PlayStation 5 Slim


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30%小型化、18~24%軽量化、内蔵SSDが1TB容量に増量された新型PlayStation 5(プレイステーション5)を早速入手しました。
新型PS5こと、PlayStation 5 Slimモデル CFI-2000シリーズは、最初期型番のCFI-1000と比較してハードウェア的にどう違うのか、ゲームのフレームレート(FPS)/消費電力/静音性など性能面で差があるのか、徹底比較していきます。

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レビュー目次


1.PlayStation 5 Slimモデルを開封

【新型PS5と初期型を比較】
2.本体ストレージ容量を比較
3.IOポートとディスクドライブを比較
4.横置きでサイズ比較
5.縦置きでサイズ比較
6.重量を比較: 1kg以上も大幅に軽量化


7.ゲーム性能(フレームレート)を比較
   ・消費電力について

8.温度と静音性を比較
   ・静音性について
   ・外部温度について
   ・ゲーム中以外のM.2 SSD温度が上昇
   ・搭載ファンの種類で高周波ノイズが発生【別記事へ】

9.新型PS5と初期型の違いについてまとめ



PlayStation 5 Slimモデルを開封

まずは前置きになりますが、新型PS5こと、PlayStation 5 Slimモデルを開封して簡単に見た目等について紹介していきます。
PlayStation 5 Slimモデルも従来モデル同様にディスクドライブ搭載の通常版と、非搭載のデジタル・エディションの2モデルをベースにして、追加コントローラーやゲームのバンドル版が展開されていますが、今回購入したのはシンプルなデジタル・エディション(型番:CFI-2000B01)です。
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開封の儀についてはいくらでも情報があるので、気になる人はクリック展開して読んでください。


以上、PlayStation 5 Slimモデルの開封でした。
ここからはいよいよ本題となる新型PS5と初期型PS5の徹底比較です。
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新型PS5と初期型の本体ストレージ容量を比較

PlayStation 5 Slimモデル(CFI-2000)は本体ストレージ容量が1TBに増量されていますが、ユーザー領域は848GBです。
PS5 Slimモデルにおいてユーザーがゲームやセーブデータの保存先として実際に使用できる空き容量は830~840GB前後です。

初期型PS5のユーザー領域として認識されている空き容量は667.2GBなので、スペック通り、本体ストレージ容量は増えていますが、やはり空き容量不足を気にせず快適に使うならM.2 SSDで1TB程度は増設するのがオススメです。
PlayStation 5 Slim_ Internal SSD_Volume
PlayStation 5 Internal SSD_Volume

新型PS5、型番:CFI-2000シリーズもM.2 SSDによるストレージ増設に対応しています。増設手順の詳細やオススメSSDについては別記事で紹介しているのでこちらを参照してください。
WD_BLACK SN850P NVMe SSD 4TB_PS5






あと初期型PS5からPS5 Slimモデルへ買い替えようと思っている人は、データ移行方法についても解説しているので参考にしてみてください。




新型PS5と初期型のIOポートとディスクドライブを比較

PlayStation 5 Slimモデルと初期型PS5のIOポートの共通点と違いをチェックしていきます。
PlayStation 5 Slimモデルも従来モデル同様に正面と背面にIOポートが分かれて実装されています。

