2018年現在、4Kゲーミングにも手が届く史上最速のハイエンドGPU「NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti」を搭載したゲーミングBTO PCのおすすめ機種について各社製品の価格や構成パーツの比較から徹底解説します。ただおすすめ機種をリストアップするだけでなく、読者が一人でも簡単にBTO PCのカスタマイズが可能なカスタマイズ指南も交えて説明していきます。
【2018年10月16日】
18年10月以降、GTX 1080 Tiを搭載したBTO PCは続々と終売になっています。後継機種としてはGTX 1080 Tiとほぼ同性能なRTX 2080、GTX 1080 Tiより30%以上高速なRTX 2080 Tiを搭載したモデルがリリースされています。これらについては個別の比較記事を公開中です。
・RTX 2080搭載のおすすめゲーミングBTO PCを徹底比較!
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目次
1.はじめに – GTX 1080 Ti搭載BTO PCについて
2.簡易水冷GTX 1080 Ti搭載のBTO PCがおすすめ
3.BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
4.GTX 1080 Ti搭載のBTO PCの簡易紹介
5.GTX 1080 Ti搭載BTO PCのカスタマイズ指南
6.パーツを揃えてGTX 1080 Ti搭載BTO PCを価格比較
7.おすすめGTX 1080 Ti搭載BTO PCのまとめ
はじめに – GTX 1080 Ti搭載BTO PCについて
2017年3月11日午前3時に解禁となったNVIDIAの次世代GPU PascalことGTX 10XXシリーズのナンバリングモデル最上位となるGTX 1080 Tiを搭載したBTO PCが早くも各社からリリースされています。
GTX 10XXシリーズ最上位モデルとなる「GTX 1080 Ti」は昨年5月末にNew Kingとして鳴り物入りで登場したGTX 1080よりも30%以上高速です。昨年8月には前世代TITAN X Maxwellよりも50%以上高速というバケモノGPUとして登場したTITAN X Pascalを僅差で上回るという圧倒的な性能を誇っており、1200ドルのTITAN X Pascalに対して699ドルという圧倒的な安価さも兼ね備えたGTX 1080 Tiは究極のハイエンドグラフィックボードと言っても過言ではない製品です。
GTX 1080 Tiを搭載したグラフィックボードの実ゲームにおける性能を簡単に紹介します。高画質PCゲーム各種についてほぼ最高設定でフルHD、WQHD、UWQHDをプレイした時、GTX 1080 Tiなら次のようなパフォーマンスを発揮できます。
ベンチマーク測定を行ったタイトルは、The Division(グラフィック設定)、Titanfall2(グラフィック設定)、Assassin’s Creed Syndicate(最高設定、FXAA)、Mirrors Edge Catalyst(ハイパー設定)、The Witcher3(最高設定)、Rise of the Tomb Raider(DX12、最高設定、SMAA)、Battlefield 1(最高設定)以上の7タイトルです。
GTX 10XXシリーズ最上位モデル「GeForce GTX 1080 Ti」なら最新の高画質PCゲームをフルHDのハイフレームレートから4KやUWQHDのような超高解像度まで幅広い用途に対応可能なグラフィック性能が発揮できます。
そんな高性能GPUであるGTX1080Ti搭載ゲーミングBTO PCを狙っている非自作erとしてはどこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、GTX 1080 TI搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。
この記事では17年後半に発売した最新CPUのCoffeeLake-Sに対応したBTOPCから抜粋して価格比較を上で行っていますが、18年初頭においてはまだ多くのBTO PCショップでは前世代KabyLake-S CPUを搭載した旧モデルが併売されています。CPU単体の同価格帯製品比較ではCoffeeLake-Sでコアスレッド数が増えているのでCPU性能は上がっていますが、PCゲームへの影響は軽微なので、価格を優先するのであれば若干安価なKabyLake-S CPU搭載BTO PCから選択してもよいと思います。旧製品が気になる場合はKabyLake-Sに対応した旧おすすめBTO PCリストのバックアップをこちらで公開しています。
簡易水冷GTX 1080 Ti搭載のBTO PCがおすすめ
サイコムから発売されている、同社が独自に簡易水冷化したGTX 1080 Tiグラフィックボードを搭載するG-Master Hydroシリーズも非常におすすめです。
