連続読み書き 800~900MB/sを発揮するSD Express対応カードリーダー「SanDisk PRO-READER SD Express Dual Card(型番:SDDR-A451-GNPNN)」をレビューします。
「SanDisk PRO-Reader SD Express」とSD Expressメモリーカードを組み合わせることで、従来規格 UHS-IのSDメモリーカード環境と比較して、写真・動画の大容量データのコピー速度はどう変わるのか徹底検証していきます。
【機材協力:SanDisk】
製品スペックや保証条件
「SanDisk PRO-READER SD Express Dual Card(型番:SDDR-A451-GNPNN)」の製品スペック概要について簡単にまとめました。
外観・付属品
まずは「SanDisk PRO-Reader SD Express」の外観や付属品について紹介していきます。
紙製パッケージを開くと再生紙モールドに「SanDisk PRO-Reader SD Express」のメモリーカードリーダー本体とUSB Type-Cケーブルが収められています。
続いて「SanDisk PRO-Reader SD Express」のメモリーカードリーダー本体をチェックしていきます。
「SanDisk PRO-Reader SD Express」はグレーのアルミニウム製外装で覆われていて非常に頑丈です。SanDisk Professionalシリーズ製品らしい、重厚かつ質実剛健な見た目です。
メモリーカードスロット
「SanDisk PRO-Reader SD Express」には標準サイズと、小型サイズ microSDの2種類のメモリーカードスロットが実装されています。
SD Express規格としてはPCIE3.0x1帯域に対応し、USB 10Gbpsに変換してPC等のホスト機器と通信できます。
従来SD規格のUHS-Iに対しても後方互換があります。UHS-IIには非対応ですが、UHS-II対応メモリーカードにはUHS-Iとして動作する後方互換があるので、UHS-Iとして使用できます。

標準サイズのSDカードスロットは単純な挿し込み式で挿入した状態でも5mm程度、メモリーカードがはみ出します。
一方、microSDカードスロットはバネ仕掛け構造になっていて、奥まで挿し込むとロックされ、メモリーカードはスロットからはみ出しません。スロットの上下は若干窪んでいるので、カチっと鳴るまで1mm程度さらに押し込むとロックが解除され、2~3mm程度はみ出すのでそこを引っ張って取り外せます。

メモリーカードスロットの逆側、USB Type-Cポートの傍には書き込み保護ロックスイッチもあるので、ビデオカメラ等で録画した素材を誤って上書き・削除してしまうのを防止できます。

