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AMDからRADEONグラフィックボード向けドライバの大型アップデート(もしくは新バージョン?)として「Crimson ReLive Edition」のリリースが予定されているようです。
ボーダレスフルスクリーンにおけるFreeSyncの対応やグラフィックボードの温度と消費電力を下げる「RADEON Chill」など多数の新機能が盛り込まれた大型アップデートになる見込みと報じられています。


ソース:https://wccftech.com/amd-radeon-software-crimson-relive-driver-leak/

ソースでリークしている情報量もかなり多いのでとりあえず管理人が気になったものをいくつかピックアップしてみました。

まず1つ目は単純に実ゲームにおけるパフォーマンスが従来のドライバよりも向上するとのこと。Crimsonドライバ登場時もドライバの刷新によるパフォーマンス向上が謳われていましたが、「Crimson ReLive Edition」についてもRX 480のロンチ直後と比較して新旧ゲームで6%前後の性能向上となるようです。
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またサードパーティー製オープンソースのベンチマーク「Open Capture and Analytics Tool (OCAT)」がドライバに盛り込まれるようです。DirectX12にも正式対応していると記載があります。
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「Crimson ReLive Edition」ではNVIDIAのGeforce Eperienceのようにオーバーレイメニューからスクリーンショットや動画の録画にも対応するようです。「GamingEvolvアプリ」は消えましたがこちらはどうなるのか気になるところ。
Radeon
ボーダレスフルスクリーンでゲームをプレイ時にもFreeSyncを有効化できるようになり、従来よりも遅延が最大で24%も抑制できるそうです。
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最後に今回の大型アップデートの機能で一番気になる「RADEON Chill」についてです。
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「RADEON Chill」の恩恵は大きく3つ、「消費電力の低下」「温度の低下」「表示遅延の低下」です。
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RX 480を使用したRADEON Chillによる消費電力とGPU温度への影響は次のようになるようです。全体的に消費電力とGPU温度が下がっていることが確認できますが、RX 480の消費電力としてはかなり低い数字になっているのでそもそもGPU使用率に遊びがある状況で最適化する機能のようです。
AMD-Radeon-Software-Crimson-Relive-Edition_Radeon-Chill-1140x319
実際にソースでも、
 Here’s one example taken from World of Warcraft.
 In this case, the FPS average is measurably higher with Radeon Chill turned off—125 FPS
 versus 62 FPS with Radeon Chill enabled.
と書かれており、RADEON Chill有効化で最も効果の高いWorld of Warcraftでは平均125FPSのものを平均62FPS下げることでGPUの発熱事情を改善しています。
またRADEON Chillの使用にはドライバ側で各種ゲームへの個別適用が必要になるようで、今回のリーク情報では対応タイトルは以下の18タイトルになっています。
Radpy


「Crimson ReLive Edition」の目玉機能のうち、「RADEON Chill」は子供だましっぽくてちょっと残念でしたが、単純に実ゲームパフォーマンスも上がるようですし、純正の録画機能やサードのベンチ機能なども追加されるのでAMD RADEONの最新ドライバ「Crimson ReLive Edition」の正式リリースに期待したいです。





(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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