Meta Quest 3 and Touch Pro-Controller


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コントローラー自体にSoC&センサーカメラ内蔵でセルフトラッキングに対応する「Meta Quest Touch Proコントローラー」の単品アクセサリ版を、Quest Proよりも高性能なSoCと高解像度なディスプレイを搭載する最新VR HMDのMeta Quest 3で試してみました。
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製品公式ページ:https://www.meta.com/jp/quest/accessories/quest-touch-pro-controllers-and-charging-dock/
Meta Quest Touch Pro Controller_only



レビュー目次


1.Meta Quest Touch Proコントローラーの梱包・付属品

2.Meta Quest Touch Proコントローラーについて
3.Quest 3とQuest Touch Proコントローラーをペアリング


4.Meta Quest 3でTouch Proと標準コンTouch Plusを比較

5.Meta Quest Touch Proコントローラーのレビューまとめ




Meta Quest Proの梱包・付属品

早速、「Meta Quest Touch Proコントローラー」を開封していきます。
「Meta Quest Touch Proコントローラー」のパッケージはホワイトをベースに水彩絵の具を水中に混ぜたようなマーブル模様を背景にして製品イラストが描かれた外装スリーブ、その下に茶色の茶色の化粧箱というMeta Quest Proと同じ梱包です。
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茶色の化粧箱を開くと上段にはMeta Quest Touch Proコントローラーの本体があり、紙製スペーサーを取り出すと、下段にはコンパクト充電ドックなどの各種付属品が収納されていました。
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Meta Quest 3でも使用できる増設アクセサリとしてMeta公式通販で販売されている「Meta Quest Touch Proコントローラー」には左右一対のコントローラー本体に加えて、コンパクト充電ドック、VR HMD充電用Type-Cケーブル、ACアダプタが付属しています。
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Meta Quest Touch Proコントローラーの付属品はMeta Quest Proの付属品と同じく9V/15V/20Vの電圧に対応し、最大45Wの給電が可能なACアダプタです。
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ちなみにType-C電源ACアダプタについて、エレコム ACDC-PD2245BKで付属品同様に充電できました。
15V/3AのUSB PD対応なら、Anker Nano II 45Wとかどれでもいいと思いますが、仕様寸法が一番小さかったので。付属品はコンセント端子を収納できず、地味に嵩張るのでスイング式をお探しならオススメです。
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コンパクト充電ドックにはUSB Type-Cポートがあり、充電用のUSB Type-Cケーブルも付属するので、Meta Quest Touch Proコントローラーと同時にMeta Quest 3のVR HMD本体も充電が可能です。
Meta Quest 3はVR HMD付属ACアダプタで充電した場合、9V電圧、15~18Wの電力供給で充電されますが、コンパクト充電ドック経由でも付属品など適切なACアダプタを組み合わせていれば9V電圧、15~18Wの電力供給で充電できました。
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コンパクト充電ドック、ショートUSB Type-Cケーブル、エレコム ACDC-PD2245BKの組み合わせであれば、Meta Quest 3の純正アクセサリである携帯用ケースの収納ポケットにもギリギリで収まります。
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付属品で地味に見落としやすいのが、Meta Quest Touch Proコントローラー用のスタイラスペン先です。コンパクト充電ドックの奥、冊子類と同じ小分けパッケージ内に封入されています。
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Meta Quest Touch Proコントローラーについて

「Meta Quest Touch Proコントローラー」のコントローラー本体についてチェックしていきます。
Meta Quest Touch Proコントローラーのセット版には当然ですが、コントローラーの左右一対が標準で付属しています。

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Meta Quest 3は例外ではあるものの、前モデルQuest 2の付属コントローラーを含め、スタンドアローン型VR HMDの専用コントローラーの大半はVR HMD本体のセンサーカメラでコントローラーのトラッキング用リングを追尾することでトラッキングしています。

