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国内最大手かつ大人気のMMO RPG ファイナルファンタジーXIVの大型アップデートとして2024年7月に発売が予定されている「FFXIV: 黄金のレガシー」の新型ベンチマークソフトを使用し、FFXIV: 黄金のレガシーを快適にプレイ可能なグラフィックボードやCPUなどのPCスペックを紹介します。
GPU/CPU別ベンチマークや推奨動作環境をチェックしつつ、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズやAMD Radeon RX 7000シリーズなど今後の新発売ゲームにも幅広く対応できそうな最新GPUに的を絞って、「ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー PC版」が快適にプレイ可能なおすすめグラフィックボードやPCスペックを紹介していきます。
また第一次グラフィックスアップデートで大幅にGPU負荷が重くなったFFXIV: 黄金のレガシーにおいて救世主になり得るのか、新たに対応した超解像機能、AMD FSRやNVIDIA DLSSについてもフレームレートに対する恩恵や、画質にどの程度差があるのか比較解説します。
目次
1.FFXIV: 黄金のレガシー 推奨動作環境について
2.グラフィックスアップデートで30%以上も高負荷に
3.AMD FSRやNVIDIA DLSSの超解像機能に対応
4.FFXIV: 黄金のレガシー グラボ別ベンチマーク比較
5.FFXIV: 黄金のレガシーの推奨グラボやPCは?
記事内の動画、スクショ、ベンチマーク結果は、FF14 黄金のレガシー 公式ベンチマークのver1.0を使用しています。
2024年6月4日にライティングやテクスチャが改修されたver1.1の配信が開始されています。
ベンチマークスコアやフレームレートについて簡単に確認したところ、ver1.1はver1.0よりも若干グラフィック負荷が重くなっていました。ただRTX 4080 SUPERで比較的にスコア差の大きい4K解像度でも平均104FPSが平均103FPSに下がる程度の違いです。
これからベンチマーク測定するならver1.1推奨ですが、当記事内で使用しているver1.0のスコア・FPSでも”F14 黄金のレガシーが快適にプレイできるか”という性能評価には特に問題ありません。
FFXIV: 黄金のレガシー 推奨動作環境について
FFXIV: 黄金のレガシーの推奨動作環境は公式仕様として公開されています。FFXIV: 黄金のレガシー 推奨動作環境 | ||
必要動作環境 1280x720 解像度 |
推奨動作環境 フルHD 解像度 |
|
CPU | Intel Core i7 6700 (4C4T) もしくはそれ以上 |
Intel Core i7 9700 (8C8T) もしくはそれ以上 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970 AMD Radeon RX 480 もしくはそれ以上 |
NVIDIA GeForce RTX 2060 AMD Radeon RX 5600 XT もしくはそれ以上 |
VRAM | 4GB以上 | 6GB以上 |
RAM | 8GB | 16GB |
ストレージ | 140GB以上、SSD推奨 |
|
Windows Version |
Windows 10/11 64bit , DirectX 11 |
ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシー PC版をフルHDでプレイする場合の推奨グラフィックボードはGeForce RTX 2060やRadeon RX 5600 XTとなっているので、2024年現在の現行最新GPUにおいてはGeForce RTX 4060やRadeon RX 7600といったミドルクラスの製品でも余裕でクリアしています。
ただし、最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060と同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(GPUスペックから想定したざっくり評価ですが)
マウス&キーボード操作との相性などPCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はRTX 3060程度まで達しているので、これからPCゲーミング用途でグラフィックボードやゲーミングPCを新調するのであれば、GeForce RTX 4060 TiやRadeon RX 7700 XTよりも高速な製品を選択するのがオススメです。