PlayStation 5 Slimモデルの正面には電源スイッチと2基のUSB Type-Cポートがあります。電源スイッチの位置はほぼ同じですが、USBポートは下端寄りに位置が移動しています。
DSC00883_DxOs
USB接続規格はUSB3.2 Gen2(10Gbps)とUSB2.0(480Mbps)の2種類で共通ですが、初期型でType-AだったUSB2.0ポートは接続規格はそのままType-Cに形状だけ変わり、正面のUSBポートは両方ともType-Cになりました。
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PlayStation 5 Slimモデルの背面にはHDMI2.1ビデオ出力、1Gb有線LANポート、USB3.2 Gen2 Type-Aポート×2、AC端子が実装されています。順番と位置が若干変わっていますが、新型PS5も初期型もほぼ同じです。
個人的にはHDMIビデオ出力は下寄りに合った方が縦置きでは使い易い気がするので、改悪という程ではありませんが、移動させた意図は少々気になりました。
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あと初期型PS5では縦置き時の上側に実装されていたインジケーターLEDは、PS5 Slimモデルでは下側に移動しています。起動時に青色、起動中に白色、レストモードでオレンジ色という光り方は共通です。
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今回購入したのはUltra HD Blu-rayディスクドライブを非搭載のデジタル・エディションですが、初期型PS5と違ってPlayStation 5 Slimモデルにはディスクドライブの増設ポートがあり、PS5専用アクセサリの別売りディスクドライブ(CFI-ZDD1J)を購入すれば増設が可能です。
PlayStation 5 Ultra HD Blu-ray disc drive
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ただし、PlayStation 5 Slimモデルの通常版(CFI-2000A01)が税込み66,980円、デジタル・エディション(CFI-2000B01)が59,980円で価格差7,000円に対して、別売りアクセサリのCFI-ZDD1Jは単体で11,980円なのでディスクドライブが必要なら最初から通常版を購入する方が5,000円もお得です。
CFI-ZDD1J_price



新型PS5と初期型を横置きでサイズ比較

PlayStation 5 Slimモデルと初期型PS5を横置きした時にどれくらいサイズが違うのかチェックしていきます。
それぞれ横置きスタンドを装着して横置きにするとこんな感じになります。
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横幅と奥行きのフットプリントは公式仕様の通り、PlayStation 5 Slimモデルは横幅358mm×奥行き216mm、初期型PS5は横幅390mm×奥行き260mmです。
B4用紙が364mm×257mmなので、PlayStation 5 SlimモデルはB4用紙よりも奥行きが若干短く、横幅はほぼ同じという感じです。
俯瞰写真は厚み/高さの影響があってあまり正確ではありませんが参考までに。


ちなみに横置きスタンドを装着した時の高さについては、初期型PS5が高さ96mm程度に対して、PlayStation 5 Slimモデルは高さ83mm程度に低くなっていました。
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新型PS5と初期型を縦置きでサイズ比較

続いてPlayStation 5 Slimモデルと初期型PS5を縦置きした時にどれくらいサイズが違うのかチェックしていきます。
なおPlayStation 5 Slimモデルには横置きスタンドしか付属しないので、別売りの純正縦置きスタンドを装着した状態で比較しています。初期型PS5は付属品の縦置きスタンドです。


まず奥行きと高さについて、PlayStation 5 Slimモデルは高さ365mm(スタンド込みの実測)×奥行き216mm、初期型PS5は高さ404mm(スタンド込みの実測)×奥行き260mmです。
15インチと17インチのようにディスプレイサイズが2インチくらい違うモバイルノートPCのような感じで、実機を並べると体感的には結構差があります。
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横幅のスリムさについてはディスクドライブがボトルネックになっていて、PS5 Slimモデルでも通常版だといまいち実感しにくいのですが、デジタル・エディションの縦置きで比較するとかなり差を感じます。
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新型PS5と初期型の重量を比較

続いてPlayStation 5 Slimモデルと初期型PS5の重量がどれくらい違うのかチェックしていきます。
初期型PS5 CFI-1000のデジタル・エディションは本体重量が3800g程度でしたが、後継のCFI-1100では3550g、さらにCFI-1200では3300g程度と順調に軽量化を果たしていました。(スタンドを含まない重量)

新型PS5ことPlayStation 5 Slimモデルではデジタル・エディションの重量は2600gを切っており、最初期のデジタル・エディションと比較して1.2kg程度という大幅な軽量化を実現しています。
ちなみに別売り縦置きスタンドを含めたPlayStation 5 Slimモデル デジタル・エディションの重量は2700g程度です。
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かなり特殊な事情ではあるものの、ディスプレイやM.2 SSDの検証でPS5本体をよく持ち運ぶので、サイズが小さくなったことも嬉しいポイントでしたが、1kgを超える軽量化は個人的に特に嬉しい変更点でした。



