GeForce RTX 4070グラフィックボードとしてMSIからリリースされた、2スロット占有2連ファンGPUクーラーを搭載し、全長242mmでコンパクトサイズなゲーミングモデル「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」をレビューしていきます。
RTX40シリーズのアッパーミドルRTX 4070が、前世代同クラスRTX 3070をどの程度上回り、前世代ハイエンドRTX 3080にどれくらい迫るのか、実ゲームのベンチマークでグラフィック性能を徹底比較します。
製品公式ページ:https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-4070-VENTUS-2X-E-12G-OC
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC レビュー目次
1.MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの外観
2.MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの分解
3.MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの検証機材・GPU概要
4.MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCのゲーム性能
5.MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの温度・消費電力・ファンノイズ
6.MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCのレビューまとめ
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの外観
早速、「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」を開封していきます。
外パッケージの中には黒色段ボールの内パッケージが入っており、スポンジ蓋を外すと、スポンジスペーサー&静電防止ビニール袋という一般的な梱包でグラフィックボード本体が鎮座していました。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のグラフィックボード本体を見ていきます。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のGPUクーラーの外装はプラスチック製です。シルバーとブラックのツートンカラーで、シルバーの部分は機械装甲のようなデザインになっています。いかにもプラスチックのシルバー塗装という感じなので、金属製外装のような質感というか、高級感はありません。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」は全長242mmです。270mm超の一般に言うところのフルサイズでも、200mm前半のショートサイズでもない中間的な長さです。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」はGPUクーラーがPCIブラケットから20mmほどはみ出しているのでPCケースとの干渉は十分に注意してください。PCケースとの干渉ではグラフィックボードの背の高さは長さに比べて見落としやすいポイントです。
なおグラフィックボード基板自体はPCIEブラケットより15mm程度は高いものの、PCIE補助電源はさらに5mmほど引っ込んでいるので、PCIE補助電源コネクタや電源ケーブルの干渉については心配ありません。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の2連ファンGPUクーラーには2基の95mm径サイズ冷却ファンが設置されています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の冷却ファンには4世代目となりさらに改良された新型ファンTORX FAN 4.0が採用されています。
TORX FAN 4.0では2枚のファンブレードを円弧を描く外周リングで一体化することで、スリムで振動しやすいファンブレードを安定させ、静圧を向上、ブレによるノイズの低減を実現しています。
TORX FAN 4.0は外周リングによって補強されたファンブレードによって、前世代TORX FAN 3.0と比較して20%高い静圧を実現しており、TGP300Wクラスに対応すべくさらに高密度になったGPUクーラーヒートシンク放熱フィンへ十分なエアフローを供給できます。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」は2スロット占有のグラフィックボードです。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」は全長こそRTX 4070オリファンモデルで最小というわけではありませんが、メーカー製PCのアップグレードにも使用しやすい全長250mm以下かつ、厚みは2スロットちょうどに収まるところが魅力です。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の補助電源数はRTX 4070の安価モデルとしては一般的なPCIE 8PIN×1となっています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のPCIE補助電源は従来規格のPCIE 8PINですが、RTX 4070オリファンモデルのうち、各社上位ブランド製品は12+4PINでPCIE5.0補助電源と呼ばれることの多い、最新電源コネクタ 12VHPWRを採用しているものもあります。
12VHPWR採用モデルはPCIE 8PIN×2に変換するアダプタが通常は付属するので、PCIE補助電源が用意できず使用できない、ということになることはないと思いますが、一応注意してください。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のPCIE端子と各種ビデオ出力には黒色の保護カバーが装着されています。
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCのビデオ出力はリファレンス仕様と同じくHDMI2.1×1、DisplayPort1.4×3の4基が実装されています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」にはGeForce RTXとMSIのロゴがプリントされただけのシンプルなプラスチック製バックプレートが装着されています。基板の反りや破損を防止する保護プレートとしての役割を果たします。
バックプレートにはヘアライン仕上げアルミニウム風の表面加工が施されていますが、前述の通りプラスチック製です。グラフィックボード基板との間にサーマルパッドもありませんし、放熱補助の役割はありません。
1kg超へと大型化(大重量化)していくGPUクーラーでも、GPUコアとクーラーベースコアが適切な圧力で密接するように、板バネ構造のリテンションバックプレートも「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」には採用されています。