接続インターフェース
「SanDisk PRO-Reader SD Express」は金属外装の長辺側面にあるメーカーロゴから見てすぐ傍の短辺側面にUSBケーブルを接続するためのUSB Type-C端子が実装されています。
USB 20Gbpsに対応したUSB Type-Cケーブルが付属しているのでホスト側にUSB Type-C端子があれば各自でUSBケーブルを用意する必要はありません。
「SanDisk PRO-Reader SD Express」はUSB 5Gbps(旧USB3.2 Gen1)など下位規格への互換性もあるので変換アダプタやケーブルを用意すればPCのUSB Type-Aポートでも使用できます。
USB規格の名称や転送速度について簡単にまとめておきます。
現在、最新バージョンのUSB表記では世代/バージョン/リンク数といった分かり難い記載は消え、単純に”USB 10Gbps”のように接続帯域がそのまま記載されています。
| 最新の名称とロゴ パッケージ / コネクタ | 帯域 / 理論実効速度 | 旧名とロゴ | 技術仕様 | |
|---|---|---|---|---|
| USB2.0 | 480Mbps 48MB/s | |||
| USB 5Gbps | 5Gbps 500MB/s | USB3.2 Gen1 USB3.1 Gen1 USB3.0 | ||
| USB 10Gbps | 10Gbps / 1.2GB/s | USB3.2 Gen2 USB3.1 Gen2 | ||
| USB 20Gbps | 20Gbps / 2.4GB/s | USB3.2 Gen2x2 | ||
| USB 40Gbps | 40Gbps / 4.8GB/s | USB4 ver 1.0 USB4 Gen3x2 | ||
| USB 80Gbps | 80Gbps / 9.6GB/s | USB4 ver 2.0 USB4 Gen4x2 | ||
USB外付けストレージの実際の転送速度は?
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USB外付けストレージについては個別製品によって実際の性能は異なるものの、2025年現在、
- USB 5Gbps : 約480MB/s
- USB 10Gbps : 約1,100MB/s
- USB 20Gbps : 約2,100MB/s
のように、USB 20Gbpsまでは帯域理論値に近い転送速度を発揮できるようになっています。
一方、ASMedia製USB4コントローラ ASM2464PDを搭載した外付けSSDやエンクロージャー(変換ケース)が2025年に発売したばかりで、今のところ、USB 40Gbps外付けストレージの実効性能は最大4.0GB/s程度です。
持ち運びの便利さ、物理的な耐久性
「SanDisk PRO-Reader SD Express」の製品寸法は縦60mm×横115mm×厚さ17.8mmです。少し厚みの大きい、小型スマートフォンくらいのサイズ感です。
「SanDisk PRO-Reader SD Express」の重量は約181gです。筒状のアルミニウム金属製外装が採用されているので重量は大きめです。
SD Expressに対応するメモリーカードリーダーがまだ市場に少ないので、同規格対応製品としての評価は難しいのですが、microSD対応カードリーダー、もしくは標準サイズにも対応するマルチカードリーダーとしてはかなり大きいサイズです。

「SanDisk PRO-Reader SD Express」は金属製外装なので非常に頑丈です。角はラウンド状になっているので手で握っても角張った感じはなく、天面と側面にはスリットもあるので手で持って滑る感じもありません。
ただし、底面も天面とほぼ同じ形状ですが、四隅には滑り止めのゴム足もあるので、傾きのある場所に置いても簡単に滑り落ちることはありません。
PRO-DOCK 4に対応
「SanDisk PRO-Reader SD Express」は単独でもUSB接続のSD Expressメモリーカードリーダーとして使用できますが、同じSanDisk Professionalシリーズ製品のPRO-DOCK 4というThunderbolt3ドックと組み合わせ、増設アタッチメントとしても使用できます。
メモリーカードリーダーの検証機材
「SanDisk PRO-Reader SD Express」の各種検証を行うテスト環境を紹介します。
テストベンチ機の詳細
PCIE4.0/5.0に対応するAMD Ryzen 9 7950X&GIGABYTE X670E AORUS MASTERなどで構成されているベンチ機を使用しました。構成の詳細は下記テーブルの通りです。
| SSDテストベンチ機の構成 | ||
|---|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 9 7950X | レビュー |
| CPUクーラー | Fractal Design Celsius S36 | レビュー |
| Noctua NF-A12x25 PWM | レビュー | |
| システムメモリ | G.Skill Trident Z5 Neo F5-6000J3038F16GX2-TZ5N DDR5 16GB×2=32GB | レビュー |
| マザーボード | GIGABYTE X670E AORUS MASTER | レビュー |
| ビデオカード | PNY GeForce RTX 4090 24GB XLR8 Gaming VERTO EPIC-X RGB OC 3FAN | レビュー |
| システムストレージ | Samsung SSD 990 PRO 1TB | レビュー |
| OS | Windows 11 Pro 64bit 22H2 | |
| 電源ユニット | Corsair HX1500i 2022 | レビュー |
| ベンチ板 | STREACOM BC1 | レビュー |
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システムメモリの検証機材には、Ryzen 9000シリーズでも引き続きOCメモリのスイートスポットとアピールされている、メモリ周波数6000MHz/CL30の低レイテンシなメモリOCに対応した「G.Skill Trident Z5 Neo(型番:F5-6000J3038F16GX2-TZ5N)」を使用しています。
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検証ストレージの設定
検証に使用するメモリーカード
メモリーカードリーダーの検証には当然ですが、対応するメモリーカードが必要なので、今回の検証ではSD Expressメモリーカードとして「Nextorage microSD Express メモリーカード Gシリーズ EX 1TB」を使用しています。

