フルHD解像度のPCゲーミングに最適なミドルクラスGPU「NVIDIA GeForce GTX 1060」のグラフィックボードを搭載したゲーミングBTO PCのおすすめ機種について各社製品の価格や構成パーツの比較から徹底解説。ただおすすめ機種をリストアップするだけでなく、読者が一人でも簡単にBTO PCのカスタマイズが可能なカスタマイズ指南も交えて説明していきます。
・GTX 1660 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
目次
1.はじめに – GTX 1060搭載BTO PCについて
2.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
3.GTX 1060搭載のBTO PCの簡易紹介
4.GTX 1060搭載BTO PCのカスタマイズ指南
5.パーツを揃えてGTX 1060搭載BTO PCを価格比較
6.おすすめGTX 1060搭載BTO PCのまとめ
はじめに – GTX 1060搭載BTO PCについて
2016年7月の発売以来、メインストリームなフルHD解像度のPCゲーム環境を牽引しているNVIDIAの最新GPU Pascal第三弾「GeForce GTX 1060」を搭載したBTO PCが各社からリリースされています。GTX 1060は前世代でトップシェアを誇ったGTX970を超える性能でありながらGTX 970よりも低消費電力かつほぼ同等の価格帯というまさに次世代の名に相応しいミドル帯GPUです。
GTX 1060搭載グラフィックボードを使用した高画質PCゲーム各種のフルHD・高画質設定におけるベンチマーク結果は次のようになっています。
ベンチマーク測定を行ったタイトルは、The Division(プリセット:高)、Grand Theft Auto V(グラフィック設定)、Assassin’s Creed Syndicate(プリセット:高)、Mirrors Edge Catalyst(プリセット:最高)、The Witcher3(グラフィック設定)、Dark Souls III(最高設定)、Deus Ex: Mankind Divided(DX11、High設定、AAなし)、Rise of the Tomb Raider(高設定、FXAA、DX12)、BattleField1(最高設定、DX11)、TitanFall2(グラフィック設定)、Gears of War 4(最高設定)以上の11タイトルです。
NVIDIA GeForce GTX 1060であれば最新の高画質PCゲームでもフルHD解像度、高画質設定で60FPSで安定してプレイ可能になっています。
GTX1060はグラフィックボード単体で見て2.5~3.5万円と高画質PCゲームをフルHD解像度で遊ぶなら非常にコストパフォーマンスに優れたGPUです。GTX1060を搭載したBTO PCも最安10万円からのモデルもあり、GTX 1060で初めてのPCゲーム用BTO PCの購入を検討しているユーザーも多いのではないでしょうか。
どこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、GTX1060搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。
BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。
BTOPCメーカーの特徴比較 | ||||
グラフィックボードのモデル | PCケース | マザーボード | 納期 | |
サイコム | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
TSUKUMO | 固定 | 自社オリジナル | 固定 (ほぼASUS製) |
|
ドスパラ | 固定 | 自社オリジナル | 固定 | ◎: 最短当日 |
PCショップアーク | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
パソコン工房 | 固定 | △:自作向ベースのオリジナル | 固定 | |
マウスコンピューター |
固定 | △:自作向ベースのオリジナル | 固定 | 〇:翌営業日出荷 サービスあり |
・TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
GTX 1060搭載のBTO PCの簡易紹介
1.PCショップアーク
PCショップアークではGTX 1060グラフィックボードを選択可能なBTO PCとして、自作PC向けの高品質で拡張性の高いPCケースを使用したコンセプトモデルが展開されており、カスタマイズ自由度も高いので、基本的にPCケースの好みで選択していけばOKです。GTX 1060が選択可能で比較的安価なモデルとしては「CROYDON Antec P5」や「
CROYDON Corsair Carbide 88」がラインナップされています。
CPUはCore i3、Core i5、Core i7から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。GTX 1060グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。
その他にも最新PCケースが採用されたモデルとして、NZXT H500をベースにした「CROYDON NZXT H500」、NZXT H700をベースにした「
CROYDON NZXT H700」、Fractal Design Meshifyをベースにした「
CROYDON Fractal Design Meshify」などがラインナップされており、カスタマイズからGTX 1060を選択できます。PCケースをスタート地点にして、自作PCシミュレーター的なBTO PCが構築できるショップです。
