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新時代高画質機能レイトレーシングに対応し、4Kゲーミングにも手が届く次世代ハイエンドGPU「NVIDIA GeForce RTX 2080」を搭載したゲーミングBTO PCのおすすめ機種について各社製品の価格や構成パーツの比較から徹底解説します。ただおすすめ機種をリストアップするだけでなく、読者が一人でも簡単にBTO PCのカスタマイズが可能なカスタマイズ指南も交えて説明していきます。
目次
1.はじめに - RTX 2080搭載BTO PCについて
2.簡易水冷RTX 2080搭載のBTO PCがおすすめ
3.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
4.RTX 2080搭載のBTO PCの簡易紹介
5.RTX 2080搭載BTO PCのカスタマイズ指南
6.パーツを揃えてRTX 2080搭載BTO PCを価格比較
7.おすすめRTX 2080搭載BTO PCのまとめ
2020年9月よりさらに高速かつ安価になった次世代GPUが発売されているので、こちらの最新記事を参照するのがオススメです。
・RTX 3080搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
・RTX 3090搭載のおすすめBTO PCを徹底比較! 【TITAN RTX更新に最適】
はじめに - RTX 2080搭載BTO PCについて
2018年9月20日よりに販売が解禁されたNVIDIAの次世代GPU TuringことRTX 20XXシリーズのナンバリングモデルの中で上から2番目に位置するGeForce RTX 2080を搭載したBTO PCが早くも各社からリリースされています。RTX 2080は前世代で同クラス製品のGTX 1080よりも50%程度の高速化を果たし、前世代最上位で1年半の長期間に渡って史上最速のGPUの座を独占し続けていたGTX 1080 Tiをも上回るグラフィック性能を誇っています。加えてGPUメーカーNVIDIAやPCゲームむけAPI「DirectX」をリリースするMicrosoftが次世代高画質技術として推進している「レイトレーシング(RayTracing)」にも専用コアをGPU内に内蔵することで対応し、レイトレーシングの描画に関する性能では前世代を6倍程度も上回ります。
RTX 2080は699ドルから(実売は800ドル程度)という世代交代時のハイエンドGPU価格でリリースされていることもあって、4K/60FPSでのPCゲーミングやレイトレーシングによる超高画質ゲーミングへの入門機としてバランスの取れたGPUです。
RTX 2080を搭載したグラフィックボードの実ゲームにおける性能を簡単に紹介します。
フルHDやWQHDなど18年現在のゲーミングシーンでは標準的になった解像度では前世代GPUの時点ですでにCPUボトルネックが効く場面も増えつつあり、GPU性能によるフレームレートの向上は効果が薄くなっています。しかしながら4K解像度については液晶モニタが安価になって手を出しやすくなった反面、最新高画質PCゲームに対してGPU性能は前世代最上位GTX 1080 Tiでも力及ばない場面が多いですが、RTX 2080は4K/60FPSの超高解像度ゲーミングを達成可能な優れたパフォーマンスを実現しています。
・GeForce RTX 2080のレビュー記事一覧へ
またRTX 2080がサポートする高画質機能レイトレーシングでは、照明(エリアライト)や太陽光(グローバルイルミネーション)の影響を厳密に再現し、光の反射や透過も現実に即して忠実に描写されます。「Raytracing(レイトレーシング)」を採用したわかりやすい例としては鏡に映る反射など、視覚(視点から見た)の外にある物体もリアルに描画することができます。
RTX 20XXシリーズのロンチイベントではレイトレーシング(NVIDIA RTX)をサポートするゲームとして、すでに発売済みのFinal Fantasy XV PC版やPUBG、今後発売予定のShadow of the Tomb Raiderやバトルフィールド5を含めて21タイトルが発表されており、今後も対応タイトルは増えていく予定です。
そんな高性能GPUであるRTX2080搭載ゲーミングBTO PCを狙っている非自作erとしてはどこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、RTX 2080搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。
後継モデルとなるマイナーアップグレード版のRTX 2080 SUPERについてまとめた記事も公開中です。
・RTX 2080 SUPER搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
簡易水冷RTX 2080搭載のBTO PCがおすすめ
サイコムから発売されている、同社が独自に簡易水冷化したRTX 2080グラフィックボードを搭載するG-Master Hydroシリーズも非常におすすめです。下のグラフはGeForce GTX 1080 Tiの例ですが簡易水冷クーラーであればラジエーターの設置スペースを確保する必要があるもののコア温度は50度前後で運用が可能になります。(詳細はこちらの記事で) グラフィックボードの場合、空冷と比較して簡易水冷の冷却性能と静音性は抜群に優秀なので高性能なGPUを搭載するBTO PCを購入するなら、簡易水冷の導入を検討する価値は十分にあります。
簡易水冷化GeForce RTX 2070を選択可能なG-Master Hydroシリーズの主だった製品としてはIntel第10世代Core-S CPU採用、PCケースのサイズ別で、高い拡張性と最新トレンドが組み合わさった新定番PCケース「Fractal Design Define 7」を採用しているミドルタワーBTO PC「G-Master Hydro Z490」、360サイズラジエーターの大型簡易水冷CPUクーラーを採用する上位モデル「G-Master Hydro Z490 Extreme」、同じくFractal Design製でコンパクトな「Fractal Design Define Mini C」を採用するマイクロタワーBTO PC「G-Master Hydro Z490-Mini」、Mini-ITX対応でウルトラコンパクトな「Phanteks Enthoo Evolv ITX」を採用する「G-Master Hydro Z490-ITX」などがラインナップされています。
