北欧神話の世界を舞台に映画のような重厚なストーリーとアクションが楽しめる「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök / Ragnarok)」のPC版について最新GPUや最新CPUでベンチマーク比較してみました。
各種ベンチマーク結果から、ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版を快適にプレイ可能なグラフィックボードやCPUなどPCスペックを紹介します。
GPU/CPU別ベンチマーク比較や推奨動作環境をチェックしつつ、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズやAMD Radeon RX 7000シリーズなど今後の新発売ゲームにも幅広く対応できそうな最新GPUに的を絞って、ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版が快適にプレイ可能なおすすめグラフィックボードやPCスペックを紹介していきます。
目次
1.ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版 推奨動作環境について
2.ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク グラボ別ベンチマーク比較
・フルHD解像度のベンチマーク比較
・WQHD解像度のベンチマーク比較
・4K解像度のベンチマーク比較
3.ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク CPUボトルネック比較
4.ゴッド・オブ・ウォー ラグナロクの推奨グラボやPCは? 【PR】
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版 推奨動作環境について
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök / Ragnarok) PC版の推奨動作環境は公式仕様として公開されています。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク 推奨動作環境 | ||
推奨動作環境 フルHD 60FPS 中画質 |
最低動作環境 フルHD 30FPS 低画質 |
|
CPU | Intel Core i5-8600 AMD Ryzen 5 3600 もしくはそれ以上 |
Intel Core i5-4670K AMD Ryzen 3 1200 もしくはそれ以上 |
GPU | GeForce RTX 2060 SUPER Radeon RX 5700 もしくはそれ以上 |
GeForce GTX 1060 Radeon RX 5500 XT もしくはそれ以上 |
VRAM | 8 GB 以上 | 3~4 GB 以上 |
システムメモリ | 16 GB 以上 | 8 GB 以上 |
ストレージ | 190GB以上、SSD推奨 |
|
Windows Version |
Windows 10/11 64bit , DirectX 12 |
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版をフルHDでプレイする場合の推奨グラフィックボードはGeForce RTX 2060 SUPERやRadeon RX 5700となっているので、2024年現在の現行最新GPUにおいてはGeForce RTX 4060やRadeon RX 7600(XT)といったミドルクラスの製品が該当する、というか推奨スペックを余裕で上回ります。
ちなみに、最新コンソールゲーム機についてはPlayStation 5がGeForce RTX 3060と同じくらい、Xbox Series XがGeForce RTX 3070よりもやや遅いくらいの性能です。(GPUスペックから想定したざっくり評価ですが)
マウス&キーボード操作との相性などPCゲーミングならではの魅力はありますが、すでにPlayStation 5の時点でグラフィック性能はRTX 3060程度まで達しているので、これからPCゲーミング用途でグラフィックボードやゲーミングPCを新調するのであれば、GeForce RTX 4060 TiやRadeon RX 7700 XTよりも高速な製品を選択するのがオススメです。
また、より高画質なWQHD解像度(高画質)や4K解像度(ウルトラ画質)で快適にプレイするのに必要なスペックについても発表されています。
WQHD解像度ならGeForce RTX 3070なので最新モデルだとGeForce RTX 4060 Ti、4K解像度ならGeForce RTX 4070 Tiのように、単純な推奨・最小動作環境よりも上位のGPUが指定されています。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク WQHD/4K 動作環境 | |||
WQHD 60FPS 高画質 | 4K 60FPS 高画質 | 4K 60FPS ウルトラ画質 | |
CPU | Intel Core i7-7700K AMD Ryzen 7 2700X もしくはそれ以上 |
Intel Core i5-11600K AMD Ryzen 7 3700X もしくはそれ以上 |
|
GPU | GeForce RTX 3070 Radeon RX 6800 もしくはそれ以上 |
GeForce RTX 3080 Ti Radeon RX 6900 XT もしくはそれ以上 |
GeForce RTX 4070 Ti Radeon RX 7900 XT もしくはそれ以上 |
