GALLERIAの新Sシリーズを解説。RTX5090やThreadripperに対応するフラッグシップ

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ドスパラのゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」が2025年9月に5年ぶりにリニューアルされました。

今回は2025年リニューアルモデルのうち、性能・造形美、すべてを極めたフラッグシップモデル「Sシリーズ」について紹介します。

目次
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GALLERIAの2025年リニューアル、どう変わった?

以下、GALLERIAが2025年のリニューアルでどう変わったのか基本的な特長について予備知識です。

製品シリーズが4種類+αに

ATXミドルタワー(KCケース)とMicroATXミニタワー(KCMケース)の2種類に外装パネル違いなど、従来モデルはデザイン面で実質的に1種類でした。

BTO PCの専用筐体として完成度は非常に高かったのですが、自由度の高くなるゲーミングPC界隈のトレンドには遅れていた印象です。

2025年のリニューアルでは見た目や機能が大きく異なる4種類以上に増えています。

プレスリリース:
https://cts.dospara.co.jp/5press/share_info.php?id=3329

  • Sシリーズ
    • 性能・造形美、すべてを極めたフラッグシップ。
    • ブランド内で最上位に位置づけられ、あらゆるハイエンドパーツの搭載に対応し、優れた冷却性能によってその実力を最大限に引き出します。
  • Fシリーズ
    • GALLERIA初のピラーレスデザイン。
    • ゲーム、推し活、ハマってる世界観などを光の演出で表現することで、飾り立てるのではなく、自分らしさを映し出すステージとして提案するシリーズです。
  • Xシリーズ
    • 新たなスタンダードとなるシリーズ。
    • ブランド立ち上げ当初から積み重ねてきた信頼と実績を受け継ぎながら、冷却性能・メンテナンス性・用途分離といった現代的な要件に応えることで、ゲーミングもクリエイターもカバーします。
  • Eシリーズ
    • スモールフォームファクタ採用のコンパクトモデル。
    • 2026年発売予定。
  • GSL (GALLERIA Special Line)
    • 協業パートナーと創り上げる特別生産モデル群。
    • 特別なパートナーシップによって限定的にブランディング、マーケティング、パートナーシップ戦略上のスペシャルリクエストに基づいて製造されるモデル群の総称です。生産期間や販売期間が限定的であったり、特別な特典がつく場合があります。
一目で分かる型番は健在

GALLERIAのゲーミングPCは2025年リニューアルで製品シリーズが増えていますが、従来同様に型番を見れば、どのシリーズ、どの大きさ、どんなスペックなのか一目で分かります。

シリーズとPCケース

製品型番の最初の1文字はその製品のシリーズを示しています。

  • X: Xシリーズ
  • S: Sシリーズ
  • F: Fシリーズ
  • E: Eシリーズ

以上の主に4種類です。

シリーズでPCケースが決まりますが、実はXシリーズとFシリーズにはATXミドルタワーとMicroATXミニタワーの2種類があります。

1つ目のハイフン(-)の左にあるアルファベット1文字がAならATXミドルタワーMならMicroATXミニタワーです。見た目が非常に似ていて、サイズ違いは画像からだと見分け難いので注意が必要です。

さらに2つ目のハイフン(-)の右にあるアルファベットはPCケースカラーを示しています。

グレードは気にしなくていい

2025年のリニューアルでグレードという基準も追加されました。CPUとGPU、システムメモリ、SSDなどBTO PCのトータルスペックによって4段階が用意されています

ゲーミングPCの製品型番ではシリーズを示すアルファベットの次の1文字がグレードを示しています。

ゲーマー向けモデル

  • M: Master
  • D: Diamond
  • P: Platinum
  • G: Gold

クリエイター向けモデル

  • U: Ultimate
  • D: Deluxe
  • S: Selected
  • C: Comfort

ゲーミングPCで特に重要なGPU(グラボ)とCPUを示すアルファベットが型番の中には他にあって、SSD、システムメモリ、CPUクーラーはカスタマイズで調整できるので、グレードはあまり気にする必要はありません。

GPUとCPUは型番で分かる

GALLERIAは2025年リニューアルモデルでも型番から、ゲーミングPCで一番重要なGPU(グラフィックボード)とCPUが何か一目で分かります。

GPU(グラフィックボード)は1つ目と2つ目のハイフンで区切られた部分です。

NVIDIA製のGeForce RTXグラフィックボードの場合は”R”から始まります。

R58なら「GeForce RTX 5080」、R57Tなら「GeForce RTX 5070 Ti」となっており、GPU名を知っている人なら直感的に分かります。

RTX 5060 TiのようにVRAM容量違いがあれば、R56T16GのようにVRAM容量も型番で補足してくれています。

一方で、AMD製のRadeonグラフィックボードの場合は、いきなり数字から始まります。こちらも97XTなら「Radeon RX 9070 XT」、96XT16Gなら「Radeon RX 9060 XT 16GB」のように簡単に分かります。

CPUはシリーズとグレードの2文字に続く、2文字のアルファベットです。

Intel製CPUならCore Ultraの頭文字で”C”、AMD製CPUならRyzenの頭文字で”R”が1文字目に来ます。

2文字目はCPUのランクを示していて、Core Ultra 9なら”C9”、Ryzen 7なら”R7”です。

”C9”でもCore Ultra 9 285Kか、末尾KなしのCore Ultra 9 285のどちらかなど細かい部分は分からないので、そこは製品スペックを確認してください。

GALLERIA Sシリーズは2サイズ&2カラー

2025年リニューアルのGALLERIA Sシリーズには「ガレリア専用 EXケース」というオリジナル筐体が採用されています。

下位シリーズのX/FシリーズはATXマザーボードに対応する標準ミドルタワーとコンパクトなMicroATXマザーボードに対応するミニタワーの2種類が展開されていますが、GALLERIA SシリーズはE-ATXマザーボード対応の1機種だけです。

本体サイズは高さ593×幅235mm×奥行628mmです。完成品の重量は内蔵パーツによって若干前後しますが、参考重量は28kg前後になります。

E-ATXマザーボード、大型グラフィックボードや水冷CPUクーラー(ラジエーター&ファン)の設置に対応するため、従来モデルのSKケース(高さ480×幅220mm×奥行440mm)と比べると、かなり大きいPCケースです。

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GALLERIA Sシリーズの特長

2025年リニューアルのGALLERIA Sシリーズは『性能・冷却・造形美、すべてを極めたフラッグシップ』のコンセプト通りにPCケース自体の設計も最新基準です。

ゲーマー向けモデルはライティング制御にも対応するLEDイルミネーション内蔵ファンを搭載、PSUシュラウド、1kg超のグラフィックボードを保持するGPUホルダーの採用など、近年の自作PC向けPCケースのトレンドには当然対応しています。

ダークスモークのガラスパネルをフロントとサイドに搭載しているので、LEDファン搭載ゲーミングモデルならクールなライティング演出が可能ですし、Noctua製の高性能ファンを搭載するクリエイター向けモデルなら光らないシックで重厚なデザインのまま運用できます。

GALLERIA SシリーズはE-ATX対応フルタワーPCケースを採用しているところが大きな特徴で、プロフェッショナル向けCPUのAMD Ryzen Threadripper搭載モデルも発売が予定されています。

なお”E-ATX対応”ですがE-ATXそのものではなく、ATX互換のネジ穴でマザーボードの横幅がATXサイズよりも20~30mm長いマザーボードに対応が正確です。

フロント4基、トップ3基、リア1基の計8基のケースファンを搭載できる優れたエアフローに寄って、消費電力が300Wを超える高性能グラフィックボードも効率的に冷やせるようになっています。

CPUクーラーにも標準で360サイズラジエーターのAIO水冷クーラーが採用されています。

フロントIOについては従来モデルとの違いとして、GALLERIA SシリーズはUSB 10Gbps対応Type-Cポートを搭載しています。IOポートの種類も2025年現在に合わせてアップグレードされています。

GPU/CPU別の豊富なラインナップ

2025年リニューアルのGALLERIA X/F/Sシリーズは従来モデル同様にGPU/CPU別のテーブルから最適なモデルを簡単に選べます。

XシリーズなどGALLERIAのPCケースを決めてしまえば、CPU・GPUの組み合わせでテーブルから購入するモデルは一発で決まります。あとは予算の範囲内でSSDやメモリをカスタマイズするだけです。

  • XシリーズなどGALLERIAのPCケースを決める
  • GPUとCPUを決める : 予算がだいたい決まる
  • SSDやメモリをカスタマイズ

GALLERIA XシリーズのGPU/CPU別一覧ページへ

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最新 Sシリーズのオススメ製品

ゲーミングBTO PC選びは各自の予算や要求スペックからGPU・CPUを選んで、後は予算内でSSDやメモリをカスタマイズするという手順が当サイト的な推奨ですが、一応、簡単に2025年リニューアル GALLERIA Sシリーズのオススメ製品を紹介しておきます。

GALLERIA SMC9E-R59-GL

GALLERIA Sシリーズのオススメ製品は「GALLERIA SMC9E-R59-GL」です。

ゲーミング性能で1番重要なGPUに、NVIDIA製GeForce RTX 5090 32GBを搭載しています。

GeForce RTX 5090なら、だいたいのゲームは4K解像度かつ120FPS+で快適にプレイできます。

CPUはIntel Core Ultra 9 285K、システムメモリは64GB(DDR5-5600)、ストレージも最初から2TB SSD(NVMe PCIE5.0x4)なので十分です。

同じGPUでCPUがAMD製 Ryzen 9 9950X3Dの「GALLERIA SMR9E-R59-GL」とかもお好みで選んでOKです。

【Core Ultra 9 285K搭載】
GALLERIA SMC9E-R59-GLの販売ページへ

【Ryzen 9 9950X3D搭載】
GALLERIA SMR9E-R59-GLの販売ページへ

ミドル~ハイエンドならX/Fシリーズがオススメ

GALLERIA Sシリーズは『性能・冷却・造形美、すべてを極めたフラッグシップ』のコンセプト通りに、GPUにRTX 5090搭載など最上位級のスペックしか展開されていません。

PlayStation5、Xbox Series Xなど最新ゲーム機を大きく上回るPCゲーマー向けPCとしてちょうどいいGeForce RTX 5070やRadeon RX 9070などアッパーミドルクラスのGPUを搭載したBTO PCを探しているなら、同社のスタンダードモデルであるXシリーズや、魅せるピラーレスデザインのFシリーズから探すのがオススメです。

従来モデルのクリアランスセールも開催中

ドスパラのゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」のリニューアルに合わせて、”最大3万円安い”従来モデルのクリアランスセールも開催中です。

上で紹介したNVIDIA GeForce RTX 5070&Intel Core Ultra 7 265Fのモデルは25.5万円ですが、クリアランスセールの同等スペックモデルは24万円のように結構お求めやすくなっています。このモデル比較の場合、SSDが1TBから500GBに減っています)

従来モデルのSK/SKMケースも普通に通用するPCケースなので、価格重視ならクリアランスセールを狙うのもアリだと思います。

GALLERIA 旧デザインモデルのクリアランスセールへ

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