

拡張性の高いPCケースと高い冷却性を誇る簡易水冷GTX1070の組み合わせが最強過ぎる
簡易水冷化GTX 1080へのカスタマイズも受付開始!
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本格水冷自作erが勧める一押しのBTO PCは簡易水冷GTX1070と「Fractal Design Define R5」を採用した「サイコム G-Master Hydro Z170」です。高い拡張性を誇る自作er界隈で高評価のPCケースを採用し、フルロードでも50度前後で運用可能な高冷却性能の簡易水冷GTX1070グラボ搭載で隙のない構成になっており非常におすすめです。
サイコム G-Master Hydro Z170

サイコム G-Master Hydro Z170のレビュー公開中
サイコム様から簡易水冷GTX 1080搭載のBTO PC「G-Master Hydro Z170」のレビュー用サンプルを提供いただけたのでレビュー記事を公開中です。激冷え簡易水冷GTX 1080搭載のBTO PC「G-Master Hydro Z170」 レビュー


BTO PCはPCケースから選ぶべき!
BTOというと一般的なメーカーが作るものよりも安上がりであることが1番の売りです。しかしながら安いということはどこかでコストカットがなされているはずなんですよね。一般的には、マザボと電源がコストカットの対象になっているという意見が多いです。別にコストカットが悪いとは言いません。実際にそれで総額が下がっていて購入者が満足しているので。とはいえ管理人が自作erとしてBTO PCで一番気になるのは、スリムであるとか何か特殊な形状でデザインを重視しているわけでもないタワー型なのにどう考えても拡張性的に将来性がないPCケースが採用されている点なんです。BTOと聞くだけで管理人が敬遠気味になってしまうのがこのせいでした。
もちろん換装という手段をとらず、スペックが不足したらマルッと買い換えちゃうぜなブルジョアには全く関係ない話なのですが、大多数のBTOユーザーは容量が足りなくなったらHDD・SSDを増設する、グラの重いゲームをヌルヌルプレイしたくなったらグラボを買い換える、もっとエンコで捗りたいならCPUとマザボをとっ変えますよね。
某掲示板でよく「○○を換装してみた」なんてスレが立って、まとめサイトで転載されていますが、
そもそもPCケースが意味不明なレイアウトだったりして難航するというケースも少なくありません。
そしてCPUにせよ、GPUにせよ最近では1年毎に新型が出て2年もすればほぼ陳腐化してしまう現状でPCケースは実はここ10年ほぼ変化がありません。実際は水冷ラジエーターへの対応、5インチベイの減少とかありますが正直ここ数年で完成形に達した印象です。
なら最初から拡張性の確保されたPCケースを採用するBTOで購入するのが賢い選択だと思いませんか?
前置きが長くなりましたが管理のおすすめBTOは、自作er界隈でも評価の高いFractal Design Define R5を使用した「サイコム G-Master Hydro Z170」です。
サイコム G-Master Hydro Z170の価格は?
最初にGTX1070搭載のBTO PCを選ぶうえでカスタマイズの基本的なお約束を紹介しておきます。以下の5項目を守ってカスタマイズしておけば基本的にBTO PCの購入で失敗することはありません。
- CPUについては4コア4スレッドのi5(6600や6600K)は4コア8スレッドのi7(6700や6700K)と比べてもPCゲームが目的であれば大きな性能差はありません。コスパを優先するならi5、高画質のプレイ動画を録画・配信もするならi7を選べばいいと思います。CPU型番の添え字については基本的に”K”なしのCPUで問題ありません。
- システムメモリはゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
- 電源容量は600~700Wもあれば問題ありません。変換効率もSilver以上なら問題なし。
- システムストレージ(WindowsOS をインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利、加えて HDDではなくSSD推奨です。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をイン ストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
- マザーボードは「Z170」とか「H170」とかチップセット名だけでなく「ASUS H170-PRO」
のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何か
トラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしていてユーザー数の多いASUSを選
ぶのが鉄板です。
さて上のお約束を守った構成ということで次の構成の価格を調べてみました。メモリは16GB、システムストレージは240GBのSSD、マザーボードはASRock製「Z170 Extreme4」、電源ユニットはCoolerMaster製「V750 Semi-Modular」、そしてCPUがi5 6500でのカスタマイズで計19.4万円となっています。またCPUを上位のi7 6700に変更した場合は21万円となります。

i5 6500とGTX1070搭載BTO PCで最安構成が19.4万と他社なら15~16万のBTOもある中で3~4万円ほど高くなっています。
参考記事:コスパ最強GTX1070搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
しかし高いのには理由があるということで裏を返せば本製品の売りとなる部分を紹介していきます。
【7月14日追記】
7月14日からGTX 1080グラフィックボードについても簡易水冷化カスタマイズが選択可能になりました。
GTX 1080搭載ということで上の基本構成からCPUのみをi7 6700にカスタマイズしてBTO PCの価格を算出したところ簡易水冷GTX 1080搭載BTO PCの価格は24万円となりました。ちなみにCPUをi5 6500に変更すると22.4万円になります。