2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer
ツクモeX.computerからはGTX 1060搭載BTO PCとして、スタンダードタワーPCの「G-GEAR」、フルタワーPCの「
G-GEAR neo」、コンパクトPCの「
G-GEAR mini」からCPU&チップセット別で複数モデルがリリースされています。CPUにはIntel第8/9世代のCore i5とCore i7とCore i9のいずれも選択可能です。ASUS製の高耐久ゲーミングマザーボード「ASUS TUF Z390-PLUS GAMING」や「ASUS TUF Z370-PLUS GAMING」などが採用されているところも魅力的です。
GTX 1060はミドルクラスのコストパフォーマンス重視なグラフィックボードなので、CPU&マザーボードにもコスパ重視なCore i5とH370チップセット搭載マザーボードを採用している「G-GEAR GA5J-B180/T」(H370)に的を絞って紹介します。マザーボードには市販されている定番モデル「ASUS PRIME H370-A」が採用されています。GTX 1060グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。デフォルトではGTX 1060が3GB版なので6GB版にカスタマイズ推奨です。
あと最新高画質PCゲームやVRゲームにも対応可能なミドルクラスGPUのGeForce GTX 1060のモバイル版を搭載する容積2.7LのスーパーコンパクトゲーミングBTO PC「」も発売されています。標準デスクトップ版のGTX 1060よりは性能が下がりますが、コンパクトさを重視するのであれば要チェックなゲーミングPCです。 G-GEAR alpha
TSUKUMOからは上で紹介したモデル以外にもGTX 1060搭載BTO PCとして、Intel Core i7 8700K&Z370チップセット搭載モデルやAMD 第2世代 Ryzen搭載モデルなどもラインナップされています。TSUKUMOではCPU別とGPU別で縦横軸分類表で各モデルが紹介されています。詳しくは『TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
3.パソコン工房
パソコン工房からはGTX1060搭載BTO PCとしてミドルタワーケースで拡張性の高い「LEVEL∞ R-Class Core i5 9600K版」、ミニタワーPCケース採用の「LEVEL∞ M-Class Core i5 8400版(Core i3 8100版)」、コンパクトPCケースの「LEVEL∞ C-Class Core i5 8500版」(PCケース詳細)の3機種がラインナップされています。GPUについてはGTX 1060 6GBとGTX 1060 3GBの両方がラインナップされていますが、GTX 1060 6GB搭載モデルがおすすめです。CPUについてはIntel第8/9S世代のCore i3からCore i7までを搭載したモデルがそれぞれラインナップされているので自由に選択可能です。当サイトとしてはCPUにCore i5 8500を選択可能で安価な「LEVEL∞ M-Class Core i5 8400版」をチェックしていきます。マザボや電源に型番不明の廉価なパーツを使っているのが気になるところ。カスタマイズの幅もさほど広くありませんが価格面では強いです。GTX 1060グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
4.サイコム
サイコムではGTX1060搭載BTO PCとしてIntel第8/9世代CoffeeLake-S CPUと安価なH370マザーボードを組み合わせたスタンダードなミドルタワーPC「」など複数のシリーズでカスタマイズ項目からGTX 1060を選択可能になっています。他社と違ってGTX1060搭載のデフォルト構成がリストアップされていないのが特徴です。CPUはCore i3、Core i5、Core i7から自由に選択可能であるなど、カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。GTX 1060グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。またOSがデフォルトでカスタマイズに入っていないので追加を忘れないように注意してください。 G-Master Mace H370
拡張性やメンテナンス性に優れたPCケースと安価なH370マザーボードを採用している「」に的を絞って紹介します。このBTO PCではFractal Designというメーカーの自作er界隈で非常に評価の高いPCケースを採用しているのがポイントです。 G-Master Mace H370
5.ドスパラ
ドスパラからはGTX1060を搭載しIntel第8/9世代CoffeeLake-S CPUと安価なH370マザーボードを組み合わせたゲーミングBTO PCとして、CPUがCore i5 8500のミニタワーPC「GALLERIA DT」、CPUがCore i7 8700のスタンダードなミドルタワーPC「」、TVラックにも設置可能なスリムPCの「 GALLERIA XT
GALLERIA ST」などがラインナップされています。GTX 1060グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。マザーボードや電源の詳細が不明なのが悩ましいところですが、”当日で出荷可能、カスタマイズしても翌日”という驚愕の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。
