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本記事をCoffeeLake-S CPU(8XXX番台)対応に更新しましたが、18年1月現在、旧型となるKabyLake-S CPU搭載BTO PCもまだ販売されており、処分価格で安い場合もあるので更新前のおすすめBTO PCリストをバックアップしています。


GTX 1080搭載のBTO PCの簡易紹介

1.PCショップアーク

PCショップアークからはGTX 1080をデフォルトで搭載するPCとして「CROYDON NZXT CY-IKL4Z27A-18NS」がリリースされています。特徴としては自作PC用のPCケースとしても評価の高い「NZXT H440-Plus」を採用しており、マザーボードや電源ユニットなども自作PC向けの高品質パーツが選定されています。デフォルト構成の最低価格としては28.5万円からと高額ですが、ハイスぺ自作er目線で見ても妥協のない高品質なBTO PCに仕上がっていると思います。またデフォルト構成ではGTX 1080搭載ではありませんがGTX 1070搭載BTO PCの「CROYDON CY-IKL4B25M-C17」や「CROYDON CY-IKL4H27A-N17」からカスタマイズでGTX 1080グラフィックボードを選択すると安価なカスタマイズ構成を構築可能です。GTX 1080のベンダーやモデルをカスタマイズ項目から選択可能です。




2.TSUKUMO(ツクモ) eX.computer

ツクモeX.computerからはスタンダードタワーの「G-GEAR GA7J-H91/T」、コンパクトPCの「G-GEAR mini GI7J-E91/T」、高級フルタワーの「G-GEAR neo GX7J-A91/ZT」以上おおまかに3機種がラインナップされています。スタンダードモデルの「G-Gear」についてはCPUに最新のKabylake世代のi5 7500とi7 7700の両方を選択可能でマザーボードはASUS H270-PROとなっています。「G-Gear neo」は高耐久マザーボード「ASUS TUF Z270 MARK 2」が採用されているのが魅力的です。当記事では最もリーズナブルな「G-Gear」をチェックしていきます。GTX1080搭載グラボのベンダーやモデルは指定なしかMSI GamingXを選択できます。

なお各シリーズには旧型H110チップセット搭載マザーボードを採用した廉価モデルがラインナップされているものもありますがKabyLakeネイティブ対応の200シリーズマザボと組み合わせたBTO PCが当サイトとしてはおすすめです。


3.パソコン工房

パソコン工房ではミドルタワーケースで拡張性の高い「LEVEL∞ R-Class LEVEL-R027-i7-VNR」を見ていきます。CPUにKabyLake世代のi7 7700を採用している他社のBTO PCに比べると、マザボや電源に型番不明の廉価なパーツを使ってコストを抑えているので価格は若干安くなっています。GTX 1080のベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。カスタマイズの幅もさほど広くないこともありやや安いという点以外では現時点ですでにあまりおすすめする要素が見当たらないかなあと。
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注:廉価な他モデルもありますがDDR3という旧規格のメモリとSkylake世代のCPUとの混合構成のため管理人的には非推奨です。


4.サイコム

サイコムでは「G-Master Mace H270」など複数のシリーズでカスタマイズ項目からGTX 1080を選択可能になっています。他社と違ってGTX1080搭載のデフォルト構成がリストアップされていないのが特徴です。カスタマイズ項目が多様で採用パーツも高品質なBTOメーカーなので”わかっている”人にはありがたいのですが、初心者向きとは言い辛いかもしれません。GTX 1080のベンダーやモデルをカスタマイズで選択可能です。またOSがデフォルトでカスタマイズに入っていないので追加を忘れないように注意してください。
拡張性やメンテナンス性に優れたPCケースを採用しつつ廉価な「G-Master Mace H270」と高級志向な「Premium-Line」に的を絞って紹介します。この2種はいずれもFractal designという自作er界隈で非常に評価の高いPCケースを採用しています。参考記事1><参考記事2





5.ドスパラ

ドスパラからは、ミドルタワーケース採用でi7 7700を搭載する「GALLERIA XG」、ミニタワーケース採用でi7 7700を搭載する「GALLERIA MG」、TVラックにも収納可能なスリムPC「GALLERIA SG(SkyLake CPU搭載)」などがリリースされています。GTX 1080のベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。他社に比べるとカスタマイズのパーツ選択の自由度は低いようです。代わりにドスパラのBTO PCは”最速2日”という驚愕の納期速度を誇っています。


Palit製3スロット占有クーラー搭載GTX 1080を搭載した「GALLERIA XG」のレビュー記事を公開中です。
3スロ占有で冷える GTX 1080搭載「ドスパラ GALLERIA XG」BTO PCレビュー
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TVラックにも収納可能なスリムPC「GALLERIA SG」のレビュー記事も公開中です。
TVラックにも収納可能なGTX 1080搭載「ドスパラ GALLERIA SG」スリムBTO PCをレビュー
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6.マウスコンピューター

マウスコンピューターのゲーミングBTO PCのブランドは大まかに、若干廉価なミニタワーケース採用「NEXTGEAR-MICRO」(PCケース詳細)、中堅モデルでミドルタワーケース採用の「NEXTGEAR」(PCケース詳細)、高級品の「MASTERPIECE」(PCケース詳細)と松竹梅の3段構成になっています。
カスタマイズの幅は広くありませんが、その分だけ他社と比べて安価になっています。オプション料金+2000円がかかりますが対象製品は翌営業日出荷と納期も速いのが特徴です。
GTX 1080のベンダーやモデルをカスタマイズ(選択)できません。
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17年1月6日現在、若干廉価なミニタワーケース採用の「NEXTGEAR-MICRO」とコンパクトキューブケース採用のBTO PC「LITTLEGEAR」(PCケース詳細)もKabyLakeに対応していますが旧型チップセットH110を搭載したマザーボードが採用されています。
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パーツを揃えてGTX 1080搭載BTO PCを価格比較

一口にBTO PCと言っても上で述べたようにCPUやストレージに各社違いがあり、それによって価格が上下するので可能な限り公平な比較を行うため次のパーツ構成に可能な限り合わせる形で価格比較を行います。

ついでにGTX 1080搭載BTO PCのカスタマイズについて簡単に解説しておきます。「CPU」「メモリ」「電源容量」「ストレージ」「マザーボード」のBTO PCの主要な5パーツに注目します。これら5つの適切な選び方さえ知っていれば、記事の更新や閲覧のタイミングに左右されず、解説に合わせてカスタマイズすれば各自で簡単にリアルタイムな価格比較もできて最適なBTO PCを選択可能です。

  • CPUについてはi5(7600や7600K)でもPCゲームならそこまで大きな性能差はありませんが、最新PCゲームはよりCPUを有効活用できるようになってきているので、GTX1080を積むならCPUもi7(7700や7700K)を積んでおくのが無難だと思います。CPU型番の添え字については基本的に”K”なしのCPUで問題ありません。
  • システムメモリゲーム用途なら16GBあれば十分です。8GBでは足りない場合もあるので16GB以上を推奨します。メモリ枚数は合計容量が同じなら4枚でなくて2枚で大丈夫。
  • 電源容量は600~700Wもあれば問題ありません。変換効率もGoldでいいと思います。
  • システムストレージ(WindowsOSをインストールするストレージ)は必ずHDDではなくSSDを選んでください。HDDよりもGB単価は上がりますが実際に体感できるレベルでSSDのほうがキビキビ動きます。Windows10をインストールするシステムドライブのサイズは240GB以上であればOKです。
    PCゲーム用ストレージはシステムとは別に用意するほうが後々便利です。加えてHDDではなくSSD推奨。ゲーム用は可能なら960GB、少なくても480GBが望ましいです。
  • マザーボードは「Z270」とか「H270」とかチップセット名だけでなく「ASUS H270-PRO」のように市販のマザーボード名が記載されているor市販マザボを選択できるBTOが推奨です。市販のマザボであれば専用のマニュアルも存在しますし、何かトラブルがあってもググって解決法を見つけるのが容易になります。マザボメーカーは日本語マニュアルが一番しっかりしているのでASUS製のものを選ぶのが鉄板です。
以上の5項目さえ守ればそうそうハズレを引くことはないはずです。


比較を行う上で下の表の基本パーツ構成に可能な限り準拠した状態の価格を比較します。
価格比較用のパーツ構成
OS Windows10 Home
CPU i7 7700
メモリ 16GB (8GB*2)
グラボ GTX1080
システムストレージ SSD 240GB
データストレージ なし(実際の購入に際しては480GB以上のSSDが推奨)
電源 600~700W、Gold
その他付属品 なし

比較を行う上での注意点
・ゲーム用のデータストレージは480GB以上のSSDがおすすめですが、個別に購入しても問題ないので簡単のためになしの設定で比較します。ちなみに480~512GBのSSDの価格相場は1.2万円程です。
・PCショップアークのBTOはシステムドライブにNVMe M.2 SSDを使うのがデフォルト構成で変更できないため価格が高くなっています。
・各社カスタマイズできない設定で1TB HDD(2千円程度)やオリジナルCPUクーラー(2~3千円程度)の有無があり最終価格には数千円誤差がある場合があります。


BTOメーカー 型番 電源 マザボ 価格
PCショップアーク CROYDON
CY-IKL4B25M-C17


Cyonic AU-650X
GOLD電源
ASUS PRIME
B250M-K
Micro-ATX
18.5万円
CROYDON
CY-IKL4H27A-N17


Cyonic AU-650X
GOLD電源
ASUS PRIME
H270-PRO
ATX
19.5万円
TSUKUMO G-GEAR
GA7J-H91/T

SSR-650RMS
GOLD電源
ASUS PRIME H270-PLUS 18.6万円
パソコン工房 Lev-R027-i7-VNR
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700W、GOLD電源 Z170(詳細不明) 19.1万円
Lev-SA6M-i7-VN
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-
サイコム G-Master Mace H270


SSR-650RMS
GOLD電源

ASUS PRIME H270-PLUS 21.4万円
ドスパラ

SSDが525GB

GALLERIA MG

700W、GOLD電源
AS-700
H270, Micro ATX
(詳細不明)
20.7万円
GALLERIA XG

AS-700
700W、GOLD電源

H270, ATX
(詳細不明)
21.8万円
マウス
コンピューター

CPUがi7 7700K
SSDが480GB

MASTERPIECEは
メモリが32GB



NEXTGEAR
i660PA1-Dustel

title_z170
700W、
GOLD電源
Z270, ATX
(詳細不明)
22.3万円
MASTERPIECE
i1620PA1

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700W、
GOLD電源
Z270, ATX
(詳細不明)
25.6万円



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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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