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 最新KabyLake CPUに対応した記事に更新済み


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【執筆:2016年10月26日、更新:2016年10月26日】

AMDの次世代GPU Polaris RX 480/470は、2015年にデスクトップPC向けグラフィックボードのトップシェアを誇った競合製品GTX970比で同等以上の性能に加えて、AMD独自の動画の倍速補完機能「AMD Fluid Motion」で24FPSや30FPSの動画を60FPSに補完し快適な動画視聴も実現するマルチメディアに対応したGPUです。
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RX 480を使用した高画質PCゲーム各種のフルHD・高画質設定におけるベンチマーク結果は次のようになっています。
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ベンチマーク測定を行ったタイトルは、The Division(プリセット:高)、Grand Theft Auto Vグラフィック設定)、Assassin's Creed Syndicate(プリセット:高)、Mirrors Edge Catalyst(プリセット:最高)、The Witcher3グラフィック設定)、Dark Souls III(最高設定)、Deus Ex: Mankind Divided(DX11、High設定、AAなし)、Rise of the Tomb Raider(最高設定、FXAA、DX12)、BattleField1(最高設定、DX11)、TitanFall2グラフィック設定)、Gears of War 4(最高設定)以上の11タイトルです。

AMD RADEON RX 480であれば最新の高画質PCゲームでもフルHD解像度、高画質設定で60FPSで安定してプレイ可能になっています。
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さらに動画の倍速補完機能「AMD Fluid Motion (紹介記事)」があるので、PCゲームだけでなく動画、DVD、ブルーレイなどマルチメディアに楽しむユーザーには2016年現在、RX 480の競合製品であるNVIDIA GTX 1060を搭載したBTO PCよりもおすすめかもしれません。


RADEON RX 480はグラボ単体で見て3万円台と高画質PCゲームをフルHD解像度で遊ぶなら非常にコスパに優れたグラボです。BTO PCも最安11万円からのモデルもあり、RX 480で初めてのPCゲーム用BTO PCの購入を検討しているユーザーも多いのではないでしょうか。
どこで買うのが一番良い(お得であるとか、高品質であるとか)のかわからない人も多いと思うので、ハード面やコスト面中心に徹底比較を行い、GTX1060搭載のおすすめBTO PCを紹介していきます。サポート面についてはググってください。


BTO PCメーカー別の簡易比較と特集記事

当サイトでもよく紹介するBTO PCメーカーの取り扱いモデルについて簡単な比較表を紹介しておきます。各パーツを個別に選択できるほうが管理人的には好みですが、固定のほうが価格面では優れていることが多いです。
BTO PCメーカーの特徴比較

グラフィックボードのモデル PCケース マザーボード 納期
サイコム 〇:選択可能 〇:自作向け 〇:選択可能

TSUKUMO 固定 自社オリジナル 固定
(ほぼASUS製)


ドスパラ 固定 自社オリジナル
固定
◎:
最短当日
PCショップアーク 〇:選択可能 〇:自作向け 〇:選択可能

パソコン工房 固定 △:自作向ベースのオリジナル
固定

マウスコンピューター
固定 △:自作向ベースのオリジナル 固定



ドスパラ「GALLERIA」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
ドスパラ「GALLERIA」

マウスコンピューター「G-Tune」のおすすめゲーミングBTO PCの選び方
マウスコンピューターG-Tune



RX 480搭載のBTO PCの簡易紹介

1.PCショップアーク

PCショップアークからはRX 480搭載BTO PCとして、CPUにSkylake世代のi5を採用したミドルスペックの「CROYDON Corsair CY-IS4H11M-C48」がリリースされています。デフォルト設定の価格はそれぞれ11.5万円です。電源マザーボードなども高品質ですし、CPUもi5とi7のどちらも選べるので予算に合わせた構成が組みやすくなっていると思います。RX 480グラボのベンダーやモデルのカスタマイズが可能です。1月7日現在KabyLake CPU搭載機種の取り扱いはありません。



2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer 【KabyLake搭載】

ツクモeX.computerからはスタンダードタワーの「G-GEAR GA7J-A91/T」(i5 CPU)と「G-GEAR GA7J-F91/T」(i7 CPU)、コンパクトPCの「G-GEAR mini GI7J-E91/T」、高級フルタワーの「G-GEAR GA7J-F91/T」のおおまかに3機種がラインナップされています。スタンダードモデルの「G-Gear」についてはCPUに最新のKabylake世代のi5 7500とi7 7700の両方を選択可能でマザーボードはASUS H270-PROとなっています。「G-Gear neo」は高耐久マザーボード「ASUS TUF Z270 MARK 2」が採用されているのが魅力的です。RX 480は安価なところが魅力なので当記事では最もリーズナブルな「G-Gear」をチェックしていきます。RX 480搭載グラボのベンダーやモデルを指定できません。

なお各シリーズには旧型H110チップセット搭載マザーボードを採用した廉価モデルがラインナップされているものもありますがKabyLakeネイティブ対応の200シリーズマザボと組み合わせたBTO PCが当サイトとしてはおすすめです。