「Meta Quest Touch Proコントローラー」が従来製品と大きく異なるのはそのトラッキング手法です。見ての通り、トラッキング用リングがなく、代わりにコントローラ先端にVR HMD本体にもあったような3基のセンサーカメラが実装されています。
「Meta Quest Touch Proコントローラー」にはコントローラー自体に3つのカメラとSnapdragon 662モバイルプロセッサが搭載されており、セルフトラッキングを行うのでVR HMD側のカメラから見えない場所でも連続してトラッキングが可能であり、死角がありません。
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また「Meta Quest Touch Proコントローラー」では、
TruTouchハプティックフィードバックときめ細かなピンチ操作により、VRをもっと直感的に感じられるようになります。(TruTouchはQuest 3のTouch Plusコントローラーも対応
Meta Quest Touch Pro Controller
一般的なVR HMD付属コントローラーと違ってトラッキング用リングがないので、「Meta Quest Touch Proコントローラー」の占有スペースは握りこぶしとほぼ一致します。コントローラー同士の接触を気にしなくて良いところも魅力です。
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「Meta Quest Touch Proコントローラー」はカラーリングが黒色一色に変わりますが、基本的な形状やボタンレイアウトはMeta Quest 3に付属するMeta Quest Touch Plusコントローラーとほぼ同じです。
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ちなみに「Meta Quest Touch Proコントローラー」の基本的な形状はMeta Quest 3に付属するMeta Quest Touch Plusコントローラーとほぼ同じなので(厳密にはTouch Proのほうが5mm弱程度長い)、Meta Quest 3の純正アクセサリである携帯用ケースにも収納が可能です。
多少あそびがあるので、ナックル式ストラップ付シリコンカバーを装着した状態でも(カバーの厚みにもよる)、ギュッと押し込む感じにはなりますがそのまま収納できました。
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Meta Quest Touch Proコントローラーにはそもそもの握り形状だけでなくボタンレイアウトにも左右の別があり、基本的なボタンとしてXbox Oneコントローラーに準拠したABXYボタンが左右にそれぞれ分けて配置されています。
ABXYと左右スティックには指が触れているか検知するセンサーが内蔵されています。さらに右手用コントローラーにはHomeボタン、左手用コントローラーにはメニューボタンが設置されています。
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「Meta Quest Pro」に付属するMeta Quest Touch Proコントローラーには予め、投げ飛ばしを防止するストラップが装着してあります。
ストラップは固定金具先端と紐側が90度回転ズレた形状になっており、挿しこんで1/4回転させるだけで簡単に固定できる構造です。外す時もその逆なので非常に簡単。
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あとストラップの代わりに装着する部品としてスタイラスペン先があります。Meta Quest Touch Proコントローラーをペンのようにして使用できます。
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Quest 3付属コントローラーは単3電池の交換式ですが、Meta Quest Touch Proコントローラーはバッテリー内蔵式となっており、2つのトリガーボタンの中程にある接点で充電を行います。
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独自規格なのでMeta Quest Touch Proコントローラーの充電には、付属のコンパクト充電ドック、もしくは別売りアクセサリの充電ケーブルが必要です。
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Meta Quest Touch Proコントローラーの重量は165gでした。Quest 3付属のMeta Quest Touch Plusコントローラーは133gです。(電池はeneloop pro)
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Meta Quest 3付属品のMeta Quest Touch Plusコントローラーと違って、Meta Quest Touch Proコントローラーには純正アクセサリとしてナックル式ストラップが発売されていません。
サードパーティ製のアクセサリとしてナックル式ストラップ付シリコンカバーがAmazon等で販売されていますが、Meta Quest Touch Proコントローラーは接点式充電なので、ものによっては充電周りで互換性に問題もあるので注意してください。
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Quest 3とQuest Touch Proコントローラーをペアリング

「Meta Quest Touch Proコントローラー」をMeta Quest 3とペアリングする手順について紹介します。

Meta Quest 2の時は2022年12月のファームウェアアップデート適用とMeta Questモバイルアプリのアップデーtが必要でしたが、Meta Quest 3については10月13日の発売時点でどちらも対応しているので、Meta Quest 3の初期セットアップが完了していれば、ソフトウェア周りは特に気にする必要はありません。

