GTX1080搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較



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価格改定で手を伸ばしやすくなったハイエンドGPU「NVIDIA GeForce GTX 1080」を搭載したゲーミングBTO PCのおすすめ機種について各社製品の価格や構成パーツの比較から徹底解説します。ただおすすめ機種をリストアップするだけでなく、読者が一人でも簡単にBTO PCのカスタマイズが可能なカスタマイズ指南も交えて説明していきます。



【2018年10月16日】
当記事ではIntel 第8世代CoffeeLake-S CPUを搭載したBTO PCをメインに紹介していますが、18年10月現在、新たにIntel 第9世代CoffeeLake Refresh-S CPUを搭載したBTO PCがリリースされており、個別記事でまとめています。
Intel第9世代Core i9 9900K搭載のおすすめBTO PCを徹底比較
Intel 9th Gen Core CoffeeLake Refresh_press_top


目次


1.はじめに - GTX 1080搭載BTO PCについて
2.簡易水冷GTX 1080搭載のBTO PCがおすすめ
3.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
4.GTX 1080搭載のBTO PCの簡易紹介
5.GTX 1080搭載BTO PCのカスタマイズ指南
6.パーツを揃えてGTX 1080搭載BTO PCを価格比較
7.おすすめGTX 1080搭載BTO PCのまとめ



はじめに - GTX 1080搭載BTO PCについて

2016年5月に解禁されて以来、一般ユーザーでも手を伸ばしやすいハイエンドGPUとして親しまれているNVIDIAの次世代GPU Pascal第一弾「GeForce GTX 1080」を搭載したBTO PCが各社からリリースされています。
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GTX 1080は高性能&低消費電力とまさに次世代のGPUの名に相応しいものに仕上がっています。かくいう管理人も早速GTX 1080を購入していろいろとGTX 1080のレビューを行っています。
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GTX 1080を搭載したグラフィックボードの実ゲームにおける性能を簡単に紹介しておきます。
最新の高画質PCゲーム各種についてほぼ最高設定でフルHDとWQHDをプレイした時のGTX 1080のベンチマーク結果は次のようになっています。
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ベンチマーク測定を行ったタイトルは、The Divisionグラフィック設定)、Grand Theft Auto Vグラフィック設定)、Assassin's Creed Syndicate(最高設定、FXAA)、Mirrors Edge Catalyst(ハイパー設定)、The Witcher3(最高設定)、DARK SOULS III(最高設定)、Deus Ex: Mankind Divided(プリセット:VeryHigh、AAなし)、Rise of the Tomb Raiderグラフィック設定)、Battlefield 1(最高設定)、Gear of War 4(最高設定)以上10タイトルです。

NVIDIA Geforce GTX 1080は前世代のフラッグシップであるGTX 980tiやその後継となるGTX 1070よりも20%程度高性能なので、最新の高画質PCゲームのフルHD解像度・最高設定を60FPSオーバーの高リフレッシュレート液晶モニタで遊んだり、WQHD・最高設定を60FPS前後で安定してプレイが可能になっています。
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そんな高性能GPUであるGTX1080搭載BTO PCを狙っている非自作erとしてはどこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、GTX 1080搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。


なお2018年現在、GTX 1070の上位モデルでGTX 1080に対しては下位モデルに当たるGTX 1070 Tiが登場したことにより、一部のBTO PCショップではIntelの最新CPUである第8世代CoffeeLake-Sを搭載したBTO PCではGTX 1080を組み合わせたモデルが廃止されてGTX 1070 Tiに置き換わっていることがあります。
18年最新PCゲームであってもフルHD解像度の最高グラフィック設定についてはGTX 1070 Tiで性能的には十分なので、フルHD環境でゲーミングBTO PCを検討しているのであればGTX 1080搭載BTO PCの代わりに若干安価なGTX 1070 Ti搭載BTO PCも選択肢に加えてみてもよいと思います。
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GTX 1070 Ti搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
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この記事では17年後半に発売した最新CPUのCoffeeLake-Sに対応したBTO PCから抜粋して価格比較を上で行っていますが、18年初頭においてはまだ多くのBTO PCショップでは前世代KabyLake-S CPUを搭載した旧モデルが併売されています。CPU単体の同価格帯製品比較ではCoffeeLake-Sでコアスレッド数が増えているのでCPU性能は上がっていますが、PCゲームへの影響は軽微なので、価格を優先するのであれば若干安価なKabyLake-S CPU搭載BTO PCから選択してもよいと思います。旧製品が気になる場合はKabyLake-Sに対応した旧おすすめBTO PCリストのバックアップをこちらで公開しています。