こちらもやはり通常のGTX 1080搭載BTO PCよりも若干高くなっていますが冷却性の観点からは非常におすすめです。
冷却性能の高い簡易水冷グラボを採用
G-Master Hydro Z170の注目点の1つはグラボがGTX1070といっても簡易水冷化されている点です。
GTX1070以上のグラボになってくるとフル負荷時には80度を超えるのが当たり前になってきますが、下画像のようにグラボのクーラーを簡易水冷にすることでフル負荷でも50度前後で運用が可能になり、温度に余裕が生まれることでクロックの低下などもなくなるため非常に快適なゲームプレイが可能になります。
簡易水冷の効能はこちらの記事などを参考にしてください。

・MSI GTX 980Ti SEA HAWK の在庫情報(米尼も取扱開始)とCorsairによるレビュー。
あと簡易水冷を使う場合は基本的に吸気での使用をおすすめします。BTOの画像等では排気にしてるものも多いですが吸気にしても壊れませんし、むしろ排気にすることでパフォーマンスが下がることのほうが多いです。「冷える排気」の存在は否定しませんが「吸気よりも冷える排気」というのは中学高校レベルの熱力学的に考えても存在しません。詳細は次の記事を参考にしてください。
・自作PCで本格水冷や簡易水冷のラジエーターは排気か吸気どっちが冷えるの?
メーカーから排気の状態で送られてきたら吸気に変更したほうがいいと思います。
ただし、必ず吸気と排気でファンの数が釣り合うようにしてください。
コストカット対象になりがちなマザボと電源が高品質
次に注目する点はマザボと電源が良質なところです。上にも書いたようにBTOで一番コストカットの対象になるのは電源とマザボです。「マザボと電源なんて多少品質に劣っても、実用上の問題なんてないでしょ」という意見も一つの正解です。全てを理解した上で例えば「GTX1070を積んだ15万のBTOを買う」というなら賢い買い物だと思います。
しかしいざグラボを買い換える!となった時に「電源やマザーボードが足を引く自体は避けたい」「どのみち10万以上する買い物なんだからやっぱり隅から隅まで品質の良い物で揃えたい」そういう人にはマザボや電源にも拘って欲しいです。
そこでG-Master Hydro Z170のマザボはASRock製「Z170 Extreme4」です。

こちらも自作er界隈で評価の高い製品になっています。


PCI-Ex16スロットも3つ搭載でSLIやCrossFireXにも対応しているのでGTX1070をもう1枚買い足すもよし、GTX1080にアプデするもよしです。

最近流行のM.2スロットも搭載しているのでSumsung 950PROなどの超高速SSDへの換装も可能です。
・爆速”2500MB/s” Samsung 950 Pro SSD 512G をレビュー
・最速2.6GB/s 爆速M.2 SSD「OCZ RD400」シリーズが米尼で販売開始!

さらに電源も高効率GOLD認証のCoolerMaster製「V750 Semi-Modular」です。

こちらも自作er界隈で高評価なパーツです。


GTX1070はかなり省電力性能に優れたグラボなのでマルチGPUでも700~800Wの電源容量があれば十分安定動作可能になっています。
将来を見据えた高い拡張性を誇るPCケース
そして最後にして最大の売りは国内外で空冷から水冷まで幅広い支持を受けるPCケース「Fractal Design Define R5」を採用しているところです。
このケースは上でも書いたように圧倒的と言っても過言ではない高評価を得ています。


裏配線も完備でボトムの防塵フィルターも取り外しと洗浄が非常に容易です。


自作例もググれば腐るほど出てくるのでそれらを参考に非常に自由度の高いカスタマイズが可能です。
国内でも詳細なレビューが多数ありほぼ必要な情報が網羅されています。
・エルミタージュ秋葉原 – これで全てが分かる。Fractal Design「Define R5」徹底解説
・Fractal Designの静音ケース「Define」が進化、さらに静かに - AKIBA PC Hotline!
・【Fractal Design】DEFINE R5 レビュー - 趣味の工房

転載元:http://www.overclock.net/t/838683/fractal-design-case-club/13820#post_24874899
Define R5ならおしゃれ&ハイスペな本格水冷もできる
将来的には本格水冷に挑戦したい!という方にも前例が大量にあります。ラジエータの積載も公式が紹介しているのでわかりやすいのもいいです。


転載元:http://www.overclock.net/t/1558124/project-indigo-define-r5-watercooled-mod/10#post_24316326
国内でも本格水冷化したレビューさんがいるのでこちらも非常に参考になりますよ。
・fractal design PCケース「Define R5」レビュー(実勢価格判明,追記12/2) | おもひでほろほろ
(下画像転載元)

まとめ
ということで当ブログの管理人のBTO PC一押しは「サイコム G-Master Hydro Z170」でした。完全に一から自作するのは敷居が高いというユーザーはまずBTOから入るのもありですよ。サイコム G-Master Hydro Z170

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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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