バックプレート右端にはファン約1基分のエアスリットが設けられており、ファンからヒートシンクを通って背面に直接風が抜けるフロースルー構造も採用されています。
なおグラフィックボードの重量はMSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OCが651g、MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12Gが1231gに対して、MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCは648gでした。
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの分解
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」を分解してGPUクーラーやグラフィックボード基板についてチェックしていきます。
なお今回は自己責任で(もしくはレビュー用サンプル貸出先の協力のもと特別に許可を頂いて)分解を行っています。GPUクーラーの取り外し(分解行為)は、一部を除く多くのメーカーではグラフィックボードの正規保証の対象外になる行為です。
今回はレビューのために分解していますが、繰り返しますが保証対象外になるので基本的には非推奨の行為なのでご注意下さい。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のGPUクーラーは基板裏面のコア周辺4カ所とバックプレート上の4カ所の計8個のネジで固定されていました。
8カ所のネジを外すとGPUクーラーは容易に取り外しができます。さらにネジを解除していくとPCB基板からバックプレートも取り外しが可能です。
さらにネジを外していくとバックプレートも取り外せます。バックプレートはプラスチック製なので放熱板としての役割はありません。単純にGPUクーラーの保持や基板の反り防止の役割です。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」にはMSI独自設計のオリジナル基板が採用されています。
グラフィックボード基板自体はMini-ITXサイズのショート基板なので、GPUクーラーもMini-ITXサイズの小型モデル登場に期待したくなります。
RTX 4070のGPUコアにはAD104-251-A1が使用されていました。
GDDR6Xメモリは今のところ1社しか量産していないのでMicron製。今回入手した「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」にはMicron製の16GbのGDDR6Xメモリチップが表面に6枚搭載されています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のVRM電源回路はGPUコアの左側にGPUコア向け6フェーズ、VRAM周辺にVRAM向け2フェーズで計8が実装されています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のGPUクーラー本体をチェックすると、GPUコアと接するコアは銅製ベースプレートが採用され、ベースコアからは3本の銅製ヒートパイプが伸び、アルミニウム製放熱フィンが2スロットスペース内いっぱいに展開されています。
GPUコアと接する部分には冷却性能の高さで定評のある銅製ベースプレートが採用され、ニッケルメッキ処理も施されています。完全鏡面というほどではありませんが、接触するくらい近くにあるものなら反射する程度には綺麗に平滑化されています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のGPUクーラーでは銅製ベースプレートが採用されていますが、ヒートパイプで形成されるコア部分にも独自の工夫があります。
ヒートパイプのコアを成す部分が四角形に成型されヒートパイプ同士が密接しており、この構造は高い冷却性能を支える設計でCore Pipeと呼ばれています。
GPUコアと接するベースコアから伸びた3本のヒートパイプによって2スロットを占有する大型放熱フィン全体へ熱を拡散します。
またGPUコア周辺のVRAMチップやVRM電源回路はヒートシンクにろう付けされた金属製プレートとサーマルパッドを介してヒートシンク本体で直接冷却するという理想的な構造です。
ちなみに、添え字”E”のない初期モデル MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OCではVRM電源回路の周りにはGPUクーラーとの圧着を補助するネジがありませんでしたが、「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」では追加されています。
ベースプレートから伸びる3本の銅製ヒートパイプによって2スロットを占有する大型GPUクーラー内部いっぱいにアルミ製放熱フィンが展開されています。
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの検証機材・GPU概要
外観やハードのチェックはこのあたりにして早速、「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」を検証用の機材に組み込みました。テストベンチ機の構成は次のようになっています。
テストベンチ機の構成 (ゲーム性能検証) |
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OS | Windows11 Home 64bit |
CPU | Intel Core i9 13900K (レビュー) |
CPUクーラー | Fractal Design Celsius S36 (レビュー) Noctua NF-A12x25 PWM (レビュー) |
メインメモリ | G.Skill Trident Z5 RGB F5-7200J3445G16GX2-TZ5RK DDR5 16GB*2=32GB (レビュー) 7200MHz, 34-45-45-115 |
マザーボード | ASUS ROG MAXIMUS Z790 HERO (レビュー) |
システムストレージ | Samsung SSD 990 PRO 1TB (レビュー) |
ゲームストレージ | Samsung SSD 870 QVO 8TB (レビュー) |
電源ユニット | Corsair HX1500i (レビュー) |
ベンチ板 | STREACOM BC1 (レビュー) |
ベンチ機のシステムストレージには「Samsung SSD 990 PRO 1TB」を使用しています。
Samsung SSD 990 PROは、PCIE4.0対応SSDで最速クラスの性能を発揮し、なおかつ電力効率は前モデル980 PRO比で最大50%も向上しており、7GB/s超の高速アクセスでも低発熱なところも魅力な高性能SSDです。 これからPCIE4.0対応プラットフォームの自作PCを組むなら、システム/データ用ストレージとして非常にオススメな製品です。
・「Samsung SSD 990 PRO 1TB」をレビュー。性能も電力効率もトップクラス!