簡易水冷GTX 1080搭載のBTO PCがおすすめ

サイコムから発売されている、同社が独自に簡易水冷化したGTX 1080グラフィックボードを搭載するG-Master Hydroシリーズも非常におすすめです。
下のグラフはGeForce GTX 1080 Tiの例ですが簡易水冷クーラーであればラジエーターの設置スペースを確保する必要があるもののコア温度は50度前後で運用が可能になります。(詳細はこちらの記事で) グラフィックボードの場合、空冷と比較して簡易水冷の冷却性能と静音性は抜群に優秀なので高性能なGPUを搭載するBTO PCを購入するなら、簡易水冷の導入を検討する価値は十分にあります。
グラフィックボードの簡易水冷比較DSC00345

G-Master Hydroシリーズの主だった製品としてはIntel第8世代CoffeeLake-S CPU採用のPCケースのサイズ別で、PCケースに高い拡張性を誇るロングセラーな名機「Fractal Design Define R5」を採用しているミドルタワーBTO PC「G-Master Hydro Z370」、同じくFractal Design製でコンパクトな「Fractal Design Define Mini C」を採用するマイクロタワーBTO PC「G-Master Hydro Z370-Mini」、Mini-ITX対応でウルトラコンパクトな「Phanteks Enthoo Evolv ITX」を採用する「G-Master Hydro Z370-ITX」などがラインナップされています。


その他にも、G-Master Hydro Z370のCPUクーラーを360サイズの特大簡易水冷にアップグレードした上位モデル「G-Master Hydro Z370 Extreme」、マルチスレッド性能とコストパフォーマンスでIntel CPUを上回るAMD 第2世代Ryzen CPUを搭載する「G-Master Hydro X470A」、10コア以上のエンスー向けCPUが選択可能で高画質プレイ動画の編集&配信も余裕で行える「G-Master Hydro-X299」などもラインナップされています。



当サイトでは簡易水冷グラフィックボード搭載したG-Master Hydroシリーズから簡易水冷GTX 1080を搭載する「G-Master Hydro Z170」や簡易水冷GTX 1080 Tiを搭載する「G-Master Hydro X370A」のレビュー記事を公開中です。旧モデルのレビューですがCPUとマザーボード以外はほぼ共通の仕様なので購入検討の参考になると思います。
G-Master Hydroシリーズのレビュー記事一覧へ
G-Master Hydro X370A レビュー

Core i7 8700K&簡易水冷グラボ搭載「G-Master Hydro-Z370」




BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事

当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。
BTO PCメーカーの特徴比較

グラフィックボードのモデル PCケース マザーボード 納期
サイコム 〇:選択可能 〇:自作向け 〇:選択可能

TSUKUMO 固定 自社オリジナル 固定
(ほぼASUS製)


ドスパラ 固定 自社オリジナル
固定
◎:
最短当日
PCショップアーク 〇:選択可能 〇:自作向け 〇:選択可能

パソコン工房 固定 △:自作向ベースのオリジナル
固定

マウスコンピューター
固定 △:自作向ベースのオリジナル 固定



TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方

ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
ドスパラ「GALLERIA」

マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方



GTX 1080搭載のBTO PCの簡易紹介

1.PCショップアーク

PCショップアークからは最新CoffeeLake-S CPUとGTX1080を選択可能なBTO PCとして「CROYDON CY-IC6Z37A-CRGB」と「CROYDON CY-IC6Z37A-N」の2モデルがリリースされています。いずれも標準構成にCore i7 8700/8700K採用の高級機種という扱いです。PCケースには「Cooler Master MasterBox Lite 5」や「NZXT H440」という自作er界隈でも評価の高いケースを採用しており拡張性にも優れています。電源ユニットやマザーボードなども自作PC向けに市販されている高品質パーツです。多くのカスタマイズ項目については柔軟ですが、CPUには今のところデフォルト設定のCore i7 8700とCoer i7 8700Kしか選択できません。GTX 1080グラフィックボードのベンダーやモデルを指定可能です。