CPUについては8コア8スレッドのCore i7 9700が推奨動作環境として挙げられていますが、5年以上前のかなり古いCPUとなっており、最新CPUは1コア当たりの性能も向上しているのでIntel第12世代かAMD Ryzen 5000よりも新しく、6コア12スレッド以上のCPUなら問題ありません。
2024年最新CPUで言うとFFXIV: 黄金のレガシーの推奨動作環境CPUは、Intel Core i5 14400/13400(F)やAMD Ryzen 5 7600(X)が該当します。
FFXIV: 黄金のレガシーにおけるCPUボトルネックの影響はこちらの記事で解説しています。
PCゲーム一般の話で、CPUボトルネックについてはCore i7 14700とCore i5の比較記事を公開しているのでこちらも参照してみてください。
グラフィックスアップデートで30%以上も高負荷に
ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシーには近年の高性能GPUや最新ゲーム機の水準に合わせた高画質化を実現するアップデートの第1弾となる”第一次グラフィックスアップデート”が適用されています。第一次グラフィックスアップデートによってFF14の映像はリッチに生まれ変わっていますが、暁月のフィナーレや漆黒のヴィランズなど従来バージョン(DirectX 11対応以降)と比較して、3Dグラフィックス負荷は30%以上も増えていて、より高性能なグラフィックボードが必要になります。
これまでグラフィック設定プリセット:最高品質で60FPSが出ていたGPUの環境でも、黄金のレガシーの最高品質ではフレームレートは40FPS以下に下がります。
FF14 黄金のレガシーで適用される第一次グラフィックスアップデートではプレイヤーキャラクターやNPCがより高精細になり、生気を感じるよう改良されています。
その他にもテクスチャの高解像化、草木・フォグなど自動配置オブジェクトも従来より大量かつ高解像度で配置され、ライティング・影や透過といったエフェクトの質感も向上しています。
FFXIV: 黄金のレガシーのベンチマークは描かれるシーンが暁月のフィナーレや漆黒のヴィランズとは大分違うので直接の比較は難しいのですが、釣りと採掘をしているシーンは構図が似ていて、3Dグラフィックが大幅にリッチになっているのが一目で分かります。
AMD FSRやNVIDIA DLSSの超解像機能に対応
ファイナルファンタジーXIV 黄金のレガシーではグラフィックスアップデートによってGPU負荷が大幅に増えていますが、同時にAMD FSRやNVIDIA DLSSといった超解像機能に対応しています。超解像とはフルHDやWQHDの低解像度で3Dレンダリングした映像を4Kなど高解像度へ高品質にアップスケールする機能のことです。
AMD FSRがAMD製GPU環境だけでなく、NVIDIA製GPUやIntel製GPUの環境でも汎用的に使用できるのに対して、NVIDIA DLSSはNVIDIA製GPUの環境にのみ対応しています。
またNVIDIA DLSSは”RTX”が製品名が付くGPUでのみ使用できます。GeForce GTX 1060など”GTX”と付く旧世代の製品では使用できないので注意してください。
FFXIV 黄金のレガシーではグラフィックスアップデートによってGPU負荷が30%以上も増えていて、従来なら60FPS出ていた環境でも同じ解像度・最高品質でフレームレートは40FPSまで下がってしまいますが、AMD FSRやNVIDIA DLSSを使用すれば最大で2倍近くもフレームレートを引き上げることが可能です。
FFXIV: 黄金のレガシーの公式ベンチマークでもゲーム版同様にAMD FSRやNVIDIA DLSSを試すことができます。
AMD FSRの場合、3Dグラフィック解像度スケール(ネイティブレンダリングする解像度)を50%~100%の間でスライダーによって調整できます。
ディスプレイ設定で指定する解像度が4K(3840x2160)の場合、3Dグラフィック解像度スケールを50%にするとフルHD(1920×1080)、70%でおおよそWQHD解像度程度のネイティブレンダリングになります。
NVIDIA DLSSについては、3Dグラフィック解像度スケールを任意に選択できません。
一般的なPCゲームだと内部レンダリングがクオリティやパフォーマンスといったプリセットでネイティブレンダリング解像度を指定できるのですが、FFXIVは少々特殊な実装で、ダイナミックレゾリューション(動的解像度)によるアップスケールにDLSSが使用されています。
ダイナミックレゾリューションでネイティブレンダリングの解像度が下がる閾値として、30FPSもしくは60FPSを指定できますが、DLSSで”常に適用”を選択すると、FSRで3Dグラフィック解像度スケールを50%にした状態とほぼ同じ性能(フレームレート)になります。
実際にベンチマークで試してみたところ、AMD FSR(3Dグラフィック解像度スケール:50%)、NVIDIA DLSS(常に適用)の4K解像度と、WQHDのネイティブレンダリングの3種類でフレームレートはほぼ同等でした。