その他にもマルチスレッド性能とコストパフォーマンスでIntel製CPUを上回るAMD第3世代Ryzen CPUを搭載する「G-Master Hydro X570A II」、24コアや32コアの圧倒的マルチスレッド性能を実現し、なおかつIntel Core-Xよりもコストパフォーマンスが優秀なAMD第3世代Ryzen Threadripperを搭載した「G-Master Hydro TRX40 Extreme」などもラインナップされています。
当サイトでは簡易水冷グラフィックボード搭載したG-Master Hydroシリーズから、Core i9 10900Kと簡易水冷GeForce RTX 2080 Tiを搭載した2020年最速ゲーミングBTO PC「G-Master Hydro Z490」のレビュー記事を公開中です。G-Master Hydroシリーズの購入を検討する際には参考になると思います。
・Core i9 10900K&簡易水冷RTX 2080 Ti搭載「G-Master Hydro Z490」をレビュー
・Intel第10世代CPU&簡易水冷グラボ搭載「G-Master Hydro Z490」
BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。BTO PCメーカーの特徴比較 | ||||
グラフィックボードのモデル | PCケース | マザーボード | 納期 | |
サイコム | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
TSUKUMO | 固定 | 自社オリジナル | 固定 (ほぼASUS製) |
|
ドスパラ | 固定 | 自社オリジナル |
固定 |
◎: 最短当日 |
PCショップアーク | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
パソコン工房 | 固定 | △:自作向ベースのオリジナル |
固定 | |
マウスコンピューター |
固定 | △:自作向ベースのオリジナル | 固定 |
・TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
RTX 2080搭載のBTO PCの簡易紹介
1.PCショップアーク
PCショップアークではRTX 2080グラフィックボードを選択可能なBTO PCとして、自作PC向けの高品質で拡張性の高いPCケースを使用したコンセプトモデルが展開されており、カスタマイズ自由度も高いので、基本的にPCケースの好みで選択していけばOKです。最新PCケースが採用されたおすすめモデルをいくつか紹介すると、NZXT H500をベースにした「CROYDON NZXT H500」、NZXT H700をベースにした「CROYDON NZXT H700」、Fractal Design Meshifyをベースにした「CROYDON Fractal Design Meshify」がおすすめです。CPUはCore i3、Core i5、Core i7から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RTX 2080グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。
2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer
ツクモeX.computerからはRTX 2080搭載BTO PCとして、スタンダードタワーPCの「G-GEAR」、コンパクトPCの「G-GEAR mini」、フルタワーPCの「G-GEAR neo」の3シリーズから、CPU&チップセット別でいくつかのモデルがラインナップされています。今回はRTX 2080に最適なCore i7 9700KとH370チップセットを採用した「G-GEAR GA7J-D181/T」をチェックしていきます。同モデルは高品質な定番マザーボード「ASUS PRIME H370-A」が採用されているところも魅力的です。RTX2080グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
TSUKUMOからは上で紹介したモデル以外にもRTX 2080搭載BTO PCが複数ラインナップされており、同社販売ページのトップではCPU別とGPU別で縦横軸分類表で各モデルが紹介されています。詳しくは『TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
3.パソコン工房
パソコン工房からはRTX2080搭載BTO PCとしてミドルタワーケースで拡張性の高いLEVEL∞ R-ClassからCore i7 9700Kを搭載した「LEVEL-R039-i7K-VOA」、ミニタワーPCケース採用のLEVEL∞ M-ClassからCore i7 8700を搭載した「LEVEL-M037-i7-VO」、以上の2モデルがリリースされています。CPUについてはCore i7 8700搭載モデルは8700Kにアップグレードが可能です。マザーボードや電源ユニットに型番不明の廉価なパーツを使っているのが気になるところ。カスタマイズの幅もさほど広くありませんが価格面では強いです。RTX 2080グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。4.サイコム
サイコムではスタンダードなミドルタワーPC「G-Master Mace H370」や、Z390マザーボード採用でやや高級な「G-Master Spear Z390」など複数のシリーズでカスタマイズ項目からRTX 2080を選択可能になっています。他社と違ってRTX2080搭載のデフォルト構成がリストアップされていないのが特徴です。CPUはCore i3、Core i5、Core i7から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RTX 2080グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。またOSがデフォルトでカスタマイズに入っていないので追加を忘れないように注意してください。サイコムのRTX 2080搭載BTO PCについては拡張性やメンテナンス性に優れたPCケースと安価なH370マザーボードを採用している「G-Master Mace H370」に的を絞って紹介します。このBTO PCではFractal Designというメーカーの自作er界隈で非常に評価の高いPCケースを採用しているのがポイントです。