検証機ではシステムメモリとして、Intel第13世代CPU向けメモリとしては4xメモリスロットのマザーボードでも動作可能な最速クラスの製品、メモリ周波数7200MHz/CL34の高メモリクロックかつ低レイテンシなメモリOCに対応した「G.Skill Trident Z5 RGB(型番:F5-7200J3445G16GX2-TZ5RK)」を使用しています。
G.Skill Trident Z5シリーズはIntel XMP3.0のOCプロファイルに対応した製品となっており、6000MHzの定番設定なモデルもあり、Intel第13世代CPUで高性能なPCを構築するお供としてオススメのOCメモリです。
ARGB LEDイルミネーションを搭載したバリエーションモデル G.Skill Trident Z5 Neo RGBもラインナップされています。
・「G.Skill Trident Z5 RGB」をレビュー。XMPで7200MHz OCに対応!
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCのGPU概要
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCに搭載されているGPU「GeForce RTX 4070」のスペックについて簡単に確認しておきます。
「GeForce RTX 4070」はAD104-250コアが使用されておりCUDAコア数は5888、GPUコアクロックはベース1920MHz、ブースト2475MHzです。VRAMには従来よりも高速な21.0GbpsのGDDR6Xメモリを12GB容量搭載しています。メモリーバス幅は192bitなのでメモリ帯域は504GB/sです。
典型的なグラフィックボード消費電力を示すTGPは200Wに設定されており、PCIE補助電源は8PIN×1もしくは12VHPWRが使用されておりオリファンモデル次第です。12VHPWRの場合は基本的に変換ドングルが付属するので、既存のPCIE補助電源8PIN×2にも対応します。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」については、リファレンス仕様値2475MHzに対してブーストクロック2505MHzへファクトリーOCが施されています。パワーリミット(TGP)はリファレンス仕様と同じ200Wになっており、手動設定による電力制限解除には非対応です。
GPUコアの増強、コアクロックの高速化といった3Dグラフィックス関連の強化に加えて、「GeForce RTX 4070」などGeForce RTX 40シリーズの新たな特長としてハードウェアエンコーダに最新の第8世代NVEncが実装されています。
第8世代NVEncはAV1コーデックのエンコードに対応したところが、RTX 30シリーズの第7世代NVEncとの大きな違いです。(AV1コンテンツのデコード/再生はRTX 30シリーズですでに対応済み)
映像編集ソフトではDavinci Resolve、ビデオキャプチャソフトではOBS Studioなどが最新バージョンにおいてGeForce RTX 40シリーズによるAV1エンコードに対応しています。
AV1は従来のH.264(x264)よりも40%程度も圧縮効率に優れており、OBS Studioの場合、従来のH.264(x264)形式によってフルHD解像度で作成したコンテンツも、同等のビットレート、同等の映像品質で、AV1形式ならWQHD解像度にできます。
注意点として、RTX 4070 Ti以上の上位モデルが新たに2基のNVEncを搭載しているのと異なり、GeForce RTX 4070に実装されているハードウェアエンコーダNVEncは”1基”です。
最新の第8世代なのでAV1に対応しているだけでなく、H.264やHEVC(H.265)のエンコードも高速化していますが、Davinci ResolveなどデュアルNVEncによる書き出しに対応した映像編集ソフトでRTX 30シリーズと比較して2倍以上高速になる機能は使用できません。
レイトレーシング&DLSS 3(DLSS SR/FG)について
レイトレーシング表現やDLSSについて簡単に紹介しておきます。
レイトレーシング(Raytracing)とは3Dグラフィックスのレンダリング手法の1つであり、現在主流なラスタライズ方式とある種の対になる言葉です。
レイトレーシングだけで3Dグラフィックスを全て描画しきるのはGPU性能的に現実的ではないので、ベースは従来のラスタライズ方式で行い、鏡面反射などエフェクトにレイトレーシング方式を使う、というハイブリッドなレンダリング方式が現在のレイトレーシング対応PCゲームの主流です。
レイトレーシング表現では、照明や光源(エリアライト)や太陽光(グローバルイルミネーション)の影響を厳密に再現し、光の反射や透過も現実に即して忠実に描写されます。