下のグラフはGeForce GTX 1080 Tiの例ですが簡易水冷クーラーであればラジエーターの設置スペースを確保する必要があるもののコア温度は50度前後で運用が可能になります。(詳細はこちらの記事で) グラフィックボードの場合、空冷と比較して簡易水冷の冷却性能と静音性は抜群に優秀なので高性能なGPUを搭載するBTO PCを購入するなら、簡易水冷の導入を検討する価値は十分にあります。
G-Master Hydroシリーズの主だった製品としてはIntel第8世代CoffeeLake-S CPU採用のPCケースのサイズ別で、PCケースに高い拡張性を誇るロングセラーな名機「Fractal Design Define R5」を採用しているミドルタワーBTO PC「」、同じくFractal Design製でコンパクトな「Fractal Design Define Mini C」を採用するマイクロタワーBTO PC「 G-Master Hydro Z370」、Mini-ITX対応でウルトラコンパクトな「Phanteks Enthoo Evolv ITX」を採用する「 G-Master Hydro Z370-Mini」などがラインナップされています。 G-Master Hydro Z370-ITX
その他にも、G-Master Hydro Z370のCPUクーラーを360サイズの特大簡易水冷にアップグレードした上位モデル「」、マルチスレッド性能とコストパフォーマンスでIntel CPUを上回るAMD 第2世代Ryzen CPUを搭載する「 G-Master Hydro Z370 Extreme」、10コア以上のエンスー向けCPUが選択可能で高画質プレイ動画の編集&配信も余裕で行える「 G-Master Hydro X470A」などもラインナップされています。 G-Master Hydro-X299
当サイトでは簡易水冷グラフィックボード搭載したG-Master Hydroシリーズから簡易水冷GTX 1080を搭載する「G-Master Hydro Z170」や簡易水冷GTX 1080 Tiを搭載する「G-Master Hydro X370A」のレビュー記事を公開中です。旧モデルのレビューですがCPUとマザーボード以外はほぼ共通の仕様なので購入検討の参考になると思います。
・G-Master Hydroシリーズのレビュー記事一覧へ
Core i7 8700K&簡易水冷グラボ搭載「G-Master Hydro-Z370」
BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事
当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。
BTOPCメーカーの特徴比較 | ||||
グラフィックボードのモデル | PCケース | マザーボード | 納期 | |
サイコム | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
TSUKUMO | 固定 | 自社オリジナル | 固定 (ほぼASUS製) |
|
ドスパラ | 固定 | 自社オリジナル | 固定 | ◎: 最短当日 |
PCショップアーク | 〇:選択可能 | 〇:自作向け | 〇:選択可能 | |
パソコン工房 | 固定 | △:自作向ベースのオリジナル | 固定 | |
マウスコンピューター |
固定 | △:自作向ベースのオリジナル | 固定 |
・TSUKUMO「G-GEAR」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
・マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
GTX 1080 Ti搭載のBTO PCの簡易紹介
1.PCショップアーク
PCショップアークからは最新CoffeeLake-S CPUとGTX1080 Tiを選択可能なBTO PCとして、標準でGTX 1080 Tiを搭載する「」や、アップグレードでGTX 1080 Tiを選択可能な「 CROYDON CY-IC6Z37A-NR」と「 CROYDON CY-IC6Z37A-CRGB」の3モデルがリリースされています。いずれも標準構成にCore i7 8700/8700K採用の高級機種という扱いです。PCケースには「Cooler Master MasterBox Lite 5」や「NZXT H440」など自作er界隈でも評価の高いケースを採用しており拡張性にも優れています。電源ユニットやマザーボードなども自作PC向けに市販されている高品質パーツです。多くのカスタマイズ項目については柔軟ですが、CPUには今のところデフォルト設定のCore i7 8700とCoer i7 8700Kしか選択できません。GTX 1080 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルを指定可能です。 CROYDON CY-IC6Z37A-N
2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer
ツクモeX.computerからはGTX 1080 Ti搭載BTO PCとしてはスタンダードタワーの「」、コンパクトPCの「 G-GEAR GA7J-J92/ZT」、高級フルタワーの「 G-GEAR mini GI7J-E92/ZT」の3モデルがラインナップされています。スタンダードモデル「G-Gear」と高級フルタワー「G-Gear neo」には高耐久ゲーミングマザーボード「ASUS TUF Z370-PLUS GAMING」が採用されているのが魅力的です。当記事では最もリーズナブルな「G-Gear」をチェックしていきます。GTX 1080 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。 G-GEAR neo GX7J-B92/ZT
3.パソコン工房
パソコン工房からはGTX1080 Ti搭載BTO PCとしてミドルタワーケースで拡張性の高い「LEVEL∞ R-Class Core i7 8700K搭載(Core i7 8700搭載)」、ミニタワーPCケース採用の「LEVEL∞ M-Class Core i7 8700K搭載(Core i7 8700搭載)」、コンパクトPCケースの「LEVEL∞ C-Class」(PCケース詳細)の3モデル5機種がラインナップされています。CPUについてはCoffeeLake-S世代のCore i5 8400とCore i7 8700を搭載したモデルがそれぞれラインナップされているので自由に選択可能です。「LEVEL∞ C-Class」については標準構成がCore i5 8400&GTX 1060ですが、CPUはCore i7に、GPUもGTX 1080 Tiにアップグレード可能です。マザーボードや電源ユニットに型番不明の廉価なパーツを使っているのが気になるところ。カスタマイズの幅もさほど広くありませんが価格面では強いです。GTX 1080 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。
4.サイコム
サイコムではスタンダードなミドルタワーPC「」、マイクロタワーPC「 G-Master Spear Z370」、ミニタワーPC「 G-Master Spear Z370-Mini」など複数のシリーズでカスタマイズ項目からGTX 1080 Tiを選択可能になっています。他社と違ってGTX 1080 Ti搭載のデフォルト構成がリストアップされていないのが特徴です。カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。GTX 1080 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。またOSがデフォルトでカスタマイズに入っていないので追加を忘れないように注意してください。 G-Master Arcus Z370-ITX
拡張性やメンテナンス性に優れたミドルタワーPCケースを採用している「G-Master Spear Z370」に的を絞って紹介します。このBTO PCではCooler Masterというメーカーの自作er界隈で非常に評価の高いPCケースを採用しているのがポイントです。
5.ドスパラ
ドスパラからはGTX1080 Ti搭載BTO PCとしてミドルタワーPCの「」がリリースされています。ミニタワーPCケース採用の「GALLERIA M」シリーズや「GALLERIA D」シリーズ、TVラックにも収納可能なスリムPC「GALLERIA S」シリーズについてはまだCoffeeLake-S対応モデルがリリースされていません。”当日出荷可能、カスタマイズしても翌日”という驚愕の納期速度を誇っているので早く欲しいユーザーにとっては有力な候補だと思います。GTX 1080 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルを指定できませんが、カスタマイズ項目から3スロット占有の大型GPUクーラーを搭載し動作クロックが標準でオーバークロックされた高性能な「Palit GeForce GTX 1080 Ti Super JetStream」へアップグレード可能です。標準搭載のグラフィックボードはGPUクーラーの冷却性能があまり高くないので、+1万円程かかりますが「GALLERIA ZZ」を購入するのであればグラフィックボードのアップグレードを推奨します。 GALLERIA ZZ
6.マウスコンピューター
マウスコンピューターについては最新CoffeeLake-S CPUとGTX 1080 Tiを搭載するBTO PCとしてG-TuneデスクトップPCの基本3ブランドから各モデルがラインナップされています。
マウスコンピューター G-TuneのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、若干廉価なミニタワーケース採用「NEXTGEAR-MICRO (B360)」(PCケース詳細)、中堅モデルでミドルタワーケース採用の「NEXTGEAR (Z370)」(PCケース詳細)、高級品の「MASTERPIECE (Z370)」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成になっています。CPUにはCore i7 8700もしくはCore i7 8700Kしか選択できません。カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。オプション料金+2000円がかかりますが対象製品は翌営業日出荷と納期も速いのが特徴です。GTX 1080 Tiグラフィックボードのベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。