逆にDLSSで30FPSもしくは60FPSの閾値を選択した状態でフレームレートが閾値よりも高い場合、そのままネイティブ解像度でレンダリングされるようです。
ただ、ネイティブレンダリング(FSR 100%)よりも若干ベンチマークスコアが下がる傾向なので、DLAAか何かしらDLSS選択時に処理が追加されている可能性はあります。
AMD FSRで3Dグラフィック解像度スケール:50%にすると、フル解像度のネイティブレンダリングを4K解像度へアップスケールするので、フルHDネイティブままとはいきませんが、ディスプレイ解像度が4KでもWQHDとほぼ同等のフレームレートを発揮できます。
ただ、やはり4Kネイティブレンダリングと比較すると、AMD FSRはボヤける、細部のディテールが潰れる、シャープネス処理でジャギジャギするという視覚的にネガティブな影響があります。
黄金のレガシーのグラフィックスアップデートで重くなったとはいえ、レイトレーシングを多用するような超解像がないと4Kが難しいゲーム、というわけではないので、WQHDや4Kの高解像度でプレイするなら、後述のベンチマーク結果を見て相応に高性能なGPUを用意するのがオススメです。
記事内の画像スライド比較だと分かり難いかもしれないので、原寸の比較はこちらのリンクから確認してください。
【シーン1】 【シーン2】 【シーン3】 【シーン4】 【シーン5】
使用できるのはNVIDIA製GPUに限定され、なおかつGeForce RTX 40/30/20シリーズという比較的新しい製品が要求されますが、NVIDIA DLSSによる4K解像度についてもAMD FSRと画質を比較してみました。
FFXIV: 黄金のレガシーのDLSSは動的解像度との併用が前提という少々変わった実装ですが、”常に適用”を選択すると3Dグラフィック解像度スケール 50%からのアップスケールで固定されるようなので、AMD FSRの3Dグラフィック解像度スケール:50%と比較しています。
FFXIV: 黄金のレガシーのNVIDIA DLSSはAMD FSRと比較して、画面上に大きく表示される対象について、ボヤけて解像感がかなり下がる感じでした。
一方でAMD FSRはシャープネス処理が強いのか草木の境界がジャギジャギする感じがあったり、細かいディティールが潰れて、アップスケールにノイズ感があったりするので、DLSSと比較して上位互換というわけではありません。
NVIDIA DLSSだとアニメ調の超解像的にノッペリするもののジャギジャギでノイジーな感じはなく、シーンに依ってはより綺麗に見えます。
記事内の画像スライド比較だと分かり難いかもしれないので、原寸の比較はこちらのリンクから確認してください。
【シーン1】 【シーン2】 【シーン3】 【シーン4】 【シーン5】
スクリーンショットとして抜粋して比較すると、AMD FSRと NVIDIA DLSSには一長一短あるように見えますが、DLSSの”常に適用”と同じ性能を発揮できるように、FSRの解像度スケールを50%に下げると、動きのある映像として見た時に、草木などのエッジが大分ジャギジャギしたり、顔のような平坦なトーンの場所もノイジーになったりします。
ジャギジャギ感はベンチマークのシーン4、ピンク色の花畑が左右にスクロールするところが分かり易いです。
解像度スケールを50%まで下げると視覚損失が大きいので、FSRは80%~90%くらいで微妙にフレームレートが足りない時の微調整に使うくらいがオススメです。
DLSS(常に適用)だと大幅にフレームレートを改善しつつ、目障りな感じの視覚損失はありませんが、それでもネイティブ4Kと比べると解像感が下がってボケた感じになったり、アニメ調のAI補間的な強調やノッペリ感が出ます。
FFXIV: 黄金のレガシーは後述のベンチマーク結果の通り、適度に高性能な最新GPUを用意すればフルHD~4Kまでハイフレームレートにも対応可能なので、DLSSもフレームレートが足りない時の救済措置的に使うのがオススメです。
対応している既存環境のユーザー的にはフレームレートが足りない時の選択肢が増えること自体は魅力ですが、新しくグラフィックボードやPCを購入する上でDLSSが使えるからNVIDIA製GPUを選んだ方がいい、と言い切れる程のメリットはないように思います。
FFXIV: 黄金のレガシー グラボ別ベンチマーク比較
ファイナルファンタジーXIV (FFXIV) 黄金のレガシー PC版のグラフィックボード別ベンチマークの結果をチェックしていきます。検証システムはIntel Core i9 14900K、メモリ周波数5600MHz(DDR5)に統一しています。
グラフィック設定として「フルHD・最高品質」「WQHD・最高品質」「4K・最高品質」の3種類についてベンチマークを実行しています。
FFXIV: 黄金のレガシー ベンチマークでは動画のように5種類のテストシーンが順番に実行されます。