3.サイコム 【KabyLake搭載】

サイコムでは「G-Master Mace H270」など複数のシリーズでカスタマイズ項目からRX 480を選択可能になっています。他社と違ってRX 480搭載のデフォルト構成がリストアップされていないのが特徴です。カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。RX 480のベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。またOSがデフォルトでカスタマイズに入っていないので追加を忘れないように注意してください。
拡張性やメンテナンス性に優れたPCケースを採用しつつ廉価な「G-Master Mace H270」に的を絞って紹介します。このBTO PCではFractal designというメーカーの自作er界隈で非常に評価の高いPCケースを採用しているのがポイントです。<参考記事



4.ドスパラ

ドスパラからはi7 6700を搭載する「GALLERIA XFR」がリリースされています。デフォルトではCPUにi7が設定されているので初期設定価格は13.5万円と高めになっていますが、コスパ重視でi5にもカスタマイズ可能になっています。RX 480搭載グラフィックボードのベンダーやモデルを指定できません。1月7日現在KabyLake CPU搭載機種の取り扱いはありません。ドスパラBTO PCの専用ケースについてはこちらの記事で詳細にレポしています。

「GALLERIA XFR」については当サイトでもレビュー記事を公開中です。
フルHDゲームに最適なRX 480搭載「ドスパラ GALLERIA XFR」BTO PCレビュー




パーツを揃えてRX 480搭載BTO PCを価格比較

一口にBTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージに各社違いがあり、それによって価格が上下するので可能な限り公平な比較を行うため次のパーツ構成に可能な限り合わせる形で価格比較を行います。

ついでにRX 480搭載のBTO PCのカスタマイズについて簡単に解説しておきます。記事の更新や閲覧のタイミングでは下の価格比較通りにならないかもしれませんが、そのときは解説に合わせてカスタマイズすれば簡単に各自でリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。

  • CPUについては4コア4スレッドのi5(7600や7600K)は4コア8スレッドのi7(7700や7700K)と比べてもフルHDのPCゲームが目的であれば大きな性能差はありません。コスパを優先してi5 7500がおすすめです。CPU型番の添え字については基本的に”K”なしのCPUで問題ありません。
  • システムメモリゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
  • 電源容量は500W以上で問題ありません。変換効率は特に気にしなくていいと思います。予算が許すなら自作PCパーツとして一般販売されている電源を選ぶのもおすすめです。
  • システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利、加えてHDDではなくSSD推奨です。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
  • マザーボードは「Z270」とか「H270」とかチップセット名だけでなく「ASUS H270-PRO」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしていてユーザー数の多いASUSを選ぶのが鉄板です。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。


比較を行う上で下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態の価格を比較します。

価格比較用のパーツ構成
OS Windows10 Home
CPU i5 7500
()内の価格はi7 7700
メモリ 16GB (8GB*2)
グラボ RX 480
システムストレージ SSD 240GB
データストレージ なし(実際の購入に際しては480GB以上のSSDが推奨)
電源 500W~
その他付属品 なし

比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは480GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに480~512GBのSSDの価格相場は1.2万円程です。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。


BTOメーカー 型番 電源 マザーボード 価格
PCショップアーク

KabyLake非対応
CROYDON Corsair CY-IS4H11M-C48

SilverStone
SST-ST50F-ESB
Bronze電源
ASUS
H110M-A/M.2
Micro-ATX
11.9万円
(13.2万円)
TSUKUMO G-GEAR GA7J-A91/T
GA7J-F91/T

CWT製 GPB450S
Bronze電源
ASUS PRIME H270-PLUS
ATX
12.4万円
(13.8万円)
サイコム G-Master Mace H270


OWLTECH
RAIDER RA-650S
Silver電源
ASUS PRIME H270-PLUS
ATX
14.6万円
(16.6万円)
ドスパラ

SSDが525GB
KabyLake非対応
GALLERIA XFR

 AcBel 500W
Bronze電源
ASUS H170-PRO
(レビュー用サンプルから)
13.3万円
(14.9万円)




おすすめRX 480搭載BTO PCのまとめ

構成パーツが多少違うので誤差はあるものの、各BTOメーカーやPCの種類で上の表のような価格になることが分かりました。上記参考価格とBTOメーカーの特色を踏まえて簡単にまとめます。
  • PCショップアークのRX 480搭載BTO PCはCPUにi7とi5の両方を選択できるので予算に応じた選択肢の幅もあり、マザーボードと電源も自作PC向けに一般販売されている高品質なものになっています。PCケースの「Corsair Carbide 88R」も自作er界隈で評判のいい製品です。品質、カスタマイズ性、コスパいずれも優れたBTOになっています。
  • TSUKUMOはCPUがi7 6700で固定ですが、i7 6700搭載BTO PCとして比べるてみると比較的安価な部類です。納期は「3営業日以内に出荷」と他社よりも早めになっています。
  • サイコムについてはPCショップアークと同じ傾向のBTO PCになっており、PCケースの拡張性も高くて各パーツも素性がはっきりしていて良いのですが、トータルで見て安価なものが他にもあるので立ち位置が微妙ですね。
  • ドスパラは期間限定ですがシステムストレージが525GB SSDへ無料アップグレードされているので若干お得感があるかもしれません。

当ブログの結論としてはCPUをi5 6500へカスタマイズ可能で、マザボや電源ユニットに一般販売され素性の明るいものが採用され、PCケースも拡張性の高いモデルを採用しており、価格も11.9万円とリーズナブルな「PCショップアーク CROYDON Corsair CY-IS4H11M-C48」が一押しです。




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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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