Nintendo Switch 2で検証した詳細レビューも公開中なので参照してみてください。

検証ストレージの接続場所と接続帯域
検証機材に使用しているマザーボード GIGABYTE X670E AORUS MASTERのリアI/OにはUSB 20Gbpsに対応したUSBポートがあります。
USBモバイルストレージ側の最大帯域がUSB 20Gbps以下、USB 10Gbps(旧 USB3.2 Gen2)やUSB 5Gbps(旧 USB3.0)など下方互換で対応できる製品は基本的にこのUSBポートに接続して検証しています。
オーバースペックにはなりますが、上記USBポートとモバイルストレージの接続には、USB 80Gbps対応で長さ1.2mのType-Cケーブル「Club 3D CAC-1570」を使用しています。
Club 3D製のUSB/ビデオケーブルは高品質なので、品質や通信の安定性重視でケーブル選びに迷ったら特にオススメです。
検証ストレージのフォーマットについて
Windows OS機能でモバイルストレージをexFATにフォーマットする際、アロケーションユニットサイズを指定できます。
当サイトのレビューでモバイルストレージを検証する場合、特に補足がなければ、exFAT形式、アロケーションユニットサイズは512KBに統一し、検証前に再フォーマットしています。
Windows11によるフォーマットの既定アロケーションユニットサイズはストレージ容量によって変わるのですが速度重視で2TB容量の既定サイズで統一しています。

さらに詳しく
例えば1KBサイズのテキストファイルを4つ保存する場合、アロケーションユニットサイズが4KBだと、実際には16KBの容量を使用します。アロケーションユニットサイズが512KBなら2MBです。
アロケーションユニットサイズが小さい方が物理容量を最大限使用できます。
一方、モバイルストレージで一般的なexFAT形式の場合、4KBなど小さくすると、特にランダム性の高い書き込みアクセスにおいて大幅な速度低下が発生する傾向があります。*逆に速くなるケースもあるものの、頻度も程度も小さい
Windows OSの内蔵ストレージの場合、単純なシングルボリュームならNTFS形式かつアロケーションユニットサイズ 4KBで問題ありません。*RAID0ボリュームを構築する場合は、アロケーションユニットサイズ128KB~1MBに大きくした方がCDMの連続スコアが伸びやすかったりします。
ベンチマークソフトで検証
「SanDisk PRO-Reader SD Express」の基本的な性能をベンチマークソフトで検証しました。
ストレージベンチマークを代表する1つ、CrystalDiskMarkで「SanDisk PRO-Reader SD Express」の性能を検証しました。
CrystalDiskMarkのバージョンは8.0.4、設定はデータサイズ 1GiB、プロファイル defaultです。
SD Expressで理想的な性能を発揮
「SanDisk PRO-Reader SD Express」は、SD Expressに対応したメモリーカードを組み合わせることで、CrystalDiskMarkベンチマークスコアは連続読み出し 830MB/s、連続書き込み 700MB/sを発揮できます。
環境依存で若干差は出ますが、SD Express(NVMe PCIE3.0x1)の接続帯域として理想的な性能を発揮するカードリーダーです。*メモリーカード自体の性能、カードリーダーとの相性、Intel/AMD環境の違いや接続するUSBポートで性能は多少変わります
ちなみに任天堂ライセンス商品ですが流石に同社製SD Expressカードとの相性は良く、「SanDisk microSD Express Card 256GB for Nintendo Switch 2」を組み合わせると連続読み出し 900MB/sというさらに高速なスコアでした。

