AMD Ryzen環境ではこれまで倍率変更によるメモリ周波数のOC上限は3200MHzでしたが、AGESA 1.0.0.6のマイクロコードに対応するBIOSアップデートを行うことで、DDR4メモリの動作周波数を4000MHzにオーバークロックする倍率変更のサポートが開始されました。この情報自体は少し前にAMD公式から発表があったのですが、ここ数日でついに一部マザーボードベンダーからAGESA 1.0.0.6に対応するBIOSアップデートが公開されたので3200MHz以上での動作を確認してみました。
下のスクリーンショットは近日レビュー記事を公開予定のGIGABYTE Aorus GA-AX370-Gaming K7のBIOSですが、動くかどうかはともかく倍率変更のみで4000MHzが設定可能になっています。
とりあえずGIGABYTE Aorus GA-AX370-Gaming K7にG.Skill F4-3200C14D-16GFXを組み合わせて手動でOCを行ったところ3466MHzまで動かすことができました。3600MHzでPOSTクリアできるのですがWindowsOS起動中にBSODになりました。
G.Skill()
そのほかにもXMP2400MHzのメモリや他のマザーボードで2400MHz動作が限界だったりしたメモリ含め数種類のメモリで3200MHzを試してみたところ正常に動作しました! AGESA 1.0.0.6ならXMP3200MHzのメモリを使えば3200MHz余裕な手ごたえです。ぱねぇ。
当サイトでレビュー記事を公開済みのマザーボードでは「GIGABYTE Aorus GA-AX370-Gaming 5」、「ASRock Fatal1ty X370 Professional Gaming」、「ASRock AB350M Pro4」などがAGESA 1.0.0.6に対応するアップデートが公開されています。ASRockとGIGABYTEは対応が早いですね。
・「GIGABYTE Aorus GA-AX370-Gaming 5」をレビュー
・16フェーズVRM電源搭載「ASRock Fatal1ty X370 Professional Gaming」をレビュー
DDR4メモリの高速選別品がめちゃくちゃ高い時期なのに4000MHz以上の選別品が欲しくなる。SkyLake-X用に4枚組の高速品も欲しいし財布がががが……。
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