2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer

ツクモeX.computerからはGTX 1080搭載BTO PCとして、スタンダードタワーPCの「G-GEAR」とフルタワーPCの「G-GEAR neo」からCPU&チップセット別で複数モデルがリリースされています。コンパクトPCの「G-GEAR mini」からはまだRTX 2070搭載モデルが登場していません。CPUにはIntel第8/9世代のCore i5とCore i7とCore i9のいずれも選択可能です。ASUS製の高耐久ゲーミングマザーボード「ASUS TUF Z390-PLUS GAMING」や「ASUS TUF Z370-PLUS GAMING」などが採用されているところも魅力的です。GTX 1080グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
CPU&チップセット別で複数モデルがリリースされていますが、今回はGTX 1080に最適なCore i5 8400を搭載した「G-GEAR GA5J-B180/T」とCore i7 8700を搭載した「G-GEAR GA7J-E180/T」をチェックしていきます。
  

TSUKUMOからは上で紹介したモデル以外にもGTX 1080搭載BTO PCとして、Intel Core i7 8700K&Z370チップセット搭載モデルやAMD 第2世代 Ryzen搭載モデルなどもラインナップされています。TSUKUMOではCPU別とGPU別で縦横軸分類表で各モデルが紹介されています。詳しくは『TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方』の記事を参考にしてください。
G-GEARG-GEAR mini


3.パソコン工房

パソコン工房からはGTX1080搭載BTO PCとしてミドルタワーケースで拡張性の高い「LEVEL∞ R-Class Core i5版Core i7版)」、ミニタワーPCケース採用の「LEVEL∞ M-Class Core i5版Core i7版)」、コンパクトPCケースの「LEVEL∞ C-Class Core i5版」(PCケース詳細)の3モデル5機種がラインナップされています。CPUについてはCoffeeLake-S世代のCore i5 8400とCore i7 8700を搭載したモデルがそれぞれラインナップされているので自由に選択可能です。「LEVEL∞ C-Class」については標準構成がCore i5 8400&GTX 1060ですが、CPUはCore i7に、GPUもGTX 1080にアップグレード可能です。マザーボードや電源ユニットに型番不明の廉価なパーツを使っているのが気になるところ。カスタマイズの幅もさほど広くありませんが価格面では強いです。GTX 1080グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
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4.サイコム

サイコムではスタンダードなミドルタワーPC「G-Master Spear Z370」、マイクロタワーPC「G-Master Spear Z370-Mini」、ミニタワーPC「G-Master Arcus Z370-ITX」など複数のシリーズでカスタマイズ項目からGTX 1080を選択可能になっています。他社と違ってGTX 1080搭載のデフォルト構成がリストアップされていないのが特徴です。カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。GTX 1080グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。またOSがデフォルトでカスタマイズに入っていないので追加を忘れないように注意してください。
拡張性やメンテナンス性に優れコンパクトなPCケースを採用している「G-Master Spear Z370-Mini」に的を絞って紹介します。このBTO PCではFractal Designというメーカーの自作er界隈で非常に評価の高いPCケースを採用しているのがポイントです。



5.ドスパラ (GTX 1070 TiもしくはGTX 1080 Tiのみ)

ドスパラからは最新CoffeeLake-S CPUとGTX1080を選択可能なBTO PCがラインナップされておらず、GTX 1070 Ti搭載モデルもしくはGTX 1080 Tiを選択することになります。ミドルタワーPCケース採用でCore i7 8700を搭載するGALLERIA ZシリーズからGTX 1070 Tiを搭載する「GALLERIA ZV」とGTX 1080 Tiを搭載する「GALLERIA ZZ」がリリースされています。ミニタワーPCケース採用の「GALLERIA M」シリーズや「GALLERIA D」シリーズ、TVラックにも収納可能なスリムPC「GALLERIA S」シリーズについてはまだCoffeeLake-S対応モデルがリリースされていません。GTX 1080 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。カスタマイズを絞っているため”当日出荷可能、カスタマイズしても翌日”という驚愕の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。