VRAM | 8GB 以上 | 12GB 以上 | 12GB 以上 |
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版の4K解像度、ウルトラ画質は上記推奨スペックの通り、高価なグラフィックボードが要求されますが、その分だけ最新ゲーム機 PlayStation5をも上回る、実写と見紛うレベルの非常に高精細な映像で、重厚なストーリーと骨太なアクションが楽しめます。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版 グラボ別ベンチマーク比較
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök / Ragnarok) PC版のグラフィックボード別ベンチマーク比較の結果をチェックしていきます。
検証システムはIntel Core i9 14900K、メモリ周波数5600MHz(DDR5)に統一しています。
解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類です。超解像については全ての解像度で使用しています。NVIDIA製GPUではDLSS、AMD製GPUではFSR、Intel製GPUではXeSSを使用し、アップスケール品質はクオリティで統一しています。
各社の超解像技術次第でアップスケール品質に差があることもありますが、ソースとなるレンダリング解像度を揃えることを優先しています。
グラフィック設定はウルトラ画質設定プリセットを採用しています。
詳細はスクショの通りですが、モーションブラーやカメラの手振れを無効にしたり、一部を変更しています。DLSS FGなど中間フレーム生成機能は使用していません。
GPUベンチマークの測定シーンについてはGPU、CPU負荷ともに高いのでスヴァルトアルフヘイム街中の一定ルートを使用しています。
2024年現在最新モデルのNVIDIA GeForce RTX 40シリーズとAMD Radeon RX 7000シリーズと、加えて比較用の旧世代を合わせて計21種類のGPUで検証しています。
GPUドライバはNVIDIA GeForce Driver 566.03、AMD Software Adrenalin Edition 24.10.1です。
GPUベンチマークの比較機種 | ||
最新 NVIDIA製GPU |
最新AMD製GPU | 比較用 旧世代 |
GeForce RTX 4060 GeForce RTX 4060 Ti 8GB GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 SUPER GeForce RTX 4070 Ti SUPER GeForce RTX 4080 SUPER GeForce RTX 4090 |
Radeon RX 7600 Radeon RX 7700 XT Radeon RX 7800 XT Radeon RX 7900 XT Radeon RX 7900 XTX |
GeForce RTX 3060 12GB GeForce RTX 3060 Ti GeForce RTX 3070 GeForce RTX 3080 10GB GeForce RTX 2060 SUPER Radeon RX 6600 XT |
『そもそもグラフィックボード(GPU)の型番がよく分からない』という人は先にこちらの記事を参照してみてください。
フルHD解像度のベンチマーク比較結果
まずはフルHD解像度におけるゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版 グラボ別ベンチマーク比較です。
グラフィック設定は最高画質のウルトラプリセットですが、NVIDIA DLSS/AMD FSRの超解像機能を使用すれば最も高い超解像品質(クオリティ)でも最新ミドルクラスGPUのGeForce RTX 4060で平均88FPS出ているので、フルHD解像度なら余裕です。
『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版は最新タイトルとしては標準的な重さのPCゲーム』です。
GPU負荷は標準的なので解像度に応じて最新GPUから相応のモデルが必要になりますが、2024年最新タイトルの中でトップクラスに綺麗なグラフィック品質からすると驚くほど軽量という印象でした。
なお、AMD製GPUはゴッド・オブ・ウォー ラグナロクとは相性が悪いので注意してください。
NVIDA製GPUとAMD製GPUにはゲームタイトル別に得手不得手がありますが、同タイトルに対しては一般的に同等の性能と評価されるAMD製GPUの性能がNVIDA製GPUに対して1ランク下に下がる感じです。
またRX 7600やRX 6600 XTなどVRAM容量が8GBのモデルの場合、フルHD解像度かつ、ウルトラ画質プリセットではなく高画質プリセットでもVRAM不足でスタッターが生じたり、大幅に性能が低下する可能性があります。
RX 7700 XTなどVRAM容量が12GB以上のモデルは4K解像度でもVRAM的には問題ありません。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版はNVIDIA DLSS3やAMD FSR3といった中間フレーム生成機能に対応しています。
ネイティブレンダリングで50~60FPSが安定して出せる環境であれば、これらの中間フレーム生成機能を利用することで、100FPS+のハイフレームレートの滑らかな映像でプレイできます。
WQHD解像度のベンチマーク比較結果