GTX 1080 Ti搭載BTO PCのカスタマイズ指南
一口にGTX 1080 Ti搭載BTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージなどその他の部分で製品スペックには各社で違いがあります。それによって価格が上下するのでそのまま価格比較を行っても公平ではありません。そのためググった時によく出てくる”BTO PCの価格比較”をうたうもので、各メーカーのデフォルト価格を載せているだけのサイトはほぼ当てになりません。
(全部とは言いませんが、BTO PCでカスタマイズしないユーザー以外にはほぼ意味がないと思います)
GTX 1080 Ti搭載BTO PCの価格比較を行う前に、購入を検討している人が理解しておくべきGTX 1080 Tiを搭載するBTO PCの最適なカスタマイズ方法や予備知識を簡単に紹介しておきます。
GTX 1080 Ti搭載BTO PCのカスタマイズについては、「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。
これら5つの適切な選び方さえ知っていれば、記事の更新や閲覧のタイミングに左右されず、解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。
- CPUについては6コア6スレッドのCore i5(8400や8600K)は6コア12スレッドのCore i7(8700や8700K)と比べてもPCゲームが目的であれば大きな性能差はありませんが、ハイエンドGPUのGTX 1080 Tiと組み合わせるのであれば、最近はCPUを大きく使用するゲームも増えつつあるので、CPUにも最上位のCore i7 8700か8700Kを選択するのがおすすめです。
- システムメモリはゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
- 電源容量は600~700Wもあれば問題ありません。変換効率もGoldでいいと思います。
- システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。
PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。加えてHDDではなくSSD推奨。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
- マザーボードは「Z370」などチップセット名だけでなく「ASUS Prime Z370-A」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしているのでASUS製のものを選ぶのが鉄板です。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。あと、これからゲーム用PCを購入するならOSはWindows10 Home 64bitの一択です。
グラフィックボードや電源ユニットなどBTO PCを選択する上で主要なパーツについては、個別のまとめ記事も公開しているので予備知識としても参考にしてください。
・おすすめグラボまとめ。予算・性能別で比較。各社AIBモデルの選び方
・おすすめSSDまとめ。QLC/TLC/MLCやNVMe/SATA3.0など最新SSD事情を解説
・自作PC電源ユニット(PSU)の徹底解説とおすすめ電源の選び方
パーツを揃えてGTX 1080搭載BTO PCを価格比較
上で紹介したカスタマイズ指南を念頭において、下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態で各社のGTX 1080搭載BTO PCの価格を比較します。
価格比較用のパーツ構成 | |
OS | Windows10 Home |
CPU | Core i7 8700K |
メモリ | 16GB (8GB*2) |
グラボ | GTX 1080 Ti |
システムストレージ | SSD 240GB |
データストレージ | なし(実際の購入に際しては 480GB以上のSSDが推奨) |
電源 | 700W、Gold |
その他付属品 | なし |
比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは480GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに480~512GBのSSDの価格相場は1.2万円程です。
・PCショップアークのBTOはシステムドライブにNVMe M.2 SSDを使うのがデフォルト構成で変更できないため価格が高くなっています。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。
BTOメーカー | 型番 | 電源 | マザボ | 価格 |
PCショップアーク | CROYDON CY-IC6Z37A-CRGB![]() |