「GALLERIA ZV」や「GALLERIA ZZ」の前モデルにあたるPalit製3スロット占有クーラー搭載GTX 1080を搭載した「GALLERIA XG」については当サイトでもレビュー記事を公開中です。
3スロ占有で冷える GTX 1080搭載「ドスパラ GALLERIA XG」BTO PCレビュー
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TVラックにも収納可能なGTX 1080搭載のスリムPC「GALLERIA SG」のレビュー記事も公開中です。後継モデルはGTX 1070 Ti搭載の「GALLERIA SV」かGTX 1080 Ti搭載「GALLERIA SZ」になります。CoffeeLake-S搭載モデルはまだリリースされていませんが、前世代KabyLake-Sでも性能的には十分なのでスリムPCであることを優先するのであれば検討してみてもよいと思います。
TVラックにも収納可能なGTX 1080搭載「ドスパラ GALLERIA SG」スリムBTO PCをレビュー
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6.マウスコンピューター

マウスコンピューターについては最新CoffeeLake-S CPUとGTX 1080を搭載するBTO PCとしてG-TuneデスクトップPCの基本3ブランドから各モデルがラインナップされています。
マウスコンピューター G-TuneのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、若干廉価なミニタワーケース採用「NEXTGEAR-MICRO (B360)」(PCケース詳細)、中堅モデルでミドルタワーケース採用の「NEXTGEAR (Z370)」(PCケース詳細)、高級品の「MASTERPIECE (Z370)」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成になっています。CPUにはCore i7 8700もしくはCore i7 8700Kしか選択できません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。オプション料金+2000円がかかりますが対象製品は翌営業日出荷と納期も速いのが特徴です。GTX 1080グラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。
NEXTGEAR-MICRO NEXTGEAR MASTERPIECE



GTX 1080搭載BTO PCのカスタマイズ指南

一口にGTX 1080搭載BTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージなどその他の部分で製品スペックには各社で違いがあります。それによって価格が上下するのでそのまま価格比較を行っても公平ではありません。そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。
(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)

GTX 1080搭載BTO PCの価格比較を行う前に、購入を検討している人が理解しておくべきGTX 1080を搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法や予備知識を簡単に紹介しておきます。

GTX 1080搭載BTO PCのカスタマイズについては、CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。
これら5つの適切な選び方さえ知っていれば、記事の更新や閲覧のタイミングに左右されず、解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。

  • CPUについては6コア6スレッドのCore i5(8400や8600K)は6コア12スレッドのCore i7(8700や8700K)と比べてもPCゲームが目的であれば大きな性能差はありません。第8世代Intel CPUのCore i3は4コアCPUなので性能的には十分かもしれませんが、ハイエンドGPUのGTX 1080と組み合わせるのであれば万全を期してCore i5 以上がおすすめです。コスパを優先するならCore i5、CPUボトルネックを確実に避けたいとか高画質のプレイ動画を録画・配信もするならCore i7を選べばいいと思います。CPU型番の添え字については基本的に”K”なしのCPUで問題ありません。
  • システムメモリゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
  • 電源容量は600~700Wもあれば問題ありません。変換効率もGoldでいいと思います。
  • システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。
    PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。加えてHDDではなくSSD推奨。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
  • マザーボードは「Z370」とかチップセット名だけでなく「ASUS Prime Z370-A」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしているのでASUS製を選ぶのが鉄板ですが、機能的にはMSIやASRockでも十分です。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。あと、これからゲーム用PCを購入するならOSはWindows10 Home 64bitの一択です。


グラフィックボードや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
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自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
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パーツを揃えてGTX 1080搭載BTO PCを価格比較

上で紹介したカスタマイズ指南を念頭において、下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態で各社のGTX 1080搭載BTO PCの価格を比較します。
価格比較用のパーツ構成
OS Windows10 Home
CPU Intel Core i5 8400
Intel Core i7 7700
メモリ 16GB (8GB*2)
グラボ GTX 1080
システムストレージ SSD 240GB
データストレージ なし(実際の購入に際しては
480GB以上のSSDが推奨)
電源 600~700W、Gold
その他付属品 なし

比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは480GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに480~512GBのSSDの価格相場は1.2万円程です。
・PCショップアークのBTOはシステムドライブにNVMe M.2 SSDを使うのがデフォルト構成で変更できないため価格が高くなっています。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。