レイトレーシングを採用したわかりやすい例としては鏡に映る反射など、視覚(視点から見た)の外にある物体もリアルに描画することができます。小さい光源や太陽光などが生み出す影、反射によって生まれる光が現実に対して忠実に再現されるので、画面の中に引き込まれるような奥行き、陰影を感じる映像が生まれます。
なお高画質機能 Raytracing(レイトレーシング)はMicrosoftが提供するAPI”DirectX 12”内包されるDirectX Raytracing(DXR)を使用したレンダリング機能となっており、後述のDLSSと違ってNVIDIA独自技術というわけではなく、AMD/Intel製グラフィックボード、PlayStation 5やXbox Series S/Xといったコンソールゲーム機にも互換性のある機能です。
下はPlayStation 5のMarvel’s Spider-Man Remasteredでレイトレーシング表現のオン/オフを比較したものですが、オフでは鏡面になっている窓ガラスにスパイダーマンの身体の鏡像がないだけでなく、風景の反射も反対側と比較してデタラメなのが一目瞭然です。
「NVIDIA DLSS」は”Deep Learning Super Sampling”の頭文字を取った略称となっており、その名の通り、近年流行りのディープラーニングによって高画質化(超解像化)する機能で、AIレンダリングの名前でもアピールされています。
DLSSが具体的にどのように動作するか簡単に説明すると、フルHD~WQHDのリアルタイムレンダリングソースから4K映像を生み出すDLSSの原型があります。このDLSSの原型が作り出した4K映像を、16Kなど現実的にはリアルタイムでのレンダリングが難しい超々高解像度のレンダリング結果を比較し、DLSSの原型の改良版1をNVIDIAの専用サーバーが作ります。
DLSSの原型の改良版1で再び4K映像を生み出し、16Kレンダリング結果と比較して、DLSSの原型の改良版2を生み出す……、というプロセスを何万回も繰り返すことで、ユーザーに提供される汎用の、もしくは個別ゲームタイトルに特化した専用のDLSSプロファイルが出来上がります。
GeForce RTX 30シリーズの登場と共にアップデートされたDLSS2.0では最終出力解像度に対して3種類のオリジナルレンダー解像度が選択でき、4K解像度の場合は、Quality(2560×1440)、Balanced(2240×1260)、Performance(1920×1080)の3種類から選択できます。
オリジナルのレンダー解像度がフルHD~WQHDなので、DLSSによる超解像(SuperSampling)プロセスを挟むとはいえ、ネイティブに4K解像度をレンダリングするよりもフレームレートは大幅に向上します。
現在のDLSSでは16Kレンダリング結果を目標に学習が繰り返されているので、高画質アンチエイリアス技術として一般的なTAAと比較してフレームレートが大幅に向上するだけでなく、画質も改善するという一挙両得な高画質化機能になっています。
フルHDやWQHDのレンダリングソースを高品質な4K解像度に超解像化することから始まったDLSSですが、この超解像機能(DLSS SR:Super Resolution)に加えて、GeForce RTX 40シリーズが対応する最新バージョンの”DLSS 3”ではAI中間フレーム生成機能 Frame Generationが追加されたのが大きなトピックです。
中間フレーム生成というと、倍速補間などと呼ばれることの多いテレビの高画質化機能が有名ですが、テレビの倍速補間は完成した映像フレームを2つ以上(一部のハイエンドテレビだと7つなど)をソースに中間フレームを作成しています。
ソースとなる映像フレーム数が多いほど生成される中間フレームの映像的な破綻はなくなりますが、遅延が大きくなるのでゲーム用途では到底実用できません。逆にソースとなる映像フレーム数を減らすと遅延は減りますが、単純なスクロールのような画面変化しか綺麗に補間できず、映像的な破綻が増えてしまいます。
一方、DLSS 3のAI中間フレーム生成機能 Frame Generationは、3Dオブジェクトの動きを正しく追跡できるMotion Vector(3Dオブジェクトのピクセル単位での位置や向きの履歴)に、影のような光エフェクトを正しく追跡できるOptical Flowを組み合わせることで中間フレームを生成しています。
中間フレームの生成方法が全く異なるので、DLSS 3は2フレーム(現在と1つ前)による補間と同等かそれ以下という低遅延で倍速補間を実行でき、急にポップするオブジェクトや影などの光エフェクトが破綻しにくい、という特徴があります。
現在のビルドではUIやテキストにノイズが生じやすいといった欠点はあるものの、超解像のDLSS SRも徐々に改良されていったのでDLSS FGも対応ゲームが増えるにしたがって補間品質もアップデートされていくはずです。
あとDLSS FGの副次的な効果として、中間フレームはGPUが単独で生成するので、CPUボトルネックで伸び悩むシーンでもフレームレートが向上するという効果もアピールされています。有名どころではMicrosoft Flight Simulatorが該当します。