CoolerMaster Semi-Modular 750W Gold電源 |
MSI Z370 GAMING PLUS ATX ATX |
26.7万円 |
TSUKUMO | GA7J-J92/ZT G-GEAR ![]() |
Seasonic SSR-750RMS 750W GOLD電源 |
ASUS PRIME H270-PRO ATX |
23.7万円 |
パソコン工房 | LEVEL-R037-i7K-XNR![]() |
700W Gold電源 |
MSI Z370-S01 (一般販売なし) |
22.4万円 |
サイコム | G-Master Spear Z370![]() |
CoolerMaster Semi-Modular 750W Gold電源 |
ASRock Z370 Pro4 ATX |
27.4万円 |
G-Master Hydro-Z370![]() |
CoolerMaster Semi-Modular 750W Gold電源 |
ASRock Z370 Extreme4 ATX |
29.6万円 | |
ドスパラ
SSD容量が500GB |
GALLERIA ZZ![]() |
Enhance ATX-1780GA1 800W Gold認証 |
Z370, ATX (詳細不明) |
26.9万円 |
マウス
コンピューター SSD容量が480GB |
NEXTGEAR i680PA1-SP ![]() |
700W Gold電源 |
Z370, ATX (詳細不明) |
24.6万円 |
MASTERPIECE i1630PA2-SP ![]() |
700W Gold電源 |
Z270, ATX (詳細不明) |
30.5万円 |
CPUについては17年後半に発売したCoffeeLake-Sに対応したBTO PCから抜粋して価格比較を上で行っていますが、18年初頭においてはまだ多くのBTO PCショップでは前世代KabyLake-S CPUを搭載した旧モデルが併売されています。CPU単体の同価格帯製品比較ではCoffeeLake-Sでコアスレッド数が増えているのでCPU性能は上がっていますが、PCゲームへの影響は軽微なので、価格を優先するのであれば若干安価なKabyLake-S CPU搭載BTO PCから選択してもよいと思います。旧製品が気になる場合はKabyLake-Sに対応した旧おすすめBTO PCリストのバックアップをこちらで公開しています。
おすすめGTX 1080 Ti搭載BTO PCのまとめ
構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて、GTX 1080 Tiを搭載したBTO PCの価格と特徴を簡単にまとめます。
- PCショップアークはマザーボードと電源も自作PC向けに一般販売されている高品質なもので、PCケースも自作er界隈で評判の良いものが採用されています。品質、カスタマイズ性いずれも優れたBTO PCになっています。ただその分他社より少し割高です。
- TSUKUMOはマザーボードや電源ユニットなどの品質は良いですが、自社製PCケースを採用しているので自作erな管理人的にはちょっと気になります。ただしPCケースを除けばパーツの品質もトータルで安定しており、他社と比較しても最安値クラスなのは魅力です。
- パソコン工房は電源とマザーボードの詳細が不明ですがそこそこ安価なので、パーツに拘らないならありだと思います。
- サイコムはPCショップアーク同様に高品質な自作PCパーツベースのBTO PCになっているのが魅力です。価格はやや高めになっています。サイコムで購入するのであれば、+2万円程かかりますが静音性に優れた簡易水冷グラボ採用モデルがおすすめです。
- ドスパラは電源とマザーボードの詳細が不明ですが価格は標準的なのでパーツに拘らないならありだと思います。「当日で出荷可能、カスタマイズしても翌日」という納期に関する面では頭一つ飛び抜けています。早く欲しいということであればかなり有力な候補でしょう。
- マウスコンピューターは電源とマザーボードの詳細が不明で、価格もやや高いのでおすすめし難い感じです。
当サイトの結論としては安価で構成パーツも高品質な「」がおすすめです。自社オリジナルのPCケースは自作er目線では微妙ですが、マザーボードが「ASUS TUF Z370-PLUS GAMING」であったり素性が明るく品質のいいものが選ばれており、安価なモデルになっています。 TSUKUMO G-GEAR GA7J-J92/ZT
価格を重視するのであれば今回の比較では最安値だったパソコン工房の「LEVEL-R037-i7K-XNR」でもいいと思います。
価格がGTX 1080 Ti搭載BTO PCの標準価格より2~3万円ほど割高になるものの、簡易水冷GTX 1080 Tiグラフィックボードを搭載し、マザーボード・PCケース・電源ユニットなど重要な構成パーツがいずれも自作PC向けの高品質パーツが採用されているサイコムの「」も予算が許すならおすすめのBTO PCです。 G-Master Hydro-Z370
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