「Meta Quest Touch Proコントローラー」とVR HMDのペアリングには、VR HMD本体の初期設定にも使用したスマートフォンのMeta Questモバイルアプリを使用します。
Meta Questモバイルアプリを起動したら、画面下に5つ並んだアイコンのうち右端のメニューを開き、中央に表示されるアイコンのうちデバイスを選択します。
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デバイス画面が表示されたら、Meta Quest 3の設定ページであることを確認して(他のVR HMDも使用している場合)、下にスクロールしてヘッドセットの設定からコントローラーを選択します。
コントローラーを開くと、現在ペアリングしているコントローラーと新しいコントローラーのペアリングが表示されるので、”新しいコントローラーのペアリング”を選択します。
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新しくペアリングするコントローラーの一覧が表示されるので、Meta Quest Touch Proコントローラーの右もしくは左を選択します。
Meta Quest Touch Proコントローラーを新たにペアリングする場合、標準コントローラーのペアリングは解除されます。同じ手順で再ペアリングは可能です。
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あとは画面の表示に従ってペアリングするMeta Quest Touch Proコントローラーのボタンを押下すればMeta Quest 3とのペアリングが完了します。
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ペアリングが完了するとQuestアプリ等から標準コントローラー同様にMeta Quest Touch Proコントローラーも充電状態を確認できます。Meta Quest 3からコントローラーのファームウェアアップデートが実行されることがあるので、予め50%以上に充電しておくのがオススメです。
ペアリング直後にQuest 3のVR画面内でMeta Quest Touch Proコントローラーが表示されない場合があります。その時はQuest 3の電源ボタンを12秒長押ししてVR HMD本体の電源を一度切り、再起動してみてください。
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ペアリングやファームウェアアップデートが完了するとQuest 3のホーム画面にMeta Quest Touch Proコントローラーが表示されます。
Quest 2 and Touch Pro (5)



Meta Quest 3でTouch Proと標準コン Touch Plusを比較

章タイトルの通り、Meta Quest 3にMeta Quest Touch Proコントローラーをペアリングして、付属品のMeta Quest Touch Plusコントローラーのトラッキングを比較してみました。

結果は次の動画を見ての通りです。
Touch Proコントローラーのほうはセルフトラッキングだけあって、どこにコントローラーがあってもどんな動きでも完璧です。
体の正面で手を動かす分には付属品のTouch Plusコントローラーも上手くトラッキングしてくれますが、体の後ろに入って細かく動くとトラッキングが飛びます。
またTouch Plusコントローラーは正面から後ろへの流れまでならスムーズに見えるものの、やはりVR HMDのカメラ外にあると、VR内ミラーで見える位置と自分の感覚に若干ズレを感じました。




Meta Quest Touch Proコントローラーのレビューまとめ

最後に「Meta Quest Touch Proコントローラー」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良いところ
  • SoC&センサーカメラ搭載
  • セルフトラッキングなので死角がない
  • Meta Quest 3やMeta Quest 2とペアリングが可能
  • バッテリーは単3電池ではなく内蔵式
悪いところor注意点
  • Meta公式通販からしか購入できない
  • 独自接点でしか充電できない
  • 純正のナックル式ストラップが未発売

「Meta Quest Touch Proコントローラー」はMeta Quest 3とペアリングでき、付属コントローラー同様に各種Quest 3用アプリを操作できました。
空間を占有するリングがなく、操作中にコントローラー同士がぶつかり難くなったところはMeta Quest 3付属のTouch Plusコントローラーでも共通になりましたが、セルフトラッキングなのでコントローラーの移動に死角がないところは依然として「Meta Quest Touch Proコントローラー」に魅力です。

Meta Quest 3はトラッキングリングも無くなっていてサイズ感は同じですし、機械学習も応用した位置推測によってVR HMD本体のセンサーカメラ視野の外でもそこそこ上手くトラッキングするので付属コントローラーも十分に優秀ですが、Meta Quest Touch Proコントローラーならさらに操作が快適になると思います。

コントローラーだけで3.7万円なので決して安くはありませんが、Meta Quest 3のヘビーユーザーなら「Meta Quest Touch Proコントローラー」を買い足す価値はあると思います。

以上、『Meta Quest 3でTouch Proコントローラーを試してみた』でした。
Meta Quest 3 and Touch Pro-Con



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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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