DLSS Frame GenerationはOptical Flow Acceleratorという専用ハードウェアを使用しているので、現在、この機能を使用できるのはGeForce RTX 40シリーズに限定されています。(Optical Flow Accelerator自体は全く同じものかは不明ですがRTX 30シリーズにも存在するので、今後、対応GPUに加わる可能性があるかも)
また上記の通り、DLSS 3による倍速補間はそれそのものが遅延を生じにくい設計ですが、”DLSS 3対応”ならNVIDIA製GPU環境の低遅延技術 Reflexも含むことになっており、よりゲーム操作にラグを感じない低遅延な表示が可能です。
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCのゲーム性能
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の性能を測るべく各種ベンチマークを実行しました。性能比較には「GeForce RTX 4070 Ti」、「GeForce RTX 3080 10GB」、「GeForce RTX 3070」、「GeForce RTX 2080 Ti Founders Edition」を使用しています。
(特定のモデルや型番を指名していない場合、各GPUメーカーのリファレンスモデルもしくはリファレンス仕様のオリファンモデルです)
GPUが同じならオリファンモデル(ファクトリーOCやGPUクーラー冷却性能)による性能差は数%あるかどうかなので、今回は検証を割愛します。
RTX 4070の個別ゲームタイトルに関する性能については、すでに公開中のRTX 4070のレビューを参照してください。
実ゲーム性能の比率の平均を出してみたところ、GeForce RTX 4070は、前世代同クラスのRTX 3070を30%程度上回る性能を発揮しました。
またGeForce RTX 4070は、前世代ではハイエンドモデルながらコストパフォーマンスの高さで好評を博したRTX 3080とフルHD/WQHD解像度なら同等の性能を実現しています。(当サイトの性能比較に使用しているタイトルが管理人の好みに寄っていて高画質PCゲーム系なのでWQHDでRTX 3080を若干下回る傾向ですが)
RTX 4070は最新アーキテクチャによる高い動作クロックや大容量キャッシュメモリによってフルHD/WQHD解像度ではRTX 3080と同等の性能を発揮するものの、高解像度になるにつれてメモリ帯域の低さがボトルネックとなり始めます。
WQHD解像度あたりから、キャッシュがボトルネックになるハイフレームレートな競技系ゲームか、VRAM帯域が重要になる高画質系PCゲームかで、得手不得手がバラける感じになり、4K解像度になると完全にメモリ帯域がボトルネックでネイティブレンダリングだとRTX 3080に対して後塵を拝するようになります。
RTX 4070そのものの4Kゲーム性能が低いというわけではありませんが、同価格帯の前世代RTX 3080が比較対象になると、4K解像度についてはDLSS 3のAI中間フレーム生成機能に頼らざるを得ない、という具合です。
もちろんDLSS 3(DLSS SR&FG)を使用できるRTX 4070とDLSS 2(DLSS SR)までのRTX 3080で4K性能を比較したらRTX 4070に軍配が上がるのは自明ですが、DLSS 3の対応タイトルがまだ少ない点はネックです。
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OCの温度・消費電力・ファンノイズ
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の負荷時のGPU温度やファンノイズや消費電力についてチェックしていきます。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のGPU温度とファンノイズの検証負荷としては約20分間に渡たり連続してGPUに100%近い負荷をかける3DMark TimeSpy(Extreme) Stress Testを使用しています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のテスト終盤におけるGPU温度は最大67度と低めですが、一方でファン速度は最大1800RPM程度と、少し高めです。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」はアイドル時にファンが停止するセミファンレス機能に対応しており、GPU温度52度前後が始動閾値、GPU温度38度前後が停止閾値でヒステリシスも採用されています。製品によっては回転数が上下してふらつくことの多い始動や停止の直前も、閾値を上下した瞬間にピタッと切り替わります。
