「Pimax Crystal」が登場。Pimax初のスタンドアローン型VR HMD : 自作とゲームと趣味の日々

解像度5760×2880/160Hz、量子ドットやFALD対応Mini LEDバックライトの高性能ディスプレイに加え、優れた光学性能を発揮するクリスタルレンズを採用した、Pimax初のスタンドアローン型VR HMD「Pimax Crystal」が登場

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5760×2880超高解像度かつ160Hzリフレッシュレート、量子ドットやFALD対応Mini LEDバックライトの高性能ディスプレイに加え、独自ガラスコーティングで優れた光学性能を発揮するクリスタルレンズを採用した、Pimax初のスタンドアローン型VR HMD「Pimax Crystal」が発表されました。
1599ドルで発売が予定されています。

「Pimax Crystal」はディスプレイとして解像度が片目2880×2800（両目5760×2880）の液晶パネルを搭載しています。リフレッシュレートは最大160Hzです。
液晶パネルには高色域を実現する量子ドット技術を採用し、Mini LEDバックライトを独立制御するローカルディミングにより高いコントラストも実現しています。

またVR HMDにおいてディスプレイと同じく重要な光学レンズとして、「Pimax Crystal」は”クリスタルレンズ”と呼ばれる独自の3層ガラスコーティングが施された非球体レンズを採用しています。
従来のフレネルレンズと比較して透明度が高く、同心円状の模様による白モヤやゴッドレイが目障りになることもなく、光学系的にも高画質を実現しています。

また「Pimax Crystal」には精細感を重視した42PPD（視野角120度）と、140度で視野角の広い35PPDの2種類のレンズが付属し、ユーザーによって交換が可能です。

「Pimax Crystal」はIPD調整にも対応し、両目レンズの左右間距離（IPD）については57mm～71mmの範囲内で無段階に調整できます。
アイトラッキングモジュールを標準で内蔵しているので、それの応用により自動制御でIPDをユーザーに合わせて調整してくれます。

「Pimax Crystal」はPC等の映像出力機器がなくても単独でVRコンテンツをプレイできるスタンドアローン型VR HMDとなっており、SoC（CPU＆GPU）はMeta Quest 2などにも採用されるSnapdragon XR2 Gen1です。

6DoFトラッキング用の4基のセンサーカメラに加えて、MR/AR表示を行う外部パススルー用カメラには32MPの高解像度フルカラーカメラ（イメージセンサー）を採用しています。

「Pimax Crystal」には6000mAhの大容量リチウムイオン電池のバッテリーが付属します。バッテリーはヘッドストラップ後方に装着する構造が採用されており、着脱式で交換が可能です。

「Pimax Crystal」はスタンドアローン型VR HMDとして動作するためのSoCに加えて、PC用VR HMDとして動作するためのPimax独自SoCを搭載しています。
スタンドアローン型VR HMDとして動作している時もWi-Fi 6Eのワイヤレス接続によるPC VRストリーミングに対応しますが、PC VR用SoCで動作させることでDisplayPort1.4のオプティカルケーブルによる有線接続や、60GHz WiGigによる独自にワイヤレス接続（専用ドングルが必要）にも対応します。
60GHz WiGigのワイヤレス接続はWi-Fi 6Eによりも高解像度・高リフレッシュレートを実現でき、またPCから5～8mの距離に置いてフレームドロップはなくゼロ遅延で伝送が可能とのこと。
SteamVRのLight Houseトラッキングには別売りアクセサリのフェイスプレートを装着することで対応するようです。