新型PS5と初期型のゲーム性能(フレームレート)を比較

PlayStation 5 Slimモデルと初期型PS5の中でも最初期のCFI-1000と性能差がないか、可変フレームレートに対応したPS5ネイティブ対応ゲームで性能(フレームレート、FPS)を比較してみました。たぶん差はないと思いますが、一応。

結果はこちらの動画の通り、PlayStation 5 Slimモデルと初期型PS5にグラフィック性能の差はないので、グラフィック性能を目的に新型PS5に買い替える意味はありません。



新型PS5の性能比較には『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』 、『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』 、『Marvel's Spider-Man 2』の4K/120Hz VRRで可変フレームレートに対応した3タイトルを使用し、HDRは有効、ゲーム内グラフィック設定はグラフィック優先とパフォーマンスRTの2種類で測定しています。
動画作成にはHDMI2.1搭載で4K/120Hz/VRRのパススルー対応、フルHD/120FPSのハイフレームレートで録画が可能な「AVerMedia Live Gamer ULTRA 2.1」を使用しています。





PCゲームのフレームレート測定に比べて測定方法というか解析方法的に若干誤差が出やすいので、各ゲームタイトル、各グラフィック設定でそれぞれ3回ずつ測定しましたが、誤差程度の違いしかありません。
1_RaC_gra
2_RaC_pRT
3_SP1m_gra
4_SP1m_pRT
5_SP2_gra
6_SP2_pRT


PS5 Slimモデルと初期型の消費電力を比較

本体の小型化についてはSoCの改良によって消費電力が低減したことも影響しているのかと思ったのですが、PlayStation 5 Slimモデルと初期型PS5の消費電力はほぼ同じでした。PS5 Slimモデルは初期型とゲーム性能も同じですし、消費電力も同じです。

ラチェット&クランク パラレル・トラブルの4K/120Hz VRRでグラフィック優先とし、先の性能比較シーンで消費電力(コンセント経由)を測定しましたが、いずれも220~240W程度でした。
PlayStation 5 Slim_power-cosumption



新型PS5と初期型の温度・静音性を比較

小型化かつ軽量化されているPlayStation 5 Slimモデルは当然ですが、本体に内蔵されているクーラーヒートシンクなど冷却構造も簡素化されています。そういった冷却構造の違いが、本体温度や静音性に影響があるのかチェックしていきます。

PS5 Slimモデルの静音性について

まずはPlayStation 5 Slimモデルの静音性について、ファンノイズを比較していきます。
実用的な意味を持たせるため、デスク上でゲーミングモニタの右隣にPS5を縦置きし、モニタ正面に配置したサウンドレベルメーターとPS5の距離が50cmになるようにして測定を行いました。
消費電力の測定同様にゲーム負荷はラチェット&クランク パラレル・トラブルの4K/120Hz VRRでグラフィック優先とし、先の性能比較シーンで十分に時間を経過させて測定しています。
DSC00967_DxO

なおここまで何度も書いてきましたが、比較に使用している初期型PS5は最初期のデジタル・エディション CFI-1000B01です。搭載ファンは23枚羽で中央が途切れているDelta KSB1212HGG4Eです。
初期型でもマイナーチェンジのCFI-1100やCFI-1200とはクーラー構造が異なります。また同じCFI-1000に限定しても搭載しているファンがロットによって異なり、静音性(騒音計で測定したノイズレベル)が異なるとの報告もあります。同様に新型のPS5 Slimモデルもロットでファンが異なる可能性があります。
そういった事情も念頭に下記をお読みください。


上記の通り測定したところ、PSメニューを表示したアイドル状態のノイズレベルは32dB程度でほぼ同じでしたが、ゲーム中のノイズレベルには新型のPS5 Slimモデルと初期型で差が出ました。
ノイズレベルには差がありますが、50cmの距離で35~36dB以下なのでPS5 Slimモデルが実用的に初期型より煩いということはないと思います。
ヘッドホン・イヤホンを付ければそもそも聞こえませんし、スピーカー音声を邪魔するような音量でもなく、エアコン等の空調に紛れる程度の風切り音です。また不快という意味だと特定ファンで発生する高周波ノイズのほうが気になりました。
PlayStation 5 Slim_noise_v2