あと最新高画質PCゲームやVRゲームにも対応可能なミドルクラスGPUのGeForce GTX 1060のモバイル版を搭載する容積2.7LのスーパーコンパクトゲーミングBTO PC「GALLERIA Mini 1060」もドスパラから発売されています。標準デスクトップ版のGTX 1060よりは性能が下がりますが、コンパクトさを重視するのであれば要チェックなゲーミングPCです。詳細なレビュー記事も公開中なので参考にしてください。
・GTX 1060搭載で容積2.7LのスーパーコンパクトPC「GALLERIA Mini 1060」をレビュー
6.マウスコンピューター
マウスコンピューターについてはGTX 1060搭載モデルはGTX 1060 3GB版のみの取り扱いとなっているので注意してください。6GBに比べて1割程度性能が低くなっています。
マウスコンピューター G-TuneのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、若干廉価なミニタワーケース採用「NEXTGEAR-MICRO (B360)」(PCケース詳細)、中堅モデルでミドルタワーケース採用の「NEXTGEAR (Z390)」(PCケース詳細)、高級品の「MASTERPIECE (Z390)」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成に加えて、コンパクトキューブ「LITTLEGEAR B360」(PCケース詳細)の4バリエーションとなっています。
これら4バリエーションのうちGTX 1060搭載かつIntel第8/9世代CoffeeLake-S CPUと安価なマザーボードの組み合わせが採用されているBTO PCは「NEXTGEAR-MICRO (B360)」と「LITTLEGEAR B360」の2機種になっています。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。一部のモデルではオプション料金+2000円がかかりますが対象製品は翌営業日出荷と納期も速いのが特徴です。GTX 1060グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。
GTX 1060搭載BTO PCのカスタマイズ指南
一口にGTX 1060搭載BTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージなどその他の部分で製品スペックには各社で違いがあります。それによって価格が上下するのでそのまま価格比較を行っても公平ではありません。そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。
(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)
GTX 1060搭載BTO PCの価格比較を行う前に、購入を検討している人が理解しておくべきGTX 1060を搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法や予備知識を簡単に紹介しておきます。
GTX 1060搭載BTO PCのカスタマイズについては「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。
これら5つの適切な選び方さえ知っていれば記事の更新や閲覧のタイミングでは下の価格比較通りにならないかもしれませんが、そのときは解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。
- CPUについては4コア4スレッドのCore i3(8100や8300)と6コア6スレッドのCore i5(8400や9600K)は、上位モデルで6コア12スレッド/8コア8スレッドのCore i7(8700や9700K)と比べてもGTX 1060ユーザーがメイン層となるフルHDのPCゲームが目的であれば大きな性能差はありません。GTX 1060搭載BTO PCを狙うのであれば、コスパを優先してCore i3 8100やCore i5 8400がおすすめです。CPU型番の添え字については基本的に”K”なしのCPUで問題ありません。
- システムメモリはゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
- 電源容量は500W以上で問題ありません。変換効率は特に気にしなくていいと思います。予算が許すなら自作PCパーツとして一般販売されている電源を選ぶのもおすすめです。
- システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。
PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利、加えてHDDではなくSSD推奨です。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
- マザーボードは「Z390」や「H370」などチップセット名だけでなく「ASUS Prime H370-A」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしていてユーザー数の多いASUSを選ぶのが鉄板です。
なおIntel第8世代CoffeeLake-S CPUを搭載するBTO PCではマザーボードのチップセットがZ390、H370、B360、H310の4種類がありますが、Core i7 9700KなどK付きCPUと組み合わせる場合を除けば、基本的にあ安価なH370など下位チップセットでも問題ありません。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。あと、これからゲーム用PCを購入するならOSはWindows10 Home 64bitの一択です。
