PlayStation 5(プレイステーション5)の新型番「CFI-1200」シリーズが値上げと同時に発売。新旧型番でどう違うのか、軽量化で中身はどう変わったのか、まとめました。
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発売から2年近く経過しても入手難が続くPlayStation 5(プレイステーション5)の新型番「CFI-1200」シリーズが9月15日の値上げと同時発売です。
海外で早くも新旧比較検証が公開されたのでそれを参考に、新型番「CFI-1200A01/CFI-1200B01」とCFI-1100や初期モデルとの違いをまとめます。
30%小型化、18~24%軽量化、内蔵SSDが1TB容量に増量された新型PlayStation 5(プレイステーション5)が11月10日に発売されました。
新型PS5ことPlayStation 5 Slimモデルのデジタル・エディション(CFI-2000B01)と最初期モデル(CFI-1000B01)の実機比較記事も公開したので、PS5スリムモデルを検討している人はこちらをお読みください。
PS5をトラベルケースに入れて持ち運びたい人にとっては10%程度でも軽量化は嬉しいと思います。
ヒートシンク&メイン基板の重量が初期モデルは1620g、CFI-1100は1360g、最新型番の「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は1110g程度なので、前回同様にヒートシンクの簡素化で軽量化を果たしているようです。
SoC(CPU&GPU)を直接冷やすメインヒートシンクは、ヒートパイプの本数こそ6本のままですが、ベースプレート部分がさらに小さく、また放熱フィンアレイも小規模になっています。
CFI-1100はメイン基板は初期モデルとほぼ同じでしたが、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は設計が大きく変更されています。
下写真では下側ですが、冷却ファンのある上方向の基板が大きくカットされており、M.2 SSDを増設する拡張スロットはM.2スロット直後で途切れ、M.2 SSD固定部分が金属カバーになっています。
また縦に延びていたヒートパイプ&放熱フィンアレイのベースプレートが無くなって、放熱ヒートシンクが前後から剥き出しの状態に変わっています。
あとSoCに電力供給するVRM電源回路と接続されたヒートパイプは、初期モデルやCFI-1100では金属カバー内に埋め込まれていましたが、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」では外に露出しており、またそれに接続された放熱ヒートシンクはメインヒートシンクとは逆に大型化しています。
初期モデルやCFI-1100では冷却ファンも変更されていた、というか出荷時期やロットによってファンの設計が違っていました。
「ファンA(23枚で中央で途切れる)」「ファンB(17枚で中央に延びる)」「ファンC(23枚で中央に延びる)」、以上の3種類のファンがあるようです。
管理人も私物のPS5のファンをチェックしてみたところ、2021年2月に入手した通常版はCファン、2021年5月に入手したデジタル版はAファンでした。
今回参考にしている比較動画中の初期モデルとCFI-1100は「ファンB(17枚で中央に延びる)」でしたが、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は、ファンブレードが17枚で、中央で途切れるという新型(ファンD)でした。
検証動画ではアストロ プレイルームのプレイ画面で比較が行われていました。
まず基板設計の変更なのか、SoCの改良なのか、具体的な理由は不明ですが、新型番「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は初期モデルやCFI-1100と比較して消費電力が下がっているとのことです。
初期モデルが218W前後、CFI-1100が228W程度に対して、新型番「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は202W前後でした。
消費電力の差については情報ソースの誤報だったようです。
新型PS5こと、PS5 Slimモデルで最初期型番 CFI-1000と消費電力に差がないことを実機で確認しました。
クーラーの変更による冷却性能や静音性への影響についてですが、PS5背面のスリットから内部温度、正確にはヒートシンク放熱フィンの温度をチェックしたところ、初期モデルが52度前後だったのに対し、CFI-1100は63度前後に対して、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は51度前後とのこと。
最後に静音性についてファンノイズを比較すると、背面の排気口から数センチのところで測定して、初期モデルが48dBに、CFI-1100が43dB程度に対して、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は45dB程度とのこと。
かなり近距離でノイズレベルを測定しているので数字で差が出ていますが、数mも離れる実用環境だと体感で差はなさそうです。
前回もヒートシンクが小型化、簡素化されましたが、実用的に問題にならなかったので、基板の変更も含めてさらに設計を最適化した結果がCFI-1200だと思います。
とはいえ初期モデルやCFI-1100のユーザーが買い替えるほどの変化ではありませんし、これから購入する人もどちらでも良いくらいの違いだと思います。
さらに詳しい内容は英語の動画ですがYouTubeでも公開されているので参照してみてください。
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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)
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発売から2年近く経過しても入手難が続くPlayStation 5(プレイステーション5)の新型番「CFI-1200」シリーズが9月15日の値上げと同時発売です。
海外で早くも新旧比較検証が公開されたのでそれを参考に、新型番「CFI-1200A01/CFI-1200B01」とCFI-1100や初期モデルとの違いをまとめます。
30%小型化、18~24%軽量化、内蔵SSDが1TB容量に増量された新型PlayStation 5(プレイステーション5)が11月10日に発売されました。
新型PS5ことPlayStation 5 Slimモデルのデジタル・エディション(CFI-2000B01)と最初期モデル(CFI-1000B01)の実機比較記事も公開したので、PS5スリムモデルを検討している人はこちらをお読みください。
1.重量が初期モデル比で500g程度軽量化
PS5 デジタル版の初期モデルでは本体重量が3800g程度でしたが、後継CFI-1100では3550gに、さらに最新型番の「CFI-1200A01/CFI-1200B01」では3300g程度と、初期型番から計500gの軽量化を果たしています。PS5をトラベルケースに入れて持ち運びたい人にとっては10%程度でも軽量化は嬉しいと思います。
ヒートシンク&メイン基板の重量が初期モデルは1620g、CFI-1100は1360g、最新型番の「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は1110g程度なので、前回同様にヒートシンクの簡素化で軽量化を果たしているようです。
2.ヒートシンクがさらに簡素化?
CFI-1100でもヒートシンクの簡素化は話題でしたが、最新型番の「CFI-1200A01/CFI-1200B01」でもさらにヒートシンクの簡素化が進められています。SoC(CPU&GPU)を直接冷やすメインヒートシンクは、ヒートパイプの本数こそ6本のままですが、ベースプレート部分がさらに小さく、また放熱フィンアレイも小規模になっています。
CFI-1100はメイン基板は初期モデルとほぼ同じでしたが、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は設計が大きく変更されています。
下写真では下側ですが、冷却ファンのある上方向の基板が大きくカットされており、M.2 SSDを増設する拡張スロットはM.2スロット直後で途切れ、M.2 SSD固定部分が金属カバーになっています。
また縦に延びていたヒートパイプ&放熱フィンアレイのベースプレートが無くなって、放熱ヒートシンクが前後から剥き出しの状態に変わっています。
あとSoCに電力供給するVRM電源回路と接続されたヒートパイプは、初期モデルやCFI-1100では金属カバー内に埋め込まれていましたが、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」では外に露出しており、またそれに接続された放熱ヒートシンクはメインヒートシンクとは逆に大型化しています。
初期モデルやCFI-1100では冷却ファンも変更されていた、というか出荷時期やロットによってファンの設計が違っていました。
「ファンA(23枚で中央で途切れる)」「ファンB(17枚で中央に延びる)」「ファンC(23枚で中央に延びる)」、以上の3種類のファンがあるようです。
管理人も私物のPS5のファンをチェックしてみたところ、2021年2月に入手した通常版はCファン、2021年5月に入手したデジタル版はAファンでした。
今回参考にしている比較動画中の初期モデルとCFI-1100は「ファンB(17枚で中央に延びる)」でしたが、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は、ファンブレードが17枚で、中央で途切れるという新型(ファンD)でした。
3.冷却や騒音への影響は?
上で見た通り、新型番「CFI-1200A01/CFI-1200B01」でもやはり最大のトピックは、クーラーの仕様が大きく変更されたところですが、冷却性能や静音性への影響はどうでしょうか。検証動画ではアストロ プレイルームのプレイ画面で比較が行われていました。
初期モデルが218W前後、CFI-1100が228W程度に対して、新型番「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は202W前後でした。
消費電力の差については情報ソースの誤報だったようです。
新型PS5こと、PS5 Slimモデルで最初期型番 CFI-1000と消費電力に差がないことを実機で確認しました。
クーラーの変更による冷却性能や静音性への影響についてですが、PS5背面のスリットから内部温度、正確にはヒートシンク放熱フィンの温度をチェックしたところ、初期モデルが52度前後だったのに対し、CFI-1100は63度前後に対して、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は51度前後とのこと。
最後に静音性についてファンノイズを比較すると、背面の排気口から数センチのところで測定して、初期モデルが48dBに、CFI-1100が43dB程度に対して、「CFI-1200A01/CFI-1200B01」は45dB程度とのこと。
かなり近距離でノイズレベルを測定しているので数字で差が出ていますが、数mも離れる実用環境だと体感で差はなさそうです。
PS5の新型番「CFI-1200」の違いについてまとめ
PlayStation 5 初期モデルからCFI-1100への更新では『縦置きスタンドの手回しネジ化』などの変更もありましたが、「CFI-1200」はほぼ内部設計だけが変わっているようです。前回もヒートシンクが小型化、簡素化されましたが、実用的に問題にならなかったので、基板の変更も含めてさらに設計を最適化した結果がCFI-1200だと思います。
とはいえ初期モデルやCFI-1100のユーザーが買い替えるほどの変化ではありませんし、これから購入する人もどちらでも良いくらいの違いだと思います。
さらに詳しい内容は英語の動画ですがYouTubeでも公開されているので参照してみてください。
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