エアフロー重視のケースファン「NZXT Aer F 120/140」をレビュー


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NZXT KRAKEN X42/52/62に搭載されるAer PやアドレッサブルLEDリング搭載のAer RGBのバリエーションモデルとなる、エアフロー重視でPCケースの吸気・排気ファンに最適なNZXTのケースファン「NZXT Aer F 120/140」をレビューします。
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製品公式ページ:https://www.nzxt.com/products/aer-f
NZXT Aer F 120_140

NZXT冷却ファン「Aer」シリーズスペック比較

Aer RGB
AerRGB
Aer F
Aer F
Aer P
Aer P
LED あり なし
サイズ 120/140mm
速度調整 4PIN PWM
ファン
回転速度
120mm : 500~1,500RPM
140mm : 500~1,500RPM
120mm : 500~2,000RPM
140mm : 500~1,800RPM
風量 120mm : 21.01~63.02CFM
140mm : 34.48~103.43CFM
120mm : 18.28~73.11CFM
140mm : 27.27~98.17CFM
静圧 120mm : 0.13~1.24mmH2O
140mm : 0.15~1.42mmH2O
120mm : 0.18~2.93mmH2O
140mm : 0.21~2.71mmH2O
ファン軸受 流体動圧軸受(Fluid Dynamic Bearing)
動作寿命 60,000時間


NZXT AER Fシリーズ 120mm角ファン RF-AF120-B1
NZXT AER Fシリーズ 140mm角ファン RF-AF140-B1
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「NZXT Aer F 120/140」について

今回は検証機材のベンチ機2号のエアフローを改善するために140mmサイズの「Aer F 140」を3個購入しました。
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付属品はマニュアルと降圧型ローノイズアダプタとファン固定用テーパーネジです。
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「Aer F 120/140」は500~1500RPMで速度調整可能なPWM対応の4PIN型ケースファンです。
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バリエーションモデルの「Aer P」や「Aer RGB」とはファンフレームの形状やファンブレードの枚数が異なります。
NZXT KRAKEN X62 review_08860NZXT Aer RGB 120/140 and NZXT HUE+ review_08527
軸固定用の支柱はファンブレードに対して垂直になっており、ファンブレードの根元が支柱付近を通過するときに発生するノイズを抑制しています。
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吸気面と排気面ともにファンフレームはすり鉢状に面取り拡張されて大風量を獲得できるように最適化されています。ネジ穴部分にはプラスチックフレームとは別でゴム製のパーツ「バイブレーションダンパー」が採用され防振性も確保されています。
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Aer P_p1
航空機などにも採用されている、ファンブレード端の盛り上がった構造、「ウイングレット」構造も確認できます。「ウイングレット」構造によって空気抵抗を小さくし風切り音を抑制することで最適な静音性と風量を実現しています。
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Aer P_p2
軸受にはNZXTが特許を取得した銅製の流体動圧軸受(FDB)を使用し、寿命は公称6年以上となっています。自称軸ソムリエの管理人が軸音テイスティング(耳を近づけてファンを指で弾くだけ)をしてみました。
NZXT KRAKEN X42/X52/X62に搭載されている「Aer P」やアドレッサブルLEDリング搭載の「Aer RGB」は指で弾いてゆっくり回しても軸音がほぼ聞こえない優秀なファンだったのですが、今回入手した「Aer F 140」は3基とも若干低速回転時の軸音が聞こえました。個体差なのかわかりませんがちょっと残念でした。
Aer P_p3


ベンチ機2号へ「NZXT Aer F 140」を設置してみる

製品チェックはこの辺りにして早速「NZXT Aer F 140」3基をベンチ機2号へ組み込んで行きます。
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ベンチ機2号のPCケースには「Cooler Master MASTERCASE MAKER 5t(レビュー」を使用しており、これまではPCケースに標準で付属する定格1200RPMの140mmファンをフロントに2基とリアに1基搭載していました。
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PCケースのフロントには標準では中段と下段に140mmファンが搭載されていましたが、「Cooler Master MASTERCASE MAKER 5t」はミドルプレートでPCケースの中央とボトムがチャンバー分けされており下段のファンはCPUクーラーやグラフィックボードへのエアフローにあまり寄与しないので、ファン交換に合わせて上段と中段に配置しなおしました。
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リアファンはそのままケースファンを取り換えただけです。「NZXT Aer F 140」のデザインはシンプルなので交換しても違和感は全くありません。
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以上でベンチ機2号へのケースファンの交換は完了です。
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以上、「NZXT Aer F 120/140」のレビューでした。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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