UHS-IやUHS-IIとの互換性
ただし、UHS-II自体には対応していないので、UHS-II対応メモリーカードを使用した場合は、それぞれが後方互換で動作し、UHS-I規格に準拠した性能になります。
DDR200モードにも限定的に対応
UHS-I対応メモリーカードやカードリーダーは一般的にSDR104という通信規格で動作し、連続読み書きは90MB/s程度になりますが、「SanDisk PRO-Reader SD Express」はDDR200等の名前で呼ばれる、少々特殊な通信規格にも対応しているようです。
SanDisk Extreme microSDなど対応メモリーカードリーダーと組み合わせた場合に100MB/s以上、最大200MB/sに対応するようなメモリーカードを使用すると、連続読み出し 160MB/s、連続書き込み 100MB/sのようにベンチマークコアが上昇し、実際のファイルコピーも高速になりました。
SanDisk Extreme microSDの場合、同社のSanDisk QuickFlow microSDカードリーダー(SDDR-B731-JN6NN)を組み合わせると、連続読み出し 190MB/s、連続書き込み 130MB/sを発揮できます。
同じPRO-ReaderシリーズでもSD and microSD版(SDPR5A8-0000-GBAND/E)のほうは、SanDisk Extreme microSDの理想性能を発揮できるようなので、SD Express版が単純に上位互換でないのは少々残念でした。

データコピー性能を検証
カメラ、スマートフォン用メモリーカードの性能評価で重要項目となるデータコピーにおける読み出し・書き込み性能を実際の写真・動画データを使用して検証しました。
検証にはフルサイズミラーレス一眼カメラの写真・動画データを想定して、10GBの動画ファイルが5つ入った約50GBの動画フォルダ、10MB~20MBの画像ファイル 2,000枚弱が入った約30GBの写真フォルダの2種類を使用しています。

コピー検証の具体的な手順
コピー検証の具体的な手順を説明します。
- 検証ストレージをフォーマットして十分に放置
- 最初に検証ストレージへのコピー書き込みを行う
- 各テストデータの書き込み後、毎回、10分間のインターバルを置く
- 全てのテストデータを書き込んだら、コピー相手のSSDをフォーマット
- 同様に10分間のインターバルを置いてから、コピー読み出しを行う
空き容量依存のSLCキャッシュ容量やSLCキャッシュ開放速度といったSLCキャッシュ構造は製品によって異なります。
実用シーンでは容量の使用状況によって書き込み性能は今回の検証結果と変わる可能性があります。
コピー相手のSSDについて
データのコピーにおいては当然ですが、元データのあるストレージの読み出し性能とコピー先の書き込み性能の両方が重要になります。
検証ストレージのコピー相手、書き込み先/読み出し元となるストレージが必要なので、コピー相手にはPCIE5.0x4接続に対応したCrucial T700 2TBを使用しています。

コピー相手のSSDは独立したCPU直結PCIE5.0x4レーンに接続されているので、PCIE接続帯域がコピー速度のボトルネックになることはありません。
コピー相手SSDのCrucial T700 2TBは十分にSLCキャッシュ容量が大きく、開放も速いので読み出し、モバイルストレージ相手のコピー検証において、読み書き共にボトルネックになることはありません。
動画フォルダのコピー(10GB×5)
「SanDisk PRO-Reader SD Express」で50GBの動画フォルダのコピー速度を検証しました。
動画ファイルは1つ1つのファイルがGB単位の大容量なので実際のコピーではCrystalDiskMarkベンチマークでいうと連続読み出し・連続書き込み性能が重要になります。
動画フォルダのコピー読み出しにおいて、「SanDisk PRO-Reader SD Express」によるコピー時間は79秒ほど、読み出し速度は661MB/s程度です。

動画フォルダの書き込み性能について
動画フォルダのコピー書き込みにおいて、「SanDisk PRO-Reader SD Express」によるコピー時間は158秒ほど、書き込み速度は330MB/s程度です。
メモリーカード側の製品仕様が理由でCDMスコアに比べて伸び悩んでしますが、一般的なUHS-I規格のSDメモリーカード環境より4倍程度も高速です。