GPUコアクロックについて、今回入手した「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の負荷テスト中の実動平均は2663MHzでした。
【補足】
コアクロック比較グラフはAIBモデル別の優劣を決めるための比較ではなく、特定のGPUがだいたいどの程度のコアクロックで動作するのか確認するために掲載しています。
AMD、NVIDIAともに最新GPUでは実動コアクロックはGPUコア個体毎に異なる内部設定のV-Fカーブが最も支配的なファクターです。加えて負荷中のGPU温度も5~10度刻みでブーストクロックの制御に影響します。
そのため、ファクトリーOCが施されたオリファンモデルの公式仕様値として公表されているブーストクロックは各メーカー内におけるOC耐性選別という意味で1つの指標にはなると思いますが、実動コアクロックの優劣にはあまり当てになりません。
今回検証している個体Aが他社AIBと比較して実動コアクロックが低くても、市場製品の個体Bは高い、個体Cは同程度…のように、本当に御神籤状態です。
また実用条件に近い冷却性能の検証として、実際にPCケースへ「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」を組み込み、1時間に渡って負荷をかけた時にGPU温度やファン回転数がどうなるかを確認してみました。
検証するGPUランクによって負荷を変えており、通常はTime Spy(Extreme) グラフィックテスト1をループ再生させて各GPUがMaxTGPに張り付く状態を検証しています。
なお一部の高性能GPUはTime Spy ExtremeでもGPUが遊ぶので、さらに重いPort Royal 4KやCyberpunk 2077の4K・レイトレーシングなどを使用して負荷を適宜調整しています。
検証機材のPCケースには「Cooler Master MASTERCASE MAKER 5t」を使用しています。
CPUクーラーは120サイズ簡易水冷でラジエーターを天面前方に設置、またPCケースのフロントに吸気ファンとして3基とリアに排気ファンとして1基の140mm角ケースファンをそれぞれ設置し、ファン回転数は1000RPMに固定しています。
PCケースのエアフローファンには空冷ヒートシンク、水冷ラジエーター、PCケースエアフローの全ての用途で一般的な140mmサイズファンを上回る性能を発揮する「Thermaltake TOUGHFAN 14」を使用しています。140mmサイズファン選びに迷ったらこれを買っておけば問題ない、高性能かつ高静音性なファンです。
PCケースに入れた状態で長時間負荷をかけると、「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のGPU温度は65~67度、ファン回転数は1700~1800RPM程度でした。ベンチ板上で検証した時とほぼ同じ結果です。
ファン速度は少し高めですが、同グラフィックボードに採用されているTORX FAN 4.0はノイズレベルだけでなく体感的にもファンノイズを煩く感じにくい特長があり、これくらいの速度ならPCケースに組み込めばファンノイズはほぼ気になりません。
ついでに一部で話題になっていたマイナーチェンジ前の添え字”E”なしモデル MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OCとVRM電源回路の温度もサーモグラフィカメラ搭載スマートフォン「CAT S62 PRO」を使用してチェックしてみました。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のVRM電源温度が最大で80度前後に対して、マイナーチェンジ前の初期モデル MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OCは最大で88度程度に達しています。
温度差はありますが、初期モデル MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OCも実用的に問題のある温度ではありません。
ちなみに初期モデル MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X 12G OCで厚み3.0mmのサーマルパッドに貼り替えてみても温度低下は4~5度程度でした。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」を含めていくつかのグラフィックボードについてサウンドレベルメーターを利用してゲーム負荷時のノイズレベルを測定・比較しました。
検証機材はベンチ台の上に平置きにしているので、サウンドレベルメーターをスタンドで垂直上方向に50cm程度離して騒音値を測定しています。
