型番:CUH-2000シリーズ)も9月15日から発売と発表されています。両製品ともにすでに国内のAmazonで予約受付中です。
管理人もProを1個ぽちった。



「PS4 Pro」公式プレス:http://www.sie.com/corporate/release/2016/160908c.html
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ゲーム機の心臓と言っても過言ではないGPUについて詳細は語られていませんが、AMDの次世代GPUでPolarisが使用されていることが以前から報じられており、最新の16nm FinFETで再設計されたGCN1.1をベースにAMDの次世代GPU Polrarisの機能も一部盛り込んだ専用APU(CPU+GPU)が搭載されており(ソース)、現行のPS4の単精度性能が1.84 TFLOPSなのに対しPS4 Proは4.20 TFLOPSと2倍以上の性能になっていることから、コアクロックを900~1000MHz程度に落としたRX 480(1266MHzで5.5 TFLOPS程度)が使用されていると推測できます。

「PS4 Pro」の具体的な機能としては、
  • 4K解像度のTVやモニタに接続時、ゲームを4K描画もしくはアップスケールで表示できる。またNetflixやYouTubeなど動画配信が4Kに対応する場合、4K解像度で再生が可能 →HDMI2.0に対応
  • フルHD対応ディスプレイ接続時に、PS4用の全タイトルを1080p出力でき、さらに一部対応タイトルでは従来30FPSやそれ以下で動作したタイトルがより安定した高速なフレームレート(60PS)で出力できるようになる
の2点になるようです。FF15も11月29日に発売延期になっていますし、従来機では30FPSで調整中と書かれていましたが、フルHD、60FPSでプレイできるなら「プレイステーション 4 Pro」の一択ですね。USB3.1ポートも従来の2ポートから3ポートに増えているのでPS VRへの親和性も向上しています。
ROTTRのPS4Proによる4KアプコンとPCの4K最高設定のスクショ比較も上げられていました。(ソース
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性能が上がった分、消費電力は従来機が230Wに対して、PS4 Proでは310Wと増加してします。本体サイズについては初期型よりも若干大きい程度に留まっています。冷却がちょっと心配。
スロットインドライブやタッチタイプの電源ボタンなどPS3/4の初期型にもあった機能が搭載されています。形状は薄い板が3段に重なったデザインです。内臓ストレージは1TBのHDDが搭載されるとのこと、PS4についてはHDDでもSSDでもあまり差が出ないようですが、管理人は2万円台まで価格も下がっているので960GBのSSDか現行機に積んでいる500GBのSSDに換装予定です。
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1点非常に気になるのは北米価格が399ドルにもかかわらず、国内販売価格は4,9万円(消費税抜きでも4.5万円)となっているところ。PS4の最初期の販売価格が北米399ドル、国内は税込み3.9万だったので違和感が半端ない

加えて性能はそのままに従来機をさらに薄く、低消費電力にした新型PS4(型番:CUH-2000シリーズ)も9月15日から発売となります。
新型PS4プレス:http://www.sie.com/corporate/release/2016/160908b.html
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新型PS4についてはサイズ・重量以外は基本的に従来機を踏襲していますが、最大消費電力をみるとハードスペックは据え置きのまま従来機が230Wに対して新型PS4は165Wと3割近い省電力性能の向上となっているのを見る限り、GPUコアは最新Polaris世代のものに移行しているようです。インターフェイス面では無線規格がIEEE 802.11gからより高速なIEEE 802.11acへ対応し、Bluetooth2.1もBluetooth4.0へバージョンアップしています。ただPS4 Proでは継続して搭載されている光角形デジタル出力は新型では廃止されてしまっています。

肝心のお値段は北米299ドルに対して国内2.9万円(税込み3.2万円)です。やはりPS4 Proの価格には違和感が強い。


PS4 Pro、新型PS4、旧型PS4のスペック比較
PS4 Pro
新型(薄型)PS4 オリジナルPS4
CPUコア Jaguar×8,動作クロック未公開
Jaguar×8,動作クロック1.6GHz Jaguar×8,動作クロック1.6GHz
GPUコア GCNアーキテクチャ
16nm FinFETプロセスシェーダ数2304基
動作クロック900MHz
4.20 TFLOPS
GCNアーキテクチャ
16nm FinFETプロセスシェーダ数1152基
動作クロック800MHz
1.84 TFLOPS
GCNアーキテクチャ
28nmプロセス
シェーダ数1152基
動作クロック800MHz
1.84 TFLOPS
メインメモリ
(グラフィックメモリ)
GDDR5、容量8GB
256bitインタフェース
動作クロック6.8GHz相当帯域幅216GB/s
GDDR5、容量8GB
256bitインタフェース
動作クロック5.5GHz相当帯域幅176GB/s
GDDR5、容量8GB
256bitインタフェース
動作クロック5.5GHz相当帯域幅176GB/s
ストレージ 2.5インチHDD
(容量1TB)
SATA3.0接続
2.5インチHDD
(容量500GB)
SATA2.0接続
2.5インチHDD
(容量500GB)
SATA2.0接続
光学ドライブ Blu-ray 6倍速
DVD 8倍速
Blu-ray 6倍速
DVD 8倍速
Blu-ray 6倍速
DVD 8倍速
ビデオ&
サウンド出力
HDMI×1
光角形デジタル出力×1
HDMI×1
HDMI×1
光角形デジタル出力×1
通信系機能 有線LAN
無線LAN:IEEE 802.11ac
Bluetooth4.0
有線LAN
無線LAN:IEEE 802.11ac
Bluetooth4.0
有線LAN
無線LAN:IEEE 802.11g
Bluetooth2.1 EDR
入出力端子 USB3.1*3
AUX
USB3.1*2
AUX
USB3.0*2
AUX
サイズ 295x327x55 mm
(横置き)
265x288x39 mm
(横置き)
275x305x53 mm
(横置き)
重量 3.3Kg 2.1Kg
2.5Kg
消費電力 最大310W 最大165W
最大230W
価格(税別) 4万4980円 / 399ドル 2万9980円 / 299ドル 3万9980円 / 399ドル
(初期型)

最後に新型コントローラー等の最新周辺機器もリリースされてのですが、PS VRに使うPS Cameraも新型が発表されました。PS VR発表当初は旧型カメラが掲載されていましたが、周辺機器同梱版にも新型カメラが同梱されるようです。
プレスリリース:http://www.sie.com/corporate/release/2016/160908b.html
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発売を一カ月後の10月13日に控えるPS VR自体も全く予約できる気配がないというのも……。管理人もPS4 Proが出たら買おうと思っているので、PS4 Pro発売のころには在庫潤沢になってるといいなあ。




PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)
PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(2016-11-10)
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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