今回組み合わせたメモリーカードはPC内蔵SSDのようにSLCキャッシュ機能が採用されています。
SD Expressなら本来、書き込みでも500~600MB/s程度の書き込み速度が出るはずですが、空き容量に依らず静的に確保される固定容量 20GBを超えると書き込み速度が280MB/s程度まで下がるので、50GBの動画フォルダをコピーした時の書き込み速度が330MB/s程度に留まっています。

写真フォルダのコピー(30GB, Files:2K)
「SanDisk PRO-Reader SD Express」で30GBの写真フォルダのコピー速度を検証しました。
画像ファイル1つ1つは先の動画ファイル1つに比べると大幅に小さいですが、高解像度なミラーレス1眼カメラで撮影したJPEG撮って出し画像の場合、1枚が10~20MB程度なのでやはりCrystalDiskMarkベンチマークでいうと連続読み出し・連続書き込み性能が重要になります。
写真フォルダのコピー読み出しにおいて、「SanDisk PRO-Reader SD Express」によるコピー時間は51秒ほど、読み出し速度は609MB/s程度です。
ファイル数が多いもののほぼシーケンシャル読み出し的なアクセスなので、先の動画フォルダのコピー読み出し同様にUHS-I環境に対して8倍近く高速で、SD Expressとして理想的な性能です。

レビューまとめ
最後に「SanDisk PRO-Reader SD Express」を検証してみた結果のまとめです。
- SD Expressメモリーカードに対応(NVMe PCIE3.0x1)
- 標準サイズとmicroSDの2スロットを搭載
- SD ExpressとUSB 10Gbpsで理想的な連続読み出し 900MB/s
- データコピーでUHS-IのSDカードより8倍も高速
- 書き込み保護ロックスイッチを搭載
- 縦60mm×横115mm×厚さ18mm、重量 180g
- 外部電源不要なUSB端子からのバスパワー駆動
- メーカー正規保証期間は3年間
- 2つのメモリーカードスロットは同時に使用できない
- UHS-IIには非対応(UHS-I互換で動作は可能)
- 一般的なマルチカードリーダーと比べるとサイズは大きい
- 金属製外装のため180g程度と重量は大きめ
- USB Type-Aポートと接続するには別途、変換アダプタ等が必要
「SanDisk PRO-Reader SD Express」はNVMe PCIE3.0x1帯域のSD ExpressメモリーカードをUSB 10Gbpsに変換してPCと接続できるメモリーカードリーダーです。
組み合わせて使用するSD Expressメモリーカードの性能が十分なら、CrystalDiskMarkベンチマークで連続読み出し 800~900MB/sという高速性能を発揮できます。
800MB/s程度の連続性能を安定して発揮できるSD Expressメモリーカードを組み合わせれば、UHS-I規格のSDメモリーカード環境と比較して、「SanDisk PRO-Reader SD Express」は8倍も高速に動画や写真のデータをPCへ転送できます。
最新スマホやGoProなど高画質アクションカメラで4K+の超高解像度な動画を撮影した場合、1時間で動画ファイルのサイズは約50GBに達します。
撮影時の性能としてはUHS-I規格(V30対応)のSDカードでも十分ですが、撮影データを編集するためにいざPCへ転送となると、UHS-I規格なら1時間の動画データ転送に10分以上もかかるところ、SD Expressなら1分半程度で完了してしまいます。
最新スマホやGoProなど高画質アクションカメラで大量の動画、写真を撮影して、Vlogをしているクリエーターにとって、撮影機器側がSD Expressに対応していなくても、PCへ転送する段階で作業をよりスムーズにしてくれます。
費用対効果も検討する必要はありますが、時間効率が重要になるプロのクリエイターにとっては地味に強力なツールだと思います。
以上、「SanDisk PRO-Reader SD Express」のレビューでした。
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