この測定方法において電源OFF時の騒音値は30dB未満です。目安として騒音値が35dBを超えたあたりからファンノイズがはっきりと聞こえるようになりますが、35~38dB以下であればPCケースに入れてしまえばファンノイズが気になることはそうそうないと思います。40dB前後になるとベンチ台上で煩く感じ始め、45dBを超えるとヘッドホンをしていてもはっきり聞き取れるくらいになります。
A特性で測定しているのである程度は騒音値にも反映されていますが、同じ騒音値でも周波数(ファン回転数)が高いほど体感としては大きな音に感じやすく、また不快に感じたり感じなかったりは音の性質(細かい乱高下の有無や軸ブレ)にもよるので注意してください。
ノイズレベルの測定結果は次のようになっています。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」は1700~1800RPM程度とファン速度はやや高めですが、ノイズレベルは34~35dB前後と標準的な数値です。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」に採用されているTORX FAN 4.0はノイズレベルだけでなく体感的にもファンノイズを煩く感じにくい特長があり、体感的には数dBは低いくらいの風切り音でした。
静音性がものすごく高いというわけではありませんが、RTX 4070というGPU自体がTGP200W程度で発熱も大きくないので、2スロット占有2連ファンGPUクーラーでも煩く感じない程度の静音性は十分に実現できています。
ストレステストの結果の通り、GPU温度的にはまだ余裕があり、MSI AfterBurner等のチューニングソフトを使用してファン速度を下げる余地もありますし。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の消費電力と瞬間的な最大電源負荷を測定しました。
グラフィックボードの消費電力測定には、当サイトの検証に使用するためワンオフで特注した測定ツール「GPU Power Tester」を使用しています。GPU Power TesterはPCIEスロット経由とPCIE補助電源の消費電力を直接に測定しているので、シンプルにグラフィックボードそのものの消費電力をしることができます。
消費電力の測定にあたって検証するGPUランクによって負荷を変えており、通常はTime Spy(Extreme) グラフィックテスト1、一部のウルトラハイエンドGPUにはPort Royal 4K(GPU名に*マークを併記)をループ再生させ、各GPUがMaxTGPに張り付く状態を検証しています。
テスト全体から1ms間隔でモニタリングを行い、平均値を”消費電力”、最大値を”瞬間的な最大電源負荷”とします。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」の消費電力は203W、最大瞬間負荷は235Wでした。概ねTGP仕様値通りの消費電力です。
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC レビューまとめ
最後に「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」を検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。
良いところ
- WQHD/ハイフレームレートに最適、DLSS 3で4Kにも対応可能なGPU
- RTX 3070と比較して平均30%程度も高速
- フルHD/WQHDならRTX 3080と比較しても同等(4Kでは10%程度劣るが)
- GeForce RTX 40の最新機能であるAI中間フレーム生成機能 DLSS 3に対応
- 高圧縮かつ高画質な次世代コーデックAV1のハードウェアエンコードに対応
- TGP200WのRTX 4070をノイズレベル35dB以下で冷やせるGPUクーラー
- PCIE補助電源は12VHPWRではなく、従来規格の8PIN×1
- RTX 4070 オリファンモデルの中で最安値クラス
悪いところor注意点
- RTX 4070 Ti以上の上位モデルと異なり、デュアルNVEncによる高速エンコードには非対応
- RTX 4070一般に価格が税込み9万円前後からと高価 (2023年12月現在)
GeForce RTX 4070は、前世代同クラスのRTX 3070を30%程度上回る性能を発揮し、ハイエンドモデルながらコストパフォーマンスの高さで好評を博したRTX 3080とフルHD/WQHD解像度なら同等の性能を実現しています。
最新アーキテクチャによる高い動作クロックと大容量キャッシュメモリのおかげでハイフレームレートに対するボトルネックが解消されているので、フルHD/WQHD解像度のハイフレームレートなPCゲーミングに最適なGPUです。
VRAM帯域の影響でネイティブ4Kの性能は鈍化する傾向はあるものの、GeForce RTX 4070は最新のDLSS 3に対応しているので、フルHD/WQHDをソースにアップスケールするDLSS SRやAIフレーム補間機能DLSS FGを併用すれば、4Kゲーミングでも大幅な性能向上が期待できます。
