Intelから従来のNAND型SSDよりもレイテンシ(遅延)が10分の1以下と高速な3D Xpoint型SSDを採用する製品シリーズ「Optane」に追加される、OSのブートデバイスとしても使用可能なNVMe M.2 SSD「Intel Optane SSD 800P」が正式発表されました。
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Intelから従来のNAND型SSDよりもレイテンシ(遅延)が10分の1以下と高速な3D Xpoint型SSDを採用する製品シリーズ「Optane」にされる、OSのブートデバイスとしても使用可能なNVMe M.2 SSD「Intel Optane SSD 800P」が正式発表されました。容量58GB(型番:SSDPEK1W60GAXT)と容量118GB(型番:SSDPEK1W120GAXT)の2モデルがまず最初に投入され、北米における希望小売価格はそれぞれ129ドルと199ドルになっています。北米では3月19日に発売となるようです。
プレスリリース:https://newsroom.intel.com/news/delivering-intel-optane-technology-mainstream-client-systems/
製品公式ページ:https://www.intel.com/content/www/us/en/products/memory-storage/solid-state-drives/consumer-ssds/optane-800p-series.html
「Intel Optane SSD 800P」は従来のNAND型SSDよりもレイテンシ(遅延)が10分の1以下と高速な3D Xpoint型メモリを記憶領域に採用するNVMe M.2 SSDです。3D Xpoint型メモリを採用するM.2 SSDとしてはOptane Memory Moduleが先行してリリース済みですがこちらがOSブートデバイスとして通常は使用できないのに対し、「Intel Optane SSD 800P」は通常のストレージ用M.2 SSDとしてブートデバイスにも使用できる製品となっています。容量は58GB(型番:SSDPEK1W60GA)と118GB(型番:SSDPEK1W120GA)の2モデルから投入されます。
「Intel Optane SSD 800P」は全長80mmのM2280規格M.2 SSDで、NVMe対応ですがPCI-E接続帯域はPCI-E3.0x2です。「Intel Optane SSD 800P」シリーズのアクセススピードは、シーケンシャル読出1450MB/s、シーケンシャル書込640MB/s、ランダム(4KB, QD4)読出250,000 IOPS、ランダム(4KB, QD4)書込140,000 IOPSとなっており、さらに公称レイテンシ(遅延)で読み出し6.75us、書き込み18usの高速アクセスを実現しています。
Intelの発表によると、PCアプリケーションによるストレージからのデータ転送はQueue Depth(QD)の値が、ほぼ4以下で占められ、そのほとんどがQD1とのことで、QD32など高いQDでのデータ転送においては、従来のNAND型SSDは高い性能を発揮する一方、低QDにおいてはOptane SSD 800Pの方が4~5倍高い性能を示すようです。
「Intel Optane SSD 800P」のMTBFは160万時間、書込耐性は58GBと118GBともに365TBWとなっており、従来のNAND型SSDよりも容量単位の書込耐性が大幅に向上しています。メーカーによる製品保証期間は今のところ不明です。
従来のNAND型SSDは、長期間の仕様でデータが書き込み済みの場合、上書きに際してデータ書き込みをする前に消去作業が必要になるため初期状態より書き込み性能が劣化するのに対して、「Intel Optane SSD 800P」ではこの種の性能劣化は起きないとも公表されています。
IRST(Intel Rapid Storage Technology)によるRAIDストレージの構築についても言及されており、「Intel Optane SSD 800P」を2つ使用するRAID0では1つのみの場合より2倍以上のアクセススピードを実現し、1枚のみの場合と比較してレイテンシの増加も小さいようです。
3D Xpoint型SSDはNAND型よりもけた違いに高い書き込み耐久性も魅力なので、低レイテンシによる高速なランダムアクセススピードも活かして、アプリケーション読み出しや一時ファイルで頻繁に書き込みが発生するOS用ストレージとして「Intel Optane SSD 800P」は魅力的な製品になりそうです。
3D Xpoint型SSDを採用するストレージ向けSSD「Intel Optane SSD 900P 480GBについては詳細なレビュー記事を公開中です。
・3D Xpoint型SSD「Intel Optane SSD 900P 480GB」をレビュー
・「WD Blue 3D NAND SATA SSD 500GB」をレビュー
・SamsungのSATA SSDフラッグシップ「850 PRO SSD 256GB」をレビュー