続いて、WQHD解像度におけるゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版 グラボ別ベンチマーク比較です。
WQHD解像度において快適なプレイ水準となる平均60FPSをクリアできるのは、GeForce RTX 4060以上です。AMD製GPUについては前述の通り相性が悪く、1ランク上のGPが要求され、Radeon RX 7700 XT以上になります。
4K解像度のベンチマーク比較結果
最後に4K解像度におけるゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版 グラボ別ベンチマーク比較です。
4K解像度において快適なプレイ水準となる平均60FPSをクリアできるのは、GeForce RTX 4070以上になります。
同タイトルと相性の悪いAMD製GPUもRadeon RX 7800 XT以上なら対応できます。DLSS3やFSR3など中間フレーム生成機能を利用すれば100FPS+も可能です。
GeForce RTX 4080 SUPERならDLSSによる超解像品質がクオリティのまま、中間フレーム生成なしでも、120FPSのハイフレームレートで4Kの超高精細かつ滑らかなゲーム画面でプレイできます。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版 CPUボトルネック比較
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök / Ragnarok) PC版のCPU別ベンチマーク比較の結果から、CPUボトルネックが生じやすいゲームなのか、どれくらい影響があるのかチェックしていきます。
最初に公式の推奨動作環境をおさらいしておくと、CPUについては6コア6スレッドのIntel Core i5-8600や6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 3600といった5年くらい前のCPUが挙げられています。
現在、新品のPCパーツ単体(新品)やゲーミングBTO PCとして選択できるCPUとしてはIntel第12世代CoreかAMD Ryzen 5000よりも新しく、なおかつ6コア12スレッド以上のCPUを選択するのが無難です。
2024年最新CPUで言うとゴッド・オブ・ウォー ラグナロクの推奨動作環境CPUは、Intel Core i5 14400/13400(F)やAMD Ryzen 5 7600(X)が該当します。
なお、第11世代Core以前のIntel製CPUやRyzen 3000以前のAMD製CPUについてはCore i5 13400/12400以下のゲーム性能となっており、Ryzen 5000も上位モデルのRyzen 7/9で同程度のゲーム性能です。
どのCPUならゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版を快適にプレイするのに十分な性能なのか、つまりCPUボトルネックによって高性能GPUが遊ぶことがないのかチェックしていきます。
今回検証するCPUは、Intel最新世代のCore Ultra 9 285K、Core Ultra 7 265K、Core Ultra 5 245Kに加えて、まだゲーミングBTO PCで現在採用されることの多い、Core i9 14900K、Core i7 14700、Core i5 13400(14400とほぼ同性能)の6種類です。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版のCPUボトルネック検証については前章のグラボ別ベンチマークと同じく、スヴァルトアルフヘイム街中の一定ルートを周回するテストシーンを検証シーンとして採用しています。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版のフルHDにおけるCPUボトルネックは次のようになっています。
グラフを見ての通りですが、Core i9 14900KやCore i7 14700はRTX 4080 SUPERの環境において平均190FPS以上出ているのに対して、Core i5 13400では平均140FPS程度に制限されます。144FPSを超えるハイフレームレートではCPUバウンドな傾向が強くなります。
ただCore i5 13400でも平均で140FPS、最小FPS(1% Low)も60FPSを大きく上回っているので、ゲーム性を考えると十分な性能です。
ハイフレームレートだと差はありますが、解像度やグラフィック品質の優先度が高く、フレームレートは60~120FPSあればいいゲームなので、ゴッド・オブ・ウォー ラグナロクについては、ここ数年のミドルクラス以上のCPUであればCPUボトルネックは気にしなくても良いと思います。
実のところIntelの最新世代 Core Ultra 200Sはアーキテクチャを従来から大幅に刷新し、省電力性能にフォーカスした世代となっており、上の比較データの通り、ゲーム性能については第14世代Coreのほうが強かったりします。
2025年初頭にリリース予定のCPUマイクロコードのアップデートでCore Ultra 200Sのゲーム性能が改善するとの情報もありますが。
続いて4K解像度についてですが、ゴッド・オブ・ウォー ラグナロクはCPUバウンドな傾向が薄く、CPU性能依存でそれほどフレームレートに差は生じません。
ただ、Core i7 14700やCore i5 13400では、フルHDなど低解像度では問題ないのですが、4Kなど高解像度ではフレームタイムに乱れが生じ、最小FPS(1% Low)が低下しました。