5.ドスパラ
ドスパラからはRTX 2080搭載BTO PCとして、ミドルタワーPCの「GALLERIA X/Z」シリーズから、CPUにCore i7 8700を採用する「GALLERIA XG」、Core i7 8700Kを採用する「GALLERIA ZG」、Core i7 9700Kを採用する「GALLERIA ZG 9700K」、Core i9 9900Kを採用する「GALLERIA ZG 9900K」の4機種がリリースされています。ミニタワーPCケース採用の「GALLERIA M」シリーズや「GALLERIA D」シリーズ、TVラックにも収納可能なスリムPC「GALLERIA S」シリーズについてはまだRTX2080搭載モデルがリリースされていません。ドスパラBTO PCは”当日出荷可能、カスタマイズしても翌日”という驚愕の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。RTX 2080グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できませんが、標準で3スロット占有の高冷却性能モデルが採用されています。6.マウスコンピューター
マウスコンピューターについてはRTX 2080とIntel第8/9世代CPUを搭載するBTO PCとしてG-TuneデスクトップPCの基本4ブランドから各モデルがラインナップされています。マウスコンピューター G-TuneのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、若干廉価なミニタワーケース採用「NEXTGEAR-MICRO (Z390) / (B360)」(PCケース詳細)、中堅モデルでミドルタワーケース採用の「NEXTGEAR (Z390)」(PCケース詳細)、高級品の「MASTERPIECE (Z390)」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成、コンパクトキューブ「LITTLEGEAR (B360)」(PCケース詳細)の4バリエーションとなっています。
GPUとCPUの組み合わせが固定されているので、希望の組み合わせを探すのが少し難しいかもしれません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。オプション料金+2000円がかかりますが対象製品は翌営業日出荷と納期も速いのが特徴です。RTX 2080グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。
マウスコンピューターからは「NEXTGEAR-MICRO」、「NEXTGEAR」、「MASTERPIECE」、「LITTLEGEAR」の4シリーズを基本ラインアップとして、CPU&GPUセット別で細かく分類されたBTO PCが販売されています。詳しくは『マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
RTX 2080搭載BTO PCのカスタマイズ指南
一口にRTX 2080搭載BTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージなどその他の部分で製品スペックには各社で違いがあります。それによって価格が上下するのでそのまま価格比較を行っても公平ではありません。そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)
RTX 2080搭載BTO PCの価格比較を行う前に、購入を検討している人が理解しておくべきRTX 2080を搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法や予備知識を簡単に紹介しておきます。
RTX 2080搭載BTO PCのカスタマイズについては、「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。
これら5つの適切な選び方さえ知っていれば、記事の更新や閲覧のタイミングに左右されず、解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。
- CPUについては6コア6スレッドのCore i5(8400や9600K)は6コア12スレッド/8コア8スレッドのCore i7(8700や9700K)と比べてもPCゲームが目的であれば大きな性能差はありませんが、ハイエンドGPUのRTX 2080と組み合わせるのであれば、最近はCPUを大きく使用するゲームも増えつつあるので、CPUにも最上位のCore i7 8700かCore i7 9700Kを選択するのがおすすめです。高画質プレイ動画の録画・配信・編集もするならさらに上位のCore i9 9900Kも検討してみてください。
- システムメモリはゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
- 電源容量は600~700Wもあれば問題ありません。変換効率もGoldでいいと思います。
- システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。
PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。加えてHDDではなくSSD推奨。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
- マザーボードは「Z370」などチップセット名だけでなく「ASUS Prime Z370-A」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしているのでASUS製のものを選ぶのが鉄板です。