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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Intelから従来のNAND型SSDよりもレイテンシ(遅延)が10分の1以下と高速な3D Xpoint型SSDを採用する製品シリーズ「Optane」にされる、OSのブートデバイスとしても使用可能なNVMe M.2 SSD「Intel Optane SSD 800P」が正式発表されました。容量58GB(型番:SSDPEK1W60GAXT)と容量118GB(型番:SSDPEK1W120GAXT)の2モデルがまず最初に投入され、北米における希望小売価格はそれぞれ129ドルと199ドルになっています。北米では3月19日に発売となるようです。
プレスリリース:https://newsroom.intel.com/news/delivering-intel-optane-technology-mainstream-client-systems/
製品公式ページ:https://www.intel.com/content/www/us/en/products/memory-storage/solid-state-drives/consumer-ssds/optane-800p-series.html
「Intel Optane SSD 800P」は従来のNAND型SSDよりもレイテンシ(遅延)が10分の1以下と高速な3D Xpoint型メモリを記憶領域に採用するNVMe M.2 SSDです。3D Xpoint型メモリを採用するM.2 SSDとしてはOptane Memory Moduleが先行してリリース済みですがこちらがOSブートデバイスとして通常は使用できないのに対し、「Intel Optane SSD 800P」は通常のストレージ用M.2 SSDとしてブートデバイスにも使用できる製品となっています。容量は58GB(型番:SSDPEK1W60GA)と118GB(型番:SSDPEK1W120GA)の2モデルから投入されます。
「Intel Optane SSD 800P」は全長80mmのM2280規格M.2 SSDで、NVMe対応ですがPCI-E接続帯域はPCI-E3.0x2です。「Intel Optane SSD 800P」シリーズのアクセススピードは、シーケンシャル読出1450MB/s、シーケンシャル書込640MB/s、ランダム(4KB, QD4)読出250,000 IOPS、ランダム(4KB, QD4)書込140,000 IOPSとなっており、さらに公称レイテンシ(遅延)で読み出し6.75us、書き込み18usの高速アクセスを実現しています。
Intelの発表によると、PCアプリケーションによるストレージからのデータ転送はQueue Depth(QD)の値が、ほぼ4以下で占められ、そのほとんどがQD1とのことで、QD32など高いQDでのデータ転送においては、従来のNAND型SSDは高い性能を発揮する一方、低QDにおいてはOptane SSD 800Pの方が4~5倍高い性能を示すようです。
「Intel Optane SSD 800P」のMTBFは160万時間、書込耐性は58GBと118GBともに365TBWとなっており、従来のNAND型SSDよりも容量単位の書込耐性が大幅に向上しています。メーカーによる製品保証期間は今のところ不明です。
従来のNAND型SSDは、長期間の仕様でデータが書き込み済みの場合、上書きに際してデータ書き込みをする前に消去作業が必要になるため初期状態より書き込み性能が劣化するのに対して、「Intel Optane SSD 800P」ではこの種の性能劣化は起きないとも公表されています。
IRST(Intel Rapid Storage Technology)によるRAIDストレージの構築についても言及されており、「Intel Optane SSD 800P」を2つ使用するRAID0では1つのみの場合より2倍以上のアクセススピードを実現し、1枚のみの場合と比較してレイテンシの増加も小さいようです。
3D Xpoint型SSDはNAND型よりもけた違いに高い書き込み耐久性も魅力なので、低レイテンシによる高速なランダムアクセススピードも活かして、アプリケーション読み出しや一時ファイルで頻繁に書き込みが発生するOS用ストレージとして「Intel Optane SSD 800P」は魅力的な製品になりそうです。
3D Xpoint型SSDを採用するストレージ向けSSD「Intel Optane SSD 900P 480GBについては詳細なレビュー記事を公開中です。
・3D Xpoint型SSD「Intel Optane SSD 900P 480GB」をレビュー
Intel Optane SSD 900P PCI-E HHHL拡張ボード型 280GB
Intel Optane SSD 900P PCI-E HHHL拡張ボード型 480GB
<TSUKUMO><PCショップアーク(HHHL/2.5inch)><ドスパラ>
<PCワンズ><パソコン工房:280GB/480GB>
Intel Optane SSD 900P PCI-E HHHL拡張ボード型 480GB
Intel
Amazon.co.jp で詳細情報を見る <米尼><TSUKUMO><PCショップアーク(HHHL/2.5inch)><ドスパラ>
<PCワンズ><パソコン工房:280GB/480GB>
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・SamsungのSATA SSDフラッグシップ「850 PRO SSD 256GB」をレビュー
(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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システム用に使うならシーケンシャルの早さいらないからx2でも良いんだろうけど