中盤の多数キャラクターが表示されるフィールド戦闘シーンや街中のシーンでは、CPUボトルネック(もしくはメモリ)によってIntel Core i9 14900Kの環境でも150~200FPS程度にフレームレートが制限されます。
一方、最初のチョコボ騎乗シーンや後半のボス戦闘シーンではCPU・メモリがボトルネックになりにくいのでGeForce RTX 4080などハイエンドGPUの環境ではフレームレートが300~600FPSに達します。
CPU・メモリのボトルネックが強いシーンではCore i9 14900Kと7000MHz+のOCメモリ環境でも200FPS程度が限界なので、今回の検証では上限フレームレートを240FPSに制限してベンチマークを実行しています。
一部の高性能グラフィックボードでは序盤と後半でフレームレートが制限されるのでベンチマーク全体での平均FPSが下がり、Core i9 14900Kと5600MHzメモリの環境では26000~27000程度でスコアが頭打ちになりますが、実際のプレイシーンにより近い結果になっているはずです。
まずはFFXIV: 黄金のレガシー ベンチマークの総合スコア比較です。グラフィックボード(GPU)別にベンチマークスコアを一覧表にまとめました。
FFXIV: 黄金のレガシーでは第一次グラフィックスアップデートが適用されていますが、ベンチマークスコアそのものの扱い(スコアに対する動作の快適さの評価は同じ)です。スコア8000以上で”快適”,15000以上で”非常に快適”という評価です。
ただし、従来バージョンよりもGPU負荷が高くなっているため、ベンチマークスコアは同じGPU/CPUのPCでも漆黒のヴィランズ等のベンチマークソフトの時よりも下がります。
参考までに『総合スコア = 平均FPSの1.5×100倍』くらいなので、スコアが9000を超えていればベンチマーク中の平均FPSは60FPS以上です。
グラフィックボード(GPU)の型番がよくわからない、という人はこちらの記事を参照してみてください。
情報が多すぎても分かり難いので、2024年現在最新モデルのNVIDIA GeForce RTX 40シリーズとAMD Radeon RX 7000シリーズに絞って、WQHD解像度と4K解像度の性能をグラフにまとめました。
AMD製GPUとNVIDIA製GPUを比較する時には、RTX 4060とRX 7600のように複数ゲームから算出した平均的な性能がほぼ同等のGPUでもゲーム個別に見ると得手不得手があって±10%程度性能差が生じることがあります。
2024年最新グラフィックボードのNVIDIA GeForce RTX 40シリーズとAMD Radeon RX 7000シリーズで比較すると、FFXIV: 黄金のレガシーは一般的なPCゲームにおける平均的なGPU性能評価と同じようにスケーリングしています。
FF14以外のゲームにも幅広く手を出す場合でも、ベンチマーク結果からそのままGPUを選んで問題なさそうです。
一方で世代別で見ると、メモリ帯域や大容量キャッシュメモリの影響が大きいのか、解像度によっては性能が伸びなかったり、序列が入れ替わる(性能差が±10%ある)ケースも見られるので、GeForce RTX 20/30やRadeon RX 5000/6000など旧世代GPUから、性能が近めの最新世代へアップデートする際には注意してください。
国内ではNVIDIA製GPUのほうがグラフィックボード単体でもゲーミングBTO PCでも選択肢が多いので、特にこだわりがなければGeForce RTX 40シリーズから選ぶのが手っ取り早く、無難だと思います。
BTO PCはGPUメーカー別の価格差が反映されにくいので、NVIDIA製GPUに決め打ちする方が分かり易いです。
FFXIV: 黄金のレガシーはレイトレーシングにも対応していない、シンプルなラスタライズ方式のPCゲームなので、一般的なGPU評価の通り、コストパフォーマンスはRadeon RX 7000シリーズのほうが上です。
グラフィックボード単体の買い替えで予算面で魅力があれば、Radeon RX 7000シリーズを検討しても良いと思います。
FFXIV: 黄金のレガシー ベンチマークスコア 比較表 | |||
下にスクロールするほど 高性能なGPU |
フルHD 最高品質 |
WQHD 最高品質 |
4K 最高品質 |
GTX 1650 GDDR5 |
5790 |
3623 |
1706 |
GTX 1060 3GB |
7396 |
4659 |
1589 |
GTX 1060 6GB |
7656 |
4838 |
2347 |
GTX 1650 SUPER |
7986 |
5006 |
2352 |
RTX 3050 6GB |
8429 |
5392 |
2634 |
GTX 1660 Ti |
10476 |
6756 |
3294 |
RTX 3050 8GB |
10335 |
6780 |
3384 |
RTX 2060 | 12896 |
