GeForce RTX 40シリーズからミドルクラス60番台の上位モデル「GeForce RTX 4060 Ti 8GB / 16GB」が登場。RTX 4060 Ti 8GB版は399ドルでRTX 3070と同等の性能かつDLSS3やAV1に対応
Ada Lovelaceのコードネームを冠するNVIDIA次世代GPU GeForce RTX 40シリーズからミドルクラス60番台の上位モデル「GeForce RTX 4060 Ti 8GB / 16GB」が登場しました。
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「GeForce RTX 4060Ti 8GB / 16GB」はAD106-350/351コアが使用されておりCUDAコア数は4352、GPUコアクロックはベース2310MHz、ブースト2535MHzです。
VRAMには18.0GbpsのGDDR6メモリを使用し、8GB/16GB容量を搭載しています。メモリーバス幅は128bitなのでメモリ帯域は288GB/sですが、従来比で8倍となる32MBの大容量なL2キャッシュを搭載しており、実効帯域は554GB/s相当であるともアピールされています。
典型的なグラフィックボード消費電力を示すTGPは160Wに設定されており、PCIE補助電源は8PIN×1からとなります。各社の上位オリファンモデルは12VHPWRを採用する場合もありますが、その場合は基本的に変換ドングルが付属するので、既存のPCIE補助電源8PIN×2にも対応します。
「GeForce RTX 4060 Ti」には8GB/16GBの2種類が存在し、希望小売価格は8GB版が399ドルから、16GB版が499ドルからとなります。
「GeForce RTX 4060 Ti 8GB」は5月24日より発売が予定されています。16GB版は7月発売ですが詳細は未定です。なお国内のメーカー想定価格は7.0万円からとのこと。
「GeForce RTX 4060 Ti」はフルHD解像度やWQHD解像度に最適なGPUとされており、素の3Dグラフィック性能において前世代上位モデルのRTX 3070と同等、同価格帯のRTX 3060 Tiに対しては10~15%程度上回ります。
またGeForce RTX 40シリーズの大きな特徴の1つであるAIによる中間フレーム生成機能DLSS 3にも「GeForce RTX 4060 Ti」は対応しているので、同機能を使用すれば、非対応のRTX 30シリーズを大幅に上回る性能を発揮できます。
「GeForce RTX 4060 Ti」にはVRAM容量で8GB版と16GB版がありますが、8GBでVRAM容量がボトルネックにならないゲームなら性能は同じです。最近流行りのAI画像生成などで大容量なVRAMが必要なエントリーユーザー向けのモデルだと思います。
RTX40シリーズ:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/40-series/
RTX 4060 Ti:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/40-series/rtx-4060-4060ti/
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