GeForce RTX 4070については、フルHD/WQHDの性能は同等、ネイティブレンダリングでやや劣る4K性能をAIフレーム生成機能DLSS 3でカバー、AV1ハードウェアエンコード対応 、国内価格は税込み9万円後半から、という特長なので、70番台の数字さえ無視すれば、RTX 3080がDLSS 3とAV1に対応してそのままスライドしたようなGPUです。
TGP320WからTGP200Wへと大幅に消費電力が削減されているので、全長220~250mm以下、2スロット占有のコンパクトモデルが登場し、PCIE 8PIN×1の補助電源で運用できるようになった、というメリットもありますが、最も重要な性能と価格の2つについて、落胆こそないものの、驚きも喜びもない、というのが正直なところです。まあRTX 4070 Tiで前振りも効いていたので予定調和と言えばそうですが。
希望小売価格が599ドルからとなるGeForce RTX 4070の登場によって、GeForce RTX40シリーズの発売以降も下位モデルとして併売されていたGeForce RTX 3080、3070Ti、3070は第一線から外れますが、さらに下位モデルのRTX 3060 Ti以下はまだしばらく現役続投となります。
ただRTX 4070が9万円台後半に対して、RTX 3070は国内価格が7万円前後なので、在庫が続く限りはBTO PCなどでも、RTX 4070の下位モデル的な選択肢としてまだ残るような気がします。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のGPUクーラーについては、TGP200WのRTX 4070にフル負荷をかけ続けても、GPU温度は70度以下に収まり、なおかつ同測定環境においてノイズレベル35dB以下という十分な静音性を発揮しました。
少し補足すると、RTX 30世代ではSUPRIMなど同社ハイエンドモデルに採用されていたTORX FAN 4.0を搭載しており、同じノイズレベルの製品と比較すると、体感的にはより静かに感じるGPUクーラーでした。
MSI製オリファンモデルはSUPRIMやGaming TRIOが静音性に定評がある一方、安価なVENTUSシリーズは割と当たりハズレがあるのですが、「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」はRTX 4070の下限MSRPちょうどで販売されるモデルであることも考えると、当たりな仕上がりだと思います。バックプレートこそプラスチック製でコストカットされていますが、GPUクーラー本体はヒートパイプダイレクトタッチではなく銅製ベースプレートも採用されていますし。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」はコストパフォーマンス重視で検討するならオススメのオリファンモデルです。
「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」は全長242mmかつ2スロット占有というRTX 4070オリファンモデルの中では比較的にコンパクトな製品であり、PCIE補助電源も12VHPWRではなく従来規格のPCIE 8PINが採用されているので、既存環境のアップグレードに選びやすいところも魅力です。
ちなみに管理人は、ジョーシン(ヤフーショッピング)で「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」を購入しました。
12月24日の注文で商品価格は88,800円、17800円程度(約22%)のPayPayポイント還元だったので、RTX 4070が実質7.1万円くらいでした。これくらいの値段だとRTX 4070もコスパが大分良く感じます。
ポイント付与率はタイミングにも依るのですが、5の付く日やゾロ目の日は10%を超えるポイント還元になることが多いので、安くグラボを買いたい人は狙ってみてください。
以上、「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」のレビューでした。
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2スロット占有2連ファンGPUクーラーを搭載し、全長242mmでコンパクトサイズなゲーミングモデル「MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 2X E 12G OC」をレビュー。
VRM電源回路の冷却が改良されたマイナーチェンジモデルを徹底検証。https://t.co/Mp3oiExLu9— 自作とゲームと趣味の日々 (@jisakuhibi) January 11, 2024
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