初期型ならアイドル状態とゲーム中のファンノイズの違いは体感的にほぼ差がないのですが、PS5 Slimモデルは”静かな部屋であれば”、ゲーム起動後にファン速度が加速した瞬間や終了直後の減速した瞬間にファン動作の変化をハッキリと認識できました。

あと上のグラフの通り、新型のPS5 Slimモデルでも『11541GS-12M-WB-01(カンボジア製)』、『G12E12MS1AH-56J14(中国製)』の2種類のファンを確認しています。
G12E12MS1AH-56J14(中国製)は耳障りな高周波ノイズがない代わりに、ファン音にキュルキュルというような金属質なノイズがあったりして、ノイズレベルメーターで計ると通常時のノイズレベルが若干高めです。ただ高周波ノイズのように不快感の強い音ではないので、製品仕様の範疇だと思います。


実用的な意味はありませんが、正面から15cmの距離でゲーム中のファンノイズを確認してみると、2.5~4.0dB程度の差があったので、PS5 Slimモデルと初期型のゲーム中のファンノイズに差があり、PS5 Slimモデルのほうがファンノイズが大きいことは間違いありません。
DSC00974-horz

あとファンノイズではありませんが、初期型PS5ではゲーム中やゲーム終了後しばらくしてからなど本体からパキッと噛み合ったプラスチックがズレるような音が鳴ることがありましたが(ゲーム負荷による本体温度の上下による熱膨張が原因?)、新型のPS5 Slimモデルにはありませんでした。


PS5 Slimモデルの外部温度について

ゲーム負荷中の正面と背面と左右側面についてサーモグラフィーを撮影した結果が次のようになっています。
あくまで外部温度に過ぎませんが、PS5 Slimモデルは同じ消費電力かつ小型化しているにもかかわらず、初期型PS5よりも低温な傾向を見せています。ファンノイズ(ファンの高速動作)が低温動作とトレードオフになっているようです。
PlayStation 5_CFI-2000_FLIR_game_vs-CFI-1000 (1)
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PlayStation 5_CFI-2000_FLIR_game_vs-CFI-1000 (3)
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PS5 Slimモデルではアイドルやコピーインストール時のM.2 SSD温度が上昇

アイドル状態におけるファン速度は、ファンノイズから推測となりますが、初期型PS5(CFI-1000)と比較して、新型のPS5 Slimモデル(CFI-2000)はかなり低速になっていて、詳しく調べてみるとM.2 SSDの温度に影響がありました。
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SoCにゲームのような3Dグラフィック負荷がかかっていない時にファン速度が低速なので、PS5 Slimモデルではアイドル状態やゲームのインストール中のM.2 SSD温度が初期型PS5よりも高温になりました。(SSDはWD_BLACK SN850P 4TBを共通で使用)
3Dグラフィック負荷でSoCにも大きな消費電力が発生しファンが高速に動作するゲーム中については新型PS5でも初期型PS5でもM.2 SSDの温度はほぼ同じです。(新型PS5のほうが僅かに低い傾向ですが)
PlayStation 5 Slim_temp-m.2-ssd

まともなSSDかつヒートシンク搭載製品であれば、M.2 SSDがサーマルスロットリングで動作不安定になるような実用的な問題が発生することはないと思います。
下記のヒートシンク付きSSDについては、PS5 SlimモデルのSSDカバーと側面プレートを通常通り閉じた状態と、下写真のように外部冷却ファンで強制的に冷やした状態とで比較して180GB分のゲームをコピーインストールしてもサーマルスロットリングの発生もなく、同等の速度で完了しました。
  • WD_BLACK SN850P NVMe SSD
  • WD_BLACK SN850X NVMe SSD ヒートシンク搭載版
  • Samsung SSD 990 PRO ヒートシンク搭載版
  • Seagate FireCuda 530 ヒートシンク搭載版
  • Nextorage NEM-PA
  • Crucial T500 ヒートシンク搭載版
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ただ本体ファンが低速かつSSD負荷の大きいコピーインストールでは初期型PS5よりもSSD温度が高温になることは間違いないので、一応ご注意ください。