BTOメーカー 型番 電源 マザボ 価格
Core i5 8400
Core i7 8700
PCショップアーク CROYDON CY-IC6Z37A-CRGB

Cyonic
AU-650X
650W
Gold電源
MSI Z370
GAMING
PLUS ATX
ATX
23.1万円
TSUKUMO G-GEAR
GA5J-B180/T

GA7J-E180/T

Seasonic
SSR-650RMS
650W
Gold電源
ASUS PRIME
H370-A
ATX
19.4万円
19.0万円
パソコン工房 LEVEL-R037-i5-VNR
dbe7d1ce
700W
Gold電源
MSI Z370M-S01
(一般販売なし)
18.3万円
20.2万円
サイコム G-Master
Spear Z370-Mini


Antec NeoECO
NE650 GOLD
650W
Gold電源
ASRock
Z370M Pro4
MicroATX
18.9万円
20.9万円
ドスパラ
SSDが500GB

GALLERIA ZV
(GTX 1070 Ti)

AS-700
700W
Gold電源
Z370, ATX
(詳細不明)
20.7万円
GALLERIA ZZ
(GTX 1080 Ti)

Enhance EPS-1780GA1
800W
Gold電源
Z370, ATX
(詳細不明)
25.3万円
マウス
コンピューター
NEXTGEAR
i680PA1

NEXTGEAR
700W
Gold電源
Z370, ATX
(詳細不明)
21.4万円


CPUについては17年後半に発売したCoffeeLake-Sに対応したBTO PCから抜粋して価格比較を上で行っていますが、18年初頭においてはまだ多くのBTO PCショップでは前世代KabyLake-S CPUを搭載した旧モデルが併売されています。CPU単体の同価格帯製品比較ではCoffeeLake-Sでコアスレッド数が増えているのでCPU性能は上がっていますが、PCゲームへの影響は軽微なので、価格を優先するのであれば若干安価なKabyLake-S CPU搭載BTO PCから選択してもよいと思います。旧製品が気になる場合はKabyLake-Sに対応した旧おすすめBTO PCリストのバックアップをこちらで公開しています。



おすすめGTX 1080搭載BTO PCのまとめ

構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて簡単にまとめます。
  • PCショップアークのGTX1080搭載BTO PCは選択可能なCPUがCore i7のみとなっており高価なのでCore i7狙いの人でないと選択肢としては難しいかもしれません。CPUを除けばマザーボードや電源も自作PC向けに一般販売されている高品質なものになっていて、品質、カスタマイズ性いずれも優れたBTO PCになっています。
  • TSUKUMOはパーツの品質は良いですし、上位GPUのGTX 1070 Ti搭載ながら価格も比較機種中で最安値クラスです。自社製のよくわからないPCケースを採用している点はネックだと思います。PCケースを除けば他社より安くパーツの品質もトータルで安定しているのでその点は強いです。
  • パソコン工房は電源とマザーボードの詳細が不明ですが、最安値クラスになっており、パーツに拘らないならありかもしれません。
  • サイコムですが、PCショップアークと同じ傾向のBTO PCですが、CPUにCore i5やCore i3も選択できます。PCケースの拡張性も高くて各パーツも素性がはっきりしていて良いですがやはり若干高価です。
  • ドスパラはGTX 1080搭載モデルが販売されておらず、GTX 1070 TiかGTX 1080 Tiから選択することになりますが価格がやや高めになっています。ただ「当日出荷可能、カスタマイズしても翌日」という納期に関する面では頭一つ飛び抜けています。早く欲しいということであればかなり有力な候補でしょう。
  • マウスコンピューターはドスパラと似た傾向でカスタマイズ幅は狭くなっています。価格についてはCore i7 8700搭載モデルとしては最安値クラスですが、差別化が難しいところ。


当サイトの結論としては安価で構成パーツも高品質な「TSUKUMO G-GEAR GA5J-B180/TGA7J-E180/T)」がおすすめです。自社オリジナルのPCケースは自作er目線では微妙ですが、マザーボードが「ASUS PRIME H370-A」であったり素性が明るく品質のいいものが選ばれており、安価なモデルになっています。


他社製品よりも価格は高くなっていますが、今後の拡張・増設にも備えてPCケースの使い勝手もこだわるなら「サイコム G-Master Spear Z370-Mini」もおすすめです。




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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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