PlayStation 5の本体ストレージは初期型PS5、新型PS5 Slimモデル、PS5 Proでそれぞれ空き容量として何GBを使えるのか、実際にPS5ネイティブ対応ゲームをいくつくらいインストールできるのか解説します。
PS5本体ストレージの空き容量は?
PS5の内蔵SSDの容量は初期型、Slimモデル、PS5 Proで異なります。
150GB程度は最初からシステム領域として使用されており、加えてプリインストールゲームやその他のシステムファイルも容量を使います。
ちなみにPS5には本体ストレージを含めて4種類のストレージがあります。空き容量を増やすにしても、保存可能なデータ、起動可能なゲームなど役割はストレージの種類で異なるので注意してください。


PS5 初期型の空き容量
スペック上、初期型PS5(型番:CFI-1000/1100/1200)の本体ストレージ容量は825GBですが、ユーザー領域として認識されている空き容量は667.2GBです。
ユーザーがゲームやセーブデータの保存先として実際に使用できる、初期型PS5の空き容量は650~660GB前後です。

PS5 Slimモデルの空き容量
2023年11月発売の新型PS5こと、PlayStation 5 Slimモデル(CFI-2000)は本体ストレージ容量が1TBに増量されていますが、ユーザー領域は848.00GBです。
ユーザーがゲームやセーブデータの保存先として実際に使用できる、初期型PS5 Slimモデルの空き容量は830~840GB前後です。

PS5 Proの空き容量
2024年11月発売に発売された上位機種、PS5 Proこと、PlayStation 5 Pro(CFI-7000)は本体ストレージ容量が2TBに増量されていますが、ユーザー領域は1.89TBです。
ユーザーがゲームやセーブデータの保存先として実際に使用できる、初期型PS5 Slimモデルの空き容量は1860GB前後です。

PS5本体ストレージはゲーム何個で不足する?
実際にPS5ネイティブ対応ゲームをインストールしていき、ゲーム何個で本体ストレージがカツカツになるのか確認してみました。
ファイナルファンタジー16、Horizon Forbidden Westのような大作は1つのゲームだけでも100GB前後の空き容量が必要になります。
またThe Last of Us Part IIのようにPS5で引き続きプレイできるPS4後方互換タイトルにも100GB近い容量のゲームも存在します。
筆者も実際にPS5でプレイしている手持ちのゲームからサイズの大きいタイトルで試してみたところ、7タイトル程度で初期型PS5の空き容量は30GB前後でカツカツになってしまいました。
本体ストレージが増量されたとはいえ+150GB程度なのでPS5 Slimモデルも1,2タイトル増える程度です。本体ストレージが2TBのPS5 Proくらいないと余裕のある容量とは言えません。
- Horizon Forbidden West
- ファイナルファンタジー16
- Marvel’s Spider-Man 2
- ファイナルファンタジー 7 REMAKE
- The Last of Us Part II (PS4後方互換タイトル)
- アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション
- Marvel’s Spider-Man (1) Remasterd

PS5ではメディアギャラリー(スクリーンショットやビデオクリップ)とセーブデータは本体ストレージにしか保存できません。
加えて最初から使用されてる150GB前後だけでなく、”その他”というシステム関連データもゲームのインストール数など使用状況に応じて肥大化していきます。
初期型PS5の場合、使い方次第ではゲームのインストール先として使用できる容量は600GBを下回ります。

購入直後でプレイするゲームが2,3個の状態ならひとまず本体ストレージだけでも問題ありませんが、空き容量が不足するのを気にせずPS5を快適に使用したいなら、やはり1TBくらいはM.2 SSDでストレージを拡張したいところです。
PlayStation 5のストレージ増設については、こちらの記事でオススメSSDや増設手順など詳細に解説しています。これから増設を検討している人は是非参考にしてください。

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