8389 |
4173 |
RX 5700 |
13791 |
8819 |
4353 |
RX 6600 XT | 16056 |
9515 |
4398 |
RTX 3060 12GB |
14311 |
9519 |
4867 |
RX 5700 XT |
14911 |
9547 |
4709 |
RTX 2060 SUPER |
14846 |
9860 |
5018 |
Arc A750 8GB |
15841 |
10898 |
5511 |
RX 7600 | 17236 |
10274 |
4814 |
GTX 1080 Ti | 16433 |
10755 |
5279 |
RTX 4060 | 17587 |
11015 |
5443 |
RTX 2070 SUPER | 17127 |
11405 |
5773 |
Arc A770 16GB |
17040 |
11804 |
5996 |
RTX 2080 SUPER | 19038 |
12764 |
6448 |
RTX 3060 Ti |
19281 |
13058 |
6750 |
RX 6700 XT | 19941 |
13181 |
6218 |
RTX 4060 Ti |
20990 |
13192 |
6234 |
RTX 3070 |
21087 |
14518 |
7498 |
RX 7700 XT |
23512 |
15404 |
6782 |
RTX 2080 Ti | 22058 |
15421 |
7929 |
RTX 3070 Ti |
23147 |
16631 |
8701 |
RX 6800 |
23863 |
16882 |
8174 |
RTX 4070 | 24938 |
18135 |
8924 |
RX 7800 XT |
25376 |
19022 |
8861 |
RX 6800 XT | 25446 |
19416 |
9503 |
RTX 3080 10GB |
24848 |
18889 |
10094 |
RX 6900 XT | 25939 |
20734 |
10199 |
RTX 4070 SUPER |
26140 |
20956 |
10333 |
RTX 3080 Ti | 25810 |
20926 |
11317 |
RTX 3090 | 25773 |
21190 |
11514 |
RTX 4070 Ti |
26577 |
22221 |
10936 |
RX 7900 XT | 26649 |
24154 |
12433 |
RTX 4070 Ti SUPER |
26783 |
23912 |
12704 |
RTX 4080 | 26947 |
25674 |
14565 |
RX 7900 XTX | 26958 | 25894 |
15259 |
RTX 4080 SUPER |
26889 |
25921 |
15163 |
RTX 4090 | 26886 |
26870 |
20186 |
続いて、FFXIV: 黄金のレガシー ベンチマークの平均FPSをグラフィックボード別で比較表にまとめました。
FFXIV: 黄金のレガシーのベンチマークでは最小FPSも測定結果としてレポートに表示されますが、大きく落ち込むシーンはどうしてもあるので(どちらかというとCPUバウンドな傾向)、最小FPSはあまり気にせずに、平均FPSが60FPSを超えている、可能であれば80~90FPSに達していれば快適にプレイできると考えて大丈夫だと思います。
FFXIV: 黄金のレガシー 平均FPS/最小FPS 比較表 | |||
下にスクロールするほど 高性能なGPU |
フルHD 最高品質 |
WQHD 最高品質 |
4K 最高品質 |
GTX 1650 SUPER |
41.8 FPS / 24 FPS | 25.7 FPS / 15 FPS | 11.4 FPS / 6 FPS |
GTX 1060 3GB | 52.4 FPS / 30 FPS | 33.1 FPS / 20 FPS | 10.7 FPS / 5 FPS |
GTX 1060 6GB | 55.5 FPS / 31 FPS | 34.5 FPS / 21 FPS | 16.1 FPS / 9 FPS |
GTX 1650 SUPER |
57.9 FPS / 32 FPS | 35.8 FPS / 21 FPS | 16.2 FPS / 9 FPS |
RTX 3050 6GB |
60.9 FPS / 33 FPS | 38.4 FPS / 23 FPS | 18.2 FPS / 11 FPS |
GTX 1660 Ti |
75.8 FPS / 41 FPS | 48.4 FPS / 28 FPS | 23.0 FPS / 14 FPS |
RTX 3050 8GB |
74.4 FPS / 39 FPS | 48.4 FPS / 28 FPS | 23.6 FPS / 14 FPS |