グラフィックボードや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
・【できる!自作PC】2019年最新CPUの選び方とオススメCPUを徹底解説
・おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
・おすすめSSDまとめ。QLC/TLC/MLCやNVMe/SATA3.0など最新SSD事情を解説
・自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
・おすすめの自作PCマザーボードを徹底解説
パーツを揃えてRTX 2080搭載BTO PCを価格比較
上で紹介したカスタマイズ指南を念頭において、下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態で各社のRTX 2080搭載BTO PCの価格を比較します。価格比較用のパーツ構成 | |
OS | Windows10 Home |
CPU | Core i7 9700K |
メモリ | 16GB (8GB*2) |
グラボ | RTX 2080 |
システムストレージ | SSD 240GB |
データストレージ | なし(実際の購入に際しては 480GB以上のSSDが推奨) |
電源 | 700W、Gold |
その他付属品 | なし |
比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは480GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに480~512GBのSSDの価格相場は1.2万円程です。
・PCショップアークのBTOはシステムドライブにNVMe M.2 SSDを使うのがデフォルト構成で変更できないため価格が高くなっています。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。
BTOメーカー | 型番 | 電源 | マザボ | 価格 |
PCショップアーク | CROYDON CY-IC6Z39A-N28 | Antec NeoECO 750W Gold |
ASRock Z390 Extreme4 ATX |
27.4万円 |
TSUKUMO | G-GEAR GA7J-D181/T |
Seasonic SSR-750FM 750W Gold |
ASUS PRIME H370-A ATX |
24.6万円 |
パソコン工房 SSD容量が480GB |
LEVEL-R039-i7K-VOA |
700W Gold |
MSI Z390 ATX (一般販売なし) |
26.6万円 |
サイコム |
G-Master Mace H370 |
SilverStone SST-ST75F-GS V2 750W Gold |
ASRock H370 Pro4 ATX |
25.4万円 |
G-Master Hydro Z390 II |
SilverStone SST-ST75F-GS V2 750W Gold |
ASRock Z390 Extreme4 ATX |
28.9万円 | |
ドスパラ SSD容量が500GB |
GALLERIA ZG 9700K |
SilverStone SST-ST75F-PT 750W Platinum |
Z390 ATX (詳細不明) |
26.6万円 |
マウス コンピューター |
NEXTGEAR-MICRO im620PA1 |
700W Gold |
Z390 Micro ATX (詳細不明) |
25.8万円 |
おすすめRTX 2080搭載BTO PCのまとめ
構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて、RTX 2080を搭載したBTO PCの価格と特徴を簡単にまとめます。- PCショップアークについてはマザーボードや電源も自作PC向けに一般販売されている高品質なものになっていて、PCケースも18年最新のものが選択できて拡張性が高く、品質・カスタマイズ性いずれも優れたBTO PCになっていますが、安価なBTOと比較するとやや割高になっています。
- TSUKUMOはパーツの品質は良いですし、RTX 2080搭載BTO PCの比較機種中で最安値クラスです。自社製のよくわからないPCケースを採用している点はネックだと思います。PCケースを除けば他社より安くパーツの品質もトータルで安定しているのでその点は強いです。
- パソコン工房については構成パーツが安価ではあるものの、BTO PC自体の価格はそこまで安くないので今のところ微妙です。
- サイコムについてはPCショップアークと同じ傾向のBTO PCです。PCケースの拡張性も高く、各パーツも素性がはっきりしていて安価なモデルになっています。管理人的には多少高くても簡易水冷グラボ採用のG-Master Hydroシリーズが狙い目です。
- ドスパラは電源とマザーボードの詳細が不明ですが価格は標準的なのでパーツに拘らないならありだと思います。「当日で出荷可能、カスタマイズしても翌日」という納期に関する面では頭一つ飛び抜けています。早く欲しいということであればかなり有力な候補でしょう。
- マウスコンピューターはドスパラやパソコン工房と似た傾向でカスタマイズ幅は狭くなっています。価格的なメリットも今のところ薄いようです。
当サイトの結論としてはRTX 2080搭載PCの中でも、安価で構成パーツも高品質な「G-GEAR GA7J-D181/T」がおすすめです。自社オリジナルのPCケースは自作er目線では微妙ですが、マザーボードが「ASUS PRIME H370-A」であったり素性が明るく品質のいいものが選ばれており、安価なモデルになっています。CPUやメモリのOCもしたい場合はZ390チップセット採用モデル「G-GEAR GA9J-G181/ZT」もラインナップされています。
一般的なRTX 2080搭載BTO PCよりも数万円ほど割高になってしまいますが、CPUとGPUに簡易水冷クーラーを搭載するデュアル水冷採用の「G-Master Hydro Z390 II」もおすすめです。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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