近年のIntel製CPUについては高性能P-Coreと省電力E-Coreの混成になっています。ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版はE-Coreにもタスクが割り当てられるようで、それが原因でフレームタイムが乱れるようです。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロクもそうですが、一部のPCゲームはゲームの初回起動時にシェーダーコンパイルが実行されます。ゲームの初回起動時以外にも、GPUドライバやOSのアップデート後にシェーダーコンパイルが再実行されることもあります。
シェーダーコンパイルはCPUマルチスレッド性能が高いほど早く完了するので、細かいところですが、こういう待ち時間を削減できるところも高性能CPUを購入するメリットの1つです。
CPUボトルネックについてもっと詳しく知りたい人は、PCゲーム一般の話でCore i7 14700とCore i5の比較記事など解説記事をいくつか公開しているのでこちらも参照してみてください。
4Kのような高解像度ではCPUボトルネックは生じないという古い解説をするサイトも多いですが、CPUバウンドなシーンを含むゲームは年々増えています。
当サイト的にはこれからゲーミングPCを自作もしくはBTO PCで新調する場合、Core i7 14700(F)やRyzen 7 7700X/9700Xなど最新のアッパーミドルクラスCPUがオススメです。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版にオススメなPCは? 【PR】
最後に、ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版を快適にプレイ可能な、オススメのグラフィックボードやCPU、ゲーミングPCスペックについて簡単にまとめておきます。
ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版を快適にプレイ可能なPCスペックについて箇条書きでまとめると次の通りです。
- WQHDやフルHDなら、RTX 4060 以上で十分
- 4K解像度なら、RTX 4070 以上が推奨
- CPUボトルネックは気にしなくていい
ただ、ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版は2025年現在トップクラスに美麗なグラフィックからするとGPU負荷が比較的に軽いPCゲームです。
最近ではPlayStation 5で発売されるメジャータイトルが1年以内にPC版としてリリースされたり、同時発売となることも珍しくないので、他の高画質PCゲームをプレイすることも想定するなら、自作するにせよBTO PCショップで購入するにせよ、2024年現在、新しくゲーミングPCを用意するならCore i7 14700(F)とGeForce RTX 4070シリーズの組み合わせが当サイトの推奨スペックです。
コスパの高い(比較的に安価な)ゲーミングPCとして推奨されることの多いGeForce RTX 4060 TiとCore i5のようなミドルクラススペックのゲーミングPCを買うなら、PlayStation 5かPlayStation 5 Proを買う方がコストパフォーマンスが良いと思います。
オススメのグラフィックボードについては別の解説記事もあるのでこちらも参照してみてください。
ゲーミングPCを買うならサイコムがオススメ
ここまで解説してきた通り、当サイト的にゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版を快適にプレイ可能なPCの推奨スペックは『グラボがRTX 4060以上、CPUがCore Ultra 5/i5以上』です。
当サイト的なゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版の推奨スペックであるRTX 4060以上のグラボとCore Ultra 5/i5を搭載したゲーミングPCは各社から発売されていますが、中でもサイコムのゲーミングPCがオススメです。
2025年3月から4月14日まで、システムメモリやSSDの増設アップグレードがお得になる『春の新生活応援キャンペーン 2025』も開催されています。
サイコムのゲーミングPCはいくつかのモデルを最初に選択することでCPU&マザーボードやPCケースサイズが大まかに決まり、そこからさらに、自作PCの部品を選ぶようにオーダーメイド感覚でBTO PCがカスタムできるところが大きな特長であり、魅力です。
自作PC向けに市販されているマザーボードや電源ユニットをカスタマイズ欄から選択できるので、BTO PCの手軽さのまま、各自お望みの自作PCライクなゲーミングPCを購入できます。
”自作PCの部品を選ぶようにオーダーメイド感覚でBTO PCがカスタムできる”と書いたようにサイコムのゲーミングPCのカスタマイズ項目は、SSD 1TB、850W Goldなど単純なスペックではなく、市販の自作PC向けパーツを各自で選択できます。
自由度が高い分だけPC関連に疎い初心者には少し難しいかもしれませんが、マザーボード/SSD/電源ユニットなどパーツ単位で評判の良し悪しを確認できるので、細部まで満足のいく構成にしてゲーミングPCを購入できます。
またサイコムのBTO PCカスタマイズには自分で行ったカスタマイズ構成を保存・シェアする機能もあります。カスタム画面で下にスクロールしていくと、URLコピー/メール転送/Xポストのアイコンが表示されます。
検討しているカスタマイズ構成を保存したURLをクリップボードにコピーしたり、指定のメールアドレスにメールとして転送できます。