RTX 2060 | 92.2 FPS / 51 FPS | 59.7 FPS / 36 FPS | 29.2 FPS / 18 FPS |
RX 5700 |
96.8 FPS / 58 FPS | 61.9 FPS / 37 FPS | 30.1 FPS / 18 FPS |
RX 6600 XT | 113.1 FPS / 70 FPS | 67.4 FPS / 43 FPS | 30.6 FPS / 20 FPS |
RTX 3060 12GB |
102.0 FPS / 54 FPS | 67.7 FPS / 40 FPS | 34.1 FPS / 21 FPS |
RX 5700 XT |
104.4 FPS / 63 FPS | 66.9 FPS / 41 FPS | 32.7 FPS / 19 FPS |
RTX 2060 SUPER |
105.5 FPS / 59 FPS | 69.9 FPS / 42 FPS | 35.1 FPS / 22 FPS |
Arc A750 8GB | 111.4 FPS / 57 FPS | 76.5 FPS / 49 FPS | 38.3 FPS / 25 FPS |
RX 7600 | 120.8 FPS / 72 FPS | 72.2 FPS / 45 FPS | 33.3 FPS / 22 FPS |
GTX 1080 Ti | 117.2 FPS / 63 FPS | 76.8 FPS / 39 FPS | 37.4 FPS / 18 FPS |
RTX 4060 | 125.0 FPS / 65 FPS | 78.7 FPS / 47 FPS | 38.4 FPS / 23 FPS |
RTX 2070 SUPER | 121.1 FPS / 67 FPS | 80.8 FPS / 50 FPS | 40.5 FPS / 26 FPS |
Arc A770 16GB | 119.8 FPS / 58 FPS | 82.7 FPS / 52 FPS | 41.7 FPS / 28 FPS |
RTX 2080 SUPER | 133.4 FPS / 76 FPS | 90.3 FPS / 56 FPS | 45.4 FPS / 27 FPS |
RTX 3060 Ti |
135.2 FPS / 74 FPS | 92.5 FPS / 54 FPS | 47.6 FPS / 28 FPS |
RX 6700 XT | 137.9 FPS / 87 FPS | 92.2 FPS / 57 FPS | 43.7 FPS / 27 FPS |
RTX 4060 Ti |
145.8 FPS / 85 FPS | 93.8 FPS / 57 FPS | 44.1 FPS / 28 FPS |
RTX 3070 |
146.2 FPS / 82 FPS | 102.3 FPS / 61 FPS | 52.9 FPS / 33 FPS |
RX 7700 XT |
160.1 FPS / 95 FPS | 107.8 FPS / 66 FPS | 47.1 FPS / 30 FPS |
RTX 2080 Ti | 152.0 FPS / 94 FPS | 108.6 FPS / 67 FPS | 55.9 FPS / 34 FPS |
RTX 3070 Ti |
158.6 FPS / 91 FPS | 116.7 FPS / 68 FPS | 61.3 FPS / 38 FPS |
RX 6800 |
162.0 FPS / 98 FPS | 117.2 FPS / 70 FPS | 57.3 FPS / 35 FPS |
RTX 4070 | 169.0 FPS / 95 FPS | 126.7 FPS / 78 FPS | 63.0 FPS / 38 FPS |
RX 7800 XT |
171.2 FPS / 96 FPS | 131.3 FPS / 81 FPS | 61.8 FPS / 39 FPS |
RX 6800 XT | 171.7 FPS / 97 FPS | 133.6 FPS / 85 FPS | 66.7 FPS / 43 FPS |
RTX 3080 10GB |
168.1 FPS / 94 FPS | 131.2 FPS / 81 FPS | 70.0 FPS / 43 FPS |
RX 6900 XT | 174.7 FPS / 94 FPS | 142.0 FPS / 89 FPS | 71.5 FPS / 44 FPS |
RTX 4070 SUPER |
175.9 FPS / 93 FPS | 144.6 FPS / 91 FPS | 72.6 FPS / 44 FPS |
RTX 3080 Ti | 173.7 FPS / 95 FPS | 144.0 FPS / 92 FPS | 79.1 FPS / 50 FPS |
RTX 3090 | 173.8 FPS / 94 FPS | 145.6 FPS / 94 FPS | 80.5 FPS / 50 FPS |