グラフィックボードや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
・おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
・おすすめSSDまとめ。QLC/TLC/MLCやNVMe/SATA3.0など最新SSD事情を解説
・自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
パーツを揃えてGTX 1060搭載BTO PCを価格比較
上で紹介したカスタマイズ指南を念頭において、下の表の基本パーツ構成に準拠した状態で可能な限りスペック的には公平にして各社のGTX 1060搭載BTO PCの価格を比較します。
価格比較用のパーツ構成 | |
OS | Windows10 Home |
CPU | Intel Core i5 8500 |
メモリ | 16GB (8GB*2) |
グラボ | GTX1060 |
システムストレージ | SSD 240GB |
データストレージ | なし(実際の購入に際しては 480GB以上のSSDが推奨) |
電源 | 500W、Gold認証 |
その他付属品 | なし |
比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは480GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに480~512GBのSSDの価格相場は1.2万円程です。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。
BTOメーカー | 型番 | 電源 | マザーボード | 価格 |
PCショップアーク
CPUがCore i5 8600 |
CROYDON CY-IC6B36M-C![]() |
Antec NeoECO 650W Gold |
ASRock B360M Pro4 Micro-ATX |
16.4万円 |
TSUKUMO | GA5J-B180/T ![]() |
Corsair TX550M 550Q Gold |
ASUS PRIME H370-A ATX |
15.0万円 |
パソコン工房 | LEVEL-M0B6-i5-RNA-K![]() |
500W Gold |
ASRock B360M (一般販売なし) Micro-ATX |
14.9万円 |
サイコム
CPUがCore i5 8400 |
G-Master Mace H370![]() |
Antec NeoECO 650W Gold |
ASRock H370 Pro4 ATX |
14.6万円 |
ドスパラ | ![]() |
AcBel PCB010 700W Gold |
Z370(型番不明) Micro ATX |
14.7万円 |
マウス コンピューター GTX 1060 3GB版 |
NEXTGEAR-MICRO im610SA1-C ![]() |
500W Gold |
B360(型番不明) Micro ATX |
14.7万円 |
おすすめGTX 1060搭載BTO PCのまとめ
構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて簡単にまとめます。
- PCショップアークはマザーボードと電源も自作PC向けに一般販売されている高品質なものになっています。PCケースも自作er界隈で評判のいい製品です。カスタマイズも豊富ですが他社と比べて若干高価になっています。
- TSUKUMOはパーツの品質は良いですし、価格も比較機種中で最安値です。あえて欠点を上げるとすれば、デフォルト設定の電源ユニットが一般に販売されているものではないこと、自社製のよくわからないPCケースを採用している点だと思います。
- パソコン工房は電源やマザーボードが廉価パーツを採用していますが、GTX 1060搭載BTO PCとしては最安値クラスになっています。価格重視なら検討してみてもよいと思います。
- サイコムについてはPCショップアークと同じ傾向のBTO PCになっており、CPUにCore i3やCore i5も選択できて、安価なので上位互換な印象です。PCケースの拡張性も高くて各パーツも素性がはっきりしていて魅力的です。品質、カスタマイズ性に優れたBTOになっています。
- ドスパラは電源・マザボ共に型番不明なのが気になります。ただ「当日出荷可能、カスタマイズしても翌日」という納期に関する面では頭一つ飛び抜けています。早く欲しいということであればかなり有力な候補でしょう。
- マウスコンピューターについてはGTX 1060 3GB版がデフォルトで搭載されておりカスタマイズからも変更できないので注意してください。
当サイトの結論としては安価で構成パーツも高品質な「TSUKUMO G-GEAR GA5J-B180/T」がおすすめです。自社オリジナルのPCケースは自作er目線では微妙ですが、マザーボードが「ASUS PRIME H370-A」であったり素性が明るく品質のいいものが選ばれており、安価なモデルになっています。予算に余裕があれば電源ユニットもカスタマイズから市販製品へアップグレードすると静音性の改善が狙えます。
今後の拡張・増設にも備えてPCケースの使い勝手もこだわるなら「」もおすすめです サイコム G-Master Mace H370
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