これでOKと思っても後から見返して変更したくなることもありますし、1日2日置いてもう一度確認してから購入を決めるというように、時間をかけてじっくり検討する時に便利な機能です。
相対的に安価なBTOメーカーは探せばありますが、RTX 4070など最新PCゲームに対応できる高性能ゲーミングPCは20万円以上と決して安い買い物ではないので、細部まで納得して購入できるところはサイコム製ゲーミングBTO PCの魅力です。
例えばチップセットだけ表記されることの多いマザーボードについて、サイコムの「G-Master Spear Z890」には複数の市販マザーボードが選択肢として用意されています。
マザーボードのカスタマイズ選択肢の中には、標準価格のまま無償で選択できるマザーボードとしてASUS Z890 AYW GAMING WIFI Wもあります。
市販マザーボードは公式ページのサポート情報も充実していますし、ASUS Z890 AYW GAMING WIFI Wは当サイトの検証でもCore Ultra 9 285Kも安定して運用可能な高品質なマザーボードという評価でした。
オススメモデル 1: G-Master Spear B760/D5
今、当サイト的に一番オススメのサイコム製ゲーミングBTO PCはIntel第14世代CPUが選択可能な「G-Master Spear B760/D5」です。
CPUは最新世代ではありませんが、ゲーム用なら最新世代と遜色ないトップクラスの性能を発揮します。ミドルタワーPCなら比較的に大きいCPUクーラーを搭載できるので、最新世代より発熱の大きい第14世代Coreでも静音性は十分に確保できます。
「G-Master Spear B760/D5」は1世代前のCPUなので、価格的にもこなれていて、最新モデルよりコストパフォーマンスが相対的に高いところも魅力です。
逆に最新世代のCore Ultra 200SシリーズCPUを搭載する「G-Master Spear Z890」についてはCPU&MBのプラットフォームから一般的に、
- NVMe M.2 SSDの搭載可能数が1台多い
- USB4、Wi-Fi 7(6E)など最新接続規格に対応
- 最新世代なので少し高価
といった特徴があります。カスタマイズで選択するマザーボードにも依るのでその点は注意が必要ですが、より多いストレージや最新接続規格も利用したい場合は検討してみてください。
オススメモデル 2: G-Master Spear Mini B860
2番目にオススメのモデルは、容積26LのコンパクトキューブPCケースを採用する「G-Master Spear Mini B860」です。
CPU性能でも簡単に触れたようにIntel最新のCore Ultra 200SシリーズCPUは今のところ、第14世代Coreの同ランクCPUと比較してゲーム性能が若干低いのですが、Core Ultra 7/9の上位モデルであれば、RTX 4070/SUPERなど最新アッパーミドルGPUには十分なゲーム性能です。
Core Ultra 7/9は省電力性能にフォーカスした世代だけあって、コンパクトキューブPCケースに収まるような小型CPUクーラーでも高い静音性を維持できるので、私室/リビングで空間を大きく占有しない小型ゲーミングPCを探しているなら「G-Master Spear Mini Z890」がオススメです。
コンパクトサイズながら、マザーボードには「ASRock B860M Pro RS WiFi」が採用されており、3基のNVMe M.2 SSDスロット、Wi-Fi 6E対応無線LAN標準搭載など拡張性、コネクティビティも十分です。
BTO PC製品名は”B860”ですが、Wi-Fi 7対応無線LAN搭載などよりコネクティビティや拡張性に優れたZ890マザーボード「ASUS PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM」もカスタマイズから選択できます。
オススメモデル 3: G-Master Hydro Z890 (Extreme)
3番目にオススメのモデルは、サイコム製ゲーミングBTO PCの代名詞とも言える、デュアル水冷の「G-Master Hydro Z890 (Extreme)」です。性能と静音性を追求するなら国内BTO PCメーカーの中でもトップクラスの製品です。
「G-Master Hydro Z890 (Extreme)」などG-Master Hydroシリーズの最大の特長はサイコムが独自に簡易水冷化したグラフィックボードを搭載しているところです。
空冷GPUクーラー搭載グラフィックボードを採用する一般的な同スペックGPUのBTO PCと比較して、さらに数万円ほど高価にはなりますが、静音性は非常に優れています。
・簡易水冷化GeForce RTX 40搭載G-Master Hydroシリーズの販売ページへ
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ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク PC版について21種類のGPUやCPUで性能をベンチマーク比較。
快適にプレイ可能な、おすすめのグラフィックボードやCPUなどゲーミングPCスペックを徹底解説します。https://t.co/7N3hY5OBjo pic.twitter.com/BCHWQuk6dk— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) January 27, 2025
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