RTX 4070 Ti |
178.5 FPS / 94 FPS | 152.4 FPS / 94 FPS | 77.0 FPS / 48 FPS |
RX 7900 XT | 178.9 FPS / 96 FPS | 163.3 FPS / 96 FPS | 86.5 FPS / 55 FPS |
RTX 4070 Ti SUPER |
179.6 FPS / 95 FPS | 162.7 FPS / 95 FPS | 89.1 FPS / 55 FPS |
RTX 4080 | 180.5 FPS / 94 FPS | 173.0 FPS / 94 FPS | 101.9 FPS / 64 FPS |
RX 7900 XTX | 180.6 FPS / 95 FPS | 174.4 FPS / 95 FPS | 105.7 FPS / 67FPS |
RTX 4080 SUPER |
180.2 FPS / 94 FPS | 174.4 FPS / 94 FPS | 105.7 FPS / 65 FPS |
RTX 4090 | 180.3 FPS / 94 FPS | 180.1 FPS / 94 FPS | 139.1 FPS / 86 FPS |
FFXIV: 黄金のレガシーの推奨グラボやPCは?
最後に、FFXIV: 黄金のレガシーを快適にプレイ可能なグラフィックボードやPCスペックについて簡単にまとめておきます。グラフィックボード別のベンチマークスコア表やフレームレート比較表を見ての通り、2024年最新世代のGPUに関しては、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズで一番下のGeForce RTX 4060でもフルHDで平均100FPS超、WQHDでもなら平均60FPS程度をキープできます。
またAMD Radeon RX 7000シリーズで一番下のRadeon RX 7600についてもフルHDやWQHDで”快適”評価のスコア9000を超え、平均FPSは60FPS以上をマークしています。
グラフィックボードとしてはマイナーな製品ですがIntel製GPUのArc A770/A750もフルHDやWQHDなら最高品質でもFFXIV: 黄金のレガシーを快適にプレイできそうです。
オススメのグラフィックボードについては別の記事があるのでこちらを参照してみてください。
暁月のフィナーレの時にグラフィックボードやゲーミングPCを更新した人は、GPUがGeForce RTX 3060以上の環境だと思うのでフルHDかWQHDの解像度であれば60FPS程度で安定してプレイできると思います。
買い替えは必須ではありませんが、現在と同程度のフレームレートでプレイするにはベンチマークスコアが1.5倍程度のグラフィックボードが必要になります。
漆黒のヴィランズの時だと、当時の最新モデルがGeForce RTX 2060かGeForce GTX 1660(Ti)なので、フルHD解像度以上になるグラフィック設定:最高品質は厳しいです。
グラフィックスアップデートでGPU負荷は大幅に増え、フレームレートは30%も低下してしまうので、GeForce RTX 4060/Tiなど最新グラフィックボードの環境にアップグレードした方が良いと思います。
4K解像度やUWQHD(3440×1440)のような超高解像度で快適にプレイしたいということであれば、予算と相談になると思いますが、GeForce RTX 4070 SUPERかRadeon RX 7800 XTと同等、もしくはそれ以上のグラフィックボードを選んでください。
なおFFXIV: 黄金のレガシーをフルHD/WQHDでプレイする分にはGeForce RTX 4060 Tiでも十分ですが、2024年現在、新しくゲーミングPCを用意するならCore i7 14700(F)とGeForce RTX 4070シリーズの組み合わせが当サイトの推奨スペックです。
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【37種のグラボで比較 (増えるかも?)】
— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) April 18, 2024
GeForce RTX 40やRadeon RX 7000など最新GPUの性能をFFXIV 黄金のレガシー ベンチマークで徹底比較。
快適にプレイ可能なオススメのグラフィックボードやPCを紹介、AMD FSRやNVIDIA DLSSの効果も解説します。#FF14https://t.co/1fHABH7EJA pic.twitter.com/6VhRY3wsHW
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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