北欧PCパーツメーカーFractal Designから、180mmサイズケースファンに対応する高エアフローと魅せるデザインを追求したTorrentシリーズのコンパクトモデル「Fractal Design Torrent Compact」が2月18日より発売されます。





「Fractal Design Torrent Compact」にはブラックとホワイトの2色がラインナップされています。
ブラックにはマザーボード側サイドパネルがスチール製ソリッドパネルのBlack Solidに加えて、最近流行りの強化ガラスパネルを採用し、濃いスモークがかかったBlack TG Dark Tintの2つのバリエーションがあります。ホワイトは強化ガラスパネルのみで、無色透明なWhite TG Clear Tintとなります。

さらに左右両面に強化ガラス製サイドパネルを採用し、標準で2基のLEDイルミネーション内蔵180mmケースファンを搭載した「Fractal Design Torrent Compact Black RGB TG Light Tint」もラインナップされています。


Fractal Design Torrent標準モデルの寸法は奥行544mmm×幅242mm×高さ530mmですが、「Fractal Design Torrent Compact」は同じくATXマザーボード対応PCケースながら、奥行450mmm×幅222mm×高さ467mmと大幅にサイズが小さくなっています。


「Fractal Design Torrent Compact」のサイドパネルについては、下端の溝（ヒンジ）と上端2か所のボールキャッチによって固定され、上端後方のノブによって片手で開閉が可能というアクセサビリティーの高い構造です。下端ヒンジ構造なので着脱時にパネルを誤って脱落させる心配は少なく、上記ツールレス固定に加えて、ネジを使用したセキュアな固定オプションも用意されています。

「Fractal Design Torrent Compact」の内部構造はエアフローに優れたオープンレイアウトが採用されています。
Meshify 2 CompactはDefine 7 Compactをベースにした高エアフローモデルという感じですが、「Fractal Design Torrent Compact」はよりエアフローに特化した構造になっており、さらに魅せるPCも意識した設計です。

「Fractal Design Torrent Compact」にはハイエンドグラフィックボードユーザーには嬉しい機能としてグラフィックボードホルダー GPU support bracketが標準で付属します。


エアフロー重視な「Fractal Design Torrent Compact」はフロントおよびボトムに180mm角の大型ケースファンを搭載可能となっており、一般的な120mm/140mm角ケースファンもフロントとボトムはそれぞれ2基ずつ設置できます。120mm角ケースファンならフロントに最大3基の設置に対応します。

フロントとボトムから吸気、リアとトップ（電源ユニット経由）で排気という構造なので、フロントとボトムには着脱可能なダストフィルターが設置されています。

また標準ファンに関してはフロントのファンスペースには180mm角かつ38mm厚の巨大ケースファンが2基搭載されており、通常モデルは「Dynamic X2 GP-18 PWM」、RGBモデルは「Prisma AL-18 ARGB PWM」が付属します。

「Fractal Design Torrent Compact」な360サイズや280サイズと言った大型の水冷ラジエーターに対応しています。
DIY水冷用のフィルポートも用意されていますが、ATX対応PCケースとしては最小限な内部スペースなので、リザーバー・ポンプの設置スペースを考えるとDIY水冷を組むのは少し難易度が高いかもしれません。


「Fractal Design Torrent Compact」はフロントI/Oが、HD Audio（3.5mmステレオ出力＆3.5mmマイク入力）、パワースイッチ＆LED、リセットスイッチ、2×USB3.0 Type-A端子、さらに最新規格のUSB3.1 Gen2 Type-C端子と豊富です。


「Fractal Design Torrent Compact」はエアフローを重視してマザーボード側スペースを開放したモデルですが、裏配線スペースに1基の3.5インチストレージと、3基の2.5インチストレージを設置可能なスペースが設けられており、ストレージ積載数も必要十分に備わっています。


近年の自作PCケースでは電源ユニットをボトムに配置して電源のみチャンバー分けしてしまうのが一般的ですが、「Fractal Design Torrent Compact」の大きな特長として、PCケース上部後方に電源ユニット設置スペースが設けられています。電源スペースには天面からフルアクセスできるので電源ケーブルの取り回しがしやすい構造です。

「Fractal Design Torrent Compact」はケーブルマネジメントの面でも優秀で、20mm厚の裏配線スペースが確保され、裏配線スペースや電源スペースにはプラスチック製ケーブルガイドやマジックテープ式ケーブルタイが標準で搭載されています。電源ユニットの奥行スペースもゆとりのある210mmが確保されています。

「Fractal Design Torrent Compact」には「Nexus 9P Slim PWM Fan Hub」と呼ばれるファンハブが標準で搭載されています。Nexus 9P Slim PWM Fan Hubは36W（12V, 3A）の出力に対応し、マザーボードの1つのPWM対応4PINファン端子を制御ソースとして、ファンハブに接続された最大9基のファンを制御できます。




代理店公式ページ：
製品公式ページ：https://www.fractal-design.com/ja/products/cases/torrent/torrent-compact/

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