新型PS5「CFI-2000」の違いについてまとめ

最後に新型PS5こと、PlayStation 5 Slimモデル(CFI-2000シリーズ)を初期型PS5と比較検証してみた結果のまとめを行います。簡単に箇条書きで以下、管理人のレビュー後の所感となります。

良い変更点
  • 30%小型化。デジタル・エディションは特に差が大きい
  • 18~24%軽量化。最初期と比較して1.2kg前後も軽量に
  • デジタル・エディションは後からディスクドライブを増設可能に
  • アイドル時の静音性が向上
  • 側面プレートの取り外し構造が分かり易くなった
  • ゲーム中や終了後に本体からパキッという音が鳴らなくなった

変更点

  • 本体ストレージ容量が1TBに増量 (良いところと言うには差が小さい)
  • 正面USBポートが両方ともUSB Type-C形状に変更
  • 付属USBケーブルが両側Type-Cに
  • 外装パネルが上下2分割に。上側はツヤツヤ仕様

変化なし

  • グラフィック性能は最初期のCFI-1000と同じ
  • 消費電力も最初期のCFI-1000と同じ
  • 市販のM.2 SSDでストレージを増量可能
悪い変更点 or 注意点
  • 通常版が税込み66,980円、デジタル・エディションは税込み59,980円
    DEはCFI-1200から1万円、最初期のCFI-1000と比較すると1.5万円も値上がり
  • 縦置きスタンドは別売りに。純正品は税込み4000円程度
  • ゲーム中のファンノイズが上昇 (実用的には問題ない範囲だが)
  • 高周波ノイズが発生することがある(搭載ファンの種類による不良?)
  • アイドル時やコピーインストール中のM.2 SSD温度が上昇

箇条書きした通り、新型PS5ことPlayStation 5 Slimモデルの最大の変更点というか魅力はやはり小型化と軽量化です。(逆に言うとそれくらいしか…)
ゲーム性能も発熱・消費電力も従来機と変わっていないので、小型・軽量を求めないなら既存ユーザーが買い替える必要はありません。

Nintendo Switchのような携帯ゲーム機であれば小型化と軽量化は値上がりと天秤に掛けられるくらい大きな魅力ですが、PS5はあくまで据え置きゲーム機なので、筆者のように検証で頻繁に持ち運ぶとか特殊ケースでないと、あまり刺さらない変更点かなと。
筆者もそういう事情なので検証に使うデジタル・エディションは新型に買い替えてこの記事を作成していますが、個人的に普段使いしている通常版のほうは最初期モデルのCFI-1000A01をそのまま続投させるつもりです。

新規購入にしても、PS5 Slimモデルは在庫限りで併売されているCFI-1200シリーズよりも値上げされているので、やはり小型・軽量を求めないなら、在庫があって購入できるうちはCFI-1200シリーズを買う方が良いと思います。
本体ストレージは増量されていますが、差額分に少し足して1TB容量のM.2 SSDを買ったほうがどう考えてもお得です。縦置きユーザーの場合、別売りスタンド代もかかりますし。


PS5 Slimモデルについては、性能が良くなったから小型化できたというよりも、『一長一短のあるチューニングで小型化した』という印象です。(設計の最適化もあるとは思いますが)

システム消費電力は従来機そのままでサイズだけを小型化しているのでゲーム負荷中のファンノイズは上昇していますし(実用的な影響はないと思うものの)、また体感的にはほとんど影響のないアイドル時のファン速度が低下していて非ゲーム時のM.2 SSD温度が上昇していたりと、必ずしも改良ばかりではありません。(改悪という程でないにしても)


以上、『新型PS5「CFI-2000」を初期型CFI-1000と徹底比較。買い替えはアリ?』でした。
PlayStation 5 Slim



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(注:記事内で参考のため記載された商品価格は記事執筆